「そうしたところで」
感情の起伏に乏しい声が、雪見の手を遮る。
「何か変わると言うのかい?」
「…変わるとか、変わらないとか、そんな事は私には関係ないの」
雪見は声をわずかに震わせながら言うと、止まってしまった手をぐっと伸ばしてシュンの腕をつかむ。体温を感じさせない、透明な感触の腕だ。どうにかすれば消えてしまいそうな頼りないシュンの腕を、雪見は必死につかむ。
「つながってしまえば、つながる事の意味について君はますます混乱することになるよ」
「やめてよ…」
雪見は悲愴な目で、シュンをにらむような鋭さで見つめた。
「私を苦しくして…そんなに、楽しいの」
「そんなことはないさ。僕は君が向かう方向について考え、それを述べているに過ぎない」
たん…!
雪見がシュンに向かって一歩踏み出す。
「好きなのにっ…!」
そのまま雪見はシュンの身体を抱きしめていた。細みなシュンの身体はそれを受け止める事すら出来なさそうだったが、一・二歩後ろに下がったところで何とか止まる。
「こんなに好きなのに…なんでそんな事ばっかり言うのっ…!?」
「幻想だという事には気づいているんだろう?」
顔をシュンの薄い胸にうずめて肩を震わせている雪見に、言葉が届いている様子はなかった。
「君の友人の実質的な消滅、埋めることのできなくなった時間が僕と君を邂逅させ、君が時間を埋めるための幻想を成長させてしまっただけだよ。僕のような存在を知ることは君にとって必要だったかもしれないが、もう君は別の所に行くべきなんだ」
「あ、あなた好きね…邂逅って言葉」
雪見はくぐもった声で言う。茶化しているような言葉だったが、それを言ってもみさきの顔が頭から消えることはなかった。シュンが口にする度、考えないようにしても脳裏に浮かんできて延々と残り続ける。
「もう去るべきだよ。君は」
「い、いや…離さないから」
雪見はシュンの身体を押してしまいそうなほどに強く抱きしめる。
「好きだって言った時に、何も言わないでいいから笑っていてよ…丁寧になんかしなくてもいいから、君のことをいっぱい感じさせてよ…私、もうおかしくなる」
「………」
「もう私は抜け殻みたいなものなんだから、ますます抜け殻になったって誰も恨んだりしないよ…みさきも劇もバイクも、もうなーんにもないのよ」
「無理矢理に捨てただけだ」
「そんなことないわよ…!」
それは雪見の本心だった。ひとつずつ、崩れ落ちるように消えていったのだ。嫌だと思ってもどうしようもなかったし、崩れ落ちるのを防ごうとしても無駄だった。代わりに見つけたのが、この奇妙な少年だ。
「だから、あなたが好き。どうしようもなく好き」
どこにつながるのか不明な接続詞も、シュンは分かった顔で受け入れた。
「君の選択だ。でも後悔することになるよ」
「いいのよ。ただせっかく演じてくれるんだったら、楽しくさせてほしいわね。頭が痛くなるみたいな言葉は禁止」
「努力するよ」
シュンは、雪見の頭を撫でた。
それを合図に、雪見は抱きしめていた手を離す。そしてシュンからわずかに距離を置き、自分の制服に手をかける。
「すごく、恥ずかしいんだから…」
雪見は身を縮めて、シュンから目をそらしながら自分の着衣を脱ぎ去っていった。ひとつ脱ぎ終わるとシュンの目をうかがい、また次の服に手を掛ける。だが必要以上にとどまる事はせず、しばらくの後に雪見はピンク色の下着だけの姿になっていた。
「…あまり見ないでね」
ブラジャーを取る。二つの膨らみが、シュンの視線にさらされる。
「見ないでってば…」
そう言いながら、雪見はショーツの方にも指を引っかけて、するすると脱いでいってしまう。ごく短い時間の間に、雪見は一糸纏わぬ姿になってしまった。雪見は身体の前の方に手を回すが、肝心の部分を隠していない。お腹の辺りと太股の辺りに手をそっと添えただけで、残りの部分は全て見える状態のままだった。
足の裏に感じるワックスを塗った木の床の冷たい感触が、ここを学校だと教えている。無論、雪見にとっては初めての経験だ。身体測定ですら体操服でよいのだから。
「やだ…恥ずかしい…こんなところで…」
ひどく場違いのようでいて、何か合っているような気がした。ひとつだけ感じられるのは、一般常識から考えれば悪いことをしているという事だ。雪見は、普段はそれなりに真面目な生徒なのである。
「でも、綺麗だよ」
身体をもじもじとさせている雪見に、シュンは言った。
「本当…?」
「うん」
相変わらず感情の起伏がない声だったが、内容が内容だけに雪見は何とも言えない幸福感に包まれる。
「うれしいかな…やっぱり」
「そう。よかった」
雪見の目が、すっと潤む。
「私の身体、好きにしていいよ…」
「じゃあ、するよ」
「…うん」
少しずれた返事だったが、シュンにすれば上出来かも知れない。
そんな事を思っていると、突然シュンは雪見の前に膝を突いて座った。
「え?」
シュンは、そのまま顔をまっすぐ雪見に向かって近づけてくる。その高さは、雪見の秘裂の部分に来る高さだ。そしてシュンの口からは、ぺろんと舌が見えていた。
「ちょ、ちょ」
ぴとっ。
「あ…」
ぢゅるっ。
「あっ…あ」
シュンは何のためらいもなく口を雪見の性器につけると、すぐに舌を大きく動かして雪見の秘裂の中まで入ってきた。
「だ、だめ、汚いよっ、そんなとこ」
ふるふるっ。
さらっとした髪を揺らしながら、シュンは首を横に振った。
ぢゅるっ。ぢゅるる…
「ああ…こんなとこ…恥ずかしいよっ…」
そう言いながらも、表情にはほんの少し嬉しそうな様子も見える。キスも指での前戯もない、いきなりの大胆な行為だったが、シュンがそこを舐めてもいいほどに自分の事を受け入れている証拠のようにも思えたのだ。
ぢゅるん。
唾液で濡れてきた雪見の秘裂の中を、シュンの舌が這い回る。
「ひゃぅっ」
秘裂の上端を刺激されると、雪見は腰を跳ね上げて反応した。しかし、シュンの舌はすぐ別のところに移動してしまう。
「あ…ねぇ」
「………」
シュンは目だけ上げて雪見を見た。
「い、今のとこ…とっても良かったから…あの」
ぢゅるっ。ぢゅっ、ぢゅっ。
「ああっ…いい…そこ…もっとしてよぉ…シュン君の舌…すっごくいいよぉっ…」
活舌はいいはずの雪見が、舌っ足らずな声になっていた。雪見は腰を自らグラインドさせる。長いウェーブの髪が、背中がさらさらと揺れ動いていた。
やがて生理的反応としてにじみ出てきた酸っぱい液体が、シュンの舌に触れて舐められてしまう。雪見は羞恥心を感じつつも、あえて液体が出てきてしまうのを止めようとはしなかった。
「…雪見のココ、とてもおいしいよ」
「えっ…シュン君」
普段は使っていなかった呼称を、雪見は自然と使っていた。
「う、うそだぁ…そんなのって」
「嘘じゃないよ。本当においしい。雪見の中から出てきたジュースが特にね」
「やだっ…」
雪見は顔を真っ赤にする。しかし嬉しがっているのは見え見えだった。
「雪見、もういい?」
「うん…私の大切なはじめて…シュン君にあげるよ」
浮かされたような声で言うと、雪見は床に身を横たえた。ひどく冷たい床の感触に肌が粟(あわ)立つが、それが背中を這い上がる期待感のようにすら感じられてしまう。
かちゃかちゃ、とシュンがベルトを外してズボンを下ろしているのが見える。だが自分の心臓のどきどきする音に気を取られている間に、シュンは準備を終えてしまっていた。
「………」
シュンがするっと身を下げて雪見の上に覆いかぶさってくる。一瞬見えたペニスは大きかったような、小さかったような、判然とはしなかったが、行為をできるだけの勃起はしっかりしているようだった。
「雪見…」
「シュン君…来て」
にち…
雪見が言うと同時に、固い感触が秘裂の中に侵入してきた。みるみる間にそれは雪見の汚されていない地帯にまで入ってくる。唾液のせいか、痛みはなかった。
ぐぐぐぐ。
「うあ…」
そして、中の中に侵入が開始される。狭い部分に熱くて固い物が入ってくるのがよくわかった。
ぶちっ…ぷちち…
「ああああっ…」
次の瞬間、強い痛みと同時に何かが剥がれていくような感触が生まれる。シュンは躊躇もなく雪見の処女を奪ったようだった。
ずきん、ずきんと傷の痛みが広がる。しかし雪見は涙を浮かべながら笑っていた。
「シュン君のが…いっぱいだね」
「痛いでしょ?」
「大丈夫だよ…シュン君のをもっと感じさせて」
ぐぐっ。
「あああぅっ…入った…」
ついにシュンのモノが最深部まで到達する。雪見は感慨深そうに言葉を漏らした。
ぐぐぐぐ…ぐぐっ。
「うんっ…はぁ…うう」
シュンが入れたり出したりの抽送運動を開始すると、雪見は幾度も声を出す。それは明らかに傷をこすられる痛みから来ているように思われたが、雪見は終始笑みを浮かべていた。涙をぽろぽろと流しながら笑みを浮かべ続けている姿は、どこか壊れてしまいそうなもろさを感じさせる。
「好きなように動いて良いよ…私は大丈夫だから」
ぐぐっ…ぐぐぐっ。
「うん…そうっ…もっと…」
シュンは無言を貫いていた。雪見の中を、何度も何度も往復して、奥を突き続ける。その繰り返しだ。雪見の中から生まれた血はシュンの色素が薄めなペニスを伝い、シュンの白い肌を緋色に染めていた。それでも、シュンはただひたすら突き続ける。
「雪見…出る」
「いいよっ…シュン君の、いっぱい私の中に出していいよっ…」
雪見はそう言うと、自分のウェービィヘアの上で腰を動かし始めた。
ずんっ。
びゅっ…びゅっ…びゅっ…びゅっ。
「ああ…」
シュンは深々と差し込んだペニスから、液体を放った。雪見の中に、熱い液体が満たされていく。
「いっぱい出てるね…シュン君の…私、幸せだよ」
「もう抜いてもいいのかな?」
「いやだよ…もう少しだけ、このまま付き合っていて。お願い。壊さないで…」
とろけそうな色をしていた雪見の目が突然悲しそうなものになって、シュンを見つめた。
「悲しいね…雪見、愛している」
「私も…シュン君、好き…」
雪見は目を閉じて、言った。
感情の起伏に乏しい声が、雪見の手を遮る。
「何か変わると言うのかい?」
「…変わるとか、変わらないとか、そんな事は私には関係ないの」
雪見は声をわずかに震わせながら言うと、止まってしまった手をぐっと伸ばしてシュンの腕をつかむ。体温を感じさせない、透明な感触の腕だ。どうにかすれば消えてしまいそうな頼りないシュンの腕を、雪見は必死につかむ。
「つながってしまえば、つながる事の意味について君はますます混乱することになるよ」
「やめてよ…」
雪見は悲愴な目で、シュンをにらむような鋭さで見つめた。
「私を苦しくして…そんなに、楽しいの」
「そんなことはないさ。僕は君が向かう方向について考え、それを述べているに過ぎない」
たん…!
雪見がシュンに向かって一歩踏み出す。
「好きなのにっ…!」
そのまま雪見はシュンの身体を抱きしめていた。細みなシュンの身体はそれを受け止める事すら出来なさそうだったが、一・二歩後ろに下がったところで何とか止まる。
「こんなに好きなのに…なんでそんな事ばっかり言うのっ…!?」
「幻想だという事には気づいているんだろう?」
顔をシュンの薄い胸にうずめて肩を震わせている雪見に、言葉が届いている様子はなかった。
「君の友人の実質的な消滅、埋めることのできなくなった時間が僕と君を邂逅させ、君が時間を埋めるための幻想を成長させてしまっただけだよ。僕のような存在を知ることは君にとって必要だったかもしれないが、もう君は別の所に行くべきなんだ」
「あ、あなた好きね…邂逅って言葉」
雪見はくぐもった声で言う。茶化しているような言葉だったが、それを言ってもみさきの顔が頭から消えることはなかった。シュンが口にする度、考えないようにしても脳裏に浮かんできて延々と残り続ける。
「もう去るべきだよ。君は」
「い、いや…離さないから」
雪見はシュンの身体を押してしまいそうなほどに強く抱きしめる。
「好きだって言った時に、何も言わないでいいから笑っていてよ…丁寧になんかしなくてもいいから、君のことをいっぱい感じさせてよ…私、もうおかしくなる」
「………」
「もう私は抜け殻みたいなものなんだから、ますます抜け殻になったって誰も恨んだりしないよ…みさきも劇もバイクも、もうなーんにもないのよ」
「無理矢理に捨てただけだ」
「そんなことないわよ…!」
それは雪見の本心だった。ひとつずつ、崩れ落ちるように消えていったのだ。嫌だと思ってもどうしようもなかったし、崩れ落ちるのを防ごうとしても無駄だった。代わりに見つけたのが、この奇妙な少年だ。
「だから、あなたが好き。どうしようもなく好き」
どこにつながるのか不明な接続詞も、シュンは分かった顔で受け入れた。
「君の選択だ。でも後悔することになるよ」
「いいのよ。ただせっかく演じてくれるんだったら、楽しくさせてほしいわね。頭が痛くなるみたいな言葉は禁止」
「努力するよ」
シュンは、雪見の頭を撫でた。
それを合図に、雪見は抱きしめていた手を離す。そしてシュンからわずかに距離を置き、自分の制服に手をかける。
「すごく、恥ずかしいんだから…」
雪見は身を縮めて、シュンから目をそらしながら自分の着衣を脱ぎ去っていった。ひとつ脱ぎ終わるとシュンの目をうかがい、また次の服に手を掛ける。だが必要以上にとどまる事はせず、しばらくの後に雪見はピンク色の下着だけの姿になっていた。
「…あまり見ないでね」
ブラジャーを取る。二つの膨らみが、シュンの視線にさらされる。
「見ないでってば…」
そう言いながら、雪見はショーツの方にも指を引っかけて、するすると脱いでいってしまう。ごく短い時間の間に、雪見は一糸纏わぬ姿になってしまった。雪見は身体の前の方に手を回すが、肝心の部分を隠していない。お腹の辺りと太股の辺りに手をそっと添えただけで、残りの部分は全て見える状態のままだった。
足の裏に感じるワックスを塗った木の床の冷たい感触が、ここを学校だと教えている。無論、雪見にとっては初めての経験だ。身体測定ですら体操服でよいのだから。
「やだ…恥ずかしい…こんなところで…」
ひどく場違いのようでいて、何か合っているような気がした。ひとつだけ感じられるのは、一般常識から考えれば悪いことをしているという事だ。雪見は、普段はそれなりに真面目な生徒なのである。
「でも、綺麗だよ」
身体をもじもじとさせている雪見に、シュンは言った。
「本当…?」
「うん」
相変わらず感情の起伏がない声だったが、内容が内容だけに雪見は何とも言えない幸福感に包まれる。
「うれしいかな…やっぱり」
「そう。よかった」
雪見の目が、すっと潤む。
「私の身体、好きにしていいよ…」
「じゃあ、するよ」
「…うん」
少しずれた返事だったが、シュンにすれば上出来かも知れない。
そんな事を思っていると、突然シュンは雪見の前に膝を突いて座った。
「え?」
シュンは、そのまま顔をまっすぐ雪見に向かって近づけてくる。その高さは、雪見の秘裂の部分に来る高さだ。そしてシュンの口からは、ぺろんと舌が見えていた。
「ちょ、ちょ」
ぴとっ。
「あ…」
ぢゅるっ。
「あっ…あ」
シュンは何のためらいもなく口を雪見の性器につけると、すぐに舌を大きく動かして雪見の秘裂の中まで入ってきた。
「だ、だめ、汚いよっ、そんなとこ」
ふるふるっ。
さらっとした髪を揺らしながら、シュンは首を横に振った。
ぢゅるっ。ぢゅるる…
「ああ…こんなとこ…恥ずかしいよっ…」
そう言いながらも、表情にはほんの少し嬉しそうな様子も見える。キスも指での前戯もない、いきなりの大胆な行為だったが、シュンがそこを舐めてもいいほどに自分の事を受け入れている証拠のようにも思えたのだ。
ぢゅるん。
唾液で濡れてきた雪見の秘裂の中を、シュンの舌が這い回る。
「ひゃぅっ」
秘裂の上端を刺激されると、雪見は腰を跳ね上げて反応した。しかし、シュンの舌はすぐ別のところに移動してしまう。
「あ…ねぇ」
「………」
シュンは目だけ上げて雪見を見た。
「い、今のとこ…とっても良かったから…あの」
ぢゅるっ。ぢゅっ、ぢゅっ。
「ああっ…いい…そこ…もっとしてよぉ…シュン君の舌…すっごくいいよぉっ…」
活舌はいいはずの雪見が、舌っ足らずな声になっていた。雪見は腰を自らグラインドさせる。長いウェーブの髪が、背中がさらさらと揺れ動いていた。
やがて生理的反応としてにじみ出てきた酸っぱい液体が、シュンの舌に触れて舐められてしまう。雪見は羞恥心を感じつつも、あえて液体が出てきてしまうのを止めようとはしなかった。
「…雪見のココ、とてもおいしいよ」
「えっ…シュン君」
普段は使っていなかった呼称を、雪見は自然と使っていた。
「う、うそだぁ…そんなのって」
「嘘じゃないよ。本当においしい。雪見の中から出てきたジュースが特にね」
「やだっ…」
雪見は顔を真っ赤にする。しかし嬉しがっているのは見え見えだった。
「雪見、もういい?」
「うん…私の大切なはじめて…シュン君にあげるよ」
浮かされたような声で言うと、雪見は床に身を横たえた。ひどく冷たい床の感触に肌が粟(あわ)立つが、それが背中を這い上がる期待感のようにすら感じられてしまう。
かちゃかちゃ、とシュンがベルトを外してズボンを下ろしているのが見える。だが自分の心臓のどきどきする音に気を取られている間に、シュンは準備を終えてしまっていた。
「………」
シュンがするっと身を下げて雪見の上に覆いかぶさってくる。一瞬見えたペニスは大きかったような、小さかったような、判然とはしなかったが、行為をできるだけの勃起はしっかりしているようだった。
「雪見…」
「シュン君…来て」
にち…
雪見が言うと同時に、固い感触が秘裂の中に侵入してきた。みるみる間にそれは雪見の汚されていない地帯にまで入ってくる。唾液のせいか、痛みはなかった。
ぐぐぐぐ。
「うあ…」
そして、中の中に侵入が開始される。狭い部分に熱くて固い物が入ってくるのがよくわかった。
ぶちっ…ぷちち…
「ああああっ…」
次の瞬間、強い痛みと同時に何かが剥がれていくような感触が生まれる。シュンは躊躇もなく雪見の処女を奪ったようだった。
ずきん、ずきんと傷の痛みが広がる。しかし雪見は涙を浮かべながら笑っていた。
「シュン君のが…いっぱいだね」
「痛いでしょ?」
「大丈夫だよ…シュン君のをもっと感じさせて」
ぐぐっ。
「あああぅっ…入った…」
ついにシュンのモノが最深部まで到達する。雪見は感慨深そうに言葉を漏らした。
ぐぐぐぐ…ぐぐっ。
「うんっ…はぁ…うう」
シュンが入れたり出したりの抽送運動を開始すると、雪見は幾度も声を出す。それは明らかに傷をこすられる痛みから来ているように思われたが、雪見は終始笑みを浮かべていた。涙をぽろぽろと流しながら笑みを浮かべ続けている姿は、どこか壊れてしまいそうなもろさを感じさせる。
「好きなように動いて良いよ…私は大丈夫だから」
ぐぐっ…ぐぐぐっ。
「うん…そうっ…もっと…」
シュンは無言を貫いていた。雪見の中を、何度も何度も往復して、奥を突き続ける。その繰り返しだ。雪見の中から生まれた血はシュンの色素が薄めなペニスを伝い、シュンの白い肌を緋色に染めていた。それでも、シュンはただひたすら突き続ける。
「雪見…出る」
「いいよっ…シュン君の、いっぱい私の中に出していいよっ…」
雪見はそう言うと、自分のウェービィヘアの上で腰を動かし始めた。
ずんっ。
びゅっ…びゅっ…びゅっ…びゅっ。
「ああ…」
シュンは深々と差し込んだペニスから、液体を放った。雪見の中に、熱い液体が満たされていく。
「いっぱい出てるね…シュン君の…私、幸せだよ」
「もう抜いてもいいのかな?」
「いやだよ…もう少しだけ、このまま付き合っていて。お願い。壊さないで…」
とろけそうな色をしていた雪見の目が突然悲しそうなものになって、シュンを見つめた。
「悲しいね…雪見、愛している」
「私も…シュン君、好き…」
雪見は目を閉じて、言った。
(雪見に趣味があったなんて知らなかった。まぁ当然ゲーム中には出てきませんが)
「は、恥ずかしいよ」
「大丈夫」
「あんまり大丈夫じゃないよ…」
みさきが、胸と脚の付け根を隠して身を縮める。
「手、どかしてよ」
「…いやだよ」
「ここまで来ていやだもないでしょ」
「雪ちゃん、借金のカタに身体を出させるなんて極悪人だよっ…」
「だーっ!誰もそんなことしてないでしょ!みさきもいいって言ったんじゃない!」
「…うー」
「うーもえーもないでしょ」
「ひどいよ」
「ひどくないわよっ」
雪見はみさきの胸に乗った手を払うと、ぎゅっと乳房をつかんだ。
「…痛い」
「…そうかもね」
思い直したように、柔らかいタッチにする。
「私の胸はバイクのハンドルじゃないよ…」
「そんなことわかってるわよっ」
「雪ちゃん、こうしている間にもバイクに乗ってる時みたいに目がぎらぎらしてきて…」
「しないわよっ!第一、みさきにはそんなもの見えないでしょ」
「差別だよ」
「してないっ。それにバイクは最近忙しくてお預けになってるわよ」
ぐい、ぐい。
「…やっぱり痛いよ」
「…みさきが変なことばっかり言うから、調子が狂うのよ」
「じゃあ終わり?」
「終わらないっ」
雪見はみさきの乳房をつかんだまま、口を尖らせてしばし考えにふける。
「もっと建設的なことをしようよ」
「みさきの食事よりは建設的よ」
「人は食べないと動けないんだよ」
「食べても食べても止まらないのを見てると、努力ってもんが空しくなるのよ」
「よくわからないよ」
「それでいいわよ…あっ」
雪見はぽん、と手を叩いてみさきの事をまじまじと見つめた。
「な、なに?」
見えなくても雰囲気はつかめる。みさきはたじっとなって身を引こうとした。
「………」
「だ、黙ってるなんて反則だよ」
「………」
がし!
「わっ、わっ、なに!?」
雪見の手がみさきの太股を思い切りつかんだ。みさきは反射的に両手を脚の付け根の所へ動かそうとする。
ぢゅっ。
「ゆっ、ゆっ、ゆゆっ、雪ちゃんっ!」
一瞬早く、雪見の顔がみさきの秘部に滑り込んでいた。そして、べろんと出された舌がみさきのクレヴァスに吸い付く。
「わーっ、わーっ!」
みさきは思わずぺしぺしと雪見の頭を叩いていた。
「んんっ…」
雪見は反射的に顔を上げて抗議しそうになったが、思い直して顔をより強く押しつけ、舌をクレヴァスの中に差し込んでいく。
「だ、だめだよっ、こんなの…」
雪見が言葉を返してこない以上、みさきは力で押し返そうとするしかなかった。だが、いくら力を入れて雪見の頭を押し戻そうとしても、雪見が頭を押してくる力の方が強い。
ぺろ、ぺろ…
「だめっ、だめっ」
雪見はじっくりと味見するかのように、みさきのクレヴァスの中を舌でなぶる。みさきのピンク色の粘膜は、唾液だけで充分な潤いを帯びてきていた。
ちゅうっ…ちゅううっ。
自分の唾液を吸い取るような、強い吸引を行う。みさきの下の唇が、ぴったりと雪見の唇に重なっていた。
「あっ…雪ちゃんっ!?」
三度目の吸い立てを受けた瞬間、みさきがくたっと全身を弛緩させた。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ。
「だ、だめだよ…あっ…あっ」
雪見の唇は、みさきの奥に隠れた真珠色の突起を探り当てていたのだ。そこを、ありたけの力で吸い立てていく。雪見の頭を押さえつけようとするみさきの手も、すぐに力を失ってしまった。切なそうな顔をしながら、両手を雪見の頭に当てて荒い息を立てるだけである。
ちゅっ…ぢゅっ、ぢゅぢゅっ。
「うーっ!」
さらに深く侵入した雪見の唇が、直接突起を捉える。数回激しくしごかれると、包皮が剥けて、ピンと尖った部分が直接雪見の唇に吸い立てられてしまった。
ちろちろちろ。
さらに、細くとがらせた舌先が執拗に突起を転がしていく。
ぷじゅっ!
「あっ!」
みさきが目をぎゅっと閉じた。その瞬間みさきの中から透明な液体が噴き出して、雪見のあごの辺りに飛びかかる。
ちろちろちろ…
雪見は狩り立てるような真剣な目で、みさきの最も弱い部分をこれでもかと言うほどに責めた。他の部分には目もくれず、ただ敏感な突起だけを容赦なく舐める。
「う…うー…うーっ…!」
…ビクビクビクッ!
ついにみさきが全身を激しく震わせ、昇天した。長い髪を振り乱しながら、無茶苦茶に雪見の顔へクレヴァスを押しつける。口元からよだれが垂れていた。
「…ふぅ」
「ゆ、ゆきひゃん、ひほいよ」
ヒク…!ヒク…!と、未だに身体をひくつかせているみさきが口元を拭きながら言う。
「何言ってんの。気持ちよくさせてあげたんだから、感謝して欲しいくらいよ」
「私、初めてだったのに…もう、お嫁さんにいけないよ…」
「初めてじゃないっ!それに、バージンはずっととっといてあげてるでしょ!?なんだったら今キズモノのからだにしてほしいっ!?」
「ゆ、雪ちゃん、落ち着いてよっ…」
「はぁ…はぁっ…これだからあんたは…」
「で、私は帰っていいの?」
「だめ。今晩はずっとここにいて」
「私、監禁?」
「違うでしょっ!ただ、必要な時はすぐってことよ」
雪見は、半裸の姿のまま電気スタンドだけが点けてある机に向かった。机の上には、赤書きが大量に入っている原稿用紙やワープロがごちゃごちゃと並んでいる。
「ひどいよ、雪ちゃん」
「創作のためにはギセイも必要なのよ」
「まずはこんなことしなくても書けるようになる方が先だと思うよ…前はバイクでスランプ解消してるって言ってたのに…」
「時間がないのっ!しばらく静かにしてて」
「うー…自分の気が済んだらもう用済み」
「気が済んだんだからしょうがないでしょ」
「開き直りだよ…」
「なんとでもいいなさい」
「は、恥ずかしいよ」
「大丈夫」
「あんまり大丈夫じゃないよ…」
みさきが、胸と脚の付け根を隠して身を縮める。
「手、どかしてよ」
「…いやだよ」
「ここまで来ていやだもないでしょ」
「雪ちゃん、借金のカタに身体を出させるなんて極悪人だよっ…」
「だーっ!誰もそんなことしてないでしょ!みさきもいいって言ったんじゃない!」
「…うー」
「うーもえーもないでしょ」
「ひどいよ」
「ひどくないわよっ」
雪見はみさきの胸に乗った手を払うと、ぎゅっと乳房をつかんだ。
「…痛い」
「…そうかもね」
思い直したように、柔らかいタッチにする。
「私の胸はバイクのハンドルじゃないよ…」
「そんなことわかってるわよっ」
「雪ちゃん、こうしている間にもバイクに乗ってる時みたいに目がぎらぎらしてきて…」
「しないわよっ!第一、みさきにはそんなもの見えないでしょ」
「差別だよ」
「してないっ。それにバイクは最近忙しくてお預けになってるわよ」
ぐい、ぐい。
「…やっぱり痛いよ」
「…みさきが変なことばっかり言うから、調子が狂うのよ」
「じゃあ終わり?」
「終わらないっ」
雪見はみさきの乳房をつかんだまま、口を尖らせてしばし考えにふける。
「もっと建設的なことをしようよ」
「みさきの食事よりは建設的よ」
「人は食べないと動けないんだよ」
「食べても食べても止まらないのを見てると、努力ってもんが空しくなるのよ」
「よくわからないよ」
「それでいいわよ…あっ」
雪見はぽん、と手を叩いてみさきの事をまじまじと見つめた。
「な、なに?」
見えなくても雰囲気はつかめる。みさきはたじっとなって身を引こうとした。
「………」
「だ、黙ってるなんて反則だよ」
「………」
がし!
「わっ、わっ、なに!?」
雪見の手がみさきの太股を思い切りつかんだ。みさきは反射的に両手を脚の付け根の所へ動かそうとする。
ぢゅっ。
「ゆっ、ゆっ、ゆゆっ、雪ちゃんっ!」
一瞬早く、雪見の顔がみさきの秘部に滑り込んでいた。そして、べろんと出された舌がみさきのクレヴァスに吸い付く。
「わーっ、わーっ!」
みさきは思わずぺしぺしと雪見の頭を叩いていた。
「んんっ…」
雪見は反射的に顔を上げて抗議しそうになったが、思い直して顔をより強く押しつけ、舌をクレヴァスの中に差し込んでいく。
「だ、だめだよっ、こんなの…」
雪見が言葉を返してこない以上、みさきは力で押し返そうとするしかなかった。だが、いくら力を入れて雪見の頭を押し戻そうとしても、雪見が頭を押してくる力の方が強い。
ぺろ、ぺろ…
「だめっ、だめっ」
雪見はじっくりと味見するかのように、みさきのクレヴァスの中を舌でなぶる。みさきのピンク色の粘膜は、唾液だけで充分な潤いを帯びてきていた。
ちゅうっ…ちゅううっ。
自分の唾液を吸い取るような、強い吸引を行う。みさきの下の唇が、ぴったりと雪見の唇に重なっていた。
「あっ…雪ちゃんっ!?」
三度目の吸い立てを受けた瞬間、みさきがくたっと全身を弛緩させた。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ。
「だ、だめだよ…あっ…あっ」
雪見の唇は、みさきの奥に隠れた真珠色の突起を探り当てていたのだ。そこを、ありたけの力で吸い立てていく。雪見の頭を押さえつけようとするみさきの手も、すぐに力を失ってしまった。切なそうな顔をしながら、両手を雪見の頭に当てて荒い息を立てるだけである。
ちゅっ…ぢゅっ、ぢゅぢゅっ。
「うーっ!」
さらに深く侵入した雪見の唇が、直接突起を捉える。数回激しくしごかれると、包皮が剥けて、ピンと尖った部分が直接雪見の唇に吸い立てられてしまった。
ちろちろちろ。
さらに、細くとがらせた舌先が執拗に突起を転がしていく。
ぷじゅっ!
「あっ!」
みさきが目をぎゅっと閉じた。その瞬間みさきの中から透明な液体が噴き出して、雪見のあごの辺りに飛びかかる。
ちろちろちろ…
雪見は狩り立てるような真剣な目で、みさきの最も弱い部分をこれでもかと言うほどに責めた。他の部分には目もくれず、ただ敏感な突起だけを容赦なく舐める。
「う…うー…うーっ…!」
…ビクビクビクッ!
ついにみさきが全身を激しく震わせ、昇天した。長い髪を振り乱しながら、無茶苦茶に雪見の顔へクレヴァスを押しつける。口元からよだれが垂れていた。
「…ふぅ」
「ゆ、ゆきひゃん、ひほいよ」
ヒク…!ヒク…!と、未だに身体をひくつかせているみさきが口元を拭きながら言う。
「何言ってんの。気持ちよくさせてあげたんだから、感謝して欲しいくらいよ」
「私、初めてだったのに…もう、お嫁さんにいけないよ…」
「初めてじゃないっ!それに、バージンはずっととっといてあげてるでしょ!?なんだったら今キズモノのからだにしてほしいっ!?」
「ゆ、雪ちゃん、落ち着いてよっ…」
「はぁ…はぁっ…これだからあんたは…」
「で、私は帰っていいの?」
「だめ。今晩はずっとここにいて」
「私、監禁?」
「違うでしょっ!ただ、必要な時はすぐってことよ」
雪見は、半裸の姿のまま電気スタンドだけが点けてある机に向かった。机の上には、赤書きが大量に入っている原稿用紙やワープロがごちゃごちゃと並んでいる。
「ひどいよ、雪ちゃん」
「創作のためにはギセイも必要なのよ」
「まずはこんなことしなくても書けるようになる方が先だと思うよ…前はバイクでスランプ解消してるって言ってたのに…」
「時間がないのっ!しばらく静かにしてて」
「うー…自分の気が済んだらもう用済み」
「気が済んだんだからしょうがないでしょ」
「開き直りだよ…」
「なんとでもいいなさい」