「ふふふ…いい格好じゃない」
「待てっ! 七瀬、落ち着くんだっ! 話せばわかるっ!」
浩平は上から見下ろしてきている留美に怒鳴り声を出す。
「積年の恨みを晴らそうと、わざわざ瑞佳をだますまでしたんだから…簡単には終わらないと思いなさいよ…」
「俺が何をしたっ!」
ベッドに縛り付けられた体を暴れさせながら浩平は叫ぶ。気がついたら下半身裸にされてロープでぐるぐる巻にされていたのだ。いくら浩平がマイペースとは言え、これで驚かないわけがない。
「それとも今日は4月1日か?」
「あいにく、あたしが転校してきてからまだ3ヶ月も経ってないのよね」
「するとディッセンバーフールか!?」
「いい加減、アホな事ばっかり言って誤魔化そうとするの諦めた方がいいんじゃないの? 見苦しいわよ」
「俺はいつでも本気だ」
「そう。じゃあこうしてあげても本気なんだ」
…ぎゅ
「待てっ! そこをどこだと思ってる!?」
「男の子の、大切な所?」
「わかっているんだったらもっと大事に扱えっ」
「こんな風に?」
しゅっしゅっしゅっ…
「ち、違う、やめろぉぉっ…」
リズミカルにペニスをしごく留美の顔は、不敵に笑っていた。
「折原のくせに、随分可愛い声出すじゃない」
「七瀬、正気を取り戻せっ」
「あたしも本気なんだけど」
留美がしごく手を止めて、体をもっと前にずらしてくる。
「い、いつの間にっ…」
既に、留美の下半身は浩平と同じように素っ裸になっていた…
「折原の初めて、もらっちゃうから」
「後生だっ! それだけは勘弁してくれっ…」
…ずんっ。
「うあああああーっ…」
腰に重い物が落っこちてくるような感触があったかと思うと、浩平と留美の体はつながっていた。
「折原の、ちっちゃい」
「うっ、ぐはっ…お、降りてくれ」
「だめ。あたしがイクまで、許してあげないから」
「な、七瀬ぇっ…」
留美が腰を落としたと思った瞬間、ずぐんっという腰の奥底まで響いてくるような衝撃が加わってくる。浩平は息が詰まるような気すらした。しかもその衝撃は、ペニスの先っぽにも思い切り叩きつけられているのだ。浩平は抵抗の気力を失ってしまった。
「んっ…はぁ…ふぅ」
そんな浩平の事を気にしているのかいないのか、留美は淡々と腰を振り続けている。結合部分の近くに、留美は指を当てているようだった。よくは見えないが、自慰しながら腰を動かしているらしい事は浩平にも理解できた。そこが女の感じる部分なのかどうか、浩平にはわからない。留美の秘部の構造を見るヒマすらもなく、挿入させられてしまったのだ。
それでも、手慣れた指の動かし方を見ている限りでは、そこが何かの意味を持っている所であるようにしか思えない。七瀬もオナニーするのか…と、浩平は妙に納得顔で感心していた。
「七瀬は一日に何回するんだ?」
「んっ、ふっ、ふぅっ」
浩平の声に対して、留美は全く反応せずに腰を動かしている。二本縛りの長い髪が大きく揺れていた。
その先が、ピシピシと浩平の頬に当たって痛い。一度や二度ならともかく、なぜか何回も何回も当たってくるのだ。留美が動く先をコントロールしているように思えるほどだった。浩平の質問に答えたくないのを、浩平の頬を叩いて誤魔化しているみたいにも見える。
「な、七瀬、お前は妖怪だったのか…?」
「折原…イクっ」
…ビクンッ、ビクンッ、ビクンッ…
留美はぐっと浩平の腹に手をつくと、一方的に宣言して、身を震わせた。何かと争っているかのような険しい表情で、身を小刻みに跳ねさせている。快感をむさぼっていた…という感じはあまりしなかった。
「ん…はぁ…折原、へたくそ」
「な、中に何も入っていないよな…」
浩平が留美の髪の先を手で触って確かめる。
ひたすらに噛み合わない会話の中、浩平の意識はふぅっ…と薄れていった。
「うっ…うう…うー」
「瑞佳、折原何か悪いもんでも食べたの?」
「そ、そうじゃないと思うけど…うなされてるね」
瑞佳は机に突っ伏している浩平を見つめながら、自作らしい弁当箱の中身をつつく。
「あなた、朝からあいつ見てたんでしょ?」
「う、うん…起きたときは…元気そうだったんだけど…うん、元気そうだったんだけど」
そう言うと、瑞佳はぼっと顔を赤らめてしまった。
「毎朝起こしに行ってあげているばっかじゃ、折原も成長しないわよ。少しは突き放してやんないと」
瑞佳の顔の変化に気づいているのかいないのか、留美は第三者的な声質で言う。
「う、うん、明日から少しは…浩平一人で起きるようにしてもらおうかな…」
「…何かあったの? 今朝」
「う、うんっ、何もないよっ!? 全然、何もなかったから」
「…瑞佳」
「な、なに? 七瀬さん」
「あんた、いい性格してるわ」
「ど…どういうこと?」
「別に…たぶん、そのまんまの意味」
瑞佳の事を見ないで言う。そして留美は未だうなされつつある浩平をちらっと見ながら、こちらも自作らしい弁当箱の中身をつついた。
「待てっ! 七瀬、落ち着くんだっ! 話せばわかるっ!」
浩平は上から見下ろしてきている留美に怒鳴り声を出す。
「積年の恨みを晴らそうと、わざわざ瑞佳をだますまでしたんだから…簡単には終わらないと思いなさいよ…」
「俺が何をしたっ!」
ベッドに縛り付けられた体を暴れさせながら浩平は叫ぶ。気がついたら下半身裸にされてロープでぐるぐる巻にされていたのだ。いくら浩平がマイペースとは言え、これで驚かないわけがない。
「それとも今日は4月1日か?」
「あいにく、あたしが転校してきてからまだ3ヶ月も経ってないのよね」
「するとディッセンバーフールか!?」
「いい加減、アホな事ばっかり言って誤魔化そうとするの諦めた方がいいんじゃないの? 見苦しいわよ」
「俺はいつでも本気だ」
「そう。じゃあこうしてあげても本気なんだ」
…ぎゅ
「待てっ! そこをどこだと思ってる!?」
「男の子の、大切な所?」
「わかっているんだったらもっと大事に扱えっ」
「こんな風に?」
しゅっしゅっしゅっ…
「ち、違う、やめろぉぉっ…」
リズミカルにペニスをしごく留美の顔は、不敵に笑っていた。
「折原のくせに、随分可愛い声出すじゃない」
「七瀬、正気を取り戻せっ」
「あたしも本気なんだけど」
留美がしごく手を止めて、体をもっと前にずらしてくる。
「い、いつの間にっ…」
既に、留美の下半身は浩平と同じように素っ裸になっていた…
「折原の初めて、もらっちゃうから」
「後生だっ! それだけは勘弁してくれっ…」
…ずんっ。
「うあああああーっ…」
腰に重い物が落っこちてくるような感触があったかと思うと、浩平と留美の体はつながっていた。
「折原の、ちっちゃい」
「うっ、ぐはっ…お、降りてくれ」
「だめ。あたしがイクまで、許してあげないから」
「な、七瀬ぇっ…」
留美が腰を落としたと思った瞬間、ずぐんっという腰の奥底まで響いてくるような衝撃が加わってくる。浩平は息が詰まるような気すらした。しかもその衝撃は、ペニスの先っぽにも思い切り叩きつけられているのだ。浩平は抵抗の気力を失ってしまった。
「んっ…はぁ…ふぅ」
そんな浩平の事を気にしているのかいないのか、留美は淡々と腰を振り続けている。結合部分の近くに、留美は指を当てているようだった。よくは見えないが、自慰しながら腰を動かしているらしい事は浩平にも理解できた。そこが女の感じる部分なのかどうか、浩平にはわからない。留美の秘部の構造を見るヒマすらもなく、挿入させられてしまったのだ。
それでも、手慣れた指の動かし方を見ている限りでは、そこが何かの意味を持っている所であるようにしか思えない。七瀬もオナニーするのか…と、浩平は妙に納得顔で感心していた。
「七瀬は一日に何回するんだ?」
「んっ、ふっ、ふぅっ」
浩平の声に対して、留美は全く反応せずに腰を動かしている。二本縛りの長い髪が大きく揺れていた。
その先が、ピシピシと浩平の頬に当たって痛い。一度や二度ならともかく、なぜか何回も何回も当たってくるのだ。留美が動く先をコントロールしているように思えるほどだった。浩平の質問に答えたくないのを、浩平の頬を叩いて誤魔化しているみたいにも見える。
「な、七瀬、お前は妖怪だったのか…?」
「折原…イクっ」
…ビクンッ、ビクンッ、ビクンッ…
留美はぐっと浩平の腹に手をつくと、一方的に宣言して、身を震わせた。何かと争っているかのような険しい表情で、身を小刻みに跳ねさせている。快感をむさぼっていた…という感じはあまりしなかった。
「ん…はぁ…折原、へたくそ」
「な、中に何も入っていないよな…」
浩平が留美の髪の先を手で触って確かめる。
ひたすらに噛み合わない会話の中、浩平の意識はふぅっ…と薄れていった。
「うっ…うう…うー」
「瑞佳、折原何か悪いもんでも食べたの?」
「そ、そうじゃないと思うけど…うなされてるね」
瑞佳は机に突っ伏している浩平を見つめながら、自作らしい弁当箱の中身をつつく。
「あなた、朝からあいつ見てたんでしょ?」
「う、うん…起きたときは…元気そうだったんだけど…うん、元気そうだったんだけど」
そう言うと、瑞佳はぼっと顔を赤らめてしまった。
「毎朝起こしに行ってあげているばっかじゃ、折原も成長しないわよ。少しは突き放してやんないと」
瑞佳の顔の変化に気づいているのかいないのか、留美は第三者的な声質で言う。
「う、うん、明日から少しは…浩平一人で起きるようにしてもらおうかな…」
「…何かあったの? 今朝」
「う、うんっ、何もないよっ!? 全然、何もなかったから」
「…瑞佳」
「な、なに? 七瀬さん」
「あんた、いい性格してるわ」
「ど…どういうこと?」
「別に…たぶん、そのまんまの意味」
瑞佳の事を見ないで言う。そして留美は未だうなされつつある浩平をちらっと見ながら、こちらも自作らしい弁当箱の中身をつついた。
「ど…どっ…どういうこと…?」
留美は動揺を隠せない声で、問う。
その手足は、縄跳びのような物で重い金属製の棚やカゴに縛り付けられていた。完全に無防備な肢体が、裸電球のくすんだオレンジの中に浮かび上がる。
留美の体は、全く衣服を身につけていなかった。縄が、直接肌に食い込んでくる。身を隠しているのは長く下げた髪だけ、それも体の後ろ半分という何とも哀れな状態だった。
「わけがある」
「何なのよ…」
最初はパニックになってわめき散らしていた留美だったが、目の前にいる浩平が落ち着き払っているせいで上手く反応ができなくなってしまっていた。誰にも見せたことのない部分を晒している恥辱と、普段の浩平の馬鹿っぷりが変に混ざり合ってどうしたらいいのかわからないのだ。冗談ではあり得ないのに冗談であるように思えてしまう。現実逃避しているのだと薄々気づきつつも、そう思わずにはいられない。
「椎名」
「みゅー…」
「ふえっ!?」
聞き慣れた声に、留美は思わず素っ頓狂な声を上げていた。
「ど…どっ…どういうこと…?」
「見れば全てわかる」
「見れば…って…あっ?」
浩平の後ろから姿を見せたのは確かに繭だった。それは間違いない。留美がまた声を上げてしまったのは、繭が留美と同じように裸だったからだ。胸の部分もほとんど膨らんでいないような幼いボディラインが暗がりの中に見える。
「な、なんでこの子が裸なのよ」
「よく見ろ」
「見たわよ」
「本気か? これを見ろ」
浩平は、繭の体の一点を指で指し示す。
「………」
留美はその指し示された部分を食い入るように凝視した。
繭の股間の、本来なら筋が通っているべき部分にあったのは、白い色をした肉の棒。しかも、天井の方を向いて勃起した肉棒だった。繭の体の大きさに比例したサイズだったが、健康的なまでに固くなっているのは見ればすぐわかる。
「ど、どうして」
「俺に訊くな。俺が訊きたいくらいだ」
「そ、そりゃそうかもしれないけど」
「うー…」
浩平がいつまで経っても指さしたままなので、繭は少し恥ずかしそうにして浩平から離れる。
「単刀直入に言う。椎名はもう元の学校に戻るそうだ」
「え」
「長森から聞いた。うちの学校にいるのは今日までだ」
「ず…随分急な話ね…」
「俺も驚いた。そこでだ」
「うん」
「このまま椎名を元の学校に戻すのはあまりに不安だ」
「…そうね」
「そこで、椎名に自信を持たせてやりたい」
「なるほどね」
「だから、七瀬が椎名を男にしてやってくれ」
「……………は」
「よし、椎名、行け」
浩平が繭の尻を軽くはたく。
「…みゅ」
すると、その勢いに押されるようにして繭は留美の方に歩き出した。
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっとっ!! ナニ考えてるのよっ!?」
「こいつの将来の事だ」
「あたしの将来はどう考えてるって言うの!?」
「献身的精神がないと、大きな人間にはなれないぞ」
「ち、小さかろうが大きかろうがそんな事はどうでもいいわよっ!! い、一生に一度の乙女の純潔を…だ、第一この子は女でしょっ!? 男にするってナニそれっ…!」
「まぁ、それは、なんだ、あれだ」
「あれって何よっ!! …よ、寄るなぁっ!!」
「みゅー…?」
繭は叫び声を上げた留美をぱちぱちとまばたきしながら見ただけだった。大開脚させられている留美の秘部に、妙に慣れた腰つきで股間のモノを押し当てる。
「や、やめ、やめなさいっ!! 鬼、人でなし、アクマっ! 変態っ!」
「成仏を祈る」
浩平が両手を合わせる。
「勝手に殺すなぁっ!! ………ひぎゃあああっ!!?」
ずぶ…
食べ物に手でも伸ばしているかのような罪悪感のない顔で、繭が腰を前に突き出す。留美の中に、固く熱いモノが侵入してくる。
ずぶ、ずぶ、ずぶっ
「はうっ…くっ、ひぃっ…!!」
体操のような動きで繭がかくかくと腰を振ると、留美は涙で目をいっぱいにしながら苦しみを訴えた。
「どうだ椎名? 七瀬の中は」
「…みゅっ♪」
「痛い、やめて、許して、あたしが悪かったっ、繭、やめてぇぇっ…!」
留美が苦痛を訴えている間にも、繭はどんどん要領をつかんできたようで腰の動きをさらに速くしてきた。繭の表情も、いつもの喜んでいる時とも怒っている時とも違う、じんわりとした嬉しさのようなものをにじませた物になってきている。
とても無邪気な顔だったが、それだけに腰の動かし方に容赦はなかった。留美の苦痛を全く考えず、ただ肉棒に摩擦が大きくなるような動かし方をする。留美の膣壁は、それだけ傷つけられる。
「みゅーっ…みゅうっ」
はぁ、はぁと呼吸を荒くしながらも繭は嬉しさを声で表現した。
「ううっ…痛いよぉっ…」
「耐えるんだ。七瀬ならできる」
「ふ、不条理…すぎっ…」
留美は処女を失ったという事をいまひとつ認識できていなかった。あまりに留美のイメージしていた物とは違いすぎると言う事もある。場も、時も、相手も。
「みゅ…ふみゅっ…!!」
「ぎゃあっ!」
そして繭がぎゅうっと目を閉じると、ひときわ強く、えぐるように腰を打ち込む。同時に繭の肉棒の先端から灼熱の液体がほとばしって、留美の中を満たしていった。
「はっ……!!」
「みゅーっ」
「ついに我慢も限界を迎えたか…」
「え、え、えっ…」
「みゅー」
痛かった。
留美は反射的に自分の股間に埋まっていたはずのモノの事を想起するが、少し冷静になってみると股間は全然痛くない。むしろ、痛いのは…
「どきなさいっ!!!」
「…うみゅーっ」
留美が怒号を上げて椅子から立ち上がると、繭がびっくりした顔になって髪から手を離す。
「感動した。今の椎名のぶら下がりに30秒も耐えるとは思わなかったぞ」
「そんなことで感動するなっ!! じゃなくて、止めさせなさいよっ、保護者っ!!」
「寝ている方が悪いと思うんだが」
「お、乙女の…」
「前聞いたぞ、それ」
「くうううううっ…あたし、外の空気に当たってくるわ」
「みゅー」
「ついてくるなぁっ!! この変態っ!!」
「変態?」
「う、うううううううううううっ…ほっといてよ」
留美はがっくりと肩を落としながら、とぼとぼと教室を出ていった。
留美は動揺を隠せない声で、問う。
その手足は、縄跳びのような物で重い金属製の棚やカゴに縛り付けられていた。完全に無防備な肢体が、裸電球のくすんだオレンジの中に浮かび上がる。
留美の体は、全く衣服を身につけていなかった。縄が、直接肌に食い込んでくる。身を隠しているのは長く下げた髪だけ、それも体の後ろ半分という何とも哀れな状態だった。
「わけがある」
「何なのよ…」
最初はパニックになってわめき散らしていた留美だったが、目の前にいる浩平が落ち着き払っているせいで上手く反応ができなくなってしまっていた。誰にも見せたことのない部分を晒している恥辱と、普段の浩平の馬鹿っぷりが変に混ざり合ってどうしたらいいのかわからないのだ。冗談ではあり得ないのに冗談であるように思えてしまう。現実逃避しているのだと薄々気づきつつも、そう思わずにはいられない。
「椎名」
「みゅー…」
「ふえっ!?」
聞き慣れた声に、留美は思わず素っ頓狂な声を上げていた。
「ど…どっ…どういうこと…?」
「見れば全てわかる」
「見れば…って…あっ?」
浩平の後ろから姿を見せたのは確かに繭だった。それは間違いない。留美がまた声を上げてしまったのは、繭が留美と同じように裸だったからだ。胸の部分もほとんど膨らんでいないような幼いボディラインが暗がりの中に見える。
「な、なんでこの子が裸なのよ」
「よく見ろ」
「見たわよ」
「本気か? これを見ろ」
浩平は、繭の体の一点を指で指し示す。
「………」
留美はその指し示された部分を食い入るように凝視した。
繭の股間の、本来なら筋が通っているべき部分にあったのは、白い色をした肉の棒。しかも、天井の方を向いて勃起した肉棒だった。繭の体の大きさに比例したサイズだったが、健康的なまでに固くなっているのは見ればすぐわかる。
「ど、どうして」
「俺に訊くな。俺が訊きたいくらいだ」
「そ、そりゃそうかもしれないけど」
「うー…」
浩平がいつまで経っても指さしたままなので、繭は少し恥ずかしそうにして浩平から離れる。
「単刀直入に言う。椎名はもう元の学校に戻るそうだ」
「え」
「長森から聞いた。うちの学校にいるのは今日までだ」
「ず…随分急な話ね…」
「俺も驚いた。そこでだ」
「うん」
「このまま椎名を元の学校に戻すのはあまりに不安だ」
「…そうね」
「そこで、椎名に自信を持たせてやりたい」
「なるほどね」
「だから、七瀬が椎名を男にしてやってくれ」
「……………は」
「よし、椎名、行け」
浩平が繭の尻を軽くはたく。
「…みゅ」
すると、その勢いに押されるようにして繭は留美の方に歩き出した。
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっとっ!! ナニ考えてるのよっ!?」
「こいつの将来の事だ」
「あたしの将来はどう考えてるって言うの!?」
「献身的精神がないと、大きな人間にはなれないぞ」
「ち、小さかろうが大きかろうがそんな事はどうでもいいわよっ!! い、一生に一度の乙女の純潔を…だ、第一この子は女でしょっ!? 男にするってナニそれっ…!」
「まぁ、それは、なんだ、あれだ」
「あれって何よっ!! …よ、寄るなぁっ!!」
「みゅー…?」
繭は叫び声を上げた留美をぱちぱちとまばたきしながら見ただけだった。大開脚させられている留美の秘部に、妙に慣れた腰つきで股間のモノを押し当てる。
「や、やめ、やめなさいっ!! 鬼、人でなし、アクマっ! 変態っ!」
「成仏を祈る」
浩平が両手を合わせる。
「勝手に殺すなぁっ!! ………ひぎゃあああっ!!?」
ずぶ…
食べ物に手でも伸ばしているかのような罪悪感のない顔で、繭が腰を前に突き出す。留美の中に、固く熱いモノが侵入してくる。
ずぶ、ずぶ、ずぶっ
「はうっ…くっ、ひぃっ…!!」
体操のような動きで繭がかくかくと腰を振ると、留美は涙で目をいっぱいにしながら苦しみを訴えた。
「どうだ椎名? 七瀬の中は」
「…みゅっ♪」
「痛い、やめて、許して、あたしが悪かったっ、繭、やめてぇぇっ…!」
留美が苦痛を訴えている間にも、繭はどんどん要領をつかんできたようで腰の動きをさらに速くしてきた。繭の表情も、いつもの喜んでいる時とも怒っている時とも違う、じんわりとした嬉しさのようなものをにじませた物になってきている。
とても無邪気な顔だったが、それだけに腰の動かし方に容赦はなかった。留美の苦痛を全く考えず、ただ肉棒に摩擦が大きくなるような動かし方をする。留美の膣壁は、それだけ傷つけられる。
「みゅーっ…みゅうっ」
はぁ、はぁと呼吸を荒くしながらも繭は嬉しさを声で表現した。
「ううっ…痛いよぉっ…」
「耐えるんだ。七瀬ならできる」
「ふ、不条理…すぎっ…」
留美は処女を失ったという事をいまひとつ認識できていなかった。あまりに留美のイメージしていた物とは違いすぎると言う事もある。場も、時も、相手も。
「みゅ…ふみゅっ…!!」
「ぎゃあっ!」
そして繭がぎゅうっと目を閉じると、ひときわ強く、えぐるように腰を打ち込む。同時に繭の肉棒の先端から灼熱の液体がほとばしって、留美の中を満たしていった。
「はっ……!!」
「みゅーっ」
「ついに我慢も限界を迎えたか…」
「え、え、えっ…」
「みゅー」
痛かった。
留美は反射的に自分の股間に埋まっていたはずのモノの事を想起するが、少し冷静になってみると股間は全然痛くない。むしろ、痛いのは…
「どきなさいっ!!!」
「…うみゅーっ」
留美が怒号を上げて椅子から立ち上がると、繭がびっくりした顔になって髪から手を離す。
「感動した。今の椎名のぶら下がりに30秒も耐えるとは思わなかったぞ」
「そんなことで感動するなっ!! じゃなくて、止めさせなさいよっ、保護者っ!!」
「寝ている方が悪いと思うんだが」
「お、乙女の…」
「前聞いたぞ、それ」
「くうううううっ…あたし、外の空気に当たってくるわ」
「みゅー」
「ついてくるなぁっ!! この変態っ!!」
「変態?」
「う、うううううううううううっ…ほっといてよ」
留美はがっくりと肩を落としながら、とぼとぼと教室を出ていった。
「ちょっとっ…これ、どういうことよっ…」
…パチ。
留美が叫ぶと同時に、裸電球の明かりが点けられる。どうやら体育倉庫のようだった。バレーボール、バスケットボール、竹刀、防具、壁に立てかけられている畳、並んでいる面と、和紙に書かれた筆書きの剣道部員の名前。一番右に「主将 七瀬留美」の名前も書かれている。
明かりの中に浮かび上がってきたのは、四人ほどの制服姿だった。どれも見覚えがある。クラスメイトの女子達だ。
「あ、あなた達…なんでこんなっ…」
「わからないの?」
その内の一人が、一歩前に出てくる。やや外巻きにウェーブのかかった肩までの髪、いかにもひねくれていると言わんばかりの目…留美の椅子に嫌がらせをしていた張本人だ。
「くっ…ほどきなさいよ、これ…」
留美はじたばたと手足を動かすが、両手足とも手ぬぐいをいくつも結んだようなものできつく縛られていた。その先はボールが入った鉄製のカゴやスチール棚の棒に結ばれていて、動きそうにない。
「用意して」
真希が腕を組みながら言うと、横にいた一人が何かを自分の顔に近づけた。
「そ、それ…ど、どうする気なのよ」
彼女が持っているのはカメラだった。長く伸びたレンズが留美の身体を一直線に見つめている。
「今に、わかるわよ」
真希が言うと、残った二人がすっと留美の前に動いた。撮影の邪魔にはならない位置をきちんと計算しているようで、留美にはぎらぎら光るレンズが未だ突きつけられている。
「あなた達…」
留美は歯がみした。片方は、声をかけられているのに留美がしばらく気づかずにいた事がある女子。もう片方は、留美が机の横を通ったときに筆箱を落としてしまった女子だ。
「はじめて」
真希が口元をにやりと歪めて、言い放つ。
「な、何する気っ…ちょっ…やめてよっ!」
二人の少女は留美を左右から挟むように身を低くし、留美の制服に手を掛ける。留美は抵抗しようとしたが、手も脚も大きく広げられている状態ではどうしようもなかった。
お腹の辺りからまくられていく制服。留美の肌が、どんどん露わになっていった。
「ちょ…なにこれ!」
「その下の服?きちんと焼却炉の中に放り込んであげたわよ」
「ひっ…ひどいっ…!」
留美は悲しみと怒りで全身がわなわなと震えてくるのを感じていた。自分の身が苛まれている事よりも、自分の物が無造作に燃やされたという事の方が、不条理さを強く感じさせる。下着やシャツは外に見えなくても、象徴的な意味はとてつもなく大きいのだ。
「こ、こんなことして…っ…あ…!」
…パシャ!
留美の胸がぷるっと出されると同時に、フラッシュが焚かれる。
「や、やめて…」
…パシャ!パシャ!
だが、カメラのシャッターは何度も何度も切られ、制服の下に露わにされた留美のバストをはっきりと映していった。留美はそれに対して、ぎゅっと目を閉じて顔をそむける事だけしかできない。それでも、映されているのが誰かという事はすぐにわかってしまうだろう。こんな制服を着ているのは、この高校では一人だけなのだ。髪型もいつも通りだし、顔も全て隠しきれるわけではない。
「次いきましょ」
フラッシュ音がやんだと思うと、すぐに真希の声がする。
「つ、つぎ…や、やめてぇっ!」
留美は叫ぶが、二人の少女は留美のスカートをためらいもせずにずり下ろしていった。ヘアに覆われた留美の性器が露出される。同年代の人間になど見せたことがない場所だ。一瞬見えた真希の視線は、軽蔑するようにそこをじろじろと見つめていた。
いたたまれずに、留美はまた目を閉じてしまう。
パシャ!パシャ!パシャ!
そうするやいなや、容赦のない撮影音が留美に襲いかかってきた。留美は肩を震わせて恥辱に耐えていたが、まぶたの裏に段々と涙がにじんでくる。
…くいっ。
「っ!」
そんな留美の事を構いもせず、少女の指が無遠慮に留美の秘裂をくつろげた。
パシャパシャっ!
今、どんな状態が晒されているのか。秘裂の中の媚肉が全て見えてしまっていることだけはわかったが、具体的に想像することは恐ろしくて出来なかった。
「きったない…おとなしそうにしてて、前のガッコで男漁ってたんじゃないの?」
「そ、そんなこと…ないわよっ…!」
留美は絞り出すように言った。
「いいのよ。すぐにわかるんだから」
「ど、どういう意味」
「ほら」
シャッター音が止まり、ひゅっ、と空気を切る音が聞こえる。
「え…」
留美は恐る恐るに目を開いた。自分の身体には目がいかないようにして、今真希が投げたとおぼしき物を探る。
「…ひっ」
「実際に入れてみれば、言ってることがホントかウソかわかるでしょ」
「や、やめてっ!やめてっ!」
留美の右にいる少女が、手にピンク色の無機質な棒を持っていた。細いマジックのような太さで、中指くらいの長さがある。材質はよくわからなかったが、のっぺりとしたゴムのような印象だった。
「い、いやあああ…」
留美は半裸の制服姿を揺らしながら、必死で拘束を解こうと試みる。だが、やはり拘束は全く取れる様子がない。
「やって」
「お、お願い、許して…」
「謝るなら、もっと早くすべきだったのよ…もう遅いわね」
真希が残酷な笑みを浮かべた。
そのやりとりの間にも、ピンク色の棒は留美の秘裂の間近にまで近づけられている。
「…う…」
留美の顔が蒼白になる。
…ずぶっ。
「あぐぅっ!」
次の瞬間、棒は一気に根元まで留美の中に突き刺さった。
「い、いた、いたっ……あ…あっ…あれ…?」
「ふん…やっぱり男好きだったみたいね」
「ち、違うっ…こんなのっ…こんなのっ…」
「どこが違うの?」
留美は全身に疑問と焦燥が駆け巡るのを感じていた。絶対に自分は処女だ。でも、全然痛くない。中に入ってきている気すらしない。
パシャ!パシャ!
「いいざまね」
「ち、違う…」
はだけられた制服の間から生えたようなピンク色の棒。自分の胸と性器。
「違うーーーーーーーーーっ!!」
ばっ!
「うぉっ…」
「あ…あれ?」
留美はきょろきょろと周囲を見回す。
「…突然動くなよ。今からマジックで髭を書こうとしていたところだ」
「………するなっ!!」
しばらくの間を置いてから、留美は叫んだ。
「いいじゃないか、うちの担任とお揃いだぞ」
「そんなお揃いになりたくないわよっ…」
「髭はいいやつだぞ」
「知らないわよっ…」
留美は自分こめかみの辺りをぐりぐりと押さえつけながら言う。
「大イビキかいて寝ていた割に寝起きのいい奴だな」
「かいてないっ!自習時間にプリントを素早く終わらせて愛らしい寝顔を周囲に示す…乙女にしか出来ない芸よ」
「…俺でも、その論理はかなり無理があると思うぞ」
「うるさいわよっ!」
「第一、あのプリント俺でも10分で終わったぞ」
「う、うるさいのよっ…学食行ってくるわ」
「よし、俺も付き合おう」
「いらないっ!一人になりたいの」
「つれない奴だな」
「つれるもつれないもないわよっ!」
「…ねぇ、浩平がまた何かしたの?」
「え…」
いつの間にか、瑞佳が二人の近くに来ていた。既にほとんど人のいなくなった教室で、わざわざ残って自習を続けていたのだから律儀なものだ。
「いや、七瀬が居眠りの時に垂らしたよだれでプリントをダメにしたからって、俺のをパクろうとしていたんだ」
「するかっ!!」
「浩平、七瀬さんに嫌われるようにするのやめるんじゃなかったの…?」
「も、もういいわ…頭がくらくらしてきた」
七瀬はふらつく足取りで教室を出ていく。後ろから浩平がまた茶々を入れようとしていたが、瑞佳にたしなめられているようだった。
「…あ゛」
廊下に出た瞬間、一番見たくない後ろ姿を発見してしまう。
「………」
留美は遠回りになる逆方向の階段に向かって、そそくさと歩き始めていた。
(100本記念が夢オチでいいんかいな)
…パチ。
留美が叫ぶと同時に、裸電球の明かりが点けられる。どうやら体育倉庫のようだった。バレーボール、バスケットボール、竹刀、防具、壁に立てかけられている畳、並んでいる面と、和紙に書かれた筆書きの剣道部員の名前。一番右に「主将 七瀬留美」の名前も書かれている。
明かりの中に浮かび上がってきたのは、四人ほどの制服姿だった。どれも見覚えがある。クラスメイトの女子達だ。
「あ、あなた達…なんでこんなっ…」
「わからないの?」
その内の一人が、一歩前に出てくる。やや外巻きにウェーブのかかった肩までの髪、いかにもひねくれていると言わんばかりの目…留美の椅子に嫌がらせをしていた張本人だ。
「くっ…ほどきなさいよ、これ…」
留美はじたばたと手足を動かすが、両手足とも手ぬぐいをいくつも結んだようなものできつく縛られていた。その先はボールが入った鉄製のカゴやスチール棚の棒に結ばれていて、動きそうにない。
「用意して」
真希が腕を組みながら言うと、横にいた一人が何かを自分の顔に近づけた。
「そ、それ…ど、どうする気なのよ」
彼女が持っているのはカメラだった。長く伸びたレンズが留美の身体を一直線に見つめている。
「今に、わかるわよ」
真希が言うと、残った二人がすっと留美の前に動いた。撮影の邪魔にはならない位置をきちんと計算しているようで、留美にはぎらぎら光るレンズが未だ突きつけられている。
「あなた達…」
留美は歯がみした。片方は、声をかけられているのに留美がしばらく気づかずにいた事がある女子。もう片方は、留美が机の横を通ったときに筆箱を落としてしまった女子だ。
「はじめて」
真希が口元をにやりと歪めて、言い放つ。
「な、何する気っ…ちょっ…やめてよっ!」
二人の少女は留美を左右から挟むように身を低くし、留美の制服に手を掛ける。留美は抵抗しようとしたが、手も脚も大きく広げられている状態ではどうしようもなかった。
お腹の辺りからまくられていく制服。留美の肌が、どんどん露わになっていった。
「ちょ…なにこれ!」
「その下の服?きちんと焼却炉の中に放り込んであげたわよ」
「ひっ…ひどいっ…!」
留美は悲しみと怒りで全身がわなわなと震えてくるのを感じていた。自分の身が苛まれている事よりも、自分の物が無造作に燃やされたという事の方が、不条理さを強く感じさせる。下着やシャツは外に見えなくても、象徴的な意味はとてつもなく大きいのだ。
「こ、こんなことして…っ…あ…!」
…パシャ!
留美の胸がぷるっと出されると同時に、フラッシュが焚かれる。
「や、やめて…」
…パシャ!パシャ!
だが、カメラのシャッターは何度も何度も切られ、制服の下に露わにされた留美のバストをはっきりと映していった。留美はそれに対して、ぎゅっと目を閉じて顔をそむける事だけしかできない。それでも、映されているのが誰かという事はすぐにわかってしまうだろう。こんな制服を着ているのは、この高校では一人だけなのだ。髪型もいつも通りだし、顔も全て隠しきれるわけではない。
「次いきましょ」
フラッシュ音がやんだと思うと、すぐに真希の声がする。
「つ、つぎ…や、やめてぇっ!」
留美は叫ぶが、二人の少女は留美のスカートをためらいもせずにずり下ろしていった。ヘアに覆われた留美の性器が露出される。同年代の人間になど見せたことがない場所だ。一瞬見えた真希の視線は、軽蔑するようにそこをじろじろと見つめていた。
いたたまれずに、留美はまた目を閉じてしまう。
パシャ!パシャ!パシャ!
そうするやいなや、容赦のない撮影音が留美に襲いかかってきた。留美は肩を震わせて恥辱に耐えていたが、まぶたの裏に段々と涙がにじんでくる。
…くいっ。
「っ!」
そんな留美の事を構いもせず、少女の指が無遠慮に留美の秘裂をくつろげた。
パシャパシャっ!
今、どんな状態が晒されているのか。秘裂の中の媚肉が全て見えてしまっていることだけはわかったが、具体的に想像することは恐ろしくて出来なかった。
「きったない…おとなしそうにしてて、前のガッコで男漁ってたんじゃないの?」
「そ、そんなこと…ないわよっ…!」
留美は絞り出すように言った。
「いいのよ。すぐにわかるんだから」
「ど、どういう意味」
「ほら」
シャッター音が止まり、ひゅっ、と空気を切る音が聞こえる。
「え…」
留美は恐る恐るに目を開いた。自分の身体には目がいかないようにして、今真希が投げたとおぼしき物を探る。
「…ひっ」
「実際に入れてみれば、言ってることがホントかウソかわかるでしょ」
「や、やめてっ!やめてっ!」
留美の右にいる少女が、手にピンク色の無機質な棒を持っていた。細いマジックのような太さで、中指くらいの長さがある。材質はよくわからなかったが、のっぺりとしたゴムのような印象だった。
「い、いやあああ…」
留美は半裸の制服姿を揺らしながら、必死で拘束を解こうと試みる。だが、やはり拘束は全く取れる様子がない。
「やって」
「お、お願い、許して…」
「謝るなら、もっと早くすべきだったのよ…もう遅いわね」
真希が残酷な笑みを浮かべた。
そのやりとりの間にも、ピンク色の棒は留美の秘裂の間近にまで近づけられている。
「…う…」
留美の顔が蒼白になる。
…ずぶっ。
「あぐぅっ!」
次の瞬間、棒は一気に根元まで留美の中に突き刺さった。
「い、いた、いたっ……あ…あっ…あれ…?」
「ふん…やっぱり男好きだったみたいね」
「ち、違うっ…こんなのっ…こんなのっ…」
「どこが違うの?」
留美は全身に疑問と焦燥が駆け巡るのを感じていた。絶対に自分は処女だ。でも、全然痛くない。中に入ってきている気すらしない。
パシャ!パシャ!
「いいざまね」
「ち、違う…」
はだけられた制服の間から生えたようなピンク色の棒。自分の胸と性器。
「違うーーーーーーーーーっ!!」
ばっ!
「うぉっ…」
「あ…あれ?」
留美はきょろきょろと周囲を見回す。
「…突然動くなよ。今からマジックで髭を書こうとしていたところだ」
「………するなっ!!」
しばらくの間を置いてから、留美は叫んだ。
「いいじゃないか、うちの担任とお揃いだぞ」
「そんなお揃いになりたくないわよっ…」
「髭はいいやつだぞ」
「知らないわよっ…」
留美は自分こめかみの辺りをぐりぐりと押さえつけながら言う。
「大イビキかいて寝ていた割に寝起きのいい奴だな」
「かいてないっ!自習時間にプリントを素早く終わらせて愛らしい寝顔を周囲に示す…乙女にしか出来ない芸よ」
「…俺でも、その論理はかなり無理があると思うぞ」
「うるさいわよっ!」
「第一、あのプリント俺でも10分で終わったぞ」
「う、うるさいのよっ…学食行ってくるわ」
「よし、俺も付き合おう」
「いらないっ!一人になりたいの」
「つれない奴だな」
「つれるもつれないもないわよっ!」
「…ねぇ、浩平がまた何かしたの?」
「え…」
いつの間にか、瑞佳が二人の近くに来ていた。既にほとんど人のいなくなった教室で、わざわざ残って自習を続けていたのだから律儀なものだ。
「いや、七瀬が居眠りの時に垂らしたよだれでプリントをダメにしたからって、俺のをパクろうとしていたんだ」
「するかっ!!」
「浩平、七瀬さんに嫌われるようにするのやめるんじゃなかったの…?」
「も、もういいわ…頭がくらくらしてきた」
七瀬はふらつく足取りで教室を出ていく。後ろから浩平がまた茶々を入れようとしていたが、瑞佳にたしなめられているようだった。
「…あ゛」
廊下に出た瞬間、一番見たくない後ろ姿を発見してしまう。
「………」
留美は遠回りになる逆方向の階段に向かって、そそくさと歩き始めていた。
(100本記念が夢オチでいいんかいな)
くち…
「んぅっ」
やや苦しげな声が漏れる。
その秘部には、派手な色をしたピンクの玩具が差し込まれていた。その先からは同色のコードが伸びて、箱形のスイッチにつながっている。
「なんだかんだ言って、飲み込んだじゃないか」
「い、いや…こんなの」
「締め付けてるぞ」
「い…言わないでっ」
確かに、差し込まれた瞬間から、留美のヴァギナは中に侵入してきたヴァイブレータをきつく締め上げている。留美が顔をしかめているのを見れば彼女にとって不本意な行為であるという事はわかるが、留美のヴァギナはほとんど不随意筋のように異物を締め付けて彼女自身に性の刺激を与えていった。
「お、折原のでしてくれないといやだっ」
「だったら、自力で抜けばいいと思うぞ」
「手を縛り付けたのはどこの誰よっ!」
確かに留美は後ろ手に縛り付けられて、座椅子に固定されている状態だった。
「力を抜けば自然に落ちるはずだ」
「ば…ばかっ!信じられないっっ!」
「じゃあスイッチを入れてみるか」
「人の話聞きなさいよっ!」
浩平は無造作にスイッチに指を伸ばし、パチンとONにスライドさせる。
「ちょ、ちょっ…あっ…!」
ヴィィィ…
高いモーター音が響き出すと同時に、留美がビクンと身体を跳ね上がらせた。
「あ…あ…やだ…やだっ」
留美は脚を開いたり閉めたり、ばたつかせたりしながら必死でヴァイブレータの振動から逃れようとする。だが、締め付けの強さがそれに勝ってしまっているようだった。
「矛盾してる行動だな…」
「す、好きでくわえこんでるわけじゃないわよっ」
「身体は正直ってか」
「オヤジくさい事言わないでよっ!……ん…あ…あああぁっ」
怒鳴り散らしながらも、留美は機械の容赦ない刺激に対して無反応でいる事はできない。段々と暴れる力が弱くなっていって、ついには身体を小さく震わせたまま浩平の事を見つめるようになる。
「バカ…最低っ」
少々唾液で濡れた唇から、つぶやく。
「そっちの刺激だけで十分濡れてるな…クリをいじってやろうかと思ってたが、必要ないみたいだ」
「知らないっ」
「俺は見ているだけで楽しいぞ」
「こっちは楽しくないわよっ」
「感じているのを否定するのはよくないな…」
「こんなもんで感じてる自分がいやになるわよっ…うっ…」
しゃべっていると、無意識のうちに締め付けを強くしてしまうようだった。
「焦らなくても、時間はたっぷりあるからな」
「バカ」
留美は吐き捨てるように言って、そのまま数分間の辱めに耐えた。
「…あ、…あっ、……ああ…ああっ」
やがて、留美が切なそうな声を上げながらしきりに腰をよじらせ始める。
「おめでとう。よく耐えた」
「う…嬉しくないっ」
留美は声をかすれさせながら必死で抗議する。
「あとどれくらい耐えられるか見物(みもの)だ」
「や…やだっ」
浩平の揶揄。そのせいで、絶頂を我慢しなくてはならないという理不尽な思いが浮き上がってきてしまう。
「ひ…だ、だめぇっ」
そんな事は不可能なのだが、留美は律儀にもぎりぎりの所まで粘って絶頂を耐えた。
「ひ…ひっ、あっ!?」
ついに留美の身体は昇天する。
「あ…ああ…」
悔しさすらにじませた、留美の声だった。我慢しただけ強烈だった絶頂の余韻を、ぴくぴくと震えながら感じている。
「ね、ねぇ…これ、止めてよっ」
留美の胎内では未だにヴァイブの振動が続いていた。
「ん。もう少ししたらな」
「や、やだっ、バカ言ってないでっ」
「このまま第二回戦だ」
「ちょ…ちょっとっ!?」
「んぅっ」
やや苦しげな声が漏れる。
その秘部には、派手な色をしたピンクの玩具が差し込まれていた。その先からは同色のコードが伸びて、箱形のスイッチにつながっている。
「なんだかんだ言って、飲み込んだじゃないか」
「い、いや…こんなの」
「締め付けてるぞ」
「い…言わないでっ」
確かに、差し込まれた瞬間から、留美のヴァギナは中に侵入してきたヴァイブレータをきつく締め上げている。留美が顔をしかめているのを見れば彼女にとって不本意な行為であるという事はわかるが、留美のヴァギナはほとんど不随意筋のように異物を締め付けて彼女自身に性の刺激を与えていった。
「お、折原のでしてくれないといやだっ」
「だったら、自力で抜けばいいと思うぞ」
「手を縛り付けたのはどこの誰よっ!」
確かに留美は後ろ手に縛り付けられて、座椅子に固定されている状態だった。
「力を抜けば自然に落ちるはずだ」
「ば…ばかっ!信じられないっっ!」
「じゃあスイッチを入れてみるか」
「人の話聞きなさいよっ!」
浩平は無造作にスイッチに指を伸ばし、パチンとONにスライドさせる。
「ちょ、ちょっ…あっ…!」
ヴィィィ…
高いモーター音が響き出すと同時に、留美がビクンと身体を跳ね上がらせた。
「あ…あ…やだ…やだっ」
留美は脚を開いたり閉めたり、ばたつかせたりしながら必死でヴァイブレータの振動から逃れようとする。だが、締め付けの強さがそれに勝ってしまっているようだった。
「矛盾してる行動だな…」
「す、好きでくわえこんでるわけじゃないわよっ」
「身体は正直ってか」
「オヤジくさい事言わないでよっ!……ん…あ…あああぁっ」
怒鳴り散らしながらも、留美は機械の容赦ない刺激に対して無反応でいる事はできない。段々と暴れる力が弱くなっていって、ついには身体を小さく震わせたまま浩平の事を見つめるようになる。
「バカ…最低っ」
少々唾液で濡れた唇から、つぶやく。
「そっちの刺激だけで十分濡れてるな…クリをいじってやろうかと思ってたが、必要ないみたいだ」
「知らないっ」
「俺は見ているだけで楽しいぞ」
「こっちは楽しくないわよっ」
「感じているのを否定するのはよくないな…」
「こんなもんで感じてる自分がいやになるわよっ…うっ…」
しゃべっていると、無意識のうちに締め付けを強くしてしまうようだった。
「焦らなくても、時間はたっぷりあるからな」
「バカ」
留美は吐き捨てるように言って、そのまま数分間の辱めに耐えた。
「…あ、…あっ、……ああ…ああっ」
やがて、留美が切なそうな声を上げながらしきりに腰をよじらせ始める。
「おめでとう。よく耐えた」
「う…嬉しくないっ」
留美は声をかすれさせながら必死で抗議する。
「あとどれくらい耐えられるか見物(みもの)だ」
「や…やだっ」
浩平の揶揄。そのせいで、絶頂を我慢しなくてはならないという理不尽な思いが浮き上がってきてしまう。
「ひ…だ、だめぇっ」
そんな事は不可能なのだが、留美は律儀にもぎりぎりの所まで粘って絶頂を耐えた。
「ひ…ひっ、あっ!?」
ついに留美の身体は昇天する。
「あ…ああ…」
悔しさすらにじませた、留美の声だった。我慢しただけ強烈だった絶頂の余韻を、ぴくぴくと震えながら感じている。
「ね、ねぇ…これ、止めてよっ」
留美の胎内では未だにヴァイブの振動が続いていた。
「ん。もう少ししたらな」
「や、やだっ、バカ言ってないでっ」
「このまま第二回戦だ」
「ちょ…ちょっとっ!?」