長い影が公園の地面に映っていた。
水銀灯の光が作り出す、手をつないだ男女のシルエット。縁のはっきりしない、ぼんやりとした影が公園の固い土の上で移動していく。
「………」
そして、北川に手を引かれるようにしてふらふらと歩いている香里の中から…その影と同じくらいにぼんやりとした音が響いていた。注意しなければ聞き逃してしまうくらいの音だし、たとえ聞こえたとしても普通なら気に留めないような音だ。携帯のバイブ着信に気づいていないとか、原因に関する想像はいくらでも付けられる。
まさか、その振動が香里の身体の中を一日中襲っていたなどと言う事は、誰も想像しないだろう…
「よし…香里、脱げ」
「………す、するの…?」
「当たり前だろ。この前だってしたじゃないか」
「………」
香里はそう言われるだけで、続ける言葉を失ってしまっていた。一日中続いたバイブレーションは、香里の官能だけでなく理性も溶かしきってしまったようだ…
とんっ…
香里はハンドバッグを石のベンチの上に置き、茶革のかっちりした靴を脱ぐ。そして銀色をしたスカートの金具に手を掛ける。そのしっかりした生地の黒いスカートは、カチリと金具が外れると同時に締まった土の上に滑り落ちていた。
紫色をした香里の下着は…水銀灯をバックにした、影に覆われた状況であっても明白なほどに濡れてしまっている。振動が始まって1分後には潤いを帯び始め、10分の後にはぐっしょりとなってしまった下着である。
しゅるっ…
香里がその下着を降ろすと、その内側に畳まれたハンカチが2枚ばかり入っているのが見えた。何とか下着の濡れを抑えようとトイレに入った時にした処置だが、その8枚重ねられた生地も今ではすっかり香里の淫液が染み込んでしまっている。
「すごいな…」
香里がベンチの上に置こうとしたそれを、北川はパッと奪い取る。
「あっ!」
じゅぅ…
ぽたぽたっ…ぽた
北川はそれを雑巾しぼりにしてのけた。軽く力を入れただけでも、そこからは淫靡な液体が大量にしたたり落ちていく。
「んー…」
「あ…北川君…」
手の平にべっとりとついた液体を北川がぺろぺろと舐め取っているさまを、香里は恥辱に染まった顔で見つめていた。
「したくてたまんないって味だな」
「………」
「そうだろ?」
「………だって…こんなに…されたらっ…」
「こんな風にか?」
ヴィィィィィ…
「ああっ!」
北川が突然出力を上げる。公園の静けさの中に、大きな振動音が響きわたっていった。
「や、やめて…だめっ…こんな…」
ヴィィ……ィィ…
「あ…ああ…」
「香里、自分で腰振れよ」
そう言いながら、北川はポケットに突っ込んでいた手を出してジーンズを降ろした。トランクスも一緒に、ちょうどペニスが露出するだけの最低限度だけ…
たんっ。
北川は石のベンチに飛び乗ると、そこに身体を寝かせて香里の方を見つめる。
「………」
香里は何も言わず股間に手を伸ばし、自分のドロドロになった部分へ指をつっこんだ。そして今もなお振動し続けているボール状の玩具をぬるりと取り出す。
「こ、これはどこに…」
「口ん中入れておけよ」
「…えっ!?」
「早くしろよ」
「そ…そん…な…」
香里は言いつつも、自分の手にした小さなローターをゆっくりと口に近づけていく。
「ス、スイッチ…」
「そのまんまだ」
北川は即答した。
「…あ…ああ…」
嘆きのような憂いのような声と共に、香里はその濡れそぼった球体を唇の間から入れる。
「んんっ…」
唇にブルブルという振動が加わったかと思うと、その振動は次の瞬間舌の上に移動していた。酸っぱい香気に満たされた口内を、ゆるい振動が伝っていく。
「うっ…んぅぅっ…」
香里はその奇妙な物体を口に含みながら、石のベンチに上がった。
そして北川の身体をまたぎ、ナイロンジャケットの下からのぞいているペニスを指でつかむ。そのまま腰を落として、潤いきった性器を近づけていく。
ぬちゅり…
「ふんんっ…」
水っぽい音がして、香里の中へと北川の肉棒が導かれていった。
ぬちゅ、ぬちゅ…
「ん、んん、んん…」
香里は靴下が滑りそうなつるつるした石の上で必死に身体を安定させて、腰を上げ下げする。香里の中は鈍い振動によってすっかり目覚めきっており、北川の固いモノでこすられる度にジンジンと快感を生んでいた。
「ぬらぬら光ってるのがよく見えるぞ」
「んんっ…んんーっ…」
最近ようやく温かくなってきたこの街の風も、濡れた部分に当たると冷たく感じられる。その度に、ちょっと普通では考えられないほど濡れているという事を思い知らされてしまう。
香里は北川に助けを求めるような悲しい目をしていたが、ローターが口の中にあって声は出せなかった。行為を早く終わらせるには、北川を一刻も早く満足させるしかないのだ。
ぬちゅっ、ぬちゅっ、ぬちゅ
「んっ、んんっ」
潤った秘部が露骨に見えてしまうのも構わず、香里は自分の出来る限りのスピードで腰を動かした。高ぶりきった香里の身体はすぐ絶頂に達しそうになってしまったが、それを抑えて何とか腰を上下させる。北川のモノに、濡れた粘膜での献身的な愛撫を伝えようとする。
ぬちゅっ、ぬちゅ…ぬちゅっ、ぬちゅ…
それでも、一日中なぶられていた香里と北川では差がありすぎた。
「んんーっ…」
ひくんっ…ひくんっ、ひくん…
香里は腰の動きを止め、がっくりと北川の身体に両手を突きながら膣内を収縮させる。今日何度迎えたか分からない、軽めのエクスタシーだった。
「なんだ…イッたのか」
「ん……うう…」
憔悴しきった顔で、香里は北川に懇願するような目を向ける。前髪が汗で額にべっとり張りついていた。
ぬぢゅっ! ずぐ…
「んっ、んぅっ!」
北川は下から激しく香里を突き上げる。
「もう少しで俺も出すとこだったのに…根性なさすぎるぞ」
ぬぢゅっ! ずちゅっ!
「んーっ、んううう、んうううーっ…んー!」
香里は北川の身体に手を突いて倒れないようにするのが精一杯だった。北川の跳ね上がるような突き上げが、香里の最深部を襲ってくる。絶頂直後の敏感な身体の奥底から、また熱い脈動が膨れ上がってくる。
ずぢゅっ! ぢゅぐぢゅぐっ!
「よし…出すぞ」
「んっ、んっ…んんんーっ!!?」
びゅるっ、びゅっ、びゅ…びゅびゅ…
ビクンッ…ビクンッ! ビクンッ、ビクンッ…! ビクッ…!!
「んあっ…ああーっ、あっ、はああっ…ああ…!」
香里は口の中からローターをぽろりと落とし…一日中のくすぶった欲望を燃え上がらせるような大声を、公園の静けさの中に響きわたらせた…
水銀灯の光が作り出す、手をつないだ男女のシルエット。縁のはっきりしない、ぼんやりとした影が公園の固い土の上で移動していく。
「………」
そして、北川に手を引かれるようにしてふらふらと歩いている香里の中から…その影と同じくらいにぼんやりとした音が響いていた。注意しなければ聞き逃してしまうくらいの音だし、たとえ聞こえたとしても普通なら気に留めないような音だ。携帯のバイブ着信に気づいていないとか、原因に関する想像はいくらでも付けられる。
まさか、その振動が香里の身体の中を一日中襲っていたなどと言う事は、誰も想像しないだろう…
「よし…香里、脱げ」
「………す、するの…?」
「当たり前だろ。この前だってしたじゃないか」
「………」
香里はそう言われるだけで、続ける言葉を失ってしまっていた。一日中続いたバイブレーションは、香里の官能だけでなく理性も溶かしきってしまったようだ…
とんっ…
香里はハンドバッグを石のベンチの上に置き、茶革のかっちりした靴を脱ぐ。そして銀色をしたスカートの金具に手を掛ける。そのしっかりした生地の黒いスカートは、カチリと金具が外れると同時に締まった土の上に滑り落ちていた。
紫色をした香里の下着は…水銀灯をバックにした、影に覆われた状況であっても明白なほどに濡れてしまっている。振動が始まって1分後には潤いを帯び始め、10分の後にはぐっしょりとなってしまった下着である。
しゅるっ…
香里がその下着を降ろすと、その内側に畳まれたハンカチが2枚ばかり入っているのが見えた。何とか下着の濡れを抑えようとトイレに入った時にした処置だが、その8枚重ねられた生地も今ではすっかり香里の淫液が染み込んでしまっている。
「すごいな…」
香里がベンチの上に置こうとしたそれを、北川はパッと奪い取る。
「あっ!」
じゅぅ…
ぽたぽたっ…ぽた
北川はそれを雑巾しぼりにしてのけた。軽く力を入れただけでも、そこからは淫靡な液体が大量にしたたり落ちていく。
「んー…」
「あ…北川君…」
手の平にべっとりとついた液体を北川がぺろぺろと舐め取っているさまを、香里は恥辱に染まった顔で見つめていた。
「したくてたまんないって味だな」
「………」
「そうだろ?」
「………だって…こんなに…されたらっ…」
「こんな風にか?」
ヴィィィィィ…
「ああっ!」
北川が突然出力を上げる。公園の静けさの中に、大きな振動音が響きわたっていった。
「や、やめて…だめっ…こんな…」
ヴィィ……ィィ…
「あ…ああ…」
「香里、自分で腰振れよ」
そう言いながら、北川はポケットに突っ込んでいた手を出してジーンズを降ろした。トランクスも一緒に、ちょうどペニスが露出するだけの最低限度だけ…
たんっ。
北川は石のベンチに飛び乗ると、そこに身体を寝かせて香里の方を見つめる。
「………」
香里は何も言わず股間に手を伸ばし、自分のドロドロになった部分へ指をつっこんだ。そして今もなお振動し続けているボール状の玩具をぬるりと取り出す。
「こ、これはどこに…」
「口ん中入れておけよ」
「…えっ!?」
「早くしろよ」
「そ…そん…な…」
香里は言いつつも、自分の手にした小さなローターをゆっくりと口に近づけていく。
「ス、スイッチ…」
「そのまんまだ」
北川は即答した。
「…あ…ああ…」
嘆きのような憂いのような声と共に、香里はその濡れそぼった球体を唇の間から入れる。
「んんっ…」
唇にブルブルという振動が加わったかと思うと、その振動は次の瞬間舌の上に移動していた。酸っぱい香気に満たされた口内を、ゆるい振動が伝っていく。
「うっ…んぅぅっ…」
香里はその奇妙な物体を口に含みながら、石のベンチに上がった。
そして北川の身体をまたぎ、ナイロンジャケットの下からのぞいているペニスを指でつかむ。そのまま腰を落として、潤いきった性器を近づけていく。
ぬちゅり…
「ふんんっ…」
水っぽい音がして、香里の中へと北川の肉棒が導かれていった。
ぬちゅ、ぬちゅ…
「ん、んん、んん…」
香里は靴下が滑りそうなつるつるした石の上で必死に身体を安定させて、腰を上げ下げする。香里の中は鈍い振動によってすっかり目覚めきっており、北川の固いモノでこすられる度にジンジンと快感を生んでいた。
「ぬらぬら光ってるのがよく見えるぞ」
「んんっ…んんーっ…」
最近ようやく温かくなってきたこの街の風も、濡れた部分に当たると冷たく感じられる。その度に、ちょっと普通では考えられないほど濡れているという事を思い知らされてしまう。
香里は北川に助けを求めるような悲しい目をしていたが、ローターが口の中にあって声は出せなかった。行為を早く終わらせるには、北川を一刻も早く満足させるしかないのだ。
ぬちゅっ、ぬちゅっ、ぬちゅ
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潤った秘部が露骨に見えてしまうのも構わず、香里は自分の出来る限りのスピードで腰を動かした。高ぶりきった香里の身体はすぐ絶頂に達しそうになってしまったが、それを抑えて何とか腰を上下させる。北川のモノに、濡れた粘膜での献身的な愛撫を伝えようとする。
ぬちゅっ、ぬちゅ…ぬちゅっ、ぬちゅ…
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「んんーっ…」
ひくんっ…ひくんっ、ひくん…
香里は腰の動きを止め、がっくりと北川の身体に両手を突きながら膣内を収縮させる。今日何度迎えたか分からない、軽めのエクスタシーだった。
「なんだ…イッたのか」
「ん……うう…」
憔悴しきった顔で、香里は北川に懇願するような目を向ける。前髪が汗で額にべっとり張りついていた。
ぬぢゅっ! ずぐ…
「んっ、んぅっ!」
北川は下から激しく香里を突き上げる。
「もう少しで俺も出すとこだったのに…根性なさすぎるぞ」
ぬぢゅっ! ずちゅっ!
「んーっ、んううう、んうううーっ…んー!」
香里は北川の身体に手を突いて倒れないようにするのが精一杯だった。北川の跳ね上がるような突き上げが、香里の最深部を襲ってくる。絶頂直後の敏感な身体の奥底から、また熱い脈動が膨れ上がってくる。
ずぢゅっ! ぢゅぐぢゅぐっ!
「よし…出すぞ」
「んっ、んっ…んんんーっ!!?」
びゅるっ、びゅっ、びゅ…びゅびゅ…
ビクンッ…ビクンッ! ビクンッ、ビクンッ…! ビクッ…!!
「んあっ…ああーっ、あっ、はああっ…ああ…!」
香里は口の中からローターをぽろりと落とし…一日中のくすぶった欲望を燃え上がらせるような大声を、公園の静けさの中に響きわたらせた…
「い、いやだっ…祐君っ!!?」
沙織ちゃんが信じられない物を見るような目で僕の事を見てくる。
待てよ、そもそも、沙織ちゃんは僕の事を信じていただろうか?
今日会ったばかりの冴えない男に、どれくらいの信頼を置いていたのか。考えてみれば、けっこう疑わしい。沙織ちゃんは割と男の前で演技をしちゃうタイプみたいに見えるし、それを僕のような人間の前でしていても全然おかしくないような気がする。
どこから見ても爽やかな性格の沙織ちゃんが、裏でいろいろ考えている…なんだか、そっちの方が説得力があるような気がした。
ちゅる…
「ひっ…うあっ…!!?」
ちゅく、ちゅぷ…
「やだっ、やめてっ、祐君っ…!? お、おかしくなっちゃうよぉっ…」
暗くてよく見えない中、指で熱く濡れている部分を触ると沙織ちゃんが引きつった叫びを上げる。
これも演技なのかな?
ただひとつだけ確かなことがあるとすれば…もうこんな事を僕がした以上、沙織ちゃんは僕の事を絶対に信頼しないだろうということと…沙織ちゃんの身体が驚くほど興奮しているということだ。
「はぁっ…はぁっ…はぁぁっ…!」
沙織ちゃんは更衣室の埃っぽい床に長い髪を広げて、裸の下半身をぴくぴく言わせている。運動選手らしいひきしまった脚のラインは、学校の外の光が窓から入ってくるだけの中でもよく見えた。その付け根にある、まだ一度もみた事のない部分はよくわからない。ブラウスの裾に隠れかかっているそこは、沙織ちゃんのヘアがやっとわかるくらいで筋の部分がどこなのかもはっきりしなかった。
でも、僕の指先は女の子の柔らかいクレヴァスがどうなっているのかをしっかり感じている。女の子が濡れた時にどうなるのかも、ねばねばとした熱い感触で伝わってきている。
僕は自分の知識だけを頼りに、指を上の方に少しずつ動かしていった。
ぐにっ。
「うあああーっ……!? あっ、あっ、ふあああーーーーーっ!」
沙織ちゃんが学校中に響きわたりそうな絶叫を上げる。
僕はその声で驚いて一瞬指を離してしまったが、すぐにそこに指を戻して確かめる。
ぐに…ぐにゅ
「いやあああっ、あっ、ふあっ、あっ、くはああっ…!? ゆ、祐君、そこはダメっ、ダメっ…ダメだよぉーっ!?」
そこには、アズキよりも少し小さそうなくらいの肉の膨らみがちゃんとあった。沙織ちゃんの、最も弱い部分だ。元々の大きさが分からなくても、ぷっくりとした感触を確かめてしまえば勃起していることは明らかだった。
ぐにゅ…ぐにゅ
「だ、だめっ、だめぇっ、だめぇぇーっ!!?」
沙織ちゃんが背中をぐぐぐーっと反らせる。
ビクッ、ビクッ…ビクビクビクッ…!
そして、沙織ちゃんは電気を小刻みに流されているように身体を何度も痙攣させた。僕の指に腰をむりやり押しつけてくるような感じだ。僕はそれに合わせてギュッギュッと指を押し込んで、女の子の絶頂を自分の手にしっかりと焼き付けた。
こうするしか仕方ない。沙織ちゃんのどこにペニスが入っていくのか確かめるには、この更衣室はあまりに暗かったのだから…
僕はこの場でする事ができる代償行為が何なのか、沙織ちゃんの滑らかな太股を優しく撫でながら考えていた…
沙織ちゃんが信じられない物を見るような目で僕の事を見てくる。
待てよ、そもそも、沙織ちゃんは僕の事を信じていただろうか?
今日会ったばかりの冴えない男に、どれくらいの信頼を置いていたのか。考えてみれば、けっこう疑わしい。沙織ちゃんは割と男の前で演技をしちゃうタイプみたいに見えるし、それを僕のような人間の前でしていても全然おかしくないような気がする。
どこから見ても爽やかな性格の沙織ちゃんが、裏でいろいろ考えている…なんだか、そっちの方が説得力があるような気がした。
ちゅる…
「ひっ…うあっ…!!?」
ちゅく、ちゅぷ…
「やだっ、やめてっ、祐君っ…!? お、おかしくなっちゃうよぉっ…」
暗くてよく見えない中、指で熱く濡れている部分を触ると沙織ちゃんが引きつった叫びを上げる。
これも演技なのかな?
ただひとつだけ確かなことがあるとすれば…もうこんな事を僕がした以上、沙織ちゃんは僕の事を絶対に信頼しないだろうということと…沙織ちゃんの身体が驚くほど興奮しているということだ。
「はぁっ…はぁっ…はぁぁっ…!」
沙織ちゃんは更衣室の埃っぽい床に長い髪を広げて、裸の下半身をぴくぴく言わせている。運動選手らしいひきしまった脚のラインは、学校の外の光が窓から入ってくるだけの中でもよく見えた。その付け根にある、まだ一度もみた事のない部分はよくわからない。ブラウスの裾に隠れかかっているそこは、沙織ちゃんのヘアがやっとわかるくらいで筋の部分がどこなのかもはっきりしなかった。
でも、僕の指先は女の子の柔らかいクレヴァスがどうなっているのかをしっかり感じている。女の子が濡れた時にどうなるのかも、ねばねばとした熱い感触で伝わってきている。
僕は自分の知識だけを頼りに、指を上の方に少しずつ動かしていった。
ぐにっ。
「うあああーっ……!? あっ、あっ、ふあああーーーーーっ!」
沙織ちゃんが学校中に響きわたりそうな絶叫を上げる。
僕はその声で驚いて一瞬指を離してしまったが、すぐにそこに指を戻して確かめる。
ぐに…ぐにゅ
「いやあああっ、あっ、ふあっ、あっ、くはああっ…!? ゆ、祐君、そこはダメっ、ダメっ…ダメだよぉーっ!?」
そこには、アズキよりも少し小さそうなくらいの肉の膨らみがちゃんとあった。沙織ちゃんの、最も弱い部分だ。元々の大きさが分からなくても、ぷっくりとした感触を確かめてしまえば勃起していることは明らかだった。
ぐにゅ…ぐにゅ
「だ、だめっ、だめぇっ、だめぇぇーっ!!?」
沙織ちゃんが背中をぐぐぐーっと反らせる。
ビクッ、ビクッ…ビクビクビクッ…!
そして、沙織ちゃんは電気を小刻みに流されているように身体を何度も痙攣させた。僕の指に腰をむりやり押しつけてくるような感じだ。僕はそれに合わせてギュッギュッと指を押し込んで、女の子の絶頂を自分の手にしっかりと焼き付けた。
こうするしか仕方ない。沙織ちゃんのどこにペニスが入っていくのか確かめるには、この更衣室はあまりに暗かったのだから…
僕はこの場でする事ができる代償行為が何なのか、沙織ちゃんの滑らかな太股を優しく撫でながら考えていた…
「イっ…イヤァッ!?」
レミィがつんざくような叫びを上げ、体を暴れさせる。
「Hel…んっ! んぅぅぅっ…!」
さらに助けを求めようとした叫びは、大きな手によって塞がれた。
無論叫びが日本語でなかったとしても、それが誰かに聞こえていたならただならぬ雰囲気だけでも察知してもらう事が出来たろう。だが、レミィの口は完全に塞がれてしまってこもった息を漏らすくらいの事しかできない。郊外の大きな公園、それも夜となれば最初の叫び声だけで助けが来るかどうかはかなり難しい所だと言える。
「んっ…ふぅっ」
レミィは闇雲に手足を動かして自力の脱出を試みようとしていたが、がっしりと掴まれた状態から抜け出す事はできなかった。170センチを越える、運動もそれなりにこなすレミィであっても男の力にそうそう勝つことはできない。
ぴたっ。
「…!」
そしてその抵抗は、頬に当てられた冷たい金属の感触で完全にストップした。
「………」
レミィは暴れていた動きを完全に止めて、顔を恐怖に染める。平べったく冷ややかな感触は、暴れて火照った頬には痺れるほど強く感じられた。暗闇の中、視界の外とは言えども何が当てられているのかはすぐに分かる。
カタッ、カタッと小刻みにレミィの歯が音を立てた。
アメリカでの居住と教育の経験が、刃物という恐怖をよりリアルに伝える。平均的な日本の高校生に比べれば、レミィはそれが自分の背中や胸に突き立てられる事の恐ろしさを現実的に考える事ができた。人間が、時として完全に前後を忘れて粗暴に振る舞う事があるという事も理解していた。
そういう一連の想像が、レミィの筋肉を弛緩させていく。それを見計らって、男はレミィを押さえつける手の力を少しゆるめた。
「ア…」
支えを失った体が、公園の土の上にゆっくりと崩れ落ちていく。膝をついて、そこから上半身を前にかくんと折った状態だ。ブロンドがさらりと垂れ下がって、砂混じりの土の上に流れる。
ばさっ…
その無防備に丸められた背中に、レミィのスカートがまくりあげられた。遠くの水銀灯から届く光が、豊かなヒップの膨らみを覆うネイビーブルーのショーツをぼんやりと照らし出す。
「イヤ…」
か細い声が上がる。その間にも、レミィのショーツはぐいと掴まれてムリヤリに下ろされようとしていた。
「うっ…ううっ…」
レミィはすすり泣きのような声を出しながら、ヒップをふくらはぎに押しつけてショーツが脱がされるのを防ごうとする。しばらくの間はその抵抗によってショーツが半分下ろされただけの状態にとどまっていたが、
ピッ…
「…ッ!」
伸びきったショーツの生地が切り裂かれる音がした瞬間、その抵抗も水泡と化す。ヒップの中央ラインに沿うようにして裂かれたショーツは瞬く間に半分以上まで破られてしまい、それが左右に引っ張られるとレミィが何とかして隠そうとしている部分の生地まで簡単に裂けてしまった。
ぐに…ぐにっ。
覆い隠す生地が取り去られたレミィの秘部に、無骨な指が伸びてくる。レミィはますますヒップを下に押し下げようとする力を強めたが、指が直接侵入して来るのは防ぎようがない。ショーツが下ろされるのを防ぐのとは違う。
「イ…イタイ…」
刺激に弱い粘膜に、乾いた指が無遠慮に触れてくる。レミィは痛みを口にしたが、その指がレミィの処女地である部分まで到達すると一気に緊張を強めた。
「イ、イヤっ…アタシ…そこは…」
生まれてからただの一度も汚されていない、綺麗なピンク色をしているはずのひだひだの部分に指が近づいてくる。
「あッ…イ、イタイっ!」
鋭い悲鳴が上がった。
ぷちっ、ぷちっとかさぶたを引き剥がされるような痛みがレミィを襲う。粘膜にただ触れられるのとは段違いの痛みだ。大切な部分が汚されているという思いよりも、痛さの方が大きかった。恐らく、血が流れ出していることだろう。
ぷち…
「うっ…うう…」
第二関節の所まで入り込んで、ようやく男の指が止まる。
ずっ!
「あぅッ」
そして、一気に引き抜かれた。意志とは無関係に指を締め付けてしまっていた膣壁が激しくこすられて、さらなる痛みをもたらす。
「うッ…うぅッ…」
レミィは体を丸めたまま、大切な部分から沸き上がってくるずきずきとした痛みをこらえていた。逃げようとしても、逃れられない痛み。抜けたはずなのに、まだ指が挟まっているような気がした。
…ぐっ
その時、力が抜けきっていたレミィの腰が男の手によって持ち上げられる。突然の動きに、レミィは反応できなかった。
「あっ…あッ!?」
高々と腰が持ち上げられて、さっき指が入ってきた所にもっと太く熱い物がぴたりと当てられるまで。
「イッ…イヤッ! …お願い、許して…」
勃起した男根を見たことがないレミィにとって、その太さは信じ難かった。体に伝わってくる感触からの判断だが、それでも指とは全く比べ物にならないほど太い事は分かる。
…ずぶっ。
「アアアアアアアーッ!?」
しかし、それはためらいもなくレミィの中に入ってきた。
…ずぶ…ずぶっ
「アッ…アアッ! No…やめてッ…! やめてッ…!」
レミィは美しいブロンドの髪を地面にこすりつけ、顔を苦痛に歪めていた。ハーフであると言ってもレミィの性器は日本人のそれに近かったようで、侵入してくる肉棒を容易に受け入れる事などできない。文字通り切り裂かれるようにしてしか、肉棒はレミィの中に入って来れないようだった。
ずぐっ!
「!!」
しかし男は力任せに肉棒をめり込ませ、レミィの最深部を激しく突く。
ずぶっ、ずぶっ、ずぶぅ…!
「はっ…ああっ…もう…イヤァァッ…!」
激痛にレミィは体をのたうち回るが、掴まれた腰はどうしても動かない。涙で腫れ上がった顔と髪を地面にこすりつけるようにして、痛みをこらえる事しかできなかった。涙に溶けた土で汚れたレミィの顔は、普段の陽気さなど全く感じさせないほどに痛々しい。
ずっ、ずっ、ずぐっ
男はレミィの無経験など気にせずに激しく腰を動かし、膣内をえぐり続けていた。潤滑液が全くない状態で初めてのレミィの中をかき回しているのだから、レミィの性器にかかる負担は並大抵ではない。ところが、そうやって痛みを感じるほどにレミィはきつく男の肉棒を締め付けて、さらに自分に苦痛を与えてしまうのだ。
そういう地獄のような循環が続いて、どれほど経ったろうか…
ずんっ…
「!」
男がひときわ強くレミィの中を衝いて、動きを止めた。
「………イヤアッ!? だ、だめェッ!! 中はッ…!」
びゅくんっ!
レミィが悟ったのとほぼ同時に、男の精液が飛び出す。
びゅっ、びゅっ、びゅっ…
制御を失った脈動が、大量の欲望をレミィの中にぶちまけていく。
「イ、イヤ…ひどい…こんなのって…」
灼熱の液体に、傷つけられた膣壁をさらに冒される。既にレミィの理性は限界だった。
「………」
レミィは精根尽き果てた様子で、全ての力を失って地面に倒れ込んだ。男もそれに合わせてレミィの腰を離し、犯されきったいたいけな秘裂がぐちゅっと砂土の上に押しつけられる。
「う…うう」
「レミィ」
(………!?)
完全に放心したレミィに、よく知った声が聞こえてくる。
「絶対に離さないからな…俺は、お前を」
「あ…」
「一日中探し回ったんだぜ…」
ほとんど狂気に近いような、震えた声だった。
「ヒロ…ユキ…」
レミィはそれだけつぶやくと、体が溶け去るような感覚を覚えながら意識を失っていった。
レミィがつんざくような叫びを上げ、体を暴れさせる。
「Hel…んっ! んぅぅぅっ…!」
さらに助けを求めようとした叫びは、大きな手によって塞がれた。
無論叫びが日本語でなかったとしても、それが誰かに聞こえていたならただならぬ雰囲気だけでも察知してもらう事が出来たろう。だが、レミィの口は完全に塞がれてしまってこもった息を漏らすくらいの事しかできない。郊外の大きな公園、それも夜となれば最初の叫び声だけで助けが来るかどうかはかなり難しい所だと言える。
「んっ…ふぅっ」
レミィは闇雲に手足を動かして自力の脱出を試みようとしていたが、がっしりと掴まれた状態から抜け出す事はできなかった。170センチを越える、運動もそれなりにこなすレミィであっても男の力にそうそう勝つことはできない。
ぴたっ。
「…!」
そしてその抵抗は、頬に当てられた冷たい金属の感触で完全にストップした。
「………」
レミィは暴れていた動きを完全に止めて、顔を恐怖に染める。平べったく冷ややかな感触は、暴れて火照った頬には痺れるほど強く感じられた。暗闇の中、視界の外とは言えども何が当てられているのかはすぐに分かる。
カタッ、カタッと小刻みにレミィの歯が音を立てた。
アメリカでの居住と教育の経験が、刃物という恐怖をよりリアルに伝える。平均的な日本の高校生に比べれば、レミィはそれが自分の背中や胸に突き立てられる事の恐ろしさを現実的に考える事ができた。人間が、時として完全に前後を忘れて粗暴に振る舞う事があるという事も理解していた。
そういう一連の想像が、レミィの筋肉を弛緩させていく。それを見計らって、男はレミィを押さえつける手の力を少しゆるめた。
「ア…」
支えを失った体が、公園の土の上にゆっくりと崩れ落ちていく。膝をついて、そこから上半身を前にかくんと折った状態だ。ブロンドがさらりと垂れ下がって、砂混じりの土の上に流れる。
ばさっ…
その無防備に丸められた背中に、レミィのスカートがまくりあげられた。遠くの水銀灯から届く光が、豊かなヒップの膨らみを覆うネイビーブルーのショーツをぼんやりと照らし出す。
「イヤ…」
か細い声が上がる。その間にも、レミィのショーツはぐいと掴まれてムリヤリに下ろされようとしていた。
「うっ…ううっ…」
レミィはすすり泣きのような声を出しながら、ヒップをふくらはぎに押しつけてショーツが脱がされるのを防ごうとする。しばらくの間はその抵抗によってショーツが半分下ろされただけの状態にとどまっていたが、
ピッ…
「…ッ!」
伸びきったショーツの生地が切り裂かれる音がした瞬間、その抵抗も水泡と化す。ヒップの中央ラインに沿うようにして裂かれたショーツは瞬く間に半分以上まで破られてしまい、それが左右に引っ張られるとレミィが何とかして隠そうとしている部分の生地まで簡単に裂けてしまった。
ぐに…ぐにっ。
覆い隠す生地が取り去られたレミィの秘部に、無骨な指が伸びてくる。レミィはますますヒップを下に押し下げようとする力を強めたが、指が直接侵入して来るのは防ぎようがない。ショーツが下ろされるのを防ぐのとは違う。
「イ…イタイ…」
刺激に弱い粘膜に、乾いた指が無遠慮に触れてくる。レミィは痛みを口にしたが、その指がレミィの処女地である部分まで到達すると一気に緊張を強めた。
「イ、イヤっ…アタシ…そこは…」
生まれてからただの一度も汚されていない、綺麗なピンク色をしているはずのひだひだの部分に指が近づいてくる。
「あッ…イ、イタイっ!」
鋭い悲鳴が上がった。
ぷちっ、ぷちっとかさぶたを引き剥がされるような痛みがレミィを襲う。粘膜にただ触れられるのとは段違いの痛みだ。大切な部分が汚されているという思いよりも、痛さの方が大きかった。恐らく、血が流れ出していることだろう。
ぷち…
「うっ…うう…」
第二関節の所まで入り込んで、ようやく男の指が止まる。
ずっ!
「あぅッ」
そして、一気に引き抜かれた。意志とは無関係に指を締め付けてしまっていた膣壁が激しくこすられて、さらなる痛みをもたらす。
「うッ…うぅッ…」
レミィは体を丸めたまま、大切な部分から沸き上がってくるずきずきとした痛みをこらえていた。逃げようとしても、逃れられない痛み。抜けたはずなのに、まだ指が挟まっているような気がした。
…ぐっ
その時、力が抜けきっていたレミィの腰が男の手によって持ち上げられる。突然の動きに、レミィは反応できなかった。
「あっ…あッ!?」
高々と腰が持ち上げられて、さっき指が入ってきた所にもっと太く熱い物がぴたりと当てられるまで。
「イッ…イヤッ! …お願い、許して…」
勃起した男根を見たことがないレミィにとって、その太さは信じ難かった。体に伝わってくる感触からの判断だが、それでも指とは全く比べ物にならないほど太い事は分かる。
…ずぶっ。
「アアアアアアアーッ!?」
しかし、それはためらいもなくレミィの中に入ってきた。
…ずぶ…ずぶっ
「アッ…アアッ! No…やめてッ…! やめてッ…!」
レミィは美しいブロンドの髪を地面にこすりつけ、顔を苦痛に歪めていた。ハーフであると言ってもレミィの性器は日本人のそれに近かったようで、侵入してくる肉棒を容易に受け入れる事などできない。文字通り切り裂かれるようにしてしか、肉棒はレミィの中に入って来れないようだった。
ずぐっ!
「!!」
しかし男は力任せに肉棒をめり込ませ、レミィの最深部を激しく突く。
ずぶっ、ずぶっ、ずぶぅ…!
「はっ…ああっ…もう…イヤァァッ…!」
激痛にレミィは体をのたうち回るが、掴まれた腰はどうしても動かない。涙で腫れ上がった顔と髪を地面にこすりつけるようにして、痛みをこらえる事しかできなかった。涙に溶けた土で汚れたレミィの顔は、普段の陽気さなど全く感じさせないほどに痛々しい。
ずっ、ずっ、ずぐっ
男はレミィの無経験など気にせずに激しく腰を動かし、膣内をえぐり続けていた。潤滑液が全くない状態で初めてのレミィの中をかき回しているのだから、レミィの性器にかかる負担は並大抵ではない。ところが、そうやって痛みを感じるほどにレミィはきつく男の肉棒を締め付けて、さらに自分に苦痛を与えてしまうのだ。
そういう地獄のような循環が続いて、どれほど経ったろうか…
ずんっ…
「!」
男がひときわ強くレミィの中を衝いて、動きを止めた。
「………イヤアッ!? だ、だめェッ!! 中はッ…!」
びゅくんっ!
レミィが悟ったのとほぼ同時に、男の精液が飛び出す。
びゅっ、びゅっ、びゅっ…
制御を失った脈動が、大量の欲望をレミィの中にぶちまけていく。
「イ、イヤ…ひどい…こんなのって…」
灼熱の液体に、傷つけられた膣壁をさらに冒される。既にレミィの理性は限界だった。
「………」
レミィは精根尽き果てた様子で、全ての力を失って地面に倒れ込んだ。男もそれに合わせてレミィの腰を離し、犯されきったいたいけな秘裂がぐちゅっと砂土の上に押しつけられる。
「う…うう」
「レミィ」
(………!?)
完全に放心したレミィに、よく知った声が聞こえてくる。
「絶対に離さないからな…俺は、お前を」
「あ…」
「一日中探し回ったんだぜ…」
ほとんど狂気に近いような、震えた声だった。
「ヒロ…ユキ…」
レミィはそれだけつぶやくと、体が溶け去るような感覚を覚えながら意識を失っていった。
…ぃ…
俺は、ほとんど音も立てずに玄関のドアを開けた。
音がしなかったのは、行き際にドアにサンダルを挟んでおいたからだ。完全にドアを閉めておいたなら、ノブを回す音と開け始めのきしみで絶対に気づかれてしまっただろう。不用心と言えば不用心だが、郊外のマンション、しかも廊下の端にある部屋に変なのが来るとも思えない。それに家を空けていたのはほんの30分かそこらだ。
俺は、ドアの隙間から身体を侵入させると、最初と同じようにサンダルを挟む形で慎重にドアを閉めた。ゴムのサンダルはドアの重みをきちんと吸収して、音は今回も立たない。
すぅ…
口の中だけで深呼吸をして、俺はそろりそろりと玄関から家に上がる。靴はドアの前でもう脱いでいた。さらに、ハーフパンツとトランクスまで脱いで、紙袋の中に押し込んでおいた。一瞬のことだったとは言え、人気のないマンションだからこそできた芸当だ。
入ってすぐの所は台所になっていて、床はフローリングだ。暑苦しかったが、靴下もぶ厚めなものを履いている。足をほとんど上げずに滑るように歩いていると、猫のように無音で歩くことができた。
ぱさ…ぱさっ
ふすまが開けっ放しになっている向こうの和室からは、洗濯物を畳んでいるらしい音が聞こえてきていた。俺の足音に負けず劣らずの小さな音だったが、向こうは隠そうとしているわけではないので断然俺の音の方が小さい。
恐らく、俺が入ってきたことに気づいていることはないだろう。気づいているなら呑気に洗濯物を畳み続けているわけがない。
俺は台所のフローリングが終わる辺りになると、いっそう足を進める動きを慎重なものにした。小さなベランダにつながるサッシ、そこから入ってくる陽の光。昼間はずっと光が当たっているから、畳が簡単に変色してしまうほどだ。
その中に、先輩の姿があった。畳の上に座って、目の前に置いた洗濯物をひとつひとつ取ってはゆっくりと畳んでいる。俺はその姿を、台所と和室の間に立ってしばらく見つめていた。
先輩の瞳は、俺の方を見ている。と言っても、俺に気づいているわけではない。洗濯物を置いているのが六畳の真ん中なので、部屋の奥にいる先輩の身体全体が俺の方を向いているというだけの事だ。
すぅっ…はぁっ…すぅっ…
口の中で、軽く小刻みな呼吸を繰り返してから俺は思いきって和室の中に入っていった。
畳の上はフローリングに比べれば摩擦が大きくて、滑らせるだけでも音が立ってしまいそうだ。俺は畳の上に足の裏を押しつけてはそっと持ち上げて少し足を進め、また足の裏を畳に押しつけるというステップを繰り返す。バランスをきちんと取りながら静かに進むのはなかなか難儀な作業だ。
だが、その俺の滑稽な歩き方をしている前で、先輩は何事もないかのように洗濯物を畳んでいる。もうだいぶ洗濯物の量も減ってきたが、シャツが2枚ばかり残るだけになった頃には、俺は先輩の呼吸の音が聞こえるほど近くまで来ていた。
薄いシャツをこれまでと同じペースで畳んでいる先輩の身体。俺はその身体に触れそうなほど近くまで手を伸ばし、わきわきと手を動かして次のアクションをイメージする。呼吸は止めていた。10センチの近くまで手を近づけても、先輩は気づいていない。
ぱさっ…
がしっ!
「……えっ…」
最後のシャツが洗濯物の上に置かれた瞬間、俺は一気に先輩の身体につかみかかった。
ばたっ…
先輩は何が起こっているのかすらわからないようで、呆然とした表情のまま畳の上に倒れる。一瞬遅れて、積み上げられた洗濯物がばさばさと崩れ落ちた。
はぁ…はぁっ!
「あっ…あ!? …ふぐっ…」
詰めていた息を一気に吐き出し、獣のような荒い呼吸になった俺に初めて先輩は怯えの声を出した。本気で怯えている声だ。俺だとは分かっていない。叫び声を出される危険性を感じ取り、俺は先輩の口を手でふさいだ。
「んんーっ! んっ…」
俺が逆の手で胸をわしづかみにすると、先輩は恐怖の顔で暴れる。俺は体重をかけて、先輩の動きを奪った。運動をしない先輩が、俺の全力を跳ね飛ばせるわけもない。ばたばたと手足を動かしてはいたが、それだけだ。
隣もその隣も、昼間は誰もいなくなる。そして階下はしばらく前から人が入っていない。この音だけで人が駆けつけてくるとは考えられなかった。
いつもは丁寧に扱っている胸を思うがままに揉んでしまうのは新鮮だ。それに、先輩の胸は小さい物ではないのでいい加減に扱っても柔らかい弾力を返してきていた。ブラジャーの上からでもよくわかる。
先輩は動くのに疲れてきたのか、だんだんと抵抗しなくなってきた。それを見計らい、俺は畳まれていたタオルのひとつを手に取る。
「はぁっ…」
俺が一瞬口を押さえる手を離すと、先輩は苦しそうに息を吸う。暴れたせいで息苦しくなっていたようだ。その間に、俺は素早く先輩の口にタオルを巻いて頭の後ろで縛り、簡単な猿ぐつわにした。
「っ……っっ…」
先輩は再び呼吸しにくくなった中で、懸命に酸素を求めて息をし始める。暴れた事による呼吸の乱れが収まってくると先輩の苦しそうな様子も収まってきたが、先輩は呼吸の乱れですっかり疲れてしまったようだった。
俺は体重を十分にかけながら先輩の脚の方に移動し、黒いスカートを一気にたくし上げる。
「っ」
先輩が絶望的な顔になった。そして間髪入れず、白いシンプルなショーツを子供相手にするようにずるずると引きずり下ろす。できれば引きちぎりたかったが、ゴムの弾力があるショーツを破くのは大変そうなので諦めた。そのまま、躊躇せずに先輩のあそこを触り始める。
「っ、っ」
さすがに先輩は身体をよじらせて抵抗したが、俺の指を拒めるはずがなかった。粘膜の中に俺の指が入り込んでいく。
温かくねっとりしたひだひだを、俺はこねるように愛撫した。いつもならもっと順を追っている所だが、今は適当に、俺のしたいように指を動かす。
「ふっ…んっ…」
先輩の鼻腔から漏れてくる息の音が、すこし湿り気を帯びてくる。俺は試しにクリトリスを撫でてみた。
「んっ…んんぅ…」
先輩は力無く首を左右に振って、目を閉じてしまう。俺が指を動かし続けると、何度も何度も先輩は首を振って、目をより固く閉じていった。口がふさがれているためか、鼻腔から漏れ出す湿った吐息の音はどんどん大きくなってくる。
ちゅく…
ひょっとしてと思って先輩の中に人差し指の先を入れてみると、濡れていた。
「……!」
先輩がずる、ずると身体を引きずって逃げようとしたので俺は体重をかけ直す。そして、逆の手の親指の腹でクリトリスをふにふにと押しつぶしながら、先輩の中にもっと深く指をつっこんでみた。
先輩の目からはぽろぽろと涙がこぼれて来ている。ひくっ、ひくっとしゃくり上げている所を見ると悲しみで泣いてしまったようだった。
ちゅくちゅくちゅく…
俺は無言で先輩の中に入れた指を動かし、クリトリスを圧迫する。先輩の中はどんどん濡れてきていたので二本目の指を入れてみると、これもやすやすと受け入れた。いつもしている事をすっ飛ばしているのに、いつもとあまり変わらないくらい感じているように見える。
ただ…
ひくっ…ぐすっ…ぐすんっ…
先輩の中がぐちょぐちょになってくるのと比例するように、先輩の泣き声は大きくなってきていた。もちろんタオルのせいで声はほとんど聞こえないが、そのために余計に可哀想にも見える。顔は涙で赤くはれ上がっていた。先輩の泣き顔なんて、俺は見たことがほとんどないから免疫がない。
ひくっ…ぐす
それを見ていると、段々と俺は興奮が冷めてきてしまった。
…ちゅく
「………」
俺は、先輩の中から指を抜いてクリトリスも解放する。かけた体重はそのままだったが、それ以上は何もせずに先輩のことを見つめた。
ひくっ…ひく…
一度ついた泣き癖はすぐ戻るはずもなく、先輩はまだ泣きじゃくっている。俺は、ため息をつきながら口を開こうとした。自分の名前をみさき先輩に告げようとした。
ふるふる…
その時、先輩が首を振る。
「………」
俺は意味がわからず、黙った。
ぐっ…ぐぐ…
「………」
一瞬、頭が真っ白になる。
先輩は、腰を持ち上げてヘアまで濡れそぼったあそこを俺に突き出そうとしていた。俺の体重に押さえつけられた身体を、よじらせながら持ち上げて必死にあそこを俺に向かって示している。
さらに、先輩の手が自分のあそこに向かって…きわどい辺りを触り始める。
ひくっ…ひく
みさき…先輩…
先輩は…泣きながら、俺を誘っていた。もっと触って欲しいと、感じさせて欲しいと…全身で示していた。今は、俺は先輩にとって他人のはずなのに…
…がっ。
俺は先輩の腰を荒々しくつかんだ。
そして、部屋に入った時から勃起しっ放しだったアレを先輩のあそこに押しつける。ぬるぬるになった先輩のあそこの中で、先輩の入り口を見つけるのは簡単なことだった。いちいち見なくても、それくらいはすぐわかる。
ぐぢゅるぅ…
濡れ濡れた音を立てながら、俺のアレは一瞬で先輩の中に入った。やわやわと締め付けてくる柔肉の感触の中を突き進むのは最高だ。
「………」
先輩は俺の突っ込んだ衝撃で身体を少し動かしたが、それ以上に苦痛を感じている様子はなかった。まだ半分泣いているようだが、顔はさっきの悲痛な調子に比べるとだいぶゆるんできている。泣きながら感じているのだ。
ぐぢゅっ! ぐぢゅっ!
バシバシと打ちすえるように腰を突き出すと、派手な水音がした。最初からこんな勢いで動いたのは初めてだ。何も考えずに柔肉を押し広げる。それを何度も繰り返す。幾度繰り返しても、先輩の中は強い抵抗を返していた。そして俺のアレの圧力に屈し、開いていく。抵抗を小気味よく突き破れる絶妙のバランスがあった。
「はぁ…はぁっ」
俺は一度動きを止めて、先輩の一番深くにアレを埋める。すると先輩のあそこは一定の周期でいやらしく俺のペニスを締め付けてきた。動きを止めてみると、先輩の中がぐちゅぐちゅに濡れているのが改めてわかる。普段でもこんな濡れ方はしない。
俺よりも、今の「俺」の方がイイということか。
ぐぢゅ、ぐぢゅっ! ぐしゅっ!
激しい感情の動きにまかせて、俺は先輩の中を突きまくった。何も考えずに先輩の一番奥を揺さぶるほどに突き続ける。どう考えても感じるよりは痛がりそうな衝撃だったが、先輩は苦痛に思っていないようだった。泣きはらした顔はもちろんそのままだが、既に泣いているわけではないようだ。俺のアレをくわえこんで、気持ちよくなってしまっているようだった。
ぐぢゅ、ぐぢゅ…
体力が尽きてしまいそうになるほどに俺は腰を動かす。テクニックなんてない、ただ闇雲に突いているだけだ。それでも先輩の中はじゅぽじゅぽと音を立てて温かく、ぬめぬめして気持ちよかった。たぶん、いつもより。
そんな突き方を延々としている間に、すっかり俺のアレは充血して快感を溜め込んでしまった。
「………」
しかし俺は動きを止めない。猛烈な射精感がせり上がってくるが、同じペースで突き続ける。俺は5秒と持たせることができなかった。
「うううううっ…出るっ…」
…びゅびゅっ! びゅっびゅっ! びゅびゅ…
口の中が香りの良い酸味のようなもので満たされるのを感じながら、俺は果てた。生まれて初めて感じるような虚脱感を覚えながら、どろりとした精液をすごい勢いで出す。尿道を通って出るたびに下半身が崩れ落ちてしまいそうになるほどの強烈な射精だった。
先輩の顔は…表情は…俺には見えない。よく、わからない。ただ、全身は涙と汗と愛液と精液でべとべとだ。汚れている。
びゅ…びゅ。
じゅる…
俺は最後の一滴を注ぎ込むと同時に、アレを思い切り引き抜く。そして、まだ入れているような痺れた感覚をアレの先っぽに感じながら、洗濯物の散乱した中を走って家を飛び出した。
ぱさっ。ぱさ…
「おかえりなさい、浩平君」
西日の入ってくる中で、にっこりと微笑んだ先輩の顔。綺麗に積まれていく洗濯物。
「…ただいま。みさき先輩」
俺は異世界に連れ込まれたような気がしながらも、笑い返しながら畳の上に荷物を投げて座っていた。
俺は、ほとんど音も立てずに玄関のドアを開けた。
音がしなかったのは、行き際にドアにサンダルを挟んでおいたからだ。完全にドアを閉めておいたなら、ノブを回す音と開け始めのきしみで絶対に気づかれてしまっただろう。不用心と言えば不用心だが、郊外のマンション、しかも廊下の端にある部屋に変なのが来るとも思えない。それに家を空けていたのはほんの30分かそこらだ。
俺は、ドアの隙間から身体を侵入させると、最初と同じようにサンダルを挟む形で慎重にドアを閉めた。ゴムのサンダルはドアの重みをきちんと吸収して、音は今回も立たない。
すぅ…
口の中だけで深呼吸をして、俺はそろりそろりと玄関から家に上がる。靴はドアの前でもう脱いでいた。さらに、ハーフパンツとトランクスまで脱いで、紙袋の中に押し込んでおいた。一瞬のことだったとは言え、人気のないマンションだからこそできた芸当だ。
入ってすぐの所は台所になっていて、床はフローリングだ。暑苦しかったが、靴下もぶ厚めなものを履いている。足をほとんど上げずに滑るように歩いていると、猫のように無音で歩くことができた。
ぱさ…ぱさっ
ふすまが開けっ放しになっている向こうの和室からは、洗濯物を畳んでいるらしい音が聞こえてきていた。俺の足音に負けず劣らずの小さな音だったが、向こうは隠そうとしているわけではないので断然俺の音の方が小さい。
恐らく、俺が入ってきたことに気づいていることはないだろう。気づいているなら呑気に洗濯物を畳み続けているわけがない。
俺は台所のフローリングが終わる辺りになると、いっそう足を進める動きを慎重なものにした。小さなベランダにつながるサッシ、そこから入ってくる陽の光。昼間はずっと光が当たっているから、畳が簡単に変色してしまうほどだ。
その中に、先輩の姿があった。畳の上に座って、目の前に置いた洗濯物をひとつひとつ取ってはゆっくりと畳んでいる。俺はその姿を、台所と和室の間に立ってしばらく見つめていた。
先輩の瞳は、俺の方を見ている。と言っても、俺に気づいているわけではない。洗濯物を置いているのが六畳の真ん中なので、部屋の奥にいる先輩の身体全体が俺の方を向いているというだけの事だ。
すぅっ…はぁっ…すぅっ…
口の中で、軽く小刻みな呼吸を繰り返してから俺は思いきって和室の中に入っていった。
畳の上はフローリングに比べれば摩擦が大きくて、滑らせるだけでも音が立ってしまいそうだ。俺は畳の上に足の裏を押しつけてはそっと持ち上げて少し足を進め、また足の裏を畳に押しつけるというステップを繰り返す。バランスをきちんと取りながら静かに進むのはなかなか難儀な作業だ。
だが、その俺の滑稽な歩き方をしている前で、先輩は何事もないかのように洗濯物を畳んでいる。もうだいぶ洗濯物の量も減ってきたが、シャツが2枚ばかり残るだけになった頃には、俺は先輩の呼吸の音が聞こえるほど近くまで来ていた。
薄いシャツをこれまでと同じペースで畳んでいる先輩の身体。俺はその身体に触れそうなほど近くまで手を伸ばし、わきわきと手を動かして次のアクションをイメージする。呼吸は止めていた。10センチの近くまで手を近づけても、先輩は気づいていない。
ぱさっ…
がしっ!
「……えっ…」
最後のシャツが洗濯物の上に置かれた瞬間、俺は一気に先輩の身体につかみかかった。
ばたっ…
先輩は何が起こっているのかすらわからないようで、呆然とした表情のまま畳の上に倒れる。一瞬遅れて、積み上げられた洗濯物がばさばさと崩れ落ちた。
はぁ…はぁっ!
「あっ…あ!? …ふぐっ…」
詰めていた息を一気に吐き出し、獣のような荒い呼吸になった俺に初めて先輩は怯えの声を出した。本気で怯えている声だ。俺だとは分かっていない。叫び声を出される危険性を感じ取り、俺は先輩の口を手でふさいだ。
「んんーっ! んっ…」
俺が逆の手で胸をわしづかみにすると、先輩は恐怖の顔で暴れる。俺は体重をかけて、先輩の動きを奪った。運動をしない先輩が、俺の全力を跳ね飛ばせるわけもない。ばたばたと手足を動かしてはいたが、それだけだ。
隣もその隣も、昼間は誰もいなくなる。そして階下はしばらく前から人が入っていない。この音だけで人が駆けつけてくるとは考えられなかった。
いつもは丁寧に扱っている胸を思うがままに揉んでしまうのは新鮮だ。それに、先輩の胸は小さい物ではないのでいい加減に扱っても柔らかい弾力を返してきていた。ブラジャーの上からでもよくわかる。
先輩は動くのに疲れてきたのか、だんだんと抵抗しなくなってきた。それを見計らい、俺は畳まれていたタオルのひとつを手に取る。
「はぁっ…」
俺が一瞬口を押さえる手を離すと、先輩は苦しそうに息を吸う。暴れたせいで息苦しくなっていたようだ。その間に、俺は素早く先輩の口にタオルを巻いて頭の後ろで縛り、簡単な猿ぐつわにした。
「っ……っっ…」
先輩は再び呼吸しにくくなった中で、懸命に酸素を求めて息をし始める。暴れた事による呼吸の乱れが収まってくると先輩の苦しそうな様子も収まってきたが、先輩は呼吸の乱れですっかり疲れてしまったようだった。
俺は体重を十分にかけながら先輩の脚の方に移動し、黒いスカートを一気にたくし上げる。
「っ」
先輩が絶望的な顔になった。そして間髪入れず、白いシンプルなショーツを子供相手にするようにずるずると引きずり下ろす。できれば引きちぎりたかったが、ゴムの弾力があるショーツを破くのは大変そうなので諦めた。そのまま、躊躇せずに先輩のあそこを触り始める。
「っ、っ」
さすがに先輩は身体をよじらせて抵抗したが、俺の指を拒めるはずがなかった。粘膜の中に俺の指が入り込んでいく。
温かくねっとりしたひだひだを、俺はこねるように愛撫した。いつもならもっと順を追っている所だが、今は適当に、俺のしたいように指を動かす。
「ふっ…んっ…」
先輩の鼻腔から漏れてくる息の音が、すこし湿り気を帯びてくる。俺は試しにクリトリスを撫でてみた。
「んっ…んんぅ…」
先輩は力無く首を左右に振って、目を閉じてしまう。俺が指を動かし続けると、何度も何度も先輩は首を振って、目をより固く閉じていった。口がふさがれているためか、鼻腔から漏れ出す湿った吐息の音はどんどん大きくなってくる。
ちゅく…
ひょっとしてと思って先輩の中に人差し指の先を入れてみると、濡れていた。
「……!」
先輩がずる、ずると身体を引きずって逃げようとしたので俺は体重をかけ直す。そして、逆の手の親指の腹でクリトリスをふにふにと押しつぶしながら、先輩の中にもっと深く指をつっこんでみた。
先輩の目からはぽろぽろと涙がこぼれて来ている。ひくっ、ひくっとしゃくり上げている所を見ると悲しみで泣いてしまったようだった。
ちゅくちゅくちゅく…
俺は無言で先輩の中に入れた指を動かし、クリトリスを圧迫する。先輩の中はどんどん濡れてきていたので二本目の指を入れてみると、これもやすやすと受け入れた。いつもしている事をすっ飛ばしているのに、いつもとあまり変わらないくらい感じているように見える。
ただ…
ひくっ…ぐすっ…ぐすんっ…
先輩の中がぐちょぐちょになってくるのと比例するように、先輩の泣き声は大きくなってきていた。もちろんタオルのせいで声はほとんど聞こえないが、そのために余計に可哀想にも見える。顔は涙で赤くはれ上がっていた。先輩の泣き顔なんて、俺は見たことがほとんどないから免疫がない。
ひくっ…ぐす
それを見ていると、段々と俺は興奮が冷めてきてしまった。
…ちゅく
「………」
俺は、先輩の中から指を抜いてクリトリスも解放する。かけた体重はそのままだったが、それ以上は何もせずに先輩のことを見つめた。
ひくっ…ひく…
一度ついた泣き癖はすぐ戻るはずもなく、先輩はまだ泣きじゃくっている。俺は、ため息をつきながら口を開こうとした。自分の名前をみさき先輩に告げようとした。
ふるふる…
その時、先輩が首を振る。
「………」
俺は意味がわからず、黙った。
ぐっ…ぐぐ…
「………」
一瞬、頭が真っ白になる。
先輩は、腰を持ち上げてヘアまで濡れそぼったあそこを俺に突き出そうとしていた。俺の体重に押さえつけられた身体を、よじらせながら持ち上げて必死にあそこを俺に向かって示している。
さらに、先輩の手が自分のあそこに向かって…きわどい辺りを触り始める。
ひくっ…ひく
みさき…先輩…
先輩は…泣きながら、俺を誘っていた。もっと触って欲しいと、感じさせて欲しいと…全身で示していた。今は、俺は先輩にとって他人のはずなのに…
…がっ。
俺は先輩の腰を荒々しくつかんだ。
そして、部屋に入った時から勃起しっ放しだったアレを先輩のあそこに押しつける。ぬるぬるになった先輩のあそこの中で、先輩の入り口を見つけるのは簡単なことだった。いちいち見なくても、それくらいはすぐわかる。
ぐぢゅるぅ…
濡れ濡れた音を立てながら、俺のアレは一瞬で先輩の中に入った。やわやわと締め付けてくる柔肉の感触の中を突き進むのは最高だ。
「………」
先輩は俺の突っ込んだ衝撃で身体を少し動かしたが、それ以上に苦痛を感じている様子はなかった。まだ半分泣いているようだが、顔はさっきの悲痛な調子に比べるとだいぶゆるんできている。泣きながら感じているのだ。
ぐぢゅっ! ぐぢゅっ!
バシバシと打ちすえるように腰を突き出すと、派手な水音がした。最初からこんな勢いで動いたのは初めてだ。何も考えずに柔肉を押し広げる。それを何度も繰り返す。幾度繰り返しても、先輩の中は強い抵抗を返していた。そして俺のアレの圧力に屈し、開いていく。抵抗を小気味よく突き破れる絶妙のバランスがあった。
「はぁ…はぁっ」
俺は一度動きを止めて、先輩の一番深くにアレを埋める。すると先輩のあそこは一定の周期でいやらしく俺のペニスを締め付けてきた。動きを止めてみると、先輩の中がぐちゅぐちゅに濡れているのが改めてわかる。普段でもこんな濡れ方はしない。
俺よりも、今の「俺」の方がイイということか。
ぐぢゅ、ぐぢゅっ! ぐしゅっ!
激しい感情の動きにまかせて、俺は先輩の中を突きまくった。何も考えずに先輩の一番奥を揺さぶるほどに突き続ける。どう考えても感じるよりは痛がりそうな衝撃だったが、先輩は苦痛に思っていないようだった。泣きはらした顔はもちろんそのままだが、既に泣いているわけではないようだ。俺のアレをくわえこんで、気持ちよくなってしまっているようだった。
ぐぢゅ、ぐぢゅ…
体力が尽きてしまいそうになるほどに俺は腰を動かす。テクニックなんてない、ただ闇雲に突いているだけだ。それでも先輩の中はじゅぽじゅぽと音を立てて温かく、ぬめぬめして気持ちよかった。たぶん、いつもより。
そんな突き方を延々としている間に、すっかり俺のアレは充血して快感を溜め込んでしまった。
「………」
しかし俺は動きを止めない。猛烈な射精感がせり上がってくるが、同じペースで突き続ける。俺は5秒と持たせることができなかった。
「うううううっ…出るっ…」
…びゅびゅっ! びゅっびゅっ! びゅびゅ…
口の中が香りの良い酸味のようなもので満たされるのを感じながら、俺は果てた。生まれて初めて感じるような虚脱感を覚えながら、どろりとした精液をすごい勢いで出す。尿道を通って出るたびに下半身が崩れ落ちてしまいそうになるほどの強烈な射精だった。
先輩の顔は…表情は…俺には見えない。よく、わからない。ただ、全身は涙と汗と愛液と精液でべとべとだ。汚れている。
びゅ…びゅ。
じゅる…
俺は最後の一滴を注ぎ込むと同時に、アレを思い切り引き抜く。そして、まだ入れているような痺れた感覚をアレの先っぽに感じながら、洗濯物の散乱した中を走って家を飛び出した。
ぱさっ。ぱさ…
「おかえりなさい、浩平君」
西日の入ってくる中で、にっこりと微笑んだ先輩の顔。綺麗に積まれていく洗濯物。
「…ただいま。みさき先輩」
俺は異世界に連れ込まれたような気がしながらも、笑い返しながら畳の上に荷物を投げて座っていた。
ばちっ…びばちっ…
鈍い光がセリオに絡んでいく。電撃のような火花が散る。セリオはひとたまりもなく崩れ落ち、地面に身を転がしてしまった。
「ど…どうして…」
「こうでもしないと、やらしてくれそうにないからな」
「ふ、藤田様っ…落ち着いてください」
セリオは口を動かさずにしゃべっていた。どうやら唇を動かす機能も支障をきたしてしまったらしい。喉の奥にある発声機能の部分だけを使い、セリオは必死に浩之に訴えかける。
「だまれ…」
浩之の声は、かなり平坦なものになっていた。そして視線も石のように冷たく無機質なものになっている。
「なぜ、こんなことをっ…」
一方のセリオの声は、浩之への信頼と焦りとによって感情の起伏を十分に見せていた。しかし目はうつろで、身体はほとんど動いていない。
「したいからだ」
「藤田様、藤田様はそんな方ではなかったはずです。こんな事をされる方では…」
びびっ…びぶぶっ…
極めてバランスの崩れた会話が進む間にも、浩之の手は凶悪そうな光を放って明滅していた。それがひときわ強く輝くたびに、セリオの身につけた衣服の一部が簡単に消し飛ぶ。最初の内はセリオの革靴が破れたり、制服のボタンがひとつ引きちぎられる程度だったが、
びしっ…びしゅううっ…
スカートが縦に切り裂かれ、ブラウスのボタンがまとめて全て飛ばされ、セリオの身体は少しずつ剥かれていく。
「や、やめてください…お願いです」
ようやく身体を動かせるようになってきたのか、セリオはぶるぶると震えながらも地面に手をついて立ち上がろうとする。だが、上半身をある程度まで起こすだけで精一杯のようだった。
びしゅ…びしゅっ
今にも倒れ込みそうなセリオの服が、さらに破かれていく。背中から流れた髪の毛の先が幾度も吹きちぎられて風に舞った。髪の毛も巻き添えにしてしまうほど、肌に近い部分の服が切り裂かれつつあるのだ。
「も、もう…これ以上は」
セリオの身体はいつの間にか半裸のようになってしまっていた。身体を丸めるような体勢をしているためにまだ肌はそれほど露出されていないものの、胸の辺りを押さえ込んでいる手をセリオが離したならブラウスとブラジャーがまとめて身体から落ちてしまいそうだ。
がづっ!
「!」
…どんっ。
そして。浩之の手から飛んだ光によってセリオは激しい衝撃を受け、そのまま後ろに吹き飛ばされる。あごの辺りに直撃した光は、まるで無慈悲な拳のようにセリオを打っていた。
ばさっ…はらっ…
ボロ布のように、白いブラウスとブラジャーが宙に飛ぶ。そして地面に落ちた時に破れかかったスカートが引きずられ、こちらもブラウスと同じ運命をたどった。
「っうっ…ううっ…」
今にも破れてしまいそうなショーツだけの姿になったセリオ。全身が砂まみれだった。何が原因で故障してもおかしくないような状態だ。
「藤田様は…私の知っている藤田様は…お優しい方でした…」
その中で、セリオは放心したような声で言い始める。唇は、震えながらも少しだけ動いていた。全身がほとんど動かせない状態にも拘わらず、無理矢理動かしているようだ。
「綾香様も…頼りになる方だとおっしゃっていて…」
「もう犯した」
ざっ、ざっ…
浩之は言い放つと、砂煙を上げながらセリオに歩み寄っていく。
「……藤田様…」
セリオは一瞬言葉を詰まらせる。
「…今からでも遅くありません…なにが、藤田様を変えてしまったのか、話して頂けませんか…?」
「この力だ」
「…綾香様は、力を手に入れても人に対してその力を使うことはありませんでした…」
「お前は人じゃない」
ざっ。
浩之はセリオの上に仁王立ちになって、言い切った。
「……そうですね」
セリオはやや醒めた声になる。しかしその目にはうっすらと涙が浮かんでいるようだった。もともと表情の変化に乏しいセリオの顔に浮かんだ涙は、瞳をかすかに潤ませる程度であっても存在感を持つ。
「では、なぜ私を…」
「やりたいからだ」
浩之は無感情な目で言ってのけ、光を強烈にフラッシュさせた。
びしぃっ…
「………」
それによって、セリオのショーツは跡形もなく消し飛ぶ。セリオの全身が、浩之の前に現れる。
身じろぎすらしないセリオを見下ろしながら、浩之は自分の衣服を脱いでいった。長身でそれなりにたくましい胸板、すんなりと整った顔立ち。しかし瞳だけは壊れている。浩之であって浩之でないような、浩之でないようで浩之のような、定義がさだまらない人間だ。
そのあやふやさに比べれば、黒い勃起した肉棒はあまりに直接的に欲望を表現していた。その肉棒が、セリオの性器に向く。身体を落とし、これみよがしにセリオの性器にぐりぐりと肉棒の先端を押しつける。
「犯されても、私は構いません。ですが、藤田様は藤田様であってほしいのです…」
「知るか。やりたいからやる。それだけだ」
「どんな意味があるのですか…機械の私と交わったところで…人間の綾香様すら犯されたというのでしたら、なおさらです…」
「………」
ぐい…
「う…あっ…うあああっ…」
ぐぐぐぐぐ…
浩之は濁った目でセリオの顔をにらむように見つめながら、腰をぐいぐいと前に押し進めていった。処女肉を押し開く感覚に限りなく近いその行為。セリオの上げる、苦しそうな声。苦痛にしかめられた表情。
「藤田様…なぜ、私を…」
セリオの目から、大粒の涙がひとつだけこぼれ落ちた。
ずずずず…ぐぐぐぐっ…
「なぜ、私をっ…」
激しい締め付けを返すセリオの胎内の中で、浩之は強引なまでに腰を動かし始める。さすがに膣からの出血こそなかったが、泣き声に近いセリオの悲痛な訴えは陵辱の空気を濃くしていた。
ずずず…ずぐっ…ずぐずぐっ…
「うあああっ…くぅぅっ…藤田様っ…ううっ…」
「どうだ…苦しいか」
「い、痛みなどより、ふ、藤田様がそうなった事が…私の苦しみです…」
「うるさい…いい加減、黙るんだ」
ずぐっ、ずぐっ…
「ううっ…ぐぅぅっ…うっ」
浩之は乱暴に胎内をかき回す。しかしセリオの締め付けの強さによって、それほど自由には動けていない様子だった。
「くそ…」
ずぐうっ…
いまいましそうに舌打ちをして、浩之は腰を動かし続ける。ばさばさと砂が舞って、砂煙が立つ。もうもうと上がった細かい砂は、浩之の目の中にすら入ってきそうだった。
ごしごしと目をこすりながら、できるだけの力でセリオの中を突く。セリオの腰を押さえこんで、一方的な抽送を行う。ほこりっぽい感触になってしまったセリオの胸をわしづかみにして、ぐいぐいと揉む。
「う…ううっ…藤田様…やめてください…」
だが、セリオはいつまで経っても取り乱すことはなく、悲しみに満ちた震える声で浩之に訴えかけ続けた。
そうする間に、浩之の手の光が段々と光度を失っていく。
「く…くおおおっ…!」
それが消滅した瞬間、浩之はうめきのような声を上げてぶるるっと腰を痙攣させた。
びゅくん…びゅくっ…びゅくん…
「はぁっ…かはぁっ…はぁぁっ…くはぁっ…」
「っ…藤田様…藤田様ぁっ…」
どちらが犯されていたのかわからないほど、浩之は苦しげに上がってしまった呼吸を整えていた。セリオはシステムがダウン寸前でありながら、浩之の名を延々と呼び続ける。だが壊れたようなその呼びかけにも、悲しみという感情が深く刻み込まれていた。
「藤田様っ…」
二人の結合部分の下には、砂の中にまみれた精液がみみずの残骸のように転々と飛び散っていた。
鈍い光がセリオに絡んでいく。電撃のような火花が散る。セリオはひとたまりもなく崩れ落ち、地面に身を転がしてしまった。
「ど…どうして…」
「こうでもしないと、やらしてくれそうにないからな」
「ふ、藤田様っ…落ち着いてください」
セリオは口を動かさずにしゃべっていた。どうやら唇を動かす機能も支障をきたしてしまったらしい。喉の奥にある発声機能の部分だけを使い、セリオは必死に浩之に訴えかける。
「だまれ…」
浩之の声は、かなり平坦なものになっていた。そして視線も石のように冷たく無機質なものになっている。
「なぜ、こんなことをっ…」
一方のセリオの声は、浩之への信頼と焦りとによって感情の起伏を十分に見せていた。しかし目はうつろで、身体はほとんど動いていない。
「したいからだ」
「藤田様、藤田様はそんな方ではなかったはずです。こんな事をされる方では…」
びびっ…びぶぶっ…
極めてバランスの崩れた会話が進む間にも、浩之の手は凶悪そうな光を放って明滅していた。それがひときわ強く輝くたびに、セリオの身につけた衣服の一部が簡単に消し飛ぶ。最初の内はセリオの革靴が破れたり、制服のボタンがひとつ引きちぎられる程度だったが、
びしっ…びしゅううっ…
スカートが縦に切り裂かれ、ブラウスのボタンがまとめて全て飛ばされ、セリオの身体は少しずつ剥かれていく。
「や、やめてください…お願いです」
ようやく身体を動かせるようになってきたのか、セリオはぶるぶると震えながらも地面に手をついて立ち上がろうとする。だが、上半身をある程度まで起こすだけで精一杯のようだった。
びしゅ…びしゅっ
今にも倒れ込みそうなセリオの服が、さらに破かれていく。背中から流れた髪の毛の先が幾度も吹きちぎられて風に舞った。髪の毛も巻き添えにしてしまうほど、肌に近い部分の服が切り裂かれつつあるのだ。
「も、もう…これ以上は」
セリオの身体はいつの間にか半裸のようになってしまっていた。身体を丸めるような体勢をしているためにまだ肌はそれほど露出されていないものの、胸の辺りを押さえ込んでいる手をセリオが離したならブラウスとブラジャーがまとめて身体から落ちてしまいそうだ。
がづっ!
「!」
…どんっ。
そして。浩之の手から飛んだ光によってセリオは激しい衝撃を受け、そのまま後ろに吹き飛ばされる。あごの辺りに直撃した光は、まるで無慈悲な拳のようにセリオを打っていた。
ばさっ…はらっ…
ボロ布のように、白いブラウスとブラジャーが宙に飛ぶ。そして地面に落ちた時に破れかかったスカートが引きずられ、こちらもブラウスと同じ運命をたどった。
「っうっ…ううっ…」
今にも破れてしまいそうなショーツだけの姿になったセリオ。全身が砂まみれだった。何が原因で故障してもおかしくないような状態だ。
「藤田様は…私の知っている藤田様は…お優しい方でした…」
その中で、セリオは放心したような声で言い始める。唇は、震えながらも少しだけ動いていた。全身がほとんど動かせない状態にも拘わらず、無理矢理動かしているようだ。
「綾香様も…頼りになる方だとおっしゃっていて…」
「もう犯した」
ざっ、ざっ…
浩之は言い放つと、砂煙を上げながらセリオに歩み寄っていく。
「……藤田様…」
セリオは一瞬言葉を詰まらせる。
「…今からでも遅くありません…なにが、藤田様を変えてしまったのか、話して頂けませんか…?」
「この力だ」
「…綾香様は、力を手に入れても人に対してその力を使うことはありませんでした…」
「お前は人じゃない」
ざっ。
浩之はセリオの上に仁王立ちになって、言い切った。
「……そうですね」
セリオはやや醒めた声になる。しかしその目にはうっすらと涙が浮かんでいるようだった。もともと表情の変化に乏しいセリオの顔に浮かんだ涙は、瞳をかすかに潤ませる程度であっても存在感を持つ。
「では、なぜ私を…」
「やりたいからだ」
浩之は無感情な目で言ってのけ、光を強烈にフラッシュさせた。
びしぃっ…
「………」
それによって、セリオのショーツは跡形もなく消し飛ぶ。セリオの全身が、浩之の前に現れる。
身じろぎすらしないセリオを見下ろしながら、浩之は自分の衣服を脱いでいった。長身でそれなりにたくましい胸板、すんなりと整った顔立ち。しかし瞳だけは壊れている。浩之であって浩之でないような、浩之でないようで浩之のような、定義がさだまらない人間だ。
そのあやふやさに比べれば、黒い勃起した肉棒はあまりに直接的に欲望を表現していた。その肉棒が、セリオの性器に向く。身体を落とし、これみよがしにセリオの性器にぐりぐりと肉棒の先端を押しつける。
「犯されても、私は構いません。ですが、藤田様は藤田様であってほしいのです…」
「知るか。やりたいからやる。それだけだ」
「どんな意味があるのですか…機械の私と交わったところで…人間の綾香様すら犯されたというのでしたら、なおさらです…」
「………」
ぐい…
「う…あっ…うあああっ…」
ぐぐぐぐぐ…
浩之は濁った目でセリオの顔をにらむように見つめながら、腰をぐいぐいと前に押し進めていった。処女肉を押し開く感覚に限りなく近いその行為。セリオの上げる、苦しそうな声。苦痛にしかめられた表情。
「藤田様…なぜ、私を…」
セリオの目から、大粒の涙がひとつだけこぼれ落ちた。
ずずずず…ぐぐぐぐっ…
「なぜ、私をっ…」
激しい締め付けを返すセリオの胎内の中で、浩之は強引なまでに腰を動かし始める。さすがに膣からの出血こそなかったが、泣き声に近いセリオの悲痛な訴えは陵辱の空気を濃くしていた。
ずずず…ずぐっ…ずぐずぐっ…
「うあああっ…くぅぅっ…藤田様っ…ううっ…」
「どうだ…苦しいか」
「い、痛みなどより、ふ、藤田様がそうなった事が…私の苦しみです…」
「うるさい…いい加減、黙るんだ」
ずぐっ、ずぐっ…
「ううっ…ぐぅぅっ…うっ」
浩之は乱暴に胎内をかき回す。しかしセリオの締め付けの強さによって、それほど自由には動けていない様子だった。
「くそ…」
ずぐうっ…
いまいましそうに舌打ちをして、浩之は腰を動かし続ける。ばさばさと砂が舞って、砂煙が立つ。もうもうと上がった細かい砂は、浩之の目の中にすら入ってきそうだった。
ごしごしと目をこすりながら、できるだけの力でセリオの中を突く。セリオの腰を押さえこんで、一方的な抽送を行う。ほこりっぽい感触になってしまったセリオの胸をわしづかみにして、ぐいぐいと揉む。
「う…ううっ…藤田様…やめてください…」
だが、セリオはいつまで経っても取り乱すことはなく、悲しみに満ちた震える声で浩之に訴えかけ続けた。
そうする間に、浩之の手の光が段々と光度を失っていく。
「く…くおおおっ…!」
それが消滅した瞬間、浩之はうめきのような声を上げてぶるるっと腰を痙攣させた。
びゅくん…びゅくっ…びゅくん…
「はぁっ…かはぁっ…はぁぁっ…くはぁっ…」
「っ…藤田様…藤田様ぁっ…」
どちらが犯されていたのかわからないほど、浩之は苦しげに上がってしまった呼吸を整えていた。セリオはシステムがダウン寸前でありながら、浩之の名を延々と呼び続ける。だが壊れたようなその呼びかけにも、悲しみという感情が深く刻み込まれていた。
「藤田様っ…」
二人の結合部分の下には、砂の中にまみれた精液がみみずの残骸のように転々と飛び散っていた。
「はっ…離せ」
押し殺した声がする。
だが、舞のにらみつける視線の強さとは裏腹に舞の身体は力無くコンクリートの床に横たわってしまっていた。首から上は何とか動いているようだったが、手足は痺れきってしまっていてまるで動いていない。歯を食いしばって額に汗を浮かべている様子からすれば舞がありたけの力を使っているのは確実だったが、それでも身体を動かすことはできていなかった。
「無駄だ。どんなに力を入れたところで動かない」
「うるさいっ…」
舞はぎりぎりっと奥歯に入れる力をますます強くして、憎悪のこもった瞳で目の前の男をにらむ。しかし表情の変化を見ても、舞が自分の身体の変調を十分に理解しているのは明らかだ。自分の身体を用いて戦う剣士であるからこそ、身体の異常は並の少女に比べてはるかに敏感に感じ取る事が出来る。
にも拘わらず舞が動揺を顔に出さないように努めているのは、ここで弱気を顔に出してしまっては終わりだという事を知っているからだ。もちろん強がる事で事態が好転する見込みは絶望的なまでに低いが、従順になる事で事態が好転する見込みは0と言っていい。
「は、離さないと言うならっ!」
「どうするというんだ?」
「ただでは、済まさない…!」
出せるだけの全ての気迫を前面に押し出して舞は鋭く言い放つ。普段戦う時には殺気を必要以上に発散させる事などしないが、今だけは別だった。慣れない感情をコントロールして、舞は今にも斬りかかりそうな勢いですごむ。
「それだけか?」
「本気で…殺すっ…」
細かい表現を好まない舞は、最も直截(ちょくせつ)な言葉を選んだ。
…ちゃっ。
「っ…」
だが次の瞬間、舞の頬を流れた汗はひどく冷たいものだった。
「そうか」
黒光りする銃口が語っているような、無機質の声。懐からそれを取り出す瞬間にも、男の顔に表情の変化はなかった。
剣とは全く違う輝きを持ったその武器に、舞は沈黙してしまう。それだけの圧力を、男の持つ短銃は備えていた。仮に舞の身体が自由に動き、剣を自在に操れる状態だったとしても舞は動くことができなくなったかもしれない。男の言葉と武器がはったりではない事は雰囲気だけでもよく分かった。
ばさ…。
男の左手が、舞のスカートを跳ね上げる。
真っ白いショーツにきっちりと包まれた膨らみが、ものの見事に薄暗い照明の下に晒された。身体を全く動かせない舞は、腹部にスカートがまくり上げられるのを防ぐ事すらできなかったのだ。
さすがに舞もそれを無反応で済ます事は出来ないようで、頬がほのかな紅に染まる。男をにらみつける視線の力もやや弱いものになってしまった。
男は銃口をぴったり舞の太股にくっつけると、つーっとショーツの裾に向かって滑らせていく。
「うぅっ…」
舞は冷たく切り裂かれるような感触と恥ずかしい部分に触れられる感触の混濁にどうする事もできず、ただうめいた。
ぐぐっ…
「!」
だが、男がそのまま銃口を進めてショーツの中に潜り込ませようとすると舞の表情がさっと変わる。銃弾の幻覚が食い込む先が肌であるのと、秘部であるのとでは全く違うのだ。存在の底までを壊されてしまいそうな危険な幻覚が舞の意識を支配していく。
その舞の動揺を全く気にせず、男はショーツを無理矢理にずらして、銃口の先を舞の秘裂の上にぴたりと当てる。
「………」
舞の心臓はかつて無いほど速く打っていた。奇妙に包み込まれるような焦燥と恐怖感。冷たくて熱い感覚が、銃口の触れた場所から舞の背筋を這い上がっていく。
ぐいっ。
「…うっ」
舞は声を漏らした。何の前触れもなく、銃口が秘裂を割り開いて中に侵入してきたのだ。粘膜がねとっと銃口に吸い付いて、じわじわとした痛みが生まれてくる。銃口が奥に進んでくるにつれて、その痛みは段々と大きくなっていった。
その痛みと、食い込んでくる銃弾の幻覚が舞の身体感覚をおかしくしていく。何か間違えば笑い出してしまいそうな、あるいは泣き出してしまうそうな、情緒不安定な状態に舞はなりつつあった。
ぐりっ。ぐり…
「うあ…ああ」
秘裂の底を銃口の先でこすられると、舞は情けない声を上げてしまう。感じているのは痛みで間違いないのだが、それは単なる痛みではなくて舞の理性を突き崩していくだけの力を持っていた。
ぐぐ…
「いっ…いた…あくぅっっ…!」
やがて、銃口はさらなる深みにまで侵入を開始してくる。どうやら秘裂の底をこする動きは、舞のヴァギナを探っている動きだったようだ。
しかし舞の身体は侵入物に対して入り口を閉ざして抵抗することなく、かえってだらしなく口を開いてしまった。冷たい金属が、少しずつ舞の中に埋没していく。舞はそれから逃れなくてはならないと認識していたが、身体は全く言うことを聞かなかった。
ずぶ。ずぶ…
「う…あああああっ…」
既に銃は中程まで舞の中に入っている。既に舞が処女を失ってしまったのは確実だ。しかしそれでも男は銃を挿入する動きをゆるめる事はなかった。徐々にではあったが、銃口は少しまた少しと舞の中に埋もれていき、引き金の辺りまで近づいてくる。
「…はぁっ…はぁぁ…ぁぁ」
舞は目からぽろぽろと涙を流していたが、その吐息は危機に晒されているというより、興奮を表しているような熱いものになってきていた。ずきんずきんという痛みが秘部から生まれているものの、ただ痛いわけではない。脳を溶かされてしまいそうな狂おしい感覚がそこから生まれて、全身を駆け巡っていた。
ずぐ…
「はうっ…あっ…あああっ!?」
銃口にヴァギナの最も奥を突かれた瞬間、舞の中で何かがはじけてしまう。
じょ…じょ…しぃぃぃぃ…
「っ!…っ!!」
水流がほとばしる音と同時に、舞のショーツの一点が黄色い色に染まった。それはみるみる間に大きさを広げて、すぐにショーツの生地から黄色い色をした液体があふれ出す。
「い、いや…いや」
舞は信じられないといった目で、自らの痴態を見ていた。だが、舞の漏らす液体は全く止まらずにほとばしり続け、床に大きなたまりを作っていく。
「ブザマなもんだな」
男の声。ずきずきとした破瓜の痛みと、なま暖かい感覚が舞の秘部を包み込む。
「うっ…ああああ…」
舞は呆然と声を出した。持ち合わせていたプライドは、いつの間にか落としてしまったようだ。
ちゅぐ…
男が銃口を舞の中から引き抜くと、破瓜の血が黄色く染まったショーツにまだらな紋様を刻む。
同時に舞はかくんと首を折って、意識を失ってしまっていた。
押し殺した声がする。
だが、舞のにらみつける視線の強さとは裏腹に舞の身体は力無くコンクリートの床に横たわってしまっていた。首から上は何とか動いているようだったが、手足は痺れきってしまっていてまるで動いていない。歯を食いしばって額に汗を浮かべている様子からすれば舞がありたけの力を使っているのは確実だったが、それでも身体を動かすことはできていなかった。
「無駄だ。どんなに力を入れたところで動かない」
「うるさいっ…」
舞はぎりぎりっと奥歯に入れる力をますます強くして、憎悪のこもった瞳で目の前の男をにらむ。しかし表情の変化を見ても、舞が自分の身体の変調を十分に理解しているのは明らかだ。自分の身体を用いて戦う剣士であるからこそ、身体の異常は並の少女に比べてはるかに敏感に感じ取る事が出来る。
にも拘わらず舞が動揺を顔に出さないように努めているのは、ここで弱気を顔に出してしまっては終わりだという事を知っているからだ。もちろん強がる事で事態が好転する見込みは絶望的なまでに低いが、従順になる事で事態が好転する見込みは0と言っていい。
「は、離さないと言うならっ!」
「どうするというんだ?」
「ただでは、済まさない…!」
出せるだけの全ての気迫を前面に押し出して舞は鋭く言い放つ。普段戦う時には殺気を必要以上に発散させる事などしないが、今だけは別だった。慣れない感情をコントロールして、舞は今にも斬りかかりそうな勢いですごむ。
「それだけか?」
「本気で…殺すっ…」
細かい表現を好まない舞は、最も直截(ちょくせつ)な言葉を選んだ。
…ちゃっ。
「っ…」
だが次の瞬間、舞の頬を流れた汗はひどく冷たいものだった。
「そうか」
黒光りする銃口が語っているような、無機質の声。懐からそれを取り出す瞬間にも、男の顔に表情の変化はなかった。
剣とは全く違う輝きを持ったその武器に、舞は沈黙してしまう。それだけの圧力を、男の持つ短銃は備えていた。仮に舞の身体が自由に動き、剣を自在に操れる状態だったとしても舞は動くことができなくなったかもしれない。男の言葉と武器がはったりではない事は雰囲気だけでもよく分かった。
ばさ…。
男の左手が、舞のスカートを跳ね上げる。
真っ白いショーツにきっちりと包まれた膨らみが、ものの見事に薄暗い照明の下に晒された。身体を全く動かせない舞は、腹部にスカートがまくり上げられるのを防ぐ事すらできなかったのだ。
さすがに舞もそれを無反応で済ます事は出来ないようで、頬がほのかな紅に染まる。男をにらみつける視線の力もやや弱いものになってしまった。
男は銃口をぴったり舞の太股にくっつけると、つーっとショーツの裾に向かって滑らせていく。
「うぅっ…」
舞は冷たく切り裂かれるような感触と恥ずかしい部分に触れられる感触の混濁にどうする事もできず、ただうめいた。
ぐぐっ…
「!」
だが、男がそのまま銃口を進めてショーツの中に潜り込ませようとすると舞の表情がさっと変わる。銃弾の幻覚が食い込む先が肌であるのと、秘部であるのとでは全く違うのだ。存在の底までを壊されてしまいそうな危険な幻覚が舞の意識を支配していく。
その舞の動揺を全く気にせず、男はショーツを無理矢理にずらして、銃口の先を舞の秘裂の上にぴたりと当てる。
「………」
舞の心臓はかつて無いほど速く打っていた。奇妙に包み込まれるような焦燥と恐怖感。冷たくて熱い感覚が、銃口の触れた場所から舞の背筋を這い上がっていく。
ぐいっ。
「…うっ」
舞は声を漏らした。何の前触れもなく、銃口が秘裂を割り開いて中に侵入してきたのだ。粘膜がねとっと銃口に吸い付いて、じわじわとした痛みが生まれてくる。銃口が奥に進んでくるにつれて、その痛みは段々と大きくなっていった。
その痛みと、食い込んでくる銃弾の幻覚が舞の身体感覚をおかしくしていく。何か間違えば笑い出してしまいそうな、あるいは泣き出してしまうそうな、情緒不安定な状態に舞はなりつつあった。
ぐりっ。ぐり…
「うあ…ああ」
秘裂の底を銃口の先でこすられると、舞は情けない声を上げてしまう。感じているのは痛みで間違いないのだが、それは単なる痛みではなくて舞の理性を突き崩していくだけの力を持っていた。
ぐぐ…
「いっ…いた…あくぅっっ…!」
やがて、銃口はさらなる深みにまで侵入を開始してくる。どうやら秘裂の底をこする動きは、舞のヴァギナを探っている動きだったようだ。
しかし舞の身体は侵入物に対して入り口を閉ざして抵抗することなく、かえってだらしなく口を開いてしまった。冷たい金属が、少しずつ舞の中に埋没していく。舞はそれから逃れなくてはならないと認識していたが、身体は全く言うことを聞かなかった。
ずぶ。ずぶ…
「う…あああああっ…」
既に銃は中程まで舞の中に入っている。既に舞が処女を失ってしまったのは確実だ。しかしそれでも男は銃を挿入する動きをゆるめる事はなかった。徐々にではあったが、銃口は少しまた少しと舞の中に埋もれていき、引き金の辺りまで近づいてくる。
「…はぁっ…はぁぁ…ぁぁ」
舞は目からぽろぽろと涙を流していたが、その吐息は危機に晒されているというより、興奮を表しているような熱いものになってきていた。ずきんずきんという痛みが秘部から生まれているものの、ただ痛いわけではない。脳を溶かされてしまいそうな狂おしい感覚がそこから生まれて、全身を駆け巡っていた。
ずぐ…
「はうっ…あっ…あああっ!?」
銃口にヴァギナの最も奥を突かれた瞬間、舞の中で何かがはじけてしまう。
じょ…じょ…しぃぃぃぃ…
「っ!…っ!!」
水流がほとばしる音と同時に、舞のショーツの一点が黄色い色に染まった。それはみるみる間に大きさを広げて、すぐにショーツの生地から黄色い色をした液体があふれ出す。
「い、いや…いや」
舞は信じられないといった目で、自らの痴態を見ていた。だが、舞の漏らす液体は全く止まらずにほとばしり続け、床に大きなたまりを作っていく。
「ブザマなもんだな」
男の声。ずきずきとした破瓜の痛みと、なま暖かい感覚が舞の秘部を包み込む。
「うっ…ああああ…」
舞は呆然と声を出した。持ち合わせていたプライドは、いつの間にか落としてしまったようだ。
ちゅぐ…
男が銃口を舞の中から引き抜くと、破瓜の血が黄色く染まったショーツにまだらな紋様を刻む。
同時に舞はかくんと首を折って、意識を失ってしまっていた。
「い、いやっ…やめてっ!」
沙織ちゃんは狂ったように泣きわめいていた。でも、左右の二人から空中に持ち上げられている状態で、とても逃げられそうにない。沙織ちゃんは無茶苦茶に手や足を振り回そうとしているはずなのに、びくともしていなかった。
分かっていたつもりでも、月島さんに操られた女の子達の力が恐ろしいものだという事が改めて見せつけられるとすくみあがりそうになってしまう。それでも、僕は何とかして起きあがって逃げようとした。
「もう無駄と分かっている努力は諦めたらどうだい?」
「っ……!っ……!」
月島さんが冷ややかに言う。僕は額に汗を浮かべながら全力で体を動かそうとしたが、どうしても動かなかった。
「や、やああっ…!」
沙織ちゃんの声が段々小さくなってきて、恐怖の色が強くなってくる。もう沙織ちゃんの身体は、床から数十センチの所まで下がってきていた。当然、床に寝かせられている僕の身体との距離も小さくなる。
そこで女の子達は動きを止めて、片方が僕のズボンのジッパーに手をかけた。
「や、やめ…」
沙織ちゃんを支えるのが片手だけになっても、全然辛そうな様子ではない。沙織ちゃんを空中に浮かせたまま、髪が短い方の女の子は無造作に僕の股を探ってくる。あっという間にズボンはブリーフごと下げられてしまった。
「ゆっ…祐くん」
「………」
浅ましく勃起しているそれを沙織ちゃんに見られて、僕は死にたい気分になる。こんな事態でも、下半身は正直に反応してしまっていた。脚を無理矢理広げさせられた沙織ちゃんのヌードをずっと見せつけられていたのだから、性的な興奮を覚えずにいるのが難しかったのは確かだ。それでも、この上なく情けないのは事実だった。
なのに、僕は顔をそらす事すら出来ない。凍り付いたように僕のペニスを見つめている沙織ちゃんの表情が、苦しかった。
「やって」
月島さんが短く言い放つ。
「い、いやっ!」
髪の短い方は、僕のペニスを垂直に立たせたまま持っている。もう片方の髪が長い方が、沙織ちゃんの割れ目をぐいっと広げた。そして、沙織ちゃんの性器と僕のペニスの距離がどんどん近づいてくる。
「いや、いや…」
沙織ちゃんはこわばった声を出した。
いくら女の子達が怪力を持っているとはいえ、今の二人は片手ずつでしか沙織ちゃんを支えていない。肩と腰の部分だ。その状態なら脚をばたつかせる事くらいはできるはずだが、沙織ちゃんは無抵抗だった。月島さんが電波を送ったのかもしれない。
「や、やめろっ!」
「いいじゃないか。女の子のはじめてを捧げてもらえるんだぞ?はじめての女の子の中がどうなっているのか、よく味わえよ」
「やだ、やだぁっ…!」
「くっ…くそっ!」
僕は全身の力を込めて、身体を少しでも動かすように試みる。もう無駄だという事は半ば以上わかっていたが、それでもそうせずにはいられなかったのだ。このまま沙織ちゃんを受け入れたら、この行為に同意した事になってしまう。
「ひ、ひっ…」
もう、僕のペニスの先端が広げられた沙織ちゃんの割れ目の間の空間に入っていくまでになってきていた。沙織ちゃんは絶望的な声を上げる。
次の瞬間、僕のペニスは生暖かい感触に触れていた。それはすぐにペニスの先をくるむような感触に変わっていき、くるまれる感触もどんどんペニスの根元に向かって下りてくる。
「あ…あっ!」
埋まっている部分が大きくなるにつれて、沙織ちゃんの表情がどんどん苦しそうになってくる。
「ご、ごめん…沙織ちゃん…」
一向に縮もうとしないペニスが憎かった。しかしその意志に反して、とてもきつく狭くて温かい感触がペニスに伝わる度、どうしようもない快感が生まれてしまう。
「う、ああ…!」
先っぽがほとんど埋まりそうになった辺りで、沙織ちゃんの表情がひときわ辛そうになった。ペニスの先にも、少し固い部分に触れている感触がある。
「離して」
「えっ…」
「あ…きゃああぁぁっ!?」
すとん、と沙織ちゃんの身体が落ちる。僕のペニスは、一気に根元まで沙織ちゃんの中に侵入していた。
「い、いたいっ、いたいっ、いたいよぉっ…」
僕にとってはぐぢゅ、と肉が絡みついてくるような感触だったのだが、沙織ちゃんにとっては切り裂かれたような痛みが一瞬のうちに走り抜けたはずだ。全く支えることができない自分の体重が、全部僕との結合部分に掛かったのだから。
倒れ込みそうになった沙織ちゃんを、二人の女の子はまた素早く支える。
「いたい、いたいっ…」
沙織ちゃんはぽろぽろ涙を流しながら、うわごとのように繰り返した。コントロールできない自分の体重で処女を奪われるショックは、ものすごく大きい物だったはずだ。
「な、なんてことをっ…」
「済むんだったら一瞬の方がいいだろう?ゆっくりやってもおんなじ事さ」
「……!」
そう言う月島さんを、にらみつける事すらできなかった。
ずずっ、ずぐっ…
「あ、あぅっ!い、いたい!やめて!お願いぃっ!!」
「や、やめろっ…!」
何の前触れもなしに、二人の女の子は沙織ちゃんの身体を持ち上げては下ろし始める。下ろす方は、まるで叩き落とすような勢いだった。沙織ちゃんの中と僕のペニスがこすれ合っているのがよくわかる。
「いたいっ…いたいよぉ…」
傷口を無理矢理にこすられているようなものだ。しかも、かなり乱暴な勢いで。痛々しく広がった沙織ちゃんの性器から血が流れてくるのが見えた。
「やめろ!もうやめるんだ!」
「何を言っているんだ。こんなに快感を感じているくせに」
「感じてなんかいない!」
僕は叫んだ。その間にも女の子達は沙織ちゃんの身体を上げ下げし、僕のペニスにひっきりなしの刺激を与えてくる。
「沙織ちゃんを…解放しろ!」
ちりちり…
「…っ!」
…僕の意識に、何かが流れ込んできた。
ちり…ちりちりちり…
「っ…やめろっ!やめろっ!」
電波が送り込まれてきている…
それ自体は不快だったが、それが頭の中に行き渡る度にペニスに感じられる快感が増幅されていく。元々生まれて始めて感じるほどの気持ちよさがあったのに、さらにそれが倍増されるのだ。
「あっ…ううっ…」
もう叫ぶ気力すら失っていたように見える沙織ちゃんが、うめき声を漏らす。沙織ちゃんの中で、僕のペニスがさらに大きくなってしまったのだ。
ちり…ちりちり…
「やめ…や…」
快感が、どこまでも膨らんでいく…
それはすぐに臨界点を突破して、僕の身体の奥底に熱いものが生まれてしまった。
「……!………!」
僕はありたけの力でそれを押さえ込もうとする。しかし、元々力など入れる事ができない状態では押さえ込む事など不可能だった。
「う…うっ」
一瞬で、僕はバルブを締め付けておく事ができなくなる。
「もう限界だろう?我慢しても無駄だよ」
「…ごっ…ごめんっ…!」
月島さんの言葉に反応するヒマもない。僕は思わず目を閉じた。
びゅっ…、びゅっ、びゅっ…
「あ…ああ…」
ぐちゅ、ぐちゅ。
…僕は、沙織ちゃんの中で、果ててしまった…。
未だに容赦なく女の子達は沙織ちゃんの身体を上下に動かし続けている。精液がかき回される汚らしい水音が立って、沙織ちゃんの性器の隙間から桜色の液体があふれ出てきた。
「ほら。君だって、はじめての女の子とセックスして快感を感じたんだろう?」
「さっ……沙織ちゃんは…!」
沙織ちゃんの目はもう虚ろだった。いつもの快活さなど、カケラも見えない。
「そうだね。彼女もこのままじゃ可哀想かな」
「だったら…」
「…んぅっ!?」
突然、沙織ちゃんがかっと目を見開いた。
「さ、沙織ちゃん!?」
「!…!?や、やめっ…」
「やめろ!なにをしたんだ!?」
「別にどうもしないよ。彼女にも気持ちよくなってもらおうと思っただけさ」
「い、いやっ…や、や、や…」
ぶるっ、と沙織ちゃんの身体が震える。すると、沙織ちゃんの中に精液とは違うあたたかな感触が生まれてきた。
「だ、だめ、だめ」
ちゅぐっ…ちゅくちゅく
女の子達の上下運動によって沙織ちゃんが感じるものも、違ってきたようだった。
「あっ…ああっ!あぅぅ…」
沙織ちゃんの上げ始めた甘い声に、僕は呆然としているしかなかった…
沙織ちゃんは狂ったように泣きわめいていた。でも、左右の二人から空中に持ち上げられている状態で、とても逃げられそうにない。沙織ちゃんは無茶苦茶に手や足を振り回そうとしているはずなのに、びくともしていなかった。
分かっていたつもりでも、月島さんに操られた女の子達の力が恐ろしいものだという事が改めて見せつけられるとすくみあがりそうになってしまう。それでも、僕は何とかして起きあがって逃げようとした。
「もう無駄と分かっている努力は諦めたらどうだい?」
「っ……!っ……!」
月島さんが冷ややかに言う。僕は額に汗を浮かべながら全力で体を動かそうとしたが、どうしても動かなかった。
「や、やああっ…!」
沙織ちゃんの声が段々小さくなってきて、恐怖の色が強くなってくる。もう沙織ちゃんの身体は、床から数十センチの所まで下がってきていた。当然、床に寝かせられている僕の身体との距離も小さくなる。
そこで女の子達は動きを止めて、片方が僕のズボンのジッパーに手をかけた。
「や、やめ…」
沙織ちゃんを支えるのが片手だけになっても、全然辛そうな様子ではない。沙織ちゃんを空中に浮かせたまま、髪が短い方の女の子は無造作に僕の股を探ってくる。あっという間にズボンはブリーフごと下げられてしまった。
「ゆっ…祐くん」
「………」
浅ましく勃起しているそれを沙織ちゃんに見られて、僕は死にたい気分になる。こんな事態でも、下半身は正直に反応してしまっていた。脚を無理矢理広げさせられた沙織ちゃんのヌードをずっと見せつけられていたのだから、性的な興奮を覚えずにいるのが難しかったのは確かだ。それでも、この上なく情けないのは事実だった。
なのに、僕は顔をそらす事すら出来ない。凍り付いたように僕のペニスを見つめている沙織ちゃんの表情が、苦しかった。
「やって」
月島さんが短く言い放つ。
「い、いやっ!」
髪の短い方は、僕のペニスを垂直に立たせたまま持っている。もう片方の髪が長い方が、沙織ちゃんの割れ目をぐいっと広げた。そして、沙織ちゃんの性器と僕のペニスの距離がどんどん近づいてくる。
「いや、いや…」
沙織ちゃんはこわばった声を出した。
いくら女の子達が怪力を持っているとはいえ、今の二人は片手ずつでしか沙織ちゃんを支えていない。肩と腰の部分だ。その状態なら脚をばたつかせる事くらいはできるはずだが、沙織ちゃんは無抵抗だった。月島さんが電波を送ったのかもしれない。
「や、やめろっ!」
「いいじゃないか。女の子のはじめてを捧げてもらえるんだぞ?はじめての女の子の中がどうなっているのか、よく味わえよ」
「やだ、やだぁっ…!」
「くっ…くそっ!」
僕は全身の力を込めて、身体を少しでも動かすように試みる。もう無駄だという事は半ば以上わかっていたが、それでもそうせずにはいられなかったのだ。このまま沙織ちゃんを受け入れたら、この行為に同意した事になってしまう。
「ひ、ひっ…」
もう、僕のペニスの先端が広げられた沙織ちゃんの割れ目の間の空間に入っていくまでになってきていた。沙織ちゃんは絶望的な声を上げる。
次の瞬間、僕のペニスは生暖かい感触に触れていた。それはすぐにペニスの先をくるむような感触に変わっていき、くるまれる感触もどんどんペニスの根元に向かって下りてくる。
「あ…あっ!」
埋まっている部分が大きくなるにつれて、沙織ちゃんの表情がどんどん苦しそうになってくる。
「ご、ごめん…沙織ちゃん…」
一向に縮もうとしないペニスが憎かった。しかしその意志に反して、とてもきつく狭くて温かい感触がペニスに伝わる度、どうしようもない快感が生まれてしまう。
「う、ああ…!」
先っぽがほとんど埋まりそうになった辺りで、沙織ちゃんの表情がひときわ辛そうになった。ペニスの先にも、少し固い部分に触れている感触がある。
「離して」
「えっ…」
「あ…きゃああぁぁっ!?」
すとん、と沙織ちゃんの身体が落ちる。僕のペニスは、一気に根元まで沙織ちゃんの中に侵入していた。
「い、いたいっ、いたいっ、いたいよぉっ…」
僕にとってはぐぢゅ、と肉が絡みついてくるような感触だったのだが、沙織ちゃんにとっては切り裂かれたような痛みが一瞬のうちに走り抜けたはずだ。全く支えることができない自分の体重が、全部僕との結合部分に掛かったのだから。
倒れ込みそうになった沙織ちゃんを、二人の女の子はまた素早く支える。
「いたい、いたいっ…」
沙織ちゃんはぽろぽろ涙を流しながら、うわごとのように繰り返した。コントロールできない自分の体重で処女を奪われるショックは、ものすごく大きい物だったはずだ。
「な、なんてことをっ…」
「済むんだったら一瞬の方がいいだろう?ゆっくりやってもおんなじ事さ」
「……!」
そう言う月島さんを、にらみつける事すらできなかった。
ずずっ、ずぐっ…
「あ、あぅっ!い、いたい!やめて!お願いぃっ!!」
「や、やめろっ…!」
何の前触れもなしに、二人の女の子は沙織ちゃんの身体を持ち上げては下ろし始める。下ろす方は、まるで叩き落とすような勢いだった。沙織ちゃんの中と僕のペニスがこすれ合っているのがよくわかる。
「いたいっ…いたいよぉ…」
傷口を無理矢理にこすられているようなものだ。しかも、かなり乱暴な勢いで。痛々しく広がった沙織ちゃんの性器から血が流れてくるのが見えた。
「やめろ!もうやめるんだ!」
「何を言っているんだ。こんなに快感を感じているくせに」
「感じてなんかいない!」
僕は叫んだ。その間にも女の子達は沙織ちゃんの身体を上げ下げし、僕のペニスにひっきりなしの刺激を与えてくる。
「沙織ちゃんを…解放しろ!」
ちりちり…
「…っ!」
…僕の意識に、何かが流れ込んできた。
ちり…ちりちりちり…
「っ…やめろっ!やめろっ!」
電波が送り込まれてきている…
それ自体は不快だったが、それが頭の中に行き渡る度にペニスに感じられる快感が増幅されていく。元々生まれて始めて感じるほどの気持ちよさがあったのに、さらにそれが倍増されるのだ。
「あっ…ううっ…」
もう叫ぶ気力すら失っていたように見える沙織ちゃんが、うめき声を漏らす。沙織ちゃんの中で、僕のペニスがさらに大きくなってしまったのだ。
ちり…ちりちり…
「やめ…や…」
快感が、どこまでも膨らんでいく…
それはすぐに臨界点を突破して、僕の身体の奥底に熱いものが生まれてしまった。
「……!………!」
僕はありたけの力でそれを押さえ込もうとする。しかし、元々力など入れる事ができない状態では押さえ込む事など不可能だった。
「う…うっ」
一瞬で、僕はバルブを締め付けておく事ができなくなる。
「もう限界だろう?我慢しても無駄だよ」
「…ごっ…ごめんっ…!」
月島さんの言葉に反応するヒマもない。僕は思わず目を閉じた。
びゅっ…、びゅっ、びゅっ…
「あ…ああ…」
ぐちゅ、ぐちゅ。
…僕は、沙織ちゃんの中で、果ててしまった…。
未だに容赦なく女の子達は沙織ちゃんの身体を上下に動かし続けている。精液がかき回される汚らしい水音が立って、沙織ちゃんの性器の隙間から桜色の液体があふれ出てきた。
「ほら。君だって、はじめての女の子とセックスして快感を感じたんだろう?」
「さっ……沙織ちゃんは…!」
沙織ちゃんの目はもう虚ろだった。いつもの快活さなど、カケラも見えない。
「そうだね。彼女もこのままじゃ可哀想かな」
「だったら…」
「…んぅっ!?」
突然、沙織ちゃんがかっと目を見開いた。
「さ、沙織ちゃん!?」
「!…!?や、やめっ…」
「やめろ!なにをしたんだ!?」
「別にどうもしないよ。彼女にも気持ちよくなってもらおうと思っただけさ」
「い、いやっ…や、や、や…」
ぶるっ、と沙織ちゃんの身体が震える。すると、沙織ちゃんの中に精液とは違うあたたかな感触が生まれてきた。
「だ、だめ、だめ」
ちゅぐっ…ちゅくちゅく
女の子達の上下運動によって沙織ちゃんが感じるものも、違ってきたようだった。
「あっ…ああっ!あぅぅ…」
沙織ちゃんの上げ始めた甘い声に、僕は呆然としているしかなかった…
「き…ぁぅ…」
ぶるぶるぶる…と、全身が震えて止まらない。今にも崩れ落ちてしまいそうな身体を、葉子は必死に両腕を突っ張って支えていた。肘をかくんと折りそうになる度に、何とかして耐性を立て直す。歯を食いしばろうにも、カチカチと震えてしまっていて無理だった。
全ては、葉子を下から貫くごつごつとした異物感のためだ。まだ幼すぎる少女の狭い部分を、強引に広げている男性器。
「う、うぅーっ…」
ぽたぽたと涙をこぼしながら、葉子は懇願の目で下の男を見つめる。
「やっぱり狭いよな…入ってんのが嘘みたいだ」
「い、いたい…」
「当たり前だ。修練なんだからなー」
男は葉子の悲惨な状況にも拘わらず、軽い声で言った。葉子は心の奥底からどす黒い恨みの感情が沸き起こっているのを感じたが、それをぶつけるわけにはいかない。そうすれば、さらなる惨い陵辱が待っているのは当たり前だ。そして、そういう恐怖への想像力について子供は途方もない能力を持っている。
血こそ出ていなかったが、傍目にも成長しきっていない葉子に侵入している太い肉棒は、ほとんど切り裂いていると言っても過言ではないように見えた。事実、十日ほど前には実際に葉子の中は切り裂かれたのである。今とほぼ同じ太さの肉棒によって。未開通であって当然の箇所は、無理矢理に犯された。幼い頃からの英才教育という揶揄を浴びせられながら…
ず…ずず…
「あぐっ…う…う…」
葉子が腰を少しずつ持ち上げていく。それだけで膣壁に強い摩擦が走り、葉子は恐ろしいほどの痛みに耐えなくてはならなかった。涙をあふさせた瞳は虚空に向けられる。それは何かの救いを求めているというより、理性の空白を直接的に示しているようだった。
ずずず…
「ぎ…かはっ…」
ある程度まで持ち上げたところで、また落とす。既に葉子はほとんど力が入らない。自分の体重を支えきれず、肉棒は奥の奥まで勢いよく突き刺さった。
「いいなぁ…気持ちいい」
「ぐ…うっ…けほっ…げほっ!」
もはや、葉子は呼吸すら困難な様子だった。痛みが体力を奪い尽くし、身体機能のコントロールをおかしくしているのだ。
「ひくっ…うっ…ううっ…うううぅっ…」
ずず…
すすり泣きをしながらも、葉子は腰を再び持ち上げる。
ずんっ。
だが、それを支える力は残っていなかった。葉子の中を激しく肉棒が突き刺す。体重による力だけではなく、男が合わせて腰を持ち上げたのだ。
「残念賞だ」
男がにやにやしながら言う。葉子はもう自分の体重を支えられなくなっている事を分かり切っていたようだった。
「あ…あぁ…あああぁ…」
葉子はずきんずきんという痛みに、涙する事しかできない。意識がふつりと切れてしまってもおかしくないほどだ。それを辛うじて支えているのは、脳裏にこびりついて離れない母親の姿だった。
処女を散らされた時も、フェラチオを始めて強要された時も…側に葉子の母親がいて、それを見守っていた。葉子が精錬の間に連れ込まれるときに、一緒に来いと言われていたのである。
男達は葉子の母親に手を出すことはなかった。ただ、見ていろと言っただけである。しかし葉子が泣き叫ぼうと、意識をもうろうとさせて床に倒れようと、母は助けようとしなかった。
…むしろ、葉子を叱咤(しった)した。幼少の頃から我が子のスポーツを監督する、ステレオタイプの親のように…
恐らく、その場で展開されたのはそういうスポーツ教育と大して変わらなかったものだろう。なぜそうしなければ分からなくても、親に叱咤されれば子供は懸命に努力する。そして時折見せる褒め言葉に、必死にすがりつくようになる。
「なんだよ。まだ少ししかしてないぞ」
「うっ…うあぁぁ…」
葉子は嗚咽を漏らすだけである。
ずっ、ずっ、ずっ…
「あああーっ!!」
不満げな顔をした男が腰を突き上げ始めた。葉子は絶叫を上げて、天井を仰ぐ。口をぱくぱくと動かし、泡を吹き出す。意識はもう限界の近くまで来ていた。
しかし男はマイペースに腰を動かし続ける。
「…………」
葉子は瞳から完全に光を失っていた。声を上げることもできない。ただ、地獄のように痛いだけである。
それでも母の記憶は未だこびりついて離れなかった。
葉子が何人もの男に交替で陵辱され、1時間近くもフェラチオをさせられたとき…最後の方で上手くなったと言われると、葉子の母親はあまりにも場違いなほどの優しい微笑みを浮かべたのだ。昔一緒に暮らしていたときの記憶を思い起こさせるほどの笑顔だった。
その瞬間、ちょうど十回目の発射が不思議と口の中で不快に感じられなくて、葉子は深く悩んだ。
本能的に感じる快と不快と原則を突き崩される…そんな感覚だった。
「よし、出すぞ?」
…びゅびゅ…びゅくっ
男が言うと、すぐに生暖かい精液が飛び出してきて葉子の中をどろりと満たす。膣壁はもう麻痺していて、精液の感触はあまり感じられなかった。
「ふーっ…よし、抜いていいぞー」
ずぷるっ…
そう言われると、葉子は無意識に腰を持ち上げ、やや小さくなった肉棒を引き抜いていた。機械のような動きだ。
ぱたっ。
葉子は男の身体から一歩横に離れると、そのまま身体を床に横たわらせていた。肉棒を引き抜けたのが不思議に思えるほど、体力が失われている。
「好きなだけ寝てろよ。次のヤツが来たら一緒にお楽しみだけどな」
男が起き上がって、服を整えている音がする。
「しっかし、やっぱりガキはダメだよなー。狭いだけでちっとも気持ちよくなんないし。はあぁ」
「………」
真っ赤な欲望が膨れ上がる。
だったら、何故犯した?
もし今葉子が凶器を持っていたなら、迷わず男に襲いかかって殺すまで攻撃したことだろう。
だめなのだ。
母が喜んでくれるためなら、自分が多少どうなってもいいと…上手いと言われたフェラチオを積極的にするような、自分を辱める行為をしてもいいと…そう思っていた。
でも、だめだ。
肉体が傷つけられた瞬間、そんな生ぬるい判断は消し飛んでしまう。
多分、もうお母さんと一緒にいられる時間は少なくない。
これ以上傷つけられたら、自分が動ける状態で傷つけられたら、恐らく葉子は理性を飛ばして男達を殺そうとしてしまうだろうから…
そうなれば、葉子を待つのは死のみだ。
でも、お母さんの誕生日くらいまでは…生きてみたい…
儚い願いは、無機質な壁とグロテスクな白濁液の残骸に吸い込まれていった。
ぶるぶるぶる…と、全身が震えて止まらない。今にも崩れ落ちてしまいそうな身体を、葉子は必死に両腕を突っ張って支えていた。肘をかくんと折りそうになる度に、何とかして耐性を立て直す。歯を食いしばろうにも、カチカチと震えてしまっていて無理だった。
全ては、葉子を下から貫くごつごつとした異物感のためだ。まだ幼すぎる少女の狭い部分を、強引に広げている男性器。
「う、うぅーっ…」
ぽたぽたと涙をこぼしながら、葉子は懇願の目で下の男を見つめる。
「やっぱり狭いよな…入ってんのが嘘みたいだ」
「い、いたい…」
「当たり前だ。修練なんだからなー」
男は葉子の悲惨な状況にも拘わらず、軽い声で言った。葉子は心の奥底からどす黒い恨みの感情が沸き起こっているのを感じたが、それをぶつけるわけにはいかない。そうすれば、さらなる惨い陵辱が待っているのは当たり前だ。そして、そういう恐怖への想像力について子供は途方もない能力を持っている。
血こそ出ていなかったが、傍目にも成長しきっていない葉子に侵入している太い肉棒は、ほとんど切り裂いていると言っても過言ではないように見えた。事実、十日ほど前には実際に葉子の中は切り裂かれたのである。今とほぼ同じ太さの肉棒によって。未開通であって当然の箇所は、無理矢理に犯された。幼い頃からの英才教育という揶揄を浴びせられながら…
ず…ずず…
「あぐっ…う…う…」
葉子が腰を少しずつ持ち上げていく。それだけで膣壁に強い摩擦が走り、葉子は恐ろしいほどの痛みに耐えなくてはならなかった。涙をあふさせた瞳は虚空に向けられる。それは何かの救いを求めているというより、理性の空白を直接的に示しているようだった。
ずずず…
「ぎ…かはっ…」
ある程度まで持ち上げたところで、また落とす。既に葉子はほとんど力が入らない。自分の体重を支えきれず、肉棒は奥の奥まで勢いよく突き刺さった。
「いいなぁ…気持ちいい」
「ぐ…うっ…けほっ…げほっ!」
もはや、葉子は呼吸すら困難な様子だった。痛みが体力を奪い尽くし、身体機能のコントロールをおかしくしているのだ。
「ひくっ…うっ…ううっ…うううぅっ…」
ずず…
すすり泣きをしながらも、葉子は腰を再び持ち上げる。
ずんっ。
だが、それを支える力は残っていなかった。葉子の中を激しく肉棒が突き刺す。体重による力だけではなく、男が合わせて腰を持ち上げたのだ。
「残念賞だ」
男がにやにやしながら言う。葉子はもう自分の体重を支えられなくなっている事を分かり切っていたようだった。
「あ…あぁ…あああぁ…」
葉子はずきんずきんという痛みに、涙する事しかできない。意識がふつりと切れてしまってもおかしくないほどだ。それを辛うじて支えているのは、脳裏にこびりついて離れない母親の姿だった。
処女を散らされた時も、フェラチオを始めて強要された時も…側に葉子の母親がいて、それを見守っていた。葉子が精錬の間に連れ込まれるときに、一緒に来いと言われていたのである。
男達は葉子の母親に手を出すことはなかった。ただ、見ていろと言っただけである。しかし葉子が泣き叫ぼうと、意識をもうろうとさせて床に倒れようと、母は助けようとしなかった。
…むしろ、葉子を叱咤(しった)した。幼少の頃から我が子のスポーツを監督する、ステレオタイプの親のように…
恐らく、その場で展開されたのはそういうスポーツ教育と大して変わらなかったものだろう。なぜそうしなければ分からなくても、親に叱咤されれば子供は懸命に努力する。そして時折見せる褒め言葉に、必死にすがりつくようになる。
「なんだよ。まだ少ししかしてないぞ」
「うっ…うあぁぁ…」
葉子は嗚咽を漏らすだけである。
ずっ、ずっ、ずっ…
「あああーっ!!」
不満げな顔をした男が腰を突き上げ始めた。葉子は絶叫を上げて、天井を仰ぐ。口をぱくぱくと動かし、泡を吹き出す。意識はもう限界の近くまで来ていた。
しかし男はマイペースに腰を動かし続ける。
「…………」
葉子は瞳から完全に光を失っていた。声を上げることもできない。ただ、地獄のように痛いだけである。
それでも母の記憶は未だこびりついて離れなかった。
葉子が何人もの男に交替で陵辱され、1時間近くもフェラチオをさせられたとき…最後の方で上手くなったと言われると、葉子の母親はあまりにも場違いなほどの優しい微笑みを浮かべたのだ。昔一緒に暮らしていたときの記憶を思い起こさせるほどの笑顔だった。
その瞬間、ちょうど十回目の発射が不思議と口の中で不快に感じられなくて、葉子は深く悩んだ。
本能的に感じる快と不快と原則を突き崩される…そんな感覚だった。
「よし、出すぞ?」
…びゅびゅ…びゅくっ
男が言うと、すぐに生暖かい精液が飛び出してきて葉子の中をどろりと満たす。膣壁はもう麻痺していて、精液の感触はあまり感じられなかった。
「ふーっ…よし、抜いていいぞー」
ずぷるっ…
そう言われると、葉子は無意識に腰を持ち上げ、やや小さくなった肉棒を引き抜いていた。機械のような動きだ。
ぱたっ。
葉子は男の身体から一歩横に離れると、そのまま身体を床に横たわらせていた。肉棒を引き抜けたのが不思議に思えるほど、体力が失われている。
「好きなだけ寝てろよ。次のヤツが来たら一緒にお楽しみだけどな」
男が起き上がって、服を整えている音がする。
「しっかし、やっぱりガキはダメだよなー。狭いだけでちっとも気持ちよくなんないし。はあぁ」
「………」
真っ赤な欲望が膨れ上がる。
だったら、何故犯した?
もし今葉子が凶器を持っていたなら、迷わず男に襲いかかって殺すまで攻撃したことだろう。
だめなのだ。
母が喜んでくれるためなら、自分が多少どうなってもいいと…上手いと言われたフェラチオを積極的にするような、自分を辱める行為をしてもいいと…そう思っていた。
でも、だめだ。
肉体が傷つけられた瞬間、そんな生ぬるい判断は消し飛んでしまう。
多分、もうお母さんと一緒にいられる時間は少なくない。
これ以上傷つけられたら、自分が動ける状態で傷つけられたら、恐らく葉子は理性を飛ばして男達を殺そうとしてしまうだろうから…
そうなれば、葉子を待つのは死のみだ。
でも、お母さんの誕生日くらいまでは…生きてみたい…
儚い願いは、無機質な壁とグロテスクな白濁液の残骸に吸い込まれていった。
…バヂッ
「ひぅぅっ…!」
バヂッ バヂッ…
「あぐっ…や、やめてくださいぃっ…」
「俺に従うか?」
「そ、そ…」
バヂヂッ!
「うわぁぁ…」
マルチが全身をくたりとさせて、倒れ込みそうになる。全身の拘束のために床に思い切りぶつかる事は避けられたが、そのままならば受け身も取れずに全身を床に叩きつけてしまっていたに違いない。
「どうだ?」
「…ぅ…」
小さく声を漏らす。それでもシステムがストップする事はなかったようだ。手足の先を小刻みに震えさせながらも、目は薄く開いている。
ヂ…ヂッ
「ふぁっ…も、もうや、やめてくださいぃ…」
目の前で鈍い音を立てて飛び散る青白い火花に、マルチが顔を引きながらおののく。
「どうする?」
「し、したがいますっ…ご主人様ぁ…」
「よし…」
男はマルチの前で仁王立ちになる。しかし手に持った道具を離すことはなかった。
「じゃあ、忠誠の誓いとして…オナニーしろ」
「そ、そんなことっ…!」
だが、男が手に持った道具を少し動かしただけでマルチは大きく目を見開き、硬直してしまった。
「します…しますぅっ…」
マルチは電撃で痺れた手を、恐る恐るに股間へと持って行く。
そこに指を触れさせてみても、電撃のためか痺れきった感覚しか生まれない。恐らく、全身のどこに触ってもそれは変わらないだろう。
しかしマルチは指を割れ目の間に突っ込んでいった。
「そうだ…」
「み、みないでくださいぃ…」
無遠慮な視線が、無毛の秘裂に向けられる。これまでずっと見られてきた部分とは言え、自分で触っている所を見られるのは全く意味が違っていた。
くりゅっ…
「あぅ…」
それでも小さな突起を転がすと、ピクンと快感が頭をもたげてきた。
くりゅっ、ピン、ピン…
「はぁぁぁ…」
数回いじるだけで、マルチの身体は甘い性の感覚に支配されてしまった。
「もう感じていやがる…淫乱め」
「いや…言わないでください…」
そう言いつつも、マルチは必死で小さな突起を指で転がし続けていた。やがてそこはごくわずかながら勃起し、指の愛撫をますます敏感に受け入れるようになっていく。
ぷちゅ…
「あぅっ…」
マルチが恥ずかしそうな声を漏らすと同時に、透明な蜜がにじみ出てきた。それは瞬く間に量を増し、割れ目の間からもあふれて男の視線に晒される。
「こんなに濡らしやがって…恥ずかしくないのか?」
「はっ、はずかしいですぅっ…えぐっ…」
顔を真っ赤にしつつも、マルチは行為の手をゆるめる事がなかった。蜜は量をますます増して、つるんとしたマルチの恥丘が液体に濡れてぬらりと光を帯びていく。性器の外観が幼いだけに、そのいやらしさは際だっていた。
「あ…あっ…!」
マルチは先ほどのショックなど忘れたかのように、顔を悦楽に染めて突起を自ら責め立てる。見た目には、強制されてオナニーしているのか、自分の性欲を満たすためにオナニーしているのか区別がつかなかった。
「イク時はちゃんと言うんだ」
「え…あのっ…」
「なんだ?」
「も、もうイっちゃいました…」
マルチが申し訳なさそうに、でも恥ずかしそうに言う。
「お前、イッたのにまだオナニーしていたのか?」
「ま、まだちょっとしかイッてなかったんですぅっ…ごめんなさいっ…」
「勝手にひとりでイキやがったのか…しかもこんなに早く」
「ひぃ…」
にらまれて、マルチは恐れの表情を浮かべる。
「お前みたいな淫乱にはオナニーがお似合いだな…そのまま10回イクまでオナニーしろ」
「そ、そんなに出来ません…」
言いつつも、マルチは突起を擦る動きを再開していた。
「ひぅぅっ…!」
バヂッ バヂッ…
「あぐっ…や、やめてくださいぃっ…」
「俺に従うか?」
「そ、そ…」
バヂヂッ!
「うわぁぁ…」
マルチが全身をくたりとさせて、倒れ込みそうになる。全身の拘束のために床に思い切りぶつかる事は避けられたが、そのままならば受け身も取れずに全身を床に叩きつけてしまっていたに違いない。
「どうだ?」
「…ぅ…」
小さく声を漏らす。それでもシステムがストップする事はなかったようだ。手足の先を小刻みに震えさせながらも、目は薄く開いている。
ヂ…ヂッ
「ふぁっ…も、もうや、やめてくださいぃ…」
目の前で鈍い音を立てて飛び散る青白い火花に、マルチが顔を引きながらおののく。
「どうする?」
「し、したがいますっ…ご主人様ぁ…」
「よし…」
男はマルチの前で仁王立ちになる。しかし手に持った道具を離すことはなかった。
「じゃあ、忠誠の誓いとして…オナニーしろ」
「そ、そんなことっ…!」
だが、男が手に持った道具を少し動かしただけでマルチは大きく目を見開き、硬直してしまった。
「します…しますぅっ…」
マルチは電撃で痺れた手を、恐る恐るに股間へと持って行く。
そこに指を触れさせてみても、電撃のためか痺れきった感覚しか生まれない。恐らく、全身のどこに触ってもそれは変わらないだろう。
しかしマルチは指を割れ目の間に突っ込んでいった。
「そうだ…」
「み、みないでくださいぃ…」
無遠慮な視線が、無毛の秘裂に向けられる。これまでずっと見られてきた部分とは言え、自分で触っている所を見られるのは全く意味が違っていた。
くりゅっ…
「あぅ…」
それでも小さな突起を転がすと、ピクンと快感が頭をもたげてきた。
くりゅっ、ピン、ピン…
「はぁぁぁ…」
数回いじるだけで、マルチの身体は甘い性の感覚に支配されてしまった。
「もう感じていやがる…淫乱め」
「いや…言わないでください…」
そう言いつつも、マルチは必死で小さな突起を指で転がし続けていた。やがてそこはごくわずかながら勃起し、指の愛撫をますます敏感に受け入れるようになっていく。
ぷちゅ…
「あぅっ…」
マルチが恥ずかしそうな声を漏らすと同時に、透明な蜜がにじみ出てきた。それは瞬く間に量を増し、割れ目の間からもあふれて男の視線に晒される。
「こんなに濡らしやがって…恥ずかしくないのか?」
「はっ、はずかしいですぅっ…えぐっ…」
顔を真っ赤にしつつも、マルチは行為の手をゆるめる事がなかった。蜜は量をますます増して、つるんとしたマルチの恥丘が液体に濡れてぬらりと光を帯びていく。性器の外観が幼いだけに、そのいやらしさは際だっていた。
「あ…あっ…!」
マルチは先ほどのショックなど忘れたかのように、顔を悦楽に染めて突起を自ら責め立てる。見た目には、強制されてオナニーしているのか、自分の性欲を満たすためにオナニーしているのか区別がつかなかった。
「イク時はちゃんと言うんだ」
「え…あのっ…」
「なんだ?」
「も、もうイっちゃいました…」
マルチが申し訳なさそうに、でも恥ずかしそうに言う。
「お前、イッたのにまだオナニーしていたのか?」
「ま、まだちょっとしかイッてなかったんですぅっ…ごめんなさいっ…」
「勝手にひとりでイキやがったのか…しかもこんなに早く」
「ひぃ…」
にらまれて、マルチは恐れの表情を浮かべる。
「お前みたいな淫乱にはオナニーがお似合いだな…そのまま10回イクまでオナニーしろ」
「そ、そんなに出来ません…」
言いつつも、マルチは突起を擦る動きを再開していた。
ふわり、と琴音の身体が浮いた。
「あっ…あっ!」
琴音は取り乱して手足を動かすが、空しく宙に泳ぐだけだった。ほとんど空中で溺れかかっているような感じだった。
「これくらいなら、君でも出来るかも知れない…」
「た、助けてください…なんで、こんな事を」
「でも、他人の力を打ち消すことは出来ないだろうね。やってみなよ、自分の身体を動かして、僕の力から逃げてみればいい」
「や、やめてください…」
しかし琴音は能力を使おうともせず、ただ懇願しただけだった。
「ふん…無抵抗か。つまらないな」
「て、抵抗なんてしませんっ。だから、もうやめてください…」
「知らないね。…他にも、こんなこともできる」
びりっ。
「あっ!?」
嫌な響きを持った、大きな音がする。
びり…びりびりびりっ
「あっ、やっ、やめてっ!」
琴音のシャツが、まっぷたつに裂けていた。身体の正面を、縦一直線に切り裂いていく。ブラジャーの紐の部分も、「力」が通ると簡単に切れてしまった。
「二種類の力を同時に使うってのはできないだろう?それに、ここまで力を小さい範囲に集中させて、正確に使うってのも難しいはずだ」
「な、なんで…い、いやですっ!やめてくださいっ…」
その力は、琴音のスカートの所まで来ても止まる事は無かった。シャツに比べればかなりの厚さがあるはずのスカートが、薄桃色をしたショーツと一緒に、破かれていく。琴音の秘裂が、あっという間に空気の下へさらけ出されてしまう。
「いやっ!」
琴音は自分の手でそこを覆い隠した。はずみで破かれたシャツとブラジャーが身体から滑り落ち、琴音は慌てて逆の手で乳房も隠す。
びっ…
最後にスカートの裾まで「力」が到達すると、スカートとショーツも力無く床に滑り落ちた。床の上に重なったぼろぼろの布地を見て、琴音は息をのむ。
「なかなかの見物(みもの)だろう?」
「も、もう…許してください…」
「何言ってるんだい、これからが本番なんじゃないか」
くにゅっ。
「ひっ…!?」
琴音は驚いた顔をして、自ら押さえつけた乳房を見つめた。
くいっ…
「えっ…えっ!」
今度は、信じられないといった目で秘部の方を見る。
手で隠しているために見えないが、琴音の身体感覚は間違いなく秘裂が左右に広げられているという事を伝えていた。
「さっきよりもつまらない芸当かもね。でも、見えないはずのところに触られるのって、結構びっくりするんじゃないかな」
「や、やめてくださいっ…」
「当然、二箇所同時もできる…」
「あっ、あっ!」
琴音の乳房がくにくにと変形する。秘裂の中の粘膜に、ゆるりとした刺激が加えられる。琴音は、身体の奥で性的な感覚が目覚めるのを感じていた。
「さらに、四箇所」
「うくっ…」
乳頭とクリトリス。敏感な部分への刺激が琴音を襲った。まだ身体が高ぶっていない状態でそうされれば痛みを伴ってもおかしくはないのだが、刺激が比較的小さかったこと、琴音の身体が性的刺激に敏感だったことが重なり、必ずしも痛みにはならない。じわっと甘い快感が琴音の中に生まれてしまった。
「どうだい?普通の人間じゃ、なかなかこんなのは出来ないだろ」
「やめて…ください…」
「随分元気が無くなって来たじゃない。大人しく、『して下さい』って言えばいいのに」
調子に乗って強い刺激を加えてくる。しかし、それすらも琴音は愛撫として感じてしまった。普通ならば痛めつけにも等しいはずの乱暴な行為を、琴音は性感帯への激しい刺激として認知してしまっていたのだ。
「あ…」
琴音が震える声を出した瞬間、だらだらと透明な液体があふれ出した。指の間からもすり抜けて、ぽたぽたぽたっ、と続けて雫になって落ちたそれは、琴音自身の着衣の上へとしたたり落ちる。
「もう、こんなになってる…」
「ゆ、許して…もう、十分でしょう…」
「五箇所目」
じゅぷっ。
「んうっ!」
今し方欲望の雫を吐き出した部分に、何かが挿入される感覚がある。
じゅぷぷっ…
「あ…はぁっ」
それはあっという間に琴音の身体の一番奥に侵入してきた。
しかし、実際に何か異物が入れられた様子はない。
「中から押し広げているだけだけどね。本当に入れられているみたいだろ?」
すぐに説明が為された。それに合わせて、異物感がヴァギナの中を前後に移動する。ちょうど抽送運動をされているのと同じ感覚だった。ちゅぷちゅぷという水音が立って、ヴァギナの入り口から愛液がにじみ出す。すぐにまた指では受け止められなくなって、隙間からしきりに粘っこい液体が垂れ始めた。
「エッチ…」
「い、いや…」
琴音は弱々しく首を振る。だが、乳頭やクリトリスにも刺激が加えられている状況で、快楽から逃れられるはずもない。二つの突起は痛いほどに勃起して、琴音に直接的な快感を与え続けていた。
「最後に…」
ブ…ン
「ひいぃっ!?」
琴音が情けない声を上げて、身体をのけぞらせた。身体の奥底を振動で揺すぶられるというのは、未知の性体験だった。
「実際には空気が振動しているだけだけど…下手なバイブよりも、ずっと小刻みでいろんな動きが出来る」
ブブ…
「あっ、そこは、そこはっ!」
琴音の膣壁の一箇所に、集中して強い振動が加えられ始めた。愛すべき人の肉棒に開発された、琴音の最も弱い部分だ。
「だ、だめぇ…ふ、ふじたさんっっ!」
…ビクッ!ビクッ!…ビクビクッ!
琴音は空中で激しく痙攣した。隠していた手が離れると、秘裂からおびただしい量の愛液が溢れて琴音の服を濡らしていく。目をつぶった琴音は、まるで何かを夢想しているようだった。
「あの男かい?」
「………」
「忘れさせてやるよ…そんな奴」
どこか憎悪のこもった声だった。しかし、琴音はかえって安心するような感情すら覚えて、絶頂の余韻に身体をひくつかせていた。
「あっ…あっ!」
琴音は取り乱して手足を動かすが、空しく宙に泳ぐだけだった。ほとんど空中で溺れかかっているような感じだった。
「これくらいなら、君でも出来るかも知れない…」
「た、助けてください…なんで、こんな事を」
「でも、他人の力を打ち消すことは出来ないだろうね。やってみなよ、自分の身体を動かして、僕の力から逃げてみればいい」
「や、やめてください…」
しかし琴音は能力を使おうともせず、ただ懇願しただけだった。
「ふん…無抵抗か。つまらないな」
「て、抵抗なんてしませんっ。だから、もうやめてください…」
「知らないね。…他にも、こんなこともできる」
びりっ。
「あっ!?」
嫌な響きを持った、大きな音がする。
びり…びりびりびりっ
「あっ、やっ、やめてっ!」
琴音のシャツが、まっぷたつに裂けていた。身体の正面を、縦一直線に切り裂いていく。ブラジャーの紐の部分も、「力」が通ると簡単に切れてしまった。
「二種類の力を同時に使うってのはできないだろう?それに、ここまで力を小さい範囲に集中させて、正確に使うってのも難しいはずだ」
「な、なんで…い、いやですっ!やめてくださいっ…」
その力は、琴音のスカートの所まで来ても止まる事は無かった。シャツに比べればかなりの厚さがあるはずのスカートが、薄桃色をしたショーツと一緒に、破かれていく。琴音の秘裂が、あっという間に空気の下へさらけ出されてしまう。
「いやっ!」
琴音は自分の手でそこを覆い隠した。はずみで破かれたシャツとブラジャーが身体から滑り落ち、琴音は慌てて逆の手で乳房も隠す。
びっ…
最後にスカートの裾まで「力」が到達すると、スカートとショーツも力無く床に滑り落ちた。床の上に重なったぼろぼろの布地を見て、琴音は息をのむ。
「なかなかの見物(みもの)だろう?」
「も、もう…許してください…」
「何言ってるんだい、これからが本番なんじゃないか」
くにゅっ。
「ひっ…!?」
琴音は驚いた顔をして、自ら押さえつけた乳房を見つめた。
くいっ…
「えっ…えっ!」
今度は、信じられないといった目で秘部の方を見る。
手で隠しているために見えないが、琴音の身体感覚は間違いなく秘裂が左右に広げられているという事を伝えていた。
「さっきよりもつまらない芸当かもね。でも、見えないはずのところに触られるのって、結構びっくりするんじゃないかな」
「や、やめてくださいっ…」
「当然、二箇所同時もできる…」
「あっ、あっ!」
琴音の乳房がくにくにと変形する。秘裂の中の粘膜に、ゆるりとした刺激が加えられる。琴音は、身体の奥で性的な感覚が目覚めるのを感じていた。
「さらに、四箇所」
「うくっ…」
乳頭とクリトリス。敏感な部分への刺激が琴音を襲った。まだ身体が高ぶっていない状態でそうされれば痛みを伴ってもおかしくはないのだが、刺激が比較的小さかったこと、琴音の身体が性的刺激に敏感だったことが重なり、必ずしも痛みにはならない。じわっと甘い快感が琴音の中に生まれてしまった。
「どうだい?普通の人間じゃ、なかなかこんなのは出来ないだろ」
「やめて…ください…」
「随分元気が無くなって来たじゃない。大人しく、『して下さい』って言えばいいのに」
調子に乗って強い刺激を加えてくる。しかし、それすらも琴音は愛撫として感じてしまった。普通ならば痛めつけにも等しいはずの乱暴な行為を、琴音は性感帯への激しい刺激として認知してしまっていたのだ。
「あ…」
琴音が震える声を出した瞬間、だらだらと透明な液体があふれ出した。指の間からもすり抜けて、ぽたぽたぽたっ、と続けて雫になって落ちたそれは、琴音自身の着衣の上へとしたたり落ちる。
「もう、こんなになってる…」
「ゆ、許して…もう、十分でしょう…」
「五箇所目」
じゅぷっ。
「んうっ!」
今し方欲望の雫を吐き出した部分に、何かが挿入される感覚がある。
じゅぷぷっ…
「あ…はぁっ」
それはあっという間に琴音の身体の一番奥に侵入してきた。
しかし、実際に何か異物が入れられた様子はない。
「中から押し広げているだけだけどね。本当に入れられているみたいだろ?」
すぐに説明が為された。それに合わせて、異物感がヴァギナの中を前後に移動する。ちょうど抽送運動をされているのと同じ感覚だった。ちゅぷちゅぷという水音が立って、ヴァギナの入り口から愛液がにじみ出す。すぐにまた指では受け止められなくなって、隙間からしきりに粘っこい液体が垂れ始めた。
「エッチ…」
「い、いや…」
琴音は弱々しく首を振る。だが、乳頭やクリトリスにも刺激が加えられている状況で、快楽から逃れられるはずもない。二つの突起は痛いほどに勃起して、琴音に直接的な快感を与え続けていた。
「最後に…」
ブ…ン
「ひいぃっ!?」
琴音が情けない声を上げて、身体をのけぞらせた。身体の奥底を振動で揺すぶられるというのは、未知の性体験だった。
「実際には空気が振動しているだけだけど…下手なバイブよりも、ずっと小刻みでいろんな動きが出来る」
ブブ…
「あっ、そこは、そこはっ!」
琴音の膣壁の一箇所に、集中して強い振動が加えられ始めた。愛すべき人の肉棒に開発された、琴音の最も弱い部分だ。
「だ、だめぇ…ふ、ふじたさんっっ!」
…ビクッ!ビクッ!…ビクビクッ!
琴音は空中で激しく痙攣した。隠していた手が離れると、秘裂からおびただしい量の愛液が溢れて琴音の服を濡らしていく。目をつぶった琴音は、まるで何かを夢想しているようだった。
「あの男かい?」
「………」
「忘れさせてやるよ…そんな奴」
どこか憎悪のこもった声だった。しかし、琴音はかえって安心するような感情すら覚えて、絶頂の余韻に身体をひくつかせていた。
「は…離しなさいっ」
綾香は懸命にもがいた。だが、身体のうち攻撃に使えそうな部位は完全に押さえられてしまっている。不意をついて頭突きを見舞う事すら出来そうになかった。
身体と身体の闘いを熟知しているからこそ、八方ふさがりの状況になった事ははっきり認知できてしまう。綾香の身体を、一瞬にして絶望が包んだ。」
男は綾香の身体を押さえながら、宙に持ち上げて隣の部屋に移動させていく。いかに筋肉がついている長身の綾香と言えども、女であるのだから体重はそれほどでもない。男は軽々とした動作で綾香を運んでいった。
宙に浮かべられた事で、ますます反撃の機会は無くなる。もはや綾香の顔に生気は失われつつあった。
ヴィ…
部屋に入ると、機械の音がしてドアが勝手に閉まる。部屋の中に光源は無く、真っ暗だった。
プシューッ!
「………!?」
噴出音がする。
それが何なのか判断する前に、綾香は全身が痺れてくるのを感じていた。
どっ。
男が綾香を床に放り投げる。同時に電気が点いた。それによって、一面にマットのような物が敷いてあるのが見えるようになる。だから綾香は床にぶつかる衝撃で痛みを感じる事はほとんど無かったが、その時にはもう身体を動かすことは出来なくなっていた。
男は闘いの前からマスクをしていた。気づく要素はあったのだ。綾香を後悔の念が襲う。無論、息を止めても時間の問題だったのだろうが、それでも後悔せざるを得ない。
床に倒れ伏す綾香の身体に、男が近づいてくる。うつぶせの体勢だった綾香は、それを気配だけで感じていた。視界に入ってこない分、焦燥感が煽られる。身体の隅々に汗が生まれていく。
ぐいっ、と男は綾香のハーフパンツを無造作につかんだ。それだけでハーフパンツが破れてしまうのではないかと思うほど、馬鹿力を感じさせるつかみ方である。逆の手でショーツをつかんで、ぐいぐいと下ろしていく。両の手で別々の着衣をつかんでいる仕草はひどく滑稽だったが、行われている行為を見ていればそうも言っていられない。
綾香にとっては、恥辱の念よりも恐怖感の方が強かった。防護の役に立つわけでもない薄い服だが、それでも着ていれば、肌が直接敵の目の前に晒されるのに比べて安心感がある。
男は自分の身につけていたトランクスをずり下ろすと、綾香の身体を再び持ち上げる。子供にするような、腰の辺りをつかむ持ち上げ方だ。
…やられる!
声すら上げられない綾香は、叫びだしたい衝動を心の中で駆け巡らせる事しか出来なかった。
…ずぶっ
「!!」
やや腰を引いた男のペニスの上に、綾香のヴァギナが着地し、綾香自身の重みによって突き刺さった。図体の大きさに比べれば、この体勢でペニスを正確にヴァギナに突き刺したのは繊細な動作であると言える。
ずっ、ずっ…
だが、真っ赤に鮮血を流す綾香のヴァギナに、巨大な怒張を抜き差しする様子は、どう見ても繊細とは言い難かった。綾香はぐったりとして、男の行為に身を甘んじている。目も閉じてしまっており、口元からは涎が垂れて綾香の意識がもはや正常ではない事を示していた。
しかし感覚だけは鋭敏に存在していた。自らの最も大切な部分が蹂躙され、傷口を熱い物でこすられる激痛がいつ終わるともなく続いている。潤滑の液など無いに等しかったから、摩擦の痛みがますます大きくなっているのだ。
その峻烈な痛みが、少女としての、愛する男に処女を捧げるという夢を無惨に叩き壊していく。
涙を流す事すら許されない綾香は、ただそれに耐えるしか無かった。
その地獄のような行為が何分も続いただろうか?
どくんっ!
男がペニスを脈動させ、大量のスペルマを綾香の中にぶちまけた。どくっ、どくっとペニスが打ち震えるたび、綾香の傷ついたヴァギナの中を白濁の液が満たしていく。
ペニスを引き抜く時にも、ごぷっと重い水音が立つほどの量だった。
男は、また綾香をマットの上に放り投げる。
「ぅ…」
綾香は目を開けた。どうやら、小さく声を上げることも出来るようになってきたようだ。もちろん、反撃など夢のまた夢なのだが。
そして、目の前にある、白い液に汚れたペニスが眼前に迫ってくる。
「え…うぐっ!」
口の中に、生臭い匂いを立てるそれが突き立てられた…
「ん…んっ」
綾香は屈辱に打ち震えながら、自らを犯したペニスに舌を這わせていった。
綾香は懸命にもがいた。だが、身体のうち攻撃に使えそうな部位は完全に押さえられてしまっている。不意をついて頭突きを見舞う事すら出来そうになかった。
身体と身体の闘いを熟知しているからこそ、八方ふさがりの状況になった事ははっきり認知できてしまう。綾香の身体を、一瞬にして絶望が包んだ。」
男は綾香の身体を押さえながら、宙に持ち上げて隣の部屋に移動させていく。いかに筋肉がついている長身の綾香と言えども、女であるのだから体重はそれほどでもない。男は軽々とした動作で綾香を運んでいった。
宙に浮かべられた事で、ますます反撃の機会は無くなる。もはや綾香の顔に生気は失われつつあった。
ヴィ…
部屋に入ると、機械の音がしてドアが勝手に閉まる。部屋の中に光源は無く、真っ暗だった。
プシューッ!
「………!?」
噴出音がする。
それが何なのか判断する前に、綾香は全身が痺れてくるのを感じていた。
どっ。
男が綾香を床に放り投げる。同時に電気が点いた。それによって、一面にマットのような物が敷いてあるのが見えるようになる。だから綾香は床にぶつかる衝撃で痛みを感じる事はほとんど無かったが、その時にはもう身体を動かすことは出来なくなっていた。
男は闘いの前からマスクをしていた。気づく要素はあったのだ。綾香を後悔の念が襲う。無論、息を止めても時間の問題だったのだろうが、それでも後悔せざるを得ない。
床に倒れ伏す綾香の身体に、男が近づいてくる。うつぶせの体勢だった綾香は、それを気配だけで感じていた。視界に入ってこない分、焦燥感が煽られる。身体の隅々に汗が生まれていく。
ぐいっ、と男は綾香のハーフパンツを無造作につかんだ。それだけでハーフパンツが破れてしまうのではないかと思うほど、馬鹿力を感じさせるつかみ方である。逆の手でショーツをつかんで、ぐいぐいと下ろしていく。両の手で別々の着衣をつかんでいる仕草はひどく滑稽だったが、行われている行為を見ていればそうも言っていられない。
綾香にとっては、恥辱の念よりも恐怖感の方が強かった。防護の役に立つわけでもない薄い服だが、それでも着ていれば、肌が直接敵の目の前に晒されるのに比べて安心感がある。
男は自分の身につけていたトランクスをずり下ろすと、綾香の身体を再び持ち上げる。子供にするような、腰の辺りをつかむ持ち上げ方だ。
…やられる!
声すら上げられない綾香は、叫びだしたい衝動を心の中で駆け巡らせる事しか出来なかった。
…ずぶっ
「!!」
やや腰を引いた男のペニスの上に、綾香のヴァギナが着地し、綾香自身の重みによって突き刺さった。図体の大きさに比べれば、この体勢でペニスを正確にヴァギナに突き刺したのは繊細な動作であると言える。
ずっ、ずっ…
だが、真っ赤に鮮血を流す綾香のヴァギナに、巨大な怒張を抜き差しする様子は、どう見ても繊細とは言い難かった。綾香はぐったりとして、男の行為に身を甘んじている。目も閉じてしまっており、口元からは涎が垂れて綾香の意識がもはや正常ではない事を示していた。
しかし感覚だけは鋭敏に存在していた。自らの最も大切な部分が蹂躙され、傷口を熱い物でこすられる激痛がいつ終わるともなく続いている。潤滑の液など無いに等しかったから、摩擦の痛みがますます大きくなっているのだ。
その峻烈な痛みが、少女としての、愛する男に処女を捧げるという夢を無惨に叩き壊していく。
涙を流す事すら許されない綾香は、ただそれに耐えるしか無かった。
その地獄のような行為が何分も続いただろうか?
どくんっ!
男がペニスを脈動させ、大量のスペルマを綾香の中にぶちまけた。どくっ、どくっとペニスが打ち震えるたび、綾香の傷ついたヴァギナの中を白濁の液が満たしていく。
ペニスを引き抜く時にも、ごぷっと重い水音が立つほどの量だった。
男は、また綾香をマットの上に放り投げる。
「ぅ…」
綾香は目を開けた。どうやら、小さく声を上げることも出来るようになってきたようだ。もちろん、反撃など夢のまた夢なのだが。
そして、目の前にある、白い液に汚れたペニスが眼前に迫ってくる。
「え…うぐっ!」
口の中に、生臭い匂いを立てるそれが突き立てられた…
「ん…んっ」
綾香は屈辱に打ち震えながら、自らを犯したペニスに舌を這わせていった。
「ふ…ふぐっ」
佐祐理の口から、苦しそうな息が漏れる。反射的に顔を引こうとしたが、すぐに髪の毛をわしづかみにされてしまった。逃げられない。
「静かにしろ…」
低い声がする。佐祐理の口に突っ込まれた男根の、主だ。佐祐理はその声による脅迫に、気丈にも幾度も耐えた。しかし、力で無理矢理押さえ込まれてしまっては抵抗できない。口の中に、不快な味が広がっていく。息がしにくくなり、苦しくなっていく。
佐祐理は口を大きく広げるようにして、必死でペニスに口腔の粘膜や舌が当たってしまう事を避けようとした。しかし、
ずっ。
「ぐっ!?」
次の瞬間、男が強引に腰を突き入れた。喉の奥まで達するようなその動きに、佐祐理は思わず口の力を緩める。
ずっ、ずっ、ずっ
「ぐ…うぐっ、ううっ」
ほとんど性器を陵辱している時と同じような激しい動きが開始される。佐祐理は苦しみにもがいた。息がつまる。鼻腔で息をしようとしても、思い切り突かれる衝撃のせいでうまく息が吸い込めない。窒息しそうな恐怖感を感じ、佐祐理はぼろぼろと涙をこぼした。
だが、いくらもがいても逃げることは出来ない。段々佐祐理の動きが弱まっていく。
「ほら…」
やっと男が動きを止め、ペニスを口の中から引き抜いた。
「…っはっ!はっ、はっ、はっ…げほっ…」
佐祐理は激しく呼吸し、せき込んだ。あふれ出た涙が止まらず、佐祐理は顔をくしゃくしゃにしている。
「もう一度言う。くわえろ」
「………」
佐祐理は力無くうなだれると、ゆっくりと唇をペニスに近づけていった。根元の近くまでくわえこみ、舌を先端の方に這わせていく。
頭を真っ白にするように努めながら、佐祐理は口唇奉仕に励んだ。ぺろぺろとこねくり回すような動きを先端に集中して加え、唇をすぼめてやわやわとし刺激も加えていく。
「おう…上手いじゃないか」
佐祐理は答えなかった。ただ行為を早く終わらせたい一心で舌を一生懸命に動かす。
「さすがレズ娘だけあるな。あいつにもこういうことしてやってるのか?それとも、両刀で男にも手を出したか?」
何も聞きたくなかった。佐祐理は大きく頭を振りながら、じゅぽじゅぽという音を立ててペニスをしごき上げていった。
「よし…出すぞっ」
びゅくっ!
「………!」
佐祐理は口の中になま暖かい粘液が放出されるのを感じた。生理的な嫌悪感で吐き戻しそうになるが、理性がそれを押しとどめる。
びゅくびゅくと吐き出されるそれを、佐祐理は健気にも口の中に受け止め…この上ない屈辱に身を震わせながら、飲み下した。
佐祐理の口から、苦しそうな息が漏れる。反射的に顔を引こうとしたが、すぐに髪の毛をわしづかみにされてしまった。逃げられない。
「静かにしろ…」
低い声がする。佐祐理の口に突っ込まれた男根の、主だ。佐祐理はその声による脅迫に、気丈にも幾度も耐えた。しかし、力で無理矢理押さえ込まれてしまっては抵抗できない。口の中に、不快な味が広がっていく。息がしにくくなり、苦しくなっていく。
佐祐理は口を大きく広げるようにして、必死でペニスに口腔の粘膜や舌が当たってしまう事を避けようとした。しかし、
ずっ。
「ぐっ!?」
次の瞬間、男が強引に腰を突き入れた。喉の奥まで達するようなその動きに、佐祐理は思わず口の力を緩める。
ずっ、ずっ、ずっ
「ぐ…うぐっ、ううっ」
ほとんど性器を陵辱している時と同じような激しい動きが開始される。佐祐理は苦しみにもがいた。息がつまる。鼻腔で息をしようとしても、思い切り突かれる衝撃のせいでうまく息が吸い込めない。窒息しそうな恐怖感を感じ、佐祐理はぼろぼろと涙をこぼした。
だが、いくらもがいても逃げることは出来ない。段々佐祐理の動きが弱まっていく。
「ほら…」
やっと男が動きを止め、ペニスを口の中から引き抜いた。
「…っはっ!はっ、はっ、はっ…げほっ…」
佐祐理は激しく呼吸し、せき込んだ。あふれ出た涙が止まらず、佐祐理は顔をくしゃくしゃにしている。
「もう一度言う。くわえろ」
「………」
佐祐理は力無くうなだれると、ゆっくりと唇をペニスに近づけていった。根元の近くまでくわえこみ、舌を先端の方に這わせていく。
頭を真っ白にするように努めながら、佐祐理は口唇奉仕に励んだ。ぺろぺろとこねくり回すような動きを先端に集中して加え、唇をすぼめてやわやわとし刺激も加えていく。
「おう…上手いじゃないか」
佐祐理は答えなかった。ただ行為を早く終わらせたい一心で舌を一生懸命に動かす。
「さすがレズ娘だけあるな。あいつにもこういうことしてやってるのか?それとも、両刀で男にも手を出したか?」
何も聞きたくなかった。佐祐理は大きく頭を振りながら、じゅぽじゅぽという音を立ててペニスをしごき上げていった。
「よし…出すぞっ」
びゅくっ!
「………!」
佐祐理は口の中になま暖かい粘液が放出されるのを感じた。生理的な嫌悪感で吐き戻しそうになるが、理性がそれを押しとどめる。
びゅくびゅくと吐き出されるそれを、佐祐理は健気にも口の中に受け止め…この上ない屈辱に身を震わせながら、飲み下した。
くちくち、くちくち。
かすかに水っぽい音が秘裂の間から漏れだしてくる。
小柄な少女の体躯は、四つん這いの姿勢のままで背後からの指戯を感じていた。上半身はペパーミントグリーンのシャツが隠していたが、下半身は何にも覆われておらず、小さなヒップが完全に露わになっている。無論、少し角度を変えれば今にも愛液がこぼれ落ちそうな幼い秘裂も丸見えになってしまうはずだった。
少女の両手は、前にある椅子をつかんでいる。いや、正確に言うと、椅子の上に置かれているスケッチブックをつかんでいるようだった。片方の指は、ぷるぷると震えながら必死でマジックをつまんでいる。
「どうだ…澪」
「……」
澪は官能に打ち震えながらも必死にマジックを動かし、言葉を書き記す。
『きもちいいの』
後ろの方を見ようとせず、澪はただスケッチブックを持ち上げ、字だけを示した。
「どこが一番気持ちいい?」
ぶんぶん、と澪は首を横に振った。
「この前、教えただろ?」
指がほのかなクリトリスを捉える。潤滑の液を使って、ちゅるちゅると指を滑らせる。澪は腰をひくひく震わせながら、観念したようにマジックを動かし始めた。
そして、スケッチブックを上げる。
『くりちゃんが気持ちいいの』
小さな小さな文字で書かれている。しかし、判読できないほどの大きさではない。
「そうか」
指の動きが速まり、ぐりゅぐりゅと幼い突起をいじくり回す。澪はいやいやとをするようにリボンのついた髪を振ったが、決して腰を引いて逃げようとはしなかった。とろり…とろりと、透明なつゆがとめどもなく生まれてくる。
澪が自らマジックを走らせる。
『いくの』
弱々しい震えるタッチの字を、澪は力無く示した。
くちゅくちゅ…くちゅくちゅ…
びくんっ!びく、びくんっ!
そして澪の身体は大きく打ち震え、絶頂を迎えた。
力つきて倒れ込んでしまった澪の手から、マジックが転がり落ちる。それを拾い上げると、未だひゅくんひゅくんと震えているヴァギナに、ぐいっと乱暴に差し込む。抵抗感などない。
ぴくっ…と澪の身体が震えたが、嫌がりはしなかった。
それどころか、反射的にマジックをぎゅうぎゅうと締め付けている。
「起きろ。今度はオナニーの日記を書くんだ」
かすかに水っぽい音が秘裂の間から漏れだしてくる。
小柄な少女の体躯は、四つん這いの姿勢のままで背後からの指戯を感じていた。上半身はペパーミントグリーンのシャツが隠していたが、下半身は何にも覆われておらず、小さなヒップが完全に露わになっている。無論、少し角度を変えれば今にも愛液がこぼれ落ちそうな幼い秘裂も丸見えになってしまうはずだった。
少女の両手は、前にある椅子をつかんでいる。いや、正確に言うと、椅子の上に置かれているスケッチブックをつかんでいるようだった。片方の指は、ぷるぷると震えながら必死でマジックをつまんでいる。
「どうだ…澪」
「……」
澪は官能に打ち震えながらも必死にマジックを動かし、言葉を書き記す。
『きもちいいの』
後ろの方を見ようとせず、澪はただスケッチブックを持ち上げ、字だけを示した。
「どこが一番気持ちいい?」
ぶんぶん、と澪は首を横に振った。
「この前、教えただろ?」
指がほのかなクリトリスを捉える。潤滑の液を使って、ちゅるちゅると指を滑らせる。澪は腰をひくひく震わせながら、観念したようにマジックを動かし始めた。
そして、スケッチブックを上げる。
『くりちゃんが気持ちいいの』
小さな小さな文字で書かれている。しかし、判読できないほどの大きさではない。
「そうか」
指の動きが速まり、ぐりゅぐりゅと幼い突起をいじくり回す。澪はいやいやとをするようにリボンのついた髪を振ったが、決して腰を引いて逃げようとはしなかった。とろり…とろりと、透明なつゆがとめどもなく生まれてくる。
澪が自らマジックを走らせる。
『いくの』
弱々しい震えるタッチの字を、澪は力無く示した。
くちゅくちゅ…くちゅくちゅ…
びくんっ!びく、びくんっ!
そして澪の身体は大きく打ち震え、絶頂を迎えた。
力つきて倒れ込んでしまった澪の手から、マジックが転がり落ちる。それを拾い上げると、未だひゅくんひゅくんと震えているヴァギナに、ぐいっと乱暴に差し込む。抵抗感などない。
ぴくっ…と澪の身体が震えたが、嫌がりはしなかった。
それどころか、反射的にマジックをぎゅうぎゅうと締め付けている。
「起きろ。今度はオナニーの日記を書くんだ」
ぢゅぐっ。
「ひっ」
恐怖に染まった吐息が漏れた。
ぶち…ぶぢっ
「いっ、いたいっ!いたいよっ…やめてぇっ!?」
名雪の両手は天井から吊されたロープに縛り付けられていた。つま先で立つのがやっと、といった様子である。その直立の体勢を、背後からがっしりと何者かに抱きかかえられていた。
そして、ペニスはヴァギナに深々と突き刺さっている。
「い、いたい…お願い…許してっ」
名雪は抵抗しようとするが、両手を上げた無理な体勢ではまるで力が入らない。男のなすがままだった。
ずりゅっ、と男がペニスを引き抜くと、そこには名雪の破瓜の血が痛々しく付着している。
「お願い…もうやめて」
震えた懇願の声。
ずんっ、と無言で突く。
「いやぁぁぁーっ!た、助けて、祐一っ、お母さんっ…」
名雪は子供のように泣き叫んだ。
男は腕を回して、乱暴に名雪の乳房をこねくり回した。泣き叫んでいる幼さに比べれば、身体自体の発育は十分に立派だ。
しかし名雪の未開発のヴァギナは、何の準備もなく突き入れられた異物に、激痛を訴えていく。痛みと屈辱にただただ泣き続ける名雪を、男は何の配慮もなく乱暴に突き続けた。わし掴みにするような乳房の愛撫を続けながら。
男は名雪のクリトリスにも指を伸ばしたが、それは名雪に新たな痛みを与えただけだった。性感の端緒も知らない少女には、無理なのだ。
やがて、どくんと男のペニスが脈動する。
痛々しく傷つけられた胎内に、大量の精液を放出する。名雪の目は、ほとんど光を失っていた。
男がペニスを抜く。おびただしい白濁の液の中に、幾筋かの血が何かの紋様のように浮かび上がる。
「…ひどい…ひどいよ…」
自分が何をされたのかという事は理解したらしく、名雪が嗚咽を漏らす。
涙がぽたぽたと床にこぼれ落ちた。まだ流す涙が残っていたのかと名雪は思いながら、次なる苦痛と辱めの恐怖に怯えていた。
「ひっ」
恐怖に染まった吐息が漏れた。
ぶち…ぶぢっ
「いっ、いたいっ!いたいよっ…やめてぇっ!?」
名雪の両手は天井から吊されたロープに縛り付けられていた。つま先で立つのがやっと、といった様子である。その直立の体勢を、背後からがっしりと何者かに抱きかかえられていた。
そして、ペニスはヴァギナに深々と突き刺さっている。
「い、いたい…お願い…許してっ」
名雪は抵抗しようとするが、両手を上げた無理な体勢ではまるで力が入らない。男のなすがままだった。
ずりゅっ、と男がペニスを引き抜くと、そこには名雪の破瓜の血が痛々しく付着している。
「お願い…もうやめて」
震えた懇願の声。
ずんっ、と無言で突く。
「いやぁぁぁーっ!た、助けて、祐一っ、お母さんっ…」
名雪は子供のように泣き叫んだ。
男は腕を回して、乱暴に名雪の乳房をこねくり回した。泣き叫んでいる幼さに比べれば、身体自体の発育は十分に立派だ。
しかし名雪の未開発のヴァギナは、何の準備もなく突き入れられた異物に、激痛を訴えていく。痛みと屈辱にただただ泣き続ける名雪を、男は何の配慮もなく乱暴に突き続けた。わし掴みにするような乳房の愛撫を続けながら。
男は名雪のクリトリスにも指を伸ばしたが、それは名雪に新たな痛みを与えただけだった。性感の端緒も知らない少女には、無理なのだ。
やがて、どくんと男のペニスが脈動する。
痛々しく傷つけられた胎内に、大量の精液を放出する。名雪の目は、ほとんど光を失っていた。
男がペニスを抜く。おびただしい白濁の液の中に、幾筋かの血が何かの紋様のように浮かび上がる。
「…ひどい…ひどいよ…」
自分が何をされたのかという事は理解したらしく、名雪が嗚咽を漏らす。
涙がぽたぽたと床にこぼれ落ちた。まだ流す涙が残っていたのかと名雪は思いながら、次なる苦痛と辱めの恐怖に怯えていた。