「ぐっ…」
脇腹の辺りに、鈍い衝撃が来る。
反射的に身をひねっていたから良かったものの、何もしていなければみぞおちに重い衝撃が直撃してただでは済まなかっただろう。俺はありったけの力で木刀を振り下ろす。狙いをつけているヒマなんかなかった。
がずっ!
何かにかするような軽い感触、それから床に木刀を叩きつけてしまった大きな音。
「祐一っ…」
「!」
舞が剣を振りかぶりながら、俺に向かって突っ込んでくる。俺は慌てて背中から床に転がった。
だっ…ばしゅぅぅぅぅっ!!
床を蹴り、天井を突き刺すように舞が剣をなぎ払うと空気が爆発するような音がする。非常扉の緑色の表示が火花でも散らしそうな重い音を立てて明滅する。俺にも、舞の剣が何かを斬ったのが見えたような気がした。
「…とっ…わっ…!」
だが感慨に浸っている場合ではない。舞の身体が思い切り俺に向かって落下してくる。とっさの事の上に、脇腹のダメージが思ったよりも大きくて俺は動けなかった。
…どすんっ!
「…っつぅ〜」
「…祐一、大丈夫?」
痛い。
剣で刺されるとか、肘落としを食らうとか、膝が股間を直撃するとかいう最悪の事態にはならなかったが、舞の身体は綺麗に俺に直撃していた。女にしては長身の舞が思い切りジャンプしてきた後に落っこちてきたのだから、ぶつかっただけでも相当痛い。いや非常に痛い。脚から着地して少しは体重をそらしてくれたようだが、やっぱり痛かった。
「はぁ…何とか…な」
「そう」
「で、やったのか?」
「やった」
舞は俺の身体の上に乗っかったまま、短く答える。
「そっか…」
俺はため息をつくような声で答えて、しばしぼうっと目の前にある舞の顔を見つめていた。
「祐一、よく頑張った」
「ん…」
なんだか師匠と弟子みたいな会話だな、などと思っていると舞と顔を至近距離で合わせているのが妙に気恥ずかしくなってきた。そもそもこんな近くで舞の顔を見た事なんか一度もない。
そうすると、舞の身体が俺に触れている部分全部が気になり始めてしまった。考えてみればかなりヤバイ体勢だ。舞の剥き出しの脚が俺に脚に絡んでいるみたいな感じになっているし、股と股はかなり近い位置でくっついているし…それにこの、舞の胸が…思っていた以上に大きい…
「俺は、何を考えているんだ…」
「え?」
「あ…いや、なんでもない」
思わず口をついて出た言葉を誤魔化す。こんな言葉を無意識に吐いている時点でかなり動揺している…
「祐一」
「な、なんだよ」
意味があるのかないのか、舞が俺の名前を呼ぶ。ますます俺は意識を「そっち」に集中させてしまった。一度意識してしまうと、元には戻らない。
『………』
どうしようもない沈黙の中で、俺の股間が膨らんで舞のスカートを圧迫していった。
「……祐一」
「………」
今度の呼びかけには、俺も答える事すらできない。
かさ…
服と服のこすれる小さな音を立てて、舞が立ち上がった。正確には、俺の脚にまたがって俺を見下ろす姿勢になっている。
ズボンの上からでもはっきりわかるほどに勃起していた俺のペニスは、舞の目によってしげしげと見つめられていた…
「興奮したの?」
「い、いや、これは、なんだな、その、あれだ」
問うてくる舞の声は、変に落ち着いていた。表情も、妙に余裕があった。少し笑いを浮かべているようにすら見える。俺はそれを見てますます取り乱してしまった。
「………」
かしゃん…
「な、何するんだっ…」
舞は剣を廊下に置くと、手で俺の隆起の一番てっぺんを触り始める。手の平で回されるように刺激されていると、じわじわと快感が腰まで流れ込んできた。
「こうすると気持ちいい?」
「や、やめれくれ、舞。落ち着け」
舌を噛みそうになりながら俺は言う。平静を努めていても、汗が伝ってきそうだった。
かち…じーっ…
「お、おい…!」
何の前触れもなく、舞は俺のズボンを下ろさせてトランクスの中に手を入れてくる。逃げようもなく、俺のペニスはキーンと冷え切った夜の校舎の空気の中に引きずり出されてしまった。そこに、舞はまた指を触れさせてくる。
しゅこっ、しゅこっ…
「う…うあっ…」
「祐一の、熱くなっている」
驚くほど手際のよい指さばきで、舞は俺のペニスをしごいた。冷たくて細い、舞の指がペニスにぴたりと吸い付いてリズミカルに動いている。
しかも、舞は恥ずかしがる様子もなかった。いつもは先輩なんて意識を持っていなかった舞の顔が、異常なほど大人びて見えてしまう。この夜の校舎にいる時は舞も普段よりも大人びて見えるが、今の舞は昼と夜の差では済まされないほどに年上の顔をしていた。
俺は、何も言えなくなってしまった。
しゅこっ、しゅこっ、しゅこっ。
すぐに俺のペニスからは透明な液体がこぼれて、こすられる音の他ににちゃにちゃという水っぽい音も混じり始める。しかし舞はかまわずスナップを利かせてペニスを上下にしごいていた。悪いことをしているようにも後ろめたいことをしているようにも見えない。透明な瞳で俺のペニスを見つめながら、機械的に、でも効果的に舞の手は動いていた。
「もう、出そう?」
採血する看護婦のような、優しい事務的な声で舞が訊いてくる。
「…」
俺はぎごちなく首を縦に振った。
しゅこっ、しゅこっ。
舞は変わらぬペースでペニスをしごきながら、もう片方の手もペニスに近づけてくる。そして、手の平でペニスの先をそっと押さえつけた。
「うっ…ううっ…」
ぬるぬるになった俺のペニスの先っぽが、しごかれる事で舞の手の平に小刻みに擦りつけられる。少し痛みを伴った快感は、俺の我慢を崩壊させた。
「………」
どくっ…どくっ、どくっ…どくっ…
俺は、舞の手で柔らかくふさがれたペニスから精液をほとばしらせる。舞の手の平がそれを押さえつけた。白い粘液が舞の両手にあふれて、どろどろになっていく。
解放感と、背徳感がペニスの周りでわだかまっているような気がした。
「…ご褒美」
「え…」
「よく頑張った」
舞は一年先輩の顔のまま、俺に妖しく微笑んだ。
脇腹の辺りに、鈍い衝撃が来る。
反射的に身をひねっていたから良かったものの、何もしていなければみぞおちに重い衝撃が直撃してただでは済まなかっただろう。俺はありったけの力で木刀を振り下ろす。狙いをつけているヒマなんかなかった。
がずっ!
何かにかするような軽い感触、それから床に木刀を叩きつけてしまった大きな音。
「祐一っ…」
「!」
舞が剣を振りかぶりながら、俺に向かって突っ込んでくる。俺は慌てて背中から床に転がった。
だっ…ばしゅぅぅぅぅっ!!
床を蹴り、天井を突き刺すように舞が剣をなぎ払うと空気が爆発するような音がする。非常扉の緑色の表示が火花でも散らしそうな重い音を立てて明滅する。俺にも、舞の剣が何かを斬ったのが見えたような気がした。
「…とっ…わっ…!」
だが感慨に浸っている場合ではない。舞の身体が思い切り俺に向かって落下してくる。とっさの事の上に、脇腹のダメージが思ったよりも大きくて俺は動けなかった。
…どすんっ!
「…っつぅ〜」
「…祐一、大丈夫?」
痛い。
剣で刺されるとか、肘落としを食らうとか、膝が股間を直撃するとかいう最悪の事態にはならなかったが、舞の身体は綺麗に俺に直撃していた。女にしては長身の舞が思い切りジャンプしてきた後に落っこちてきたのだから、ぶつかっただけでも相当痛い。いや非常に痛い。脚から着地して少しは体重をそらしてくれたようだが、やっぱり痛かった。
「はぁ…何とか…な」
「そう」
「で、やったのか?」
「やった」
舞は俺の身体の上に乗っかったまま、短く答える。
「そっか…」
俺はため息をつくような声で答えて、しばしぼうっと目の前にある舞の顔を見つめていた。
「祐一、よく頑張った」
「ん…」
なんだか師匠と弟子みたいな会話だな、などと思っていると舞と顔を至近距離で合わせているのが妙に気恥ずかしくなってきた。そもそもこんな近くで舞の顔を見た事なんか一度もない。
そうすると、舞の身体が俺に触れている部分全部が気になり始めてしまった。考えてみればかなりヤバイ体勢だ。舞の剥き出しの脚が俺に脚に絡んでいるみたいな感じになっているし、股と股はかなり近い位置でくっついているし…それにこの、舞の胸が…思っていた以上に大きい…
「俺は、何を考えているんだ…」
「え?」
「あ…いや、なんでもない」
思わず口をついて出た言葉を誤魔化す。こんな言葉を無意識に吐いている時点でかなり動揺している…
「祐一」
「な、なんだよ」
意味があるのかないのか、舞が俺の名前を呼ぶ。ますます俺は意識を「そっち」に集中させてしまった。一度意識してしまうと、元には戻らない。
『………』
どうしようもない沈黙の中で、俺の股間が膨らんで舞のスカートを圧迫していった。
「……祐一」
「………」
今度の呼びかけには、俺も答える事すらできない。
かさ…
服と服のこすれる小さな音を立てて、舞が立ち上がった。正確には、俺の脚にまたがって俺を見下ろす姿勢になっている。
ズボンの上からでもはっきりわかるほどに勃起していた俺のペニスは、舞の目によってしげしげと見つめられていた…
「興奮したの?」
「い、いや、これは、なんだな、その、あれだ」
問うてくる舞の声は、変に落ち着いていた。表情も、妙に余裕があった。少し笑いを浮かべているようにすら見える。俺はそれを見てますます取り乱してしまった。
「………」
かしゃん…
「な、何するんだっ…」
舞は剣を廊下に置くと、手で俺の隆起の一番てっぺんを触り始める。手の平で回されるように刺激されていると、じわじわと快感が腰まで流れ込んできた。
「こうすると気持ちいい?」
「や、やめれくれ、舞。落ち着け」
舌を噛みそうになりながら俺は言う。平静を努めていても、汗が伝ってきそうだった。
かち…じーっ…
「お、おい…!」
何の前触れもなく、舞は俺のズボンを下ろさせてトランクスの中に手を入れてくる。逃げようもなく、俺のペニスはキーンと冷え切った夜の校舎の空気の中に引きずり出されてしまった。そこに、舞はまた指を触れさせてくる。
しゅこっ、しゅこっ…
「う…うあっ…」
「祐一の、熱くなっている」
驚くほど手際のよい指さばきで、舞は俺のペニスをしごいた。冷たくて細い、舞の指がペニスにぴたりと吸い付いてリズミカルに動いている。
しかも、舞は恥ずかしがる様子もなかった。いつもは先輩なんて意識を持っていなかった舞の顔が、異常なほど大人びて見えてしまう。この夜の校舎にいる時は舞も普段よりも大人びて見えるが、今の舞は昼と夜の差では済まされないほどに年上の顔をしていた。
俺は、何も言えなくなってしまった。
しゅこっ、しゅこっ、しゅこっ。
すぐに俺のペニスからは透明な液体がこぼれて、こすられる音の他ににちゃにちゃという水っぽい音も混じり始める。しかし舞はかまわずスナップを利かせてペニスを上下にしごいていた。悪いことをしているようにも後ろめたいことをしているようにも見えない。透明な瞳で俺のペニスを見つめながら、機械的に、でも効果的に舞の手は動いていた。
「もう、出そう?」
採血する看護婦のような、優しい事務的な声で舞が訊いてくる。
「…」
俺はぎごちなく首を縦に振った。
しゅこっ、しゅこっ。
舞は変わらぬペースでペニスをしごきながら、もう片方の手もペニスに近づけてくる。そして、手の平でペニスの先をそっと押さえつけた。
「うっ…ううっ…」
ぬるぬるになった俺のペニスの先っぽが、しごかれる事で舞の手の平に小刻みに擦りつけられる。少し痛みを伴った快感は、俺の我慢を崩壊させた。
「………」
どくっ…どくっ、どくっ…どくっ…
俺は、舞の手で柔らかくふさがれたペニスから精液をほとばしらせる。舞の手の平がそれを押さえつけた。白い粘液が舞の両手にあふれて、どろどろになっていく。
解放感と、背徳感がペニスの周りでわだかまっているような気がした。
「…ご褒美」
「え…」
「よく頑張った」
舞は一年先輩の顔のまま、俺に妖しく微笑んだ。
「はっ…離せ」
押し殺した声がする。
だが、舞のにらみつける視線の強さとは裏腹に舞の身体は力無くコンクリートの床に横たわってしまっていた。首から上は何とか動いているようだったが、手足は痺れきってしまっていてまるで動いていない。歯を食いしばって額に汗を浮かべている様子からすれば舞がありたけの力を使っているのは確実だったが、それでも身体を動かすことはできていなかった。
「無駄だ。どんなに力を入れたところで動かない」
「うるさいっ…」
舞はぎりぎりっと奥歯に入れる力をますます強くして、憎悪のこもった瞳で目の前の男をにらむ。しかし表情の変化を見ても、舞が自分の身体の変調を十分に理解しているのは明らかだ。自分の身体を用いて戦う剣士であるからこそ、身体の異常は並の少女に比べてはるかに敏感に感じ取る事が出来る。
にも拘わらず舞が動揺を顔に出さないように努めているのは、ここで弱気を顔に出してしまっては終わりだという事を知っているからだ。もちろん強がる事で事態が好転する見込みは絶望的なまでに低いが、従順になる事で事態が好転する見込みは0と言っていい。
「は、離さないと言うならっ!」
「どうするというんだ?」
「ただでは、済まさない…!」
出せるだけの全ての気迫を前面に押し出して舞は鋭く言い放つ。普段戦う時には殺気を必要以上に発散させる事などしないが、今だけは別だった。慣れない感情をコントロールして、舞は今にも斬りかかりそうな勢いですごむ。
「それだけか?」
「本気で…殺すっ…」
細かい表現を好まない舞は、最も直截(ちょくせつ)な言葉を選んだ。
…ちゃっ。
「っ…」
だが次の瞬間、舞の頬を流れた汗はひどく冷たいものだった。
「そうか」
黒光りする銃口が語っているような、無機質の声。懐からそれを取り出す瞬間にも、男の顔に表情の変化はなかった。
剣とは全く違う輝きを持ったその武器に、舞は沈黙してしまう。それだけの圧力を、男の持つ短銃は備えていた。仮に舞の身体が自由に動き、剣を自在に操れる状態だったとしても舞は動くことができなくなったかもしれない。男の言葉と武器がはったりではない事は雰囲気だけでもよく分かった。
ばさ…。
男の左手が、舞のスカートを跳ね上げる。
真っ白いショーツにきっちりと包まれた膨らみが、ものの見事に薄暗い照明の下に晒された。身体を全く動かせない舞は、腹部にスカートがまくり上げられるのを防ぐ事すらできなかったのだ。
さすがに舞もそれを無反応で済ます事は出来ないようで、頬がほのかな紅に染まる。男をにらみつける視線の力もやや弱いものになってしまった。
男は銃口をぴったり舞の太股にくっつけると、つーっとショーツの裾に向かって滑らせていく。
「うぅっ…」
舞は冷たく切り裂かれるような感触と恥ずかしい部分に触れられる感触の混濁にどうする事もできず、ただうめいた。
ぐぐっ…
「!」
だが、男がそのまま銃口を進めてショーツの中に潜り込ませようとすると舞の表情がさっと変わる。銃弾の幻覚が食い込む先が肌であるのと、秘部であるのとでは全く違うのだ。存在の底までを壊されてしまいそうな危険な幻覚が舞の意識を支配していく。
その舞の動揺を全く気にせず、男はショーツを無理矢理にずらして、銃口の先を舞の秘裂の上にぴたりと当てる。
「………」
舞の心臓はかつて無いほど速く打っていた。奇妙に包み込まれるような焦燥と恐怖感。冷たくて熱い感覚が、銃口の触れた場所から舞の背筋を這い上がっていく。
ぐいっ。
「…うっ」
舞は声を漏らした。何の前触れもなく、銃口が秘裂を割り開いて中に侵入してきたのだ。粘膜がねとっと銃口に吸い付いて、じわじわとした痛みが生まれてくる。銃口が奥に進んでくるにつれて、その痛みは段々と大きくなっていった。
その痛みと、食い込んでくる銃弾の幻覚が舞の身体感覚をおかしくしていく。何か間違えば笑い出してしまいそうな、あるいは泣き出してしまうそうな、情緒不安定な状態に舞はなりつつあった。
ぐりっ。ぐり…
「うあ…ああ」
秘裂の底を銃口の先でこすられると、舞は情けない声を上げてしまう。感じているのは痛みで間違いないのだが、それは単なる痛みではなくて舞の理性を突き崩していくだけの力を持っていた。
ぐぐ…
「いっ…いた…あくぅっっ…!」
やがて、銃口はさらなる深みにまで侵入を開始してくる。どうやら秘裂の底をこする動きは、舞のヴァギナを探っている動きだったようだ。
しかし舞の身体は侵入物に対して入り口を閉ざして抵抗することなく、かえってだらしなく口を開いてしまった。冷たい金属が、少しずつ舞の中に埋没していく。舞はそれから逃れなくてはならないと認識していたが、身体は全く言うことを聞かなかった。
ずぶ。ずぶ…
「う…あああああっ…」
既に銃は中程まで舞の中に入っている。既に舞が処女を失ってしまったのは確実だ。しかしそれでも男は銃を挿入する動きをゆるめる事はなかった。徐々にではあったが、銃口は少しまた少しと舞の中に埋もれていき、引き金の辺りまで近づいてくる。
「…はぁっ…はぁぁ…ぁぁ」
舞は目からぽろぽろと涙を流していたが、その吐息は危機に晒されているというより、興奮を表しているような熱いものになってきていた。ずきんずきんという痛みが秘部から生まれているものの、ただ痛いわけではない。脳を溶かされてしまいそうな狂おしい感覚がそこから生まれて、全身を駆け巡っていた。
ずぐ…
「はうっ…あっ…あああっ!?」
銃口にヴァギナの最も奥を突かれた瞬間、舞の中で何かがはじけてしまう。
じょ…じょ…しぃぃぃぃ…
「っ!…っ!!」
水流がほとばしる音と同時に、舞のショーツの一点が黄色い色に染まった。それはみるみる間に大きさを広げて、すぐにショーツの生地から黄色い色をした液体があふれ出す。
「い、いや…いや」
舞は信じられないといった目で、自らの痴態を見ていた。だが、舞の漏らす液体は全く止まらずにほとばしり続け、床に大きなたまりを作っていく。
「ブザマなもんだな」
男の声。ずきずきとした破瓜の痛みと、なま暖かい感覚が舞の秘部を包み込む。
「うっ…ああああ…」
舞は呆然と声を出した。持ち合わせていたプライドは、いつの間にか落としてしまったようだ。
ちゅぐ…
男が銃口を舞の中から引き抜くと、破瓜の血が黄色く染まったショーツにまだらな紋様を刻む。
同時に舞はかくんと首を折って、意識を失ってしまっていた。
押し殺した声がする。
だが、舞のにらみつける視線の強さとは裏腹に舞の身体は力無くコンクリートの床に横たわってしまっていた。首から上は何とか動いているようだったが、手足は痺れきってしまっていてまるで動いていない。歯を食いしばって額に汗を浮かべている様子からすれば舞がありたけの力を使っているのは確実だったが、それでも身体を動かすことはできていなかった。
「無駄だ。どんなに力を入れたところで動かない」
「うるさいっ…」
舞はぎりぎりっと奥歯に入れる力をますます強くして、憎悪のこもった瞳で目の前の男をにらむ。しかし表情の変化を見ても、舞が自分の身体の変調を十分に理解しているのは明らかだ。自分の身体を用いて戦う剣士であるからこそ、身体の異常は並の少女に比べてはるかに敏感に感じ取る事が出来る。
にも拘わらず舞が動揺を顔に出さないように努めているのは、ここで弱気を顔に出してしまっては終わりだという事を知っているからだ。もちろん強がる事で事態が好転する見込みは絶望的なまでに低いが、従順になる事で事態が好転する見込みは0と言っていい。
「は、離さないと言うならっ!」
「どうするというんだ?」
「ただでは、済まさない…!」
出せるだけの全ての気迫を前面に押し出して舞は鋭く言い放つ。普段戦う時には殺気を必要以上に発散させる事などしないが、今だけは別だった。慣れない感情をコントロールして、舞は今にも斬りかかりそうな勢いですごむ。
「それだけか?」
「本気で…殺すっ…」
細かい表現を好まない舞は、最も直截(ちょくせつ)な言葉を選んだ。
…ちゃっ。
「っ…」
だが次の瞬間、舞の頬を流れた汗はひどく冷たいものだった。
「そうか」
黒光りする銃口が語っているような、無機質の声。懐からそれを取り出す瞬間にも、男の顔に表情の変化はなかった。
剣とは全く違う輝きを持ったその武器に、舞は沈黙してしまう。それだけの圧力を、男の持つ短銃は備えていた。仮に舞の身体が自由に動き、剣を自在に操れる状態だったとしても舞は動くことができなくなったかもしれない。男の言葉と武器がはったりではない事は雰囲気だけでもよく分かった。
ばさ…。
男の左手が、舞のスカートを跳ね上げる。
真っ白いショーツにきっちりと包まれた膨らみが、ものの見事に薄暗い照明の下に晒された。身体を全く動かせない舞は、腹部にスカートがまくり上げられるのを防ぐ事すらできなかったのだ。
さすがに舞もそれを無反応で済ます事は出来ないようで、頬がほのかな紅に染まる。男をにらみつける視線の力もやや弱いものになってしまった。
男は銃口をぴったり舞の太股にくっつけると、つーっとショーツの裾に向かって滑らせていく。
「うぅっ…」
舞は冷たく切り裂かれるような感触と恥ずかしい部分に触れられる感触の混濁にどうする事もできず、ただうめいた。
ぐぐっ…
「!」
だが、男がそのまま銃口を進めてショーツの中に潜り込ませようとすると舞の表情がさっと変わる。銃弾の幻覚が食い込む先が肌であるのと、秘部であるのとでは全く違うのだ。存在の底までを壊されてしまいそうな危険な幻覚が舞の意識を支配していく。
その舞の動揺を全く気にせず、男はショーツを無理矢理にずらして、銃口の先を舞の秘裂の上にぴたりと当てる。
「………」
舞の心臓はかつて無いほど速く打っていた。奇妙に包み込まれるような焦燥と恐怖感。冷たくて熱い感覚が、銃口の触れた場所から舞の背筋を這い上がっていく。
ぐいっ。
「…うっ」
舞は声を漏らした。何の前触れもなく、銃口が秘裂を割り開いて中に侵入してきたのだ。粘膜がねとっと銃口に吸い付いて、じわじわとした痛みが生まれてくる。銃口が奥に進んでくるにつれて、その痛みは段々と大きくなっていった。
その痛みと、食い込んでくる銃弾の幻覚が舞の身体感覚をおかしくしていく。何か間違えば笑い出してしまいそうな、あるいは泣き出してしまうそうな、情緒不安定な状態に舞はなりつつあった。
ぐりっ。ぐり…
「うあ…ああ」
秘裂の底を銃口の先でこすられると、舞は情けない声を上げてしまう。感じているのは痛みで間違いないのだが、それは単なる痛みではなくて舞の理性を突き崩していくだけの力を持っていた。
ぐぐ…
「いっ…いた…あくぅっっ…!」
やがて、銃口はさらなる深みにまで侵入を開始してくる。どうやら秘裂の底をこする動きは、舞のヴァギナを探っている動きだったようだ。
しかし舞の身体は侵入物に対して入り口を閉ざして抵抗することなく、かえってだらしなく口を開いてしまった。冷たい金属が、少しずつ舞の中に埋没していく。舞はそれから逃れなくてはならないと認識していたが、身体は全く言うことを聞かなかった。
ずぶ。ずぶ…
「う…あああああっ…」
既に銃は中程まで舞の中に入っている。既に舞が処女を失ってしまったのは確実だ。しかしそれでも男は銃を挿入する動きをゆるめる事はなかった。徐々にではあったが、銃口は少しまた少しと舞の中に埋もれていき、引き金の辺りまで近づいてくる。
「…はぁっ…はぁぁ…ぁぁ」
舞は目からぽろぽろと涙を流していたが、その吐息は危機に晒されているというより、興奮を表しているような熱いものになってきていた。ずきんずきんという痛みが秘部から生まれているものの、ただ痛いわけではない。脳を溶かされてしまいそうな狂おしい感覚がそこから生まれて、全身を駆け巡っていた。
ずぐ…
「はうっ…あっ…あああっ!?」
銃口にヴァギナの最も奥を突かれた瞬間、舞の中で何かがはじけてしまう。
じょ…じょ…しぃぃぃぃ…
「っ!…っ!!」
水流がほとばしる音と同時に、舞のショーツの一点が黄色い色に染まった。それはみるみる間に大きさを広げて、すぐにショーツの生地から黄色い色をした液体があふれ出す。
「い、いや…いや」
舞は信じられないといった目で、自らの痴態を見ていた。だが、舞の漏らす液体は全く止まらずにほとばしり続け、床に大きなたまりを作っていく。
「ブザマなもんだな」
男の声。ずきずきとした破瓜の痛みと、なま暖かい感覚が舞の秘部を包み込む。
「うっ…ああああ…」
舞は呆然と声を出した。持ち合わせていたプライドは、いつの間にか落としてしまったようだ。
ちゅぐ…
男が銃口を舞の中から引き抜くと、破瓜の血が黄色く染まったショーツにまだらな紋様を刻む。
同時に舞はかくんと首を折って、意識を失ってしまっていた。
空がうっすらと白み始めていた。
この季節である。もはや明け方というより、朝と言った方がいいような時間帯だ。事実、新聞配達のバイクの音はもうずっと前から聞こえ始めていた。テレビをつければ普通にニュース番組を流し始めている、そんな時間だ。
しかし、わずかに明るみ始めた部屋の中で、舞は新しい一日が開始されているという感覚をまるで感じられなかった。
…ごそっ…
もう何十回目かわからないような寝返りを打つ。制服のままだ。しわくちゃになったその生地が、舞の疲れ切った身体を体現していた。昨晩から一睡もできていないのだから、無理もない。
目には涙がにじんでいる。それは、寝不足と中途半端な眠気から来るものだけではないようだ。
舞にとって、今という時間は昨日の延長線上に過ぎなかった。昨日という日が幕を降ろさずに、ここまでずるずると伸びきってしまっているのだ。
苦しい。
睡眠という救いによって、傷ついた佐裕理の姿と側にいた祐一の姿を忘れる事ができないほどに、舞は誠実なのだ。だが、悲劇なのはそれは舞自身が心から望んだものではないという事である。
もう助けて欲しいと心のどこかでは思っても、無意識が舞を休息から遠ざけているのだ。
「ゆう…いち…」
かすれた声で、舞がつぶやく。
傷つけて欲しいと言っても傷つけず、無言で優しく慰めてくれた祐一の姿…しかし、それはかえって舞を罪の意識から解放させないという結果をもたらしていた。
いっそ抱いていてくれたなら、舞もわずかながら救われていたのかもしれない。だがそんな可能性に頼ることすら、今の舞には許されないことのように思われてしまうのだ。
どうすればいいのか、わからない…
祐一に言った言葉が全てだった。舞は、どうすればいいのかわからない。
そうやって数時間を過ごす中で、傷つき、汚れるという負の欲望が際限なく拡大していった。
だったら、そうすればいい?
手段はあった。ただ、舞の理性がそれを頑(かたく)なに拒み続けてきたのだ。理由を見つける事は難しい、直感的な拒絶だ。
それは一瞬の負荷に対しては有効な抵抗だったかもしれないが、長時間に渡って精神が苛まれる内にどんどん力を失っていった。今では薄い紙のような脆弱な壁しか残っていない。
「う…」
うつぶせの身体を動かそうとした瞬間、豊かなバストがベッドに擦れた。
「………」
それがトリガーとなる。
血流の巡りの悪くなった手が、緩慢な動作で舞のスカートに忍び寄っていった。
そのままブラウスとスカートの間に侵入して、すぐに下着の中に入っていく。風呂に入る時に独りで服を脱いでいる時のような自然な動作だった。実際、指先が性器のごく近くに触れているのがわかっても、ほとんど違和感はない。身体感覚が麻痺しきっているのだ。
舞はクレヴァスを無造作に広げて、指を中に入れていく。意識は、生理用品を替える時のような日常的空気に満たされていた。
指は、ごくわずかにぬめった感触のそこから正確に一箇所を見出す。自分の身体なのだから、見えなくてもそれを探ることなど簡単だった。舞の清潔な処女地だ。
…ずっ
「あぅっ…」
痛みが走った。舞が声を出す。
その痛みで、理性の働きが戻ってきた。舞は自分のしている行為の意味を反芻(はんすう)して、心が苦しくなるのを感じる。
ず…ず
「…う…くっ…」
しかしそれは一瞬だった。舞は指を中に押し進め始める。
唾液に濡れてすらいない指の、性的な興奮も一切ない状態での挿入である。人差し指一本でも、乾燥した膣壁との摩擦が舞に鋭い痛みを与えた。さらに進めると、取れやすい皮膚を無理矢理剥がす時の痛みを倍にしたような痛さも加わってくる。
舞の全身が、少しずつ汗を帯び始めていた。だが、自らしている行為だと言うのに、舞は一向に指を引こうとしたり、躊躇したりすることはない。少しずつだが、確実に指を中に入れていく。魔物との戦いで痛みに慣れている舞だからこそかもしれない。普通の少女なら、自分で自分に痛みを与える行為を動揺せずに行うことなどできないだろう。
ずっ。
そして、人差し指が根元まで中に入る。もちろん、奥まで届いているわけはない。それでも、かなりの圧迫感と異物感が舞を支配していた。
「…祐一」
次の瞬間、舞の唇からそんな言葉が滑り出す。
なぜそんな事を言ってしまったのかと思う前に、昨日の晩の祐一が思い出されてきた。
この指は、祐一だったかもしれないのだ。
ふわっ、とくすぐったい感覚が舞を包んでくる。
「う…あ…」
それは満たされる感覚だった。痛みと屈辱を実行するための指が、とても嬉しいものに感じられてくる。
すりっ…
「ふぁ…」
舞は身体をよじったが、それによってブラジャーの中の乳房が刺激され、舞にさらなるくすぐったさを与えた。いや、既に快感と言ってもいいかもしれない。舞のバストは、サイズ相応によく感覚も発達させていたのだ。これまで一度も性を感じたことのない少女に、甘い感覚を覚えさせるほどに。
「だ、だめ…」
意図と違う行為。だが、舞は恐る恐る胸を左右に振ってすりつけ始めていた。それを支えるのは、舞を犯している自分の指と、そこに張り付いた愛しい人の幻想だった。
「さ、さゆり…許して…」
舞の目から涙が伝った。
この季節である。もはや明け方というより、朝と言った方がいいような時間帯だ。事実、新聞配達のバイクの音はもうずっと前から聞こえ始めていた。テレビをつければ普通にニュース番組を流し始めている、そんな時間だ。
しかし、わずかに明るみ始めた部屋の中で、舞は新しい一日が開始されているという感覚をまるで感じられなかった。
…ごそっ…
もう何十回目かわからないような寝返りを打つ。制服のままだ。しわくちゃになったその生地が、舞の疲れ切った身体を体現していた。昨晩から一睡もできていないのだから、無理もない。
目には涙がにじんでいる。それは、寝不足と中途半端な眠気から来るものだけではないようだ。
舞にとって、今という時間は昨日の延長線上に過ぎなかった。昨日という日が幕を降ろさずに、ここまでずるずると伸びきってしまっているのだ。
苦しい。
睡眠という救いによって、傷ついた佐裕理の姿と側にいた祐一の姿を忘れる事ができないほどに、舞は誠実なのだ。だが、悲劇なのはそれは舞自身が心から望んだものではないという事である。
もう助けて欲しいと心のどこかでは思っても、無意識が舞を休息から遠ざけているのだ。
「ゆう…いち…」
かすれた声で、舞がつぶやく。
傷つけて欲しいと言っても傷つけず、無言で優しく慰めてくれた祐一の姿…しかし、それはかえって舞を罪の意識から解放させないという結果をもたらしていた。
いっそ抱いていてくれたなら、舞もわずかながら救われていたのかもしれない。だがそんな可能性に頼ることすら、今の舞には許されないことのように思われてしまうのだ。
どうすればいいのか、わからない…
祐一に言った言葉が全てだった。舞は、どうすればいいのかわからない。
そうやって数時間を過ごす中で、傷つき、汚れるという負の欲望が際限なく拡大していった。
だったら、そうすればいい?
手段はあった。ただ、舞の理性がそれを頑(かたく)なに拒み続けてきたのだ。理由を見つける事は難しい、直感的な拒絶だ。
それは一瞬の負荷に対しては有効な抵抗だったかもしれないが、長時間に渡って精神が苛まれる内にどんどん力を失っていった。今では薄い紙のような脆弱な壁しか残っていない。
「う…」
うつぶせの身体を動かそうとした瞬間、豊かなバストがベッドに擦れた。
「………」
それがトリガーとなる。
血流の巡りの悪くなった手が、緩慢な動作で舞のスカートに忍び寄っていった。
そのままブラウスとスカートの間に侵入して、すぐに下着の中に入っていく。風呂に入る時に独りで服を脱いでいる時のような自然な動作だった。実際、指先が性器のごく近くに触れているのがわかっても、ほとんど違和感はない。身体感覚が麻痺しきっているのだ。
舞はクレヴァスを無造作に広げて、指を中に入れていく。意識は、生理用品を替える時のような日常的空気に満たされていた。
指は、ごくわずかにぬめった感触のそこから正確に一箇所を見出す。自分の身体なのだから、見えなくてもそれを探ることなど簡単だった。舞の清潔な処女地だ。
…ずっ
「あぅっ…」
痛みが走った。舞が声を出す。
その痛みで、理性の働きが戻ってきた。舞は自分のしている行為の意味を反芻(はんすう)して、心が苦しくなるのを感じる。
ず…ず
「…う…くっ…」
しかしそれは一瞬だった。舞は指を中に押し進め始める。
唾液に濡れてすらいない指の、性的な興奮も一切ない状態での挿入である。人差し指一本でも、乾燥した膣壁との摩擦が舞に鋭い痛みを与えた。さらに進めると、取れやすい皮膚を無理矢理剥がす時の痛みを倍にしたような痛さも加わってくる。
舞の全身が、少しずつ汗を帯び始めていた。だが、自らしている行為だと言うのに、舞は一向に指を引こうとしたり、躊躇したりすることはない。少しずつだが、確実に指を中に入れていく。魔物との戦いで痛みに慣れている舞だからこそかもしれない。普通の少女なら、自分で自分に痛みを与える行為を動揺せずに行うことなどできないだろう。
ずっ。
そして、人差し指が根元まで中に入る。もちろん、奥まで届いているわけはない。それでも、かなりの圧迫感と異物感が舞を支配していた。
「…祐一」
次の瞬間、舞の唇からそんな言葉が滑り出す。
なぜそんな事を言ってしまったのかと思う前に、昨日の晩の祐一が思い出されてきた。
この指は、祐一だったかもしれないのだ。
ふわっ、とくすぐったい感覚が舞を包んでくる。
「う…あ…」
それは満たされる感覚だった。痛みと屈辱を実行するための指が、とても嬉しいものに感じられてくる。
すりっ…
「ふぁ…」
舞は身体をよじったが、それによってブラジャーの中の乳房が刺激され、舞にさらなるくすぐったさを与えた。いや、既に快感と言ってもいいかもしれない。舞のバストは、サイズ相応によく感覚も発達させていたのだ。これまで一度も性を感じたことのない少女に、甘い感覚を覚えさせるほどに。
「だ、だめ…」
意図と違う行為。だが、舞は恐る恐る胸を左右に振ってすりつけ始めていた。それを支えるのは、舞を犯している自分の指と、そこに張り付いた愛しい人の幻想だった。
「さ、さゆり…許して…」
舞の目から涙が伝った。
「舞」
「さ、佐祐理…もう…」
「もう…何?」
「も、もうっ…」
「きちんと言わないと、してあげないよ」
佐祐理は舞の敏感な部分をわざと避けて、周囲の所だけをゆっくりと撫でる。舞はその一動作ごとに全身をひくんひくんと震わせて、身体の奥からせり上がってくるような快感を感じていた。
ちゅく。
「んんっ…」
「ほら…舞、して欲しいんでしょ?」
佐祐理が舞の密壷のごく浅い部分をかき回すと、はっきりとした水音がする。舞の興奮の証に他ならない。
「佐祐理…そこを…」
「ここ?」
「うっ…」
佐祐理が、ちょんと舞の突起をつついた。だが本格的にはいじらず、また周囲の部分をなぶるような愛撫を始める。
「そ、そこを…して…」
「何するの?」
「な、なめて…」
「あは…舞、えっち」
しかし、佐祐理は嬉しそうに顔を舞の秘部にうずめた。
ちろっ…ちろちろっ…
「あ…あはぁっ…」
舞が全身を脱力させながら、満たされる声を上げる。佐祐理は蛇のように舌を細くして、短い刺激を連続して与えていた。焦らされていたぶん、舞の身体は速いピッチの責めを敏感すぎるほどに受け入れていく。
「はぁ…」
すぐに舞は我慢をやめて、身体の奥から熱いものをあふれさせた。
音もなくとろとろとあふれ出すそれは、どんどん量を増して垂れ、シーツを汚していく。透明でさらさらとした愛液だったが、止まることも知らずにあふれ続けていた。
ちろっ…
しかし佐祐理はそちらに興味を示さず、同じ部分を執拗に舐める。そのため、シーツにはまるで舞が漏らしてしまったかのようなシミができてしまった。
「あ…あぁ」
舞はそれに気づき、何とかしてあふれ出す液体をとどめようとする。だが、それは秘部に神経を集中させ、佐祐理の舌戯をより強く感じてしまうだけだった。
「だ、だめ…佐祐理…」
そう言った瞬間、佐祐理はさらに顔を強く押しつけて、むしゃぶるように舌を動かす。対象は同じ突起だ。執拗さだけはそのままに、舌の先端だけでなく、全体でこねるようにぐりぐりと刺激していく。
「あ…ああっ…ああ」
舞がぐぐっ、と佐祐理の頭を太股で挟み込んだ。
……ビクンッ…
そして、何かを噛みしめるように身体を痙攣させる。
「はぁ…佐祐理…」
眠りから覚めたような声で舞が話しかけると、佐祐理は脚の間から顔を上げた。
「あは…舞…えっち」
「佐祐理こそ…」
「あははーっ、そうだね」
そう言って、佐祐理は自分の秘部に手をやった。もぞもぞと手を動かすと、そこからピンク色のボールのようなものが出てくる。それはブルブルと小刻みな振動を見せていた。
「べとべと…」
舞はそれを見てつぶやく。激しく自分を責めていた佐祐理が、けろりとした顔でそれを中に入れていた事がひとつの不思議だった。
「さ、佐祐理…もう…」
「もう…何?」
「も、もうっ…」
「きちんと言わないと、してあげないよ」
佐祐理は舞の敏感な部分をわざと避けて、周囲の所だけをゆっくりと撫でる。舞はその一動作ごとに全身をひくんひくんと震わせて、身体の奥からせり上がってくるような快感を感じていた。
ちゅく。
「んんっ…」
「ほら…舞、して欲しいんでしょ?」
佐祐理が舞の密壷のごく浅い部分をかき回すと、はっきりとした水音がする。舞の興奮の証に他ならない。
「佐祐理…そこを…」
「ここ?」
「うっ…」
佐祐理が、ちょんと舞の突起をつついた。だが本格的にはいじらず、また周囲の部分をなぶるような愛撫を始める。
「そ、そこを…して…」
「何するの?」
「な、なめて…」
「あは…舞、えっち」
しかし、佐祐理は嬉しそうに顔を舞の秘部にうずめた。
ちろっ…ちろちろっ…
「あ…あはぁっ…」
舞が全身を脱力させながら、満たされる声を上げる。佐祐理は蛇のように舌を細くして、短い刺激を連続して与えていた。焦らされていたぶん、舞の身体は速いピッチの責めを敏感すぎるほどに受け入れていく。
「はぁ…」
すぐに舞は我慢をやめて、身体の奥から熱いものをあふれさせた。
音もなくとろとろとあふれ出すそれは、どんどん量を増して垂れ、シーツを汚していく。透明でさらさらとした愛液だったが、止まることも知らずにあふれ続けていた。
ちろっ…
しかし佐祐理はそちらに興味を示さず、同じ部分を執拗に舐める。そのため、シーツにはまるで舞が漏らしてしまったかのようなシミができてしまった。
「あ…あぁ」
舞はそれに気づき、何とかしてあふれ出す液体をとどめようとする。だが、それは秘部に神経を集中させ、佐祐理の舌戯をより強く感じてしまうだけだった。
「だ、だめ…佐祐理…」
そう言った瞬間、佐祐理はさらに顔を強く押しつけて、むしゃぶるように舌を動かす。対象は同じ突起だ。執拗さだけはそのままに、舌の先端だけでなく、全体でこねるようにぐりぐりと刺激していく。
「あ…ああっ…ああ」
舞がぐぐっ、と佐祐理の頭を太股で挟み込んだ。
……ビクンッ…
そして、何かを噛みしめるように身体を痙攣させる。
「はぁ…佐祐理…」
眠りから覚めたような声で舞が話しかけると、佐祐理は脚の間から顔を上げた。
「あは…舞…えっち」
「佐祐理こそ…」
「あははーっ、そうだね」
そう言って、佐祐理は自分の秘部に手をやった。もぞもぞと手を動かすと、そこからピンク色のボールのようなものが出てくる。それはブルブルと小刻みな振動を見せていた。
「べとべと…」
舞はそれを見てつぶやく。激しく自分を責めていた佐祐理が、けろりとした顔でそれを中に入れていた事がひとつの不思議だった。
「う…」
「あははーっ、祐一さん、気分はどうですか?」
「と、止めてくれ…死にそうだ…」
「でも、こっちは嫌そうにしていませんよ」
佐祐理が無造作にペニスをつかんで、思い切りしめつける。少女の力とは言え、全力で締め付けられれば痛くないはずがない。
「う、うっ…や、やめてくれ、佐祐理さん…」
「だったら、なんで縛られる時に嫌だって言わなかったんですかーっ?」
「そ、それは…舞が」
「ひとのせいにする悪い子はおしおきですよっ」
バチン!
「あぐっ!」
バチン!
佐祐理が平手でペニスをはたく。決して弱い力ではない。
「ゆ、許してくれっ…佐祐理さん、俺が悪かった…だから、後ろのを…止めて…くれ…」
ペニスは叩かれる度に左右へ大きく振れたが、その度に力を増しているようにも見えた。
ヴヴ…という音を立てて祐一の身体の中で蠢いているのは、細長い形状をしたバイブだ。ローションが塗りたくられていたとは言え、生まれてはじめて異物を挿入されたのである。挿入の瞬間は、子供のような悲鳴を上げていた。
「でも、最初に比べれば随分慣れてきたみたいですよーっ」
「そ、そんなことない…もう限界だ…だから」
「女の子のはじめてはもっと痛いんですよ。ね、舞?」
「さ、佐祐理…」
佐祐理の向いた方には、舞の姿があった。二人の様子をじっと見つめながら、片手は乳房に、もう片方の手は秘部に当てている。そして、全身を大きく動かしながらの自慰行為に耽っていた。
くちゅくちゅくちゅ、とひっきりなしの水音が響く。床は漏らした愛液が水たまりのようになってしまっていた。物欲しそうに二人の行為を見つめながら、二箇所の敏感な突起をいじくる。だが、ピンク色の大きな真珠のような陰核への刺激では、舞は完全に満たされることはない。舞の瞳は、とても満足しているとは言えなかった。
「さ、佐祐理、もう…祐一のが、欲しい…」
「だめですよ。舞も、もっとお預けです」
「ゆ、許して…頭が、変になる…」
「ちゃんと、祐一さんが変態さんなのを見て、何回もイカないと許してあげませんよ」
「佐祐理っ…」
「さてとっ…祐一さん、お尻の穴だけでも、もう出ちゃいそうでしょう?」
「そ、そんなはずないっ…」
「じゃあ、佐祐理の前で証明してくださいねーっ」
佐祐理がさっきしたように、祐一のペニスをぐぐっと握る。
「う…ううっ」
「佐祐理は握っているだけですよ?全然、動かしたりしてませんからねっ」
そうして十秒もすると、祐一が腰をよじらせ始める。
「あれ、どうしたんですか?祐一さんっ」
「な、なんでも…くっ」
「舞、祐一さんがイッちゃいそうだって言ってますから、よく見ていないとダメですよ」
佐祐理がペニスをつかんだまま、ぐっと祐一の腹に近づけるようにする。
「さ、佐祐理」
「佐祐理さん…ゆ、許してくれっ」
「なんでですか?祐一さん、なんでもないって今言ったばかりじゃないですか」
佐祐理がじわりと力を強くする。
「そ、それは…うっ…うっ、うーっ!」
どびゅっ!
「うっ…」
どびゅっ!びゅっ!どびゅっ!
祐一の激しい放出は、佐祐理の指で向きをコントロールされて彼自身の顔に掛かった。
びゅっ…びゅ
やがて勢いを失ってくると、祐一の腹に力無く白い液体が落ちる。
「あははーっ、祐一さん、やっぱりお尻の穴だけでイッちゃいましたね」
「うっ…ううっ…」
屈辱と、未だ中で蠢いているバイブの感触に、祐一は力無くうなだれつつ身体を震わせる。
「嘘つきさんにはお仕置きですよっ」
バチン!
「うう!」
再び佐祐理が平手で叩く。だが、その瞬間ペニスはむくりと頭をもたげた。
「祐一さん、叩かれて気持ちいいんですねっ」
「ち…ちが…」
だが、みるみる間にペニスは勢いを取り戻してしまった。
「自分で出したのを全部舐めなくちゃダメですよっ。それまで、これです」
佐祐理がポケットから何かを取りだした。
「や…!?やめてくれっ!」
「口答えすると、ふたつにしますよ」
「た…たの…」
祐一の声の末尾がかすれて消えていく。
ぐっ、と佐祐理が指でそれを開いて、ペニスにつけてから離す。
「ぐぅぅっ…!」
洗濯バサミだ。
「はい、舐めてくださいねっ」
「……」
ついに祐一は口答えすらせずに、口の周りに付いた自分の体液を一心不乱に舐め取り始めた。
「舞、ほら、祐一さん、こんなに変態さんなんですよ」
「………」
だが、舞は全身から力を抜けさせて、ぐったりとしていた。どうやら、オナニーで達してしまったらしい。
「あははーっ、舞、一回だけじゃダメですよ。早く佐祐理を満足させないと、祐一さんのこれが立たなくなっちゃいますよ」
「う…佐祐理、ひどい…」
舞は力無くつぶやきつつも、再び自分の秘裂に指を這わせ始めた。
「あははーっ、祐一さん、気分はどうですか?」
「と、止めてくれ…死にそうだ…」
「でも、こっちは嫌そうにしていませんよ」
佐祐理が無造作にペニスをつかんで、思い切りしめつける。少女の力とは言え、全力で締め付けられれば痛くないはずがない。
「う、うっ…や、やめてくれ、佐祐理さん…」
「だったら、なんで縛られる時に嫌だって言わなかったんですかーっ?」
「そ、それは…舞が」
「ひとのせいにする悪い子はおしおきですよっ」
バチン!
「あぐっ!」
バチン!
佐祐理が平手でペニスをはたく。決して弱い力ではない。
「ゆ、許してくれっ…佐祐理さん、俺が悪かった…だから、後ろのを…止めて…くれ…」
ペニスは叩かれる度に左右へ大きく振れたが、その度に力を増しているようにも見えた。
ヴヴ…という音を立てて祐一の身体の中で蠢いているのは、細長い形状をしたバイブだ。ローションが塗りたくられていたとは言え、生まれてはじめて異物を挿入されたのである。挿入の瞬間は、子供のような悲鳴を上げていた。
「でも、最初に比べれば随分慣れてきたみたいですよーっ」
「そ、そんなことない…もう限界だ…だから」
「女の子のはじめてはもっと痛いんですよ。ね、舞?」
「さ、佐祐理…」
佐祐理の向いた方には、舞の姿があった。二人の様子をじっと見つめながら、片手は乳房に、もう片方の手は秘部に当てている。そして、全身を大きく動かしながらの自慰行為に耽っていた。
くちゅくちゅくちゅ、とひっきりなしの水音が響く。床は漏らした愛液が水たまりのようになってしまっていた。物欲しそうに二人の行為を見つめながら、二箇所の敏感な突起をいじくる。だが、ピンク色の大きな真珠のような陰核への刺激では、舞は完全に満たされることはない。舞の瞳は、とても満足しているとは言えなかった。
「さ、佐祐理、もう…祐一のが、欲しい…」
「だめですよ。舞も、もっとお預けです」
「ゆ、許して…頭が、変になる…」
「ちゃんと、祐一さんが変態さんなのを見て、何回もイカないと許してあげませんよ」
「佐祐理っ…」
「さてとっ…祐一さん、お尻の穴だけでも、もう出ちゃいそうでしょう?」
「そ、そんなはずないっ…」
「じゃあ、佐祐理の前で証明してくださいねーっ」
佐祐理がさっきしたように、祐一のペニスをぐぐっと握る。
「う…ううっ」
「佐祐理は握っているだけですよ?全然、動かしたりしてませんからねっ」
そうして十秒もすると、祐一が腰をよじらせ始める。
「あれ、どうしたんですか?祐一さんっ」
「な、なんでも…くっ」
「舞、祐一さんがイッちゃいそうだって言ってますから、よく見ていないとダメですよ」
佐祐理がペニスをつかんだまま、ぐっと祐一の腹に近づけるようにする。
「さ、佐祐理」
「佐祐理さん…ゆ、許してくれっ」
「なんでですか?祐一さん、なんでもないって今言ったばかりじゃないですか」
佐祐理がじわりと力を強くする。
「そ、それは…うっ…うっ、うーっ!」
どびゅっ!
「うっ…」
どびゅっ!びゅっ!どびゅっ!
祐一の激しい放出は、佐祐理の指で向きをコントロールされて彼自身の顔に掛かった。
びゅっ…びゅ
やがて勢いを失ってくると、祐一の腹に力無く白い液体が落ちる。
「あははーっ、祐一さん、やっぱりお尻の穴だけでイッちゃいましたね」
「うっ…ううっ…」
屈辱と、未だ中で蠢いているバイブの感触に、祐一は力無くうなだれつつ身体を震わせる。
「嘘つきさんにはお仕置きですよっ」
バチン!
「うう!」
再び佐祐理が平手で叩く。だが、その瞬間ペニスはむくりと頭をもたげた。
「祐一さん、叩かれて気持ちいいんですねっ」
「ち…ちが…」
だが、みるみる間にペニスは勢いを取り戻してしまった。
「自分で出したのを全部舐めなくちゃダメですよっ。それまで、これです」
佐祐理がポケットから何かを取りだした。
「や…!?やめてくれっ!」
「口答えすると、ふたつにしますよ」
「た…たの…」
祐一の声の末尾がかすれて消えていく。
ぐっ、と佐祐理が指でそれを開いて、ペニスにつけてから離す。
「ぐぅぅっ…!」
洗濯バサミだ。
「はい、舐めてくださいねっ」
「……」
ついに祐一は口答えすらせずに、口の周りに付いた自分の体液を一心不乱に舐め取り始めた。
「舞、ほら、祐一さん、こんなに変態さんなんですよ」
「………」
だが、舞は全身から力を抜けさせて、ぐったりとしていた。どうやら、オナニーで達してしまったらしい。
「あははーっ、舞、一回だけじゃダメですよ。早く佐祐理を満足させないと、祐一さんのこれが立たなくなっちゃいますよ」
「う…佐祐理、ひどい…」
舞は力無くつぶやきつつも、再び自分の秘裂に指を這わせ始めた。
ぬちゅ…
「あ…」
「……」
同時に二つの水音が生まれ、くぐもった声もまた二つ生まれる。
ぺろっ…ぬちっ、ぬちゅっ
「あっ…舞、いいっ」
「……」
佐祐理は舞のヒップを思い切り抱え込むようにして、秘部に差し込まれた舞の舌がもたらす刺激に耐える。一方の舞は、黙々と佐祐理の感じる部分を舌全体でなで回していった。長身の舞が上になっているという事もあり、やはりどこか舞によって佐祐理が押さえ込まれている形に見える。
舞の舌は無遠慮に動いているように見えて、佐祐理の秘部を知り尽くしている知識をいかんなく発揮していた。この位強い刺激をした方が佐祐理は悦ぶのだ。もちろん、元々佐祐理が敏感であるから。
早くも舞が指を狭い部分に差し入れると、熱く粘った液体が出てきていた。
「ふあ…舞」
佐祐理は腰を引こうとするが、舞の体重が乗っている状態では動かす事もできない。舞の細長い指は、段々と奥深くに侵入していった。
「きっ…きついよ、舞…抜いて」
「佐祐理、舌が止まっている」
「あっ…あ、ごめんねっ、舞」
佐祐理はふぅっ…と息をはき出してから、舞の秘部に再び口づける。
「ひうっ」
しかし、舞が攻撃の手を全くゆるめないため、うまく舌を使うことが出来ない。唇を押しつけたまま、それをぐいぐいと動かす単調な動きに止まってしまう。
その熱っぽいキッスは舞の心を高ぶらせたが、快感を感じるという点においては十分ではなかった。
「佐祐理…」
「な、なにっ?舞」
「ここ…ここを、吸って」
舞は佐祐理のクリトリスに重点的な愛撫を加える。
「きゃぅっ…こ、ここっ?」
「そ、そう…そこ」
ようやく痺れるような強い刺激を感じて、舞は身体の奥に溜まっていた感情が抜け出ていくような感覚を覚える。
「ん…んんっ、んっ」
佐祐理は無我夢中でその部分を吸い立てた。ちゅっちゅっという大げさな音を立てながら吸われるのは、単純ではあるが十分に快感である。舞の方は、突き立てた指をヴァギナの中で曲げて中をこする動きと舌であちこちを刺激する動きを組み合わせていた。
強弱もつけられた巧妙な性戯に、佐祐理の限界が近づいてきているのは佐祐理がどんどん吸い立てる力を強くしている事からもわかる。
舞は左の手を自分の乳房に当てて、佐祐理の身体と密着している先端の部分を何とか刺激する事で限界を早めようと試みる。だが、間に合わなかった。
きゅぅっ…と佐祐理が脚と脚を縮めたと思うと、佐祐理の身体がビクッと震える。
「佐祐理…」
「あ…あ…」
口を舞の秘部から離し、完全に呆けた声を上げながら、佐祐理は何度も何度も腰を舞の顔に向かって突き上げた。佐祐理の秘裂が押しつけられて、舞の顔は愛液でべとべとになる。
「……」
そして、ついには力つきて佐祐理の身体はぐったりとしてしまった。
「佐祐理?」
顔についた愛液を拭きながら、舞は問う。
返事は無かった。
「佐祐理」
舞が腰を引き、身体を持ち上げて振り向くと、佐祐理は荒い息をつきながら目を閉じている。気絶してしまったのだ。
「佐祐理…」
舞はやや不満足そうな顔をしながら、馬乗りの姿勢のまま佐祐理の秘裂の辺りに自分の腰を動かしていった。前屈姿勢になると、わずかに秘裂と秘裂が接触する。
その体勢で、舞は自分のクリトリスに指を当てながらくいくいと腰を前後に移動させ始めた。髪の毛をリズミカルに揺らしながら腰を動かすその動きは、寡黙であるがゆえに淫乱の様相を強く見せている。
ちゅぷちゅぷという小さな水音は、舞自身の部屋にずっと響いていった。
「あ…」
「……」
同時に二つの水音が生まれ、くぐもった声もまた二つ生まれる。
ぺろっ…ぬちっ、ぬちゅっ
「あっ…舞、いいっ」
「……」
佐祐理は舞のヒップを思い切り抱え込むようにして、秘部に差し込まれた舞の舌がもたらす刺激に耐える。一方の舞は、黙々と佐祐理の感じる部分を舌全体でなで回していった。長身の舞が上になっているという事もあり、やはりどこか舞によって佐祐理が押さえ込まれている形に見える。
舞の舌は無遠慮に動いているように見えて、佐祐理の秘部を知り尽くしている知識をいかんなく発揮していた。この位強い刺激をした方が佐祐理は悦ぶのだ。もちろん、元々佐祐理が敏感であるから。
早くも舞が指を狭い部分に差し入れると、熱く粘った液体が出てきていた。
「ふあ…舞」
佐祐理は腰を引こうとするが、舞の体重が乗っている状態では動かす事もできない。舞の細長い指は、段々と奥深くに侵入していった。
「きっ…きついよ、舞…抜いて」
「佐祐理、舌が止まっている」
「あっ…あ、ごめんねっ、舞」
佐祐理はふぅっ…と息をはき出してから、舞の秘部に再び口づける。
「ひうっ」
しかし、舞が攻撃の手を全くゆるめないため、うまく舌を使うことが出来ない。唇を押しつけたまま、それをぐいぐいと動かす単調な動きに止まってしまう。
その熱っぽいキッスは舞の心を高ぶらせたが、快感を感じるという点においては十分ではなかった。
「佐祐理…」
「な、なにっ?舞」
「ここ…ここを、吸って」
舞は佐祐理のクリトリスに重点的な愛撫を加える。
「きゃぅっ…こ、ここっ?」
「そ、そう…そこ」
ようやく痺れるような強い刺激を感じて、舞は身体の奥に溜まっていた感情が抜け出ていくような感覚を覚える。
「ん…んんっ、んっ」
佐祐理は無我夢中でその部分を吸い立てた。ちゅっちゅっという大げさな音を立てながら吸われるのは、単純ではあるが十分に快感である。舞の方は、突き立てた指をヴァギナの中で曲げて中をこする動きと舌であちこちを刺激する動きを組み合わせていた。
強弱もつけられた巧妙な性戯に、佐祐理の限界が近づいてきているのは佐祐理がどんどん吸い立てる力を強くしている事からもわかる。
舞は左の手を自分の乳房に当てて、佐祐理の身体と密着している先端の部分を何とか刺激する事で限界を早めようと試みる。だが、間に合わなかった。
きゅぅっ…と佐祐理が脚と脚を縮めたと思うと、佐祐理の身体がビクッと震える。
「佐祐理…」
「あ…あ…」
口を舞の秘部から離し、完全に呆けた声を上げながら、佐祐理は何度も何度も腰を舞の顔に向かって突き上げた。佐祐理の秘裂が押しつけられて、舞の顔は愛液でべとべとになる。
「……」
そして、ついには力つきて佐祐理の身体はぐったりとしてしまった。
「佐祐理?」
顔についた愛液を拭きながら、舞は問う。
返事は無かった。
「佐祐理」
舞が腰を引き、身体を持ち上げて振り向くと、佐祐理は荒い息をつきながら目を閉じている。気絶してしまったのだ。
「佐祐理…」
舞はやや不満足そうな顔をしながら、馬乗りの姿勢のまま佐祐理の秘裂の辺りに自分の腰を動かしていった。前屈姿勢になると、わずかに秘裂と秘裂が接触する。
その体勢で、舞は自分のクリトリスに指を当てながらくいくいと腰を前後に移動させ始めた。髪の毛をリズミカルに揺らしながら腰を動かすその動きは、寡黙であるがゆえに淫乱の様相を強く見せている。
ちゅぷちゅぷという小さな水音は、舞自身の部屋にずっと響いていった。
「い…いやだ」
「まあ、ちょっと待てって」
「ゆ、祐一」
舞が見えない視界の中で必死に顔を動かす。タオルで作られた簡単な目隠しだったが、手も足も自由にならない状況でははずせそうになかった。
包帯で手当たり次第に縛ったという感じの拘束だったが、一応拘束として機能している。舞が身体を動かせるのは、包帯の小さな弾力の範囲だけだった。
「なんで、こんな事を」
「今にわかる」
真下から聞こえてくる祐一の声が、舞の耳に入ってくる。
ふぅっ、と祐一が息を吹きかけた。そこだけには包帯が縛られておらず、剥き出しにされている。
「あ…ああっ、祐一!」
祐一はそこに息を吹きかけ続ける。柔らかく包み込むような弱い息から、吹き付けるような強い息まで。それは直接的な刺激には程遠いものだったが、そうしている内に舞はぴくぴくと身体を震わせ始める。
「どうだ…舞」
「か、身体が変になってくる」
「こういうのも面白いだろ?」
「や、やめて…身体が…おかしくなる」
「やめない」
祐一はなおも執拗に息を吹きかけ続けた。もっと口を近づけて、包帯の上から太股をさすったり内股から指を這い上がらせたりする動きも加える。ただし、核心の部分には直接的な刺激を全く加えない。
「だ…だめ、祐一」
「舞、どうして欲しい?」
「もっと…もっと」
「もっと、どうするんだ」
祐一はぎりぎりの所まで指を近づけ、ステップを踏むような動かし方をする。
「ひっ…い、言えない」
「じゃあこのまんまだな」
「や…祐一、して欲しい」
「じゃあ言ってみろ」
「い、いえ…」
「言えるよな?」
「………」
舞は言葉を閉ざした。だが視界と身体の拘束は、逆に理性の拘束をゆるめ、解きほぐしていく。
「さ、舞」
「わ、私の」
「舞の?」
「私の…オ○○コを触って欲しいっ…」
「へぇ、舞でもそういう言葉知ってたんだな」
「そ、そんなこと」
舞が顔を真っ赤にする。
「なんか、意外だな」
「そ、それより…祐一、早く…」
「ああ、悪い。約束だもんな」
祐一の指が、舞の肌を離れる。
「…祐一?」
ぴちゅっ。
「あっ!」
舞が驚いた声を上げた。そこに触れたのは指ではなく、もっとなま暖かく柔らかな物体だった。
「き、きたな…ひっ!」
すぐに、それは秘裂の間を割り込んで中の粘膜をなぶり始める。未知の感覚は背中を這い上がる不安感と性感になっていった。指よりも、何倍もいやらしくて気持ちいいのだ。舞は自分が性欲に自制の利く方だと思っていたが、身体全体に快感の固まりが広がっていくような感覚を感じていると、その自信がどんどん瓦解していく。
祐一にヴァギナを突かれている快感は、深い結合感から来る安堵感や祐一を気持ちよくしているという自尊心なども混ざった感覚だが、これはただ純粋に気持ちいい性行為だった。これをクンニリングスと呼ぶ事を、舞はずっと後で知ることになる。
「ゆ…祐一っ!」
舞はありたけの力で脚を閉じようとし、祐一の頭を挟み込んだ。包帯のせいで全ての力を出す事が出来なかったが、そのもどかしさも妙に舞の身体を煽る。
「あ、そこは、そこは」
祐一の攻撃対象は、舞の小さな突起に移ろうとしていた。舞は困惑した声を上げるが、
「ひぅっ」
直接一舐めされた瞬間、高い声を上げて悶えてしまった。祐一は顔全体を押しつけるように深く舌を差し込み、その部分を動物のように荒いタッチで舐め立てていく。
「あ…あ、あっ!」
舞の身体から力が抜けていった。熱い吐息を吐き出しながら、宙を仰いで身体を祐一にさらけ出す。快楽に溺れただらしない表情を見せているのも、瞳を見られていないからという安心感があるからだ。
確かに、目が見えていない事で普段の姿と乖離した舞の乱れようも少しおとなしめに見えていたかもしれない。もし今タオルを取ってしまったなら、淫らに歪んだ舞の愉悦の表情が浮かび上がる事だろう。
「祐一っ」
ぷじゅっ…
愛の液が噴き出して、祐一のあごの辺りに飛びかかる。
「舞」
祐一は顔を引いて、その愛液を手で拭いながら舞の姿を見つめる。ひく…ひく、と舞の身体が痙攣していた。舞がこれほど早くイッてしまうなど、これまで経験したことがない。
「良かった、よな」
「ゆ…祐一」
舞は未だ身体を震わせながら、呆然とした言葉を返すばかりである。
祐一はふと思い立って、舞自身の愛液に濡れた指を舞の口の中に入れてみた。
「っぐ」
「舐める」
「……」
命令口調でも頼む口調でも無い、動詞を放っただけだが、舞は素直にそれに従った。唇をすぼめて、しゃぶるような動きで指についた愛液を舐め取っていく。
「舞…」
祐一の頭には、まだ舞にしてもらった事のない一つの行為が浮かんできていた。
「まあ、ちょっと待てって」
「ゆ、祐一」
舞が見えない視界の中で必死に顔を動かす。タオルで作られた簡単な目隠しだったが、手も足も自由にならない状況でははずせそうになかった。
包帯で手当たり次第に縛ったという感じの拘束だったが、一応拘束として機能している。舞が身体を動かせるのは、包帯の小さな弾力の範囲だけだった。
「なんで、こんな事を」
「今にわかる」
真下から聞こえてくる祐一の声が、舞の耳に入ってくる。
ふぅっ、と祐一が息を吹きかけた。そこだけには包帯が縛られておらず、剥き出しにされている。
「あ…ああっ、祐一!」
祐一はそこに息を吹きかけ続ける。柔らかく包み込むような弱い息から、吹き付けるような強い息まで。それは直接的な刺激には程遠いものだったが、そうしている内に舞はぴくぴくと身体を震わせ始める。
「どうだ…舞」
「か、身体が変になってくる」
「こういうのも面白いだろ?」
「や、やめて…身体が…おかしくなる」
「やめない」
祐一はなおも執拗に息を吹きかけ続けた。もっと口を近づけて、包帯の上から太股をさすったり内股から指を這い上がらせたりする動きも加える。ただし、核心の部分には直接的な刺激を全く加えない。
「だ…だめ、祐一」
「舞、どうして欲しい?」
「もっと…もっと」
「もっと、どうするんだ」
祐一はぎりぎりの所まで指を近づけ、ステップを踏むような動かし方をする。
「ひっ…い、言えない」
「じゃあこのまんまだな」
「や…祐一、して欲しい」
「じゃあ言ってみろ」
「い、いえ…」
「言えるよな?」
「………」
舞は言葉を閉ざした。だが視界と身体の拘束は、逆に理性の拘束をゆるめ、解きほぐしていく。
「さ、舞」
「わ、私の」
「舞の?」
「私の…オ○○コを触って欲しいっ…」
「へぇ、舞でもそういう言葉知ってたんだな」
「そ、そんなこと」
舞が顔を真っ赤にする。
「なんか、意外だな」
「そ、それより…祐一、早く…」
「ああ、悪い。約束だもんな」
祐一の指が、舞の肌を離れる。
「…祐一?」
ぴちゅっ。
「あっ!」
舞が驚いた声を上げた。そこに触れたのは指ではなく、もっとなま暖かく柔らかな物体だった。
「き、きたな…ひっ!」
すぐに、それは秘裂の間を割り込んで中の粘膜をなぶり始める。未知の感覚は背中を這い上がる不安感と性感になっていった。指よりも、何倍もいやらしくて気持ちいいのだ。舞は自分が性欲に自制の利く方だと思っていたが、身体全体に快感の固まりが広がっていくような感覚を感じていると、その自信がどんどん瓦解していく。
祐一にヴァギナを突かれている快感は、深い結合感から来る安堵感や祐一を気持ちよくしているという自尊心なども混ざった感覚だが、これはただ純粋に気持ちいい性行為だった。これをクンニリングスと呼ぶ事を、舞はずっと後で知ることになる。
「ゆ…祐一っ!」
舞はありたけの力で脚を閉じようとし、祐一の頭を挟み込んだ。包帯のせいで全ての力を出す事が出来なかったが、そのもどかしさも妙に舞の身体を煽る。
「あ、そこは、そこは」
祐一の攻撃対象は、舞の小さな突起に移ろうとしていた。舞は困惑した声を上げるが、
「ひぅっ」
直接一舐めされた瞬間、高い声を上げて悶えてしまった。祐一は顔全体を押しつけるように深く舌を差し込み、その部分を動物のように荒いタッチで舐め立てていく。
「あ…あ、あっ!」
舞の身体から力が抜けていった。熱い吐息を吐き出しながら、宙を仰いで身体を祐一にさらけ出す。快楽に溺れただらしない表情を見せているのも、瞳を見られていないからという安心感があるからだ。
確かに、目が見えていない事で普段の姿と乖離した舞の乱れようも少しおとなしめに見えていたかもしれない。もし今タオルを取ってしまったなら、淫らに歪んだ舞の愉悦の表情が浮かび上がる事だろう。
「祐一っ」
ぷじゅっ…
愛の液が噴き出して、祐一のあごの辺りに飛びかかる。
「舞」
祐一は顔を引いて、その愛液を手で拭いながら舞の姿を見つめる。ひく…ひく、と舞の身体が痙攣していた。舞がこれほど早くイッてしまうなど、これまで経験したことがない。
「良かった、よな」
「ゆ…祐一」
舞は未だ身体を震わせながら、呆然とした言葉を返すばかりである。
祐一はふと思い立って、舞自身の愛液に濡れた指を舞の口の中に入れてみた。
「っぐ」
「舐める」
「……」
命令口調でも頼む口調でも無い、動詞を放っただけだが、舞は素直にそれに従った。唇をすぼめて、しゃぶるような動きで指についた愛液を舐め取っていく。
「舞…」
祐一の頭には、まだ舞にしてもらった事のない一つの行為が浮かんできていた。