(なぜ、こんなレアキャラを連射するんだろう…(^-^;)
「ほら、圭子?」
「う、うん…雅史君…」
「雅史君じゃないでしょ。今の圭子はメイドロボなんだから」
綾香が、圭子の耳の所を撫でる。そこには綾香の言うとおり、滑らかなフォルムをした、メイドロボ用のセンサーがあった。
「は、はい…雅史様…どうか、私にご奉仕させてください…」
「た、田沢さん、何を…」
雅史が、かしづくような姿勢で近づいてくる圭子を怯えたような視線で見つめる。しかし後ろからセリオにがっちりと羽交い締めにされた雅史は、ろくに動くこともできなかった。
「セ、セリオ…離して…お願いだから」
「………」
耳のセンサーを外し、完全に少女と同じ外見となっているセリオも、無表情さは普段と全く変わらない。そして、綾香の命令に完全に忠実である事も変わらない。
「佐藤君、圭子に何をして欲しい? 何でもするわよ」
「そ、そんな…ズボンとパンツを返してくれたら、それで…」
「だめっ。終わるまでは返さないわよ」
「来栖川さんっ…」
「圭子、佐藤君の一番喜んでくれそうな事をするのよ」
「う、うん」
しゃがんだまま、圭子は制服をたくし上げていく。既に下半身の着衣は全て脱ぎ払われて、雅史の学生ズボンとブリーフと一緒に畳まれていた。
ぷちっ…ぷちっ…
そして圭子がゆっくりとブラウスのボタンを外していくと、圭子の脚のラインからお腹に至るラインまで、つややかな肌がずっと露出しているという淫靡きわまりない格好になっていく。
…ぱさっ。
「あ…」
さらにブラジャーが取り払われた瞬間、そのいやらしさは頂点に達した。雅史の口から、乾いた声が漏れる。
「佐藤君も、圭子のこういう格好見ると興奮するんだ」
「そ、そんな…」
雅史は否定したが、既にペニスを剥き出しにされている状態では言い逃れのしようがない。普段の元気な様子とは打って変わった圭子の様は純な雅史にもどきりとするものを感じさせたし、何より雅史にとって同年代の女の子の裸は生まれて初めて見るものだ。
「ま、雅史様」
「だ、だめっ…田沢さん!」
圭子の指がペニスにかかると、雅史はビクっと体を跳ねさせた。セリオはさらに雅史の体を強く抑え込む。
「私の口で、奉仕させてくださいっ…」
「そ、そんなことしちゃ…」
「佐藤君も、ぜひしてほしいそうよ」
「ち、違うっ…」
「ほらっ、もうぐだぐだ言わないっ!」
びっ!
「!!」
綾香の拳がいきなり雅史の顔の前に飛び出して、寸止めする。
「…ね?」
「あ…あっ」
次の瞬間、綾香は猫なで声に戻っていたが、雅史は一瞬の間綾香が見せた強烈な気迫にすっかり参ってしまった。混乱した表情で、少しずつ近づいてくる圭子の顔と微笑んでいる綾香の顔を交互に見比べる。
…ちゅる
「ああっ…!」
そして圭子の舌がペニスに絡んだ瞬間、雅史は情けない声を出してしまった。
ちゅっ…ちゅく
「だ、だめ、田沢さんっ…」
いつもきゅっと引き締まっている圭子の唇に、雅史のペニスが段々飲み込まれていく。にわかには信じがたい光景だったが、溶けそうなほどの快感は確実に現実だった。
「セリオ、これでいいと思う?」
「手の動きも加えた方がよろしいかと思われます」
「だって、圭子」
…しゅっ、しゅっ…
「あっ…ああっ…」
圭子は綾香の声に応えて、ペニスの幹の部分を指で包み込んでしごき始める。心なしか、機械的な動きだった。
しゅっ、しゅっ、しゅっ…
ちゅく、ちゅく…
「あ…あっ…うう…」
その機械的な責めが、雅史の快感を効果的に煽っていく。セリオの拘束と綾香の監視と圭子のマニュアル通りのしごき立てが、雅史にロープで縛られてでもいるかのような被制圧感を感じさせていた。
ちゅる…くちゅくちゅくちゅ…
それに加えて、やや不器用さも感じさせる、それでも懸命な先端部分への口づけ。可憐な唇に敏感な部分を包み込まれて、雅史が冷静でいられるわけがない。
「っあっ…ああっ」
「…佐藤君、普段から自分じゃあんまりしないんでしょ?」
「そ、そんなこと…」
綾香が雅史の耳元に口を近づけて、ささやく。
「溜まってるのよね?」
「………」
「いいのよ、圭子の口の中に出しても」
蠱惑的に、綾香が囁き続ける。
「で、でもっ…」
ちゅく、ちゅく、ちゅく…
雅史は眼下にいる圭子のショートカットを、苦しげな表情をしながら必死に見つめていた。既に限界というのは図星らしい。
「気持ちいいわよ…女の子の口の中でイッちゃうの…」
綾香は雅史の顔を自分の方に向かせて、危険な笑みを浮かべながら瞳をのぞきこむ。
「うっ…うううぅ…」
ちゅくっ、ちゅく…ぺろっ、ぺろ…じゅる…
しゅくっ、しゅこ…しゅっ…しゅくっ…
圭子の口と手の動きは、微妙にスピードを増している。しかも、さっきよりも雅史のペニスを深くくわえこんでいた。圭子も、放出がいつ来てもいいように準備をしているのだ。
「………」
「あっ…」
その時、圭子が不意にペニスをくわえたまま顔を上げて雅史のことを見上げる。
活動的なブラウンのショートカットはいつもと変わらない。まるで、どこかで偶然出くわした圭子が突然こんな行為に及んできたと思っても不思議ではないほど、いつも通りの元気な雰囲気を感じさせるショートカット。
しかし、その横には奉仕者としてのメイドロボ・センサー。嬉しそうな涙に潤みきった圭子の目。まるく開かれて、ペニスをくわえている桃色の唇。
「あっ…!」
びゅるっ!
「んっ…んううううーっ」
びゅっ、びゅっ、びゅぷっ、ぶぴゅ…びゅ、びゅっ、びゅる…
現実味と淫靡さの交錯に揺さぶられ、ついに雅史は快感を爆発させてしまった。
「んっ…はうむっ…んんっ、んう…んうんうーっ」
圭子はくぐもった声を出しながら、雅史の出した濃厚な白濁液を必死で舐め取ろうとする。口から飛び出して髪や目の回りにかかった精液も、何とかしてこそげ取って舐めようとしていた。
「佐藤君の、どう?」
「あぁ…雅史君の…雅史君の、すっごいおいしいよぉっ…雅史君…」
圭子が、感情のこもった声で喜びを口にする。媚びきった目が、雅史のことを見上げる。
「た…田沢…さん…」
白い液にまみれたメイドロボ姿の圭子は、雅史にとっては強烈すぎる刺激だ。ダメだ、と思っても再びペニスが膨れ上がってきてしまうのを抑えることは出来ない。
「ふふ…佐藤君、そうだって…もう1回、圭子に飲ませて上げたら?」
綾香は呼び方が「雅史君」に戻ってしまった圭子を、もちろんとがめる事はなかった。
「ほら、圭子?」
「う、うん…雅史君…」
「雅史君じゃないでしょ。今の圭子はメイドロボなんだから」
綾香が、圭子の耳の所を撫でる。そこには綾香の言うとおり、滑らかなフォルムをした、メイドロボ用のセンサーがあった。
「は、はい…雅史様…どうか、私にご奉仕させてください…」
「た、田沢さん、何を…」
雅史が、かしづくような姿勢で近づいてくる圭子を怯えたような視線で見つめる。しかし後ろからセリオにがっちりと羽交い締めにされた雅史は、ろくに動くこともできなかった。
「セ、セリオ…離して…お願いだから」
「………」
耳のセンサーを外し、完全に少女と同じ外見となっているセリオも、無表情さは普段と全く変わらない。そして、綾香の命令に完全に忠実である事も変わらない。
「佐藤君、圭子に何をして欲しい? 何でもするわよ」
「そ、そんな…ズボンとパンツを返してくれたら、それで…」
「だめっ。終わるまでは返さないわよ」
「来栖川さんっ…」
「圭子、佐藤君の一番喜んでくれそうな事をするのよ」
「う、うん」
しゃがんだまま、圭子は制服をたくし上げていく。既に下半身の着衣は全て脱ぎ払われて、雅史の学生ズボンとブリーフと一緒に畳まれていた。
ぷちっ…ぷちっ…
そして圭子がゆっくりとブラウスのボタンを外していくと、圭子の脚のラインからお腹に至るラインまで、つややかな肌がずっと露出しているという淫靡きわまりない格好になっていく。
…ぱさっ。
「あ…」
さらにブラジャーが取り払われた瞬間、そのいやらしさは頂点に達した。雅史の口から、乾いた声が漏れる。
「佐藤君も、圭子のこういう格好見ると興奮するんだ」
「そ、そんな…」
雅史は否定したが、既にペニスを剥き出しにされている状態では言い逃れのしようがない。普段の元気な様子とは打って変わった圭子の様は純な雅史にもどきりとするものを感じさせたし、何より雅史にとって同年代の女の子の裸は生まれて初めて見るものだ。
「ま、雅史様」
「だ、だめっ…田沢さん!」
圭子の指がペニスにかかると、雅史はビクっと体を跳ねさせた。セリオはさらに雅史の体を強く抑え込む。
「私の口で、奉仕させてくださいっ…」
「そ、そんなことしちゃ…」
「佐藤君も、ぜひしてほしいそうよ」
「ち、違うっ…」
「ほらっ、もうぐだぐだ言わないっ!」
びっ!
「!!」
綾香の拳がいきなり雅史の顔の前に飛び出して、寸止めする。
「…ね?」
「あ…あっ」
次の瞬間、綾香は猫なで声に戻っていたが、雅史は一瞬の間綾香が見せた強烈な気迫にすっかり参ってしまった。混乱した表情で、少しずつ近づいてくる圭子の顔と微笑んでいる綾香の顔を交互に見比べる。
…ちゅる
「ああっ…!」
そして圭子の舌がペニスに絡んだ瞬間、雅史は情けない声を出してしまった。
ちゅっ…ちゅく
「だ、だめ、田沢さんっ…」
いつもきゅっと引き締まっている圭子の唇に、雅史のペニスが段々飲み込まれていく。にわかには信じがたい光景だったが、溶けそうなほどの快感は確実に現実だった。
「セリオ、これでいいと思う?」
「手の動きも加えた方がよろしいかと思われます」
「だって、圭子」
…しゅっ、しゅっ…
「あっ…ああっ…」
圭子は綾香の声に応えて、ペニスの幹の部分を指で包み込んでしごき始める。心なしか、機械的な動きだった。
しゅっ、しゅっ、しゅっ…
ちゅく、ちゅく…
「あ…あっ…うう…」
その機械的な責めが、雅史の快感を効果的に煽っていく。セリオの拘束と綾香の監視と圭子のマニュアル通りのしごき立てが、雅史にロープで縛られてでもいるかのような被制圧感を感じさせていた。
ちゅる…くちゅくちゅくちゅ…
それに加えて、やや不器用さも感じさせる、それでも懸命な先端部分への口づけ。可憐な唇に敏感な部分を包み込まれて、雅史が冷静でいられるわけがない。
「っあっ…ああっ」
「…佐藤君、普段から自分じゃあんまりしないんでしょ?」
「そ、そんなこと…」
綾香が雅史の耳元に口を近づけて、ささやく。
「溜まってるのよね?」
「………」
「いいのよ、圭子の口の中に出しても」
蠱惑的に、綾香が囁き続ける。
「で、でもっ…」
ちゅく、ちゅく、ちゅく…
雅史は眼下にいる圭子のショートカットを、苦しげな表情をしながら必死に見つめていた。既に限界というのは図星らしい。
「気持ちいいわよ…女の子の口の中でイッちゃうの…」
綾香は雅史の顔を自分の方に向かせて、危険な笑みを浮かべながら瞳をのぞきこむ。
「うっ…うううぅ…」
ちゅくっ、ちゅく…ぺろっ、ぺろ…じゅる…
しゅくっ、しゅこ…しゅっ…しゅくっ…
圭子の口と手の動きは、微妙にスピードを増している。しかも、さっきよりも雅史のペニスを深くくわえこんでいた。圭子も、放出がいつ来てもいいように準備をしているのだ。
「………」
「あっ…」
その時、圭子が不意にペニスをくわえたまま顔を上げて雅史のことを見上げる。
活動的なブラウンのショートカットはいつもと変わらない。まるで、どこかで偶然出くわした圭子が突然こんな行為に及んできたと思っても不思議ではないほど、いつも通りの元気な雰囲気を感じさせるショートカット。
しかし、その横には奉仕者としてのメイドロボ・センサー。嬉しそうな涙に潤みきった圭子の目。まるく開かれて、ペニスをくわえている桃色の唇。
「あっ…!」
びゅるっ!
「んっ…んううううーっ」
びゅっ、びゅっ、びゅぷっ、ぶぴゅ…びゅ、びゅっ、びゅる…
現実味と淫靡さの交錯に揺さぶられ、ついに雅史は快感を爆発させてしまった。
「んっ…はうむっ…んんっ、んう…んうんうーっ」
圭子はくぐもった声を出しながら、雅史の出した濃厚な白濁液を必死で舐め取ろうとする。口から飛び出して髪や目の回りにかかった精液も、何とかしてこそげ取って舐めようとしていた。
「佐藤君の、どう?」
「あぁ…雅史君の…雅史君の、すっごいおいしいよぉっ…雅史君…」
圭子が、感情のこもった声で喜びを口にする。媚びきった目が、雅史のことを見上げる。
「た…田沢…さん…」
白い液にまみれたメイドロボ姿の圭子は、雅史にとっては強烈すぎる刺激だ。ダメだ、と思っても再びペニスが膨れ上がってきてしまうのを抑えることは出来ない。
「ふふ…佐藤君、そうだって…もう1回、圭子に飲ませて上げたら?」
綾香は呼び方が「雅史君」に戻ってしまった圭子を、もちろんとがめる事はなかった。
(レアキャラ探索になりつつある…)
「やだっ…セリオぉっ、やめてぇっ…離してよぉっ…こんなの、関係ないよぉっ…」
ちゅっ…ぺちゅっ
セリオが、口の中に指を入れて濡らしている音がする。圭子は身をよじらせてセリオの手から抜け出そうとしていたが、片手だけとは言えどセリオの腕の力はあまりに大きい。
なりふり構わず暴れたなら少しは抵抗のしようもあったのかもしれないが、やはり圭子も知った相手に無理な抵抗はできないようだった。ロボットと言えども、人間の少女と同じ見かけをしているだけで情のような物は感じられてしまう。少しくらい蹴飛ばそうが手で叩こうが壊れないとわかっていても、どうしても躊躇してしまうのだ。
「あっ、あっ、やだぁっ!」
そして、セリオの手が圭子のスリットに触れる。反射的に圭子はセリオの胸の辺りを押し上げようとしたが、セリオがゆっくりと体重を掛けてくると抑えきれなくなってしまった。
「だ、だめ、セリオぉっ…!」
長身のセリオにのしかかられて、腕で背中をしっかり抱きかかえられている状態。もう逃げようがない。
くちゅ。
「やめてぇーっ!」
セリオの指がスリットを広げると、妙に冷たい感触が感じられた。しかも、不自然にねとねとしている。
「な、なにこれぇっ…」
「唾液です」
「う、うそぉっ…なんか、変だよっ…」
圭子は言ったが、眼前に迫ったセリオの表情は全く変わらなかった。
くちゅ…くちゅ、くちゅ、くちゅ…
「やだっ、やだぁっ…なにこれっ…ジンジンするよぉ…」
「問題ありません」
「くっ…くぅっ…くふぅっ…やだ…これって…ひょっとしてぇっ…」
ジン、ジンと痺れる感覚がスリットの中に行き渡ると、圭子の中には冷たい感触に変わって何やら熱い脈動が生まれてくる。
くちゅくちゅくちゅ…
「やめてっ…セリオ、そこ触っちゃやあぁっ…」
それも、圭子の体の中にある小さな一点がとりわけ熱く、固く、悩ましくなり始める。
「問題ありません…」
「わ、私が問題あるよぉっ…やだぁ、やめてぇっ…そこはもうっ…ううんっ…」
既に、セリオの体に固定されての手淫に他ならない行為だ。圭子は大きな瞳を涙でいっぱいにしながら、舌っ足らずな喘ぎを漏らし始めた。
「いやあっ、あっ、ああーっ…はああんぅっ…」
ぷちゅ、ぷちゅっと小さなブドウが弾けるように圭子の中から甘酸っぱい液体が飛び出す。セリオは巧みにそれを指へ絡めて、さらに粘質に圭子の弱い部分をこすり立てた。
「いや、いやああ…来ちゃうっ…来ちゃううッ…」
泣きそうな声を圭子が上げ始めると、セリオはさらに圭子の体に密着して指を繰る。ほとんど上気していないセリオの顔が、紅に染まった圭子にキスしそうなほど近づく。
「う…う…あんッ…!」
圭子は顔をそむけて、潤みきった横目でセリオの無表情を見つめる。それとほぼ同時に圭子がビクンと体を震わせた。
くちゅくちゅくちゅ…
「あっ、あっ…あふぅうッ…」
ビクンッ、ビクン…
「いやっ、あっ…ああっ…ああっ…やだ…もう…もう…ああぅっ…」
ビク、ビク、ビク…
絶頂した圭子を、さらに追い込むようにしてセリオが指を動かし続ける。圭子は逃れられない快感に、目を大きく見開き、唇を震わせながら悶えていた。
「あっ…ああっ…あ…」
そうやって、数十秒も絶頂を味あわされてから、やっとセリオが圭子から体を離して立ち上がる。
「………」
ベッドの下に降りたセリオは、淫行の後とは思えないほどに普段通りの顔をしていた。
「問題ありません」
「うっ…んうう…」
圭子は自分の股間を手で押さえながら、未だに小さなうめき声を上げている。
「雅史さんと明日セックスをされても、全く問題はないと思われます」
「はう…うあっ…ああ…」
セリオの声にも全く反応せず、圭子は茶色のショートカットをベッドの布団に押しつけながら身をよじらせ始めた。シミひとつない清潔なシーツに、圭子の愛液が染み込んでいく。
「では、失礼いたします」
…ばたん…
そして、そう言ってセリオは圭子の部屋から出ていった。
「うっ…あああっ…はあああっ…」
ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ…
堰を切ったように、圭子は自分の疼く部分を長い指でいじり始める。
「…はい、これから帰宅いたします…そうですか、ではお願いいたします」
廊下の前で、内蔵された携帯電話で誰かと会話するセリオの声が圭子に聞こえただろうか?
「ええ、効能は36時間ほどあるはずですから…明日は…それでは」
ほどなく会話が終了し、セリオは廊下の先の階段をゆっくりと下り始める。
「あっ…はああっ!」
同時に、圭子は早くも新たな絶頂へ達していた。
「やだっ…セリオぉっ、やめてぇっ…離してよぉっ…こんなの、関係ないよぉっ…」
ちゅっ…ぺちゅっ
セリオが、口の中に指を入れて濡らしている音がする。圭子は身をよじらせてセリオの手から抜け出そうとしていたが、片手だけとは言えどセリオの腕の力はあまりに大きい。
なりふり構わず暴れたなら少しは抵抗のしようもあったのかもしれないが、やはり圭子も知った相手に無理な抵抗はできないようだった。ロボットと言えども、人間の少女と同じ見かけをしているだけで情のような物は感じられてしまう。少しくらい蹴飛ばそうが手で叩こうが壊れないとわかっていても、どうしても躊躇してしまうのだ。
「あっ、あっ、やだぁっ!」
そして、セリオの手が圭子のスリットに触れる。反射的に圭子はセリオの胸の辺りを押し上げようとしたが、セリオがゆっくりと体重を掛けてくると抑えきれなくなってしまった。
「だ、だめ、セリオぉっ…!」
長身のセリオにのしかかられて、腕で背中をしっかり抱きかかえられている状態。もう逃げようがない。
くちゅ。
「やめてぇーっ!」
セリオの指がスリットを広げると、妙に冷たい感触が感じられた。しかも、不自然にねとねとしている。
「な、なにこれぇっ…」
「唾液です」
「う、うそぉっ…なんか、変だよっ…」
圭子は言ったが、眼前に迫ったセリオの表情は全く変わらなかった。
くちゅ…くちゅ、くちゅ、くちゅ…
「やだっ、やだぁっ…なにこれっ…ジンジンするよぉ…」
「問題ありません」
「くっ…くぅっ…くふぅっ…やだ…これって…ひょっとしてぇっ…」
ジン、ジンと痺れる感覚がスリットの中に行き渡ると、圭子の中には冷たい感触に変わって何やら熱い脈動が生まれてくる。
くちゅくちゅくちゅ…
「やめてっ…セリオ、そこ触っちゃやあぁっ…」
それも、圭子の体の中にある小さな一点がとりわけ熱く、固く、悩ましくなり始める。
「問題ありません…」
「わ、私が問題あるよぉっ…やだぁ、やめてぇっ…そこはもうっ…ううんっ…」
既に、セリオの体に固定されての手淫に他ならない行為だ。圭子は大きな瞳を涙でいっぱいにしながら、舌っ足らずな喘ぎを漏らし始めた。
「いやあっ、あっ、ああーっ…はああんぅっ…」
ぷちゅ、ぷちゅっと小さなブドウが弾けるように圭子の中から甘酸っぱい液体が飛び出す。セリオは巧みにそれを指へ絡めて、さらに粘質に圭子の弱い部分をこすり立てた。
「いや、いやああ…来ちゃうっ…来ちゃううッ…」
泣きそうな声を圭子が上げ始めると、セリオはさらに圭子の体に密着して指を繰る。ほとんど上気していないセリオの顔が、紅に染まった圭子にキスしそうなほど近づく。
「う…う…あんッ…!」
圭子は顔をそむけて、潤みきった横目でセリオの無表情を見つめる。それとほぼ同時に圭子がビクンと体を震わせた。
くちゅくちゅくちゅ…
「あっ、あっ…あふぅうッ…」
ビクンッ、ビクン…
「いやっ、あっ…ああっ…ああっ…やだ…もう…もう…ああぅっ…」
ビク、ビク、ビク…
絶頂した圭子を、さらに追い込むようにしてセリオが指を動かし続ける。圭子は逃れられない快感に、目を大きく見開き、唇を震わせながら悶えていた。
「あっ…ああっ…あ…」
そうやって、数十秒も絶頂を味あわされてから、やっとセリオが圭子から体を離して立ち上がる。
「………」
ベッドの下に降りたセリオは、淫行の後とは思えないほどに普段通りの顔をしていた。
「問題ありません」
「うっ…んうう…」
圭子は自分の股間を手で押さえながら、未だに小さなうめき声を上げている。
「雅史さんと明日セックスをされても、全く問題はないと思われます」
「はう…うあっ…ああ…」
セリオの声にも全く反応せず、圭子は茶色のショートカットをベッドの布団に押しつけながら身をよじらせ始めた。シミひとつない清潔なシーツに、圭子の愛液が染み込んでいく。
「では、失礼いたします」
…ばたん…
そして、そう言ってセリオは圭子の部屋から出ていった。
「うっ…あああっ…はあああっ…」
ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ…
堰を切ったように、圭子は自分の疼く部分を長い指でいじり始める。
「…はい、これから帰宅いたします…そうですか、ではお願いいたします」
廊下の前で、内蔵された携帯電話で誰かと会話するセリオの声が圭子に聞こえただろうか?
「ええ、効能は36時間ほどあるはずですから…明日は…それでは」
ほどなく会話が終了し、セリオは廊下の先の階段をゆっくりと下り始める。
「あっ…はああっ!」
同時に、圭子は早くも新たな絶頂へ達していた。