(細かいところでアラがあるのは必至っぽいですが、勘弁してくださいm(__)m)
「え…ここ、どこ…?」
郁未がつぶやく。目の焦点がまだ合っていなかった。
「ど、どうする?押さえ込まないと、驚いて逃げ出す可能性もあるんじゃねーか?」
「い、いえ、次元転移した後ですから、そうそう身体を簡単に動かすことはできないのではないかと思います」
「そうか…」
「で、ティリアさん…」
「なに?」
真顔で見返されて、エリアは沈黙する。
「あの、なにと言われましても…あ、あの、どうぞ」
「どうぞって…」
「ティリアがあの娘をやっちゃえってことだろ」
「そ、そうですっ」
聞こえたなら理不尽に聞こえたに違いない台詞は、幸いなことに郁未の耳には届いていないようだった。郁未はまだ目の焦点すら合っていない状態で、高い天井をぼんやりと見つめているだけである。
「はぁ…わかったわよ」
「は、はいっ、頑張って下さいっ!」
「怖がらせるなよー」
二人の声を背に、ティリアは赤く統一された服を少々気怠そうな手つきで脱いでいった。
ぱさっ。
肌にぴったりと張りつくような下着を脱ぎ去ると、ティリアは寝台の上に郁未に向かって歩いていく。
「…あ…?」
その動きに、吸い込まれるようにして郁未の瞳の焦点が合った。
「気づいたかっ…」
サラが警戒した声を出して、飛び出せるような身構えをする。
「え、えっ…なんで…ここは…」
「ちっ…」
鞭を構えて舌打ちすると、サラは勢いよく地面を蹴りかけた。
「大丈夫です…! やっぱり動けないみたいです」
それをエリアが止めて、ひそひそ声で伝える。
「か、からだ…うごかないっ…」
郁未が怯えた声で言った事でそれは確認される。サラも鞭をしまい込んで、ティリアと郁未の動向をじっと見つめ始めた。
きっ…きぃっ…
ティリアが寝台の上に身を載せると、木の部分がきしむ音がする。
「だ、誰なの…あなたは…!」
「悪いけど…あなたも、こういうの、嫌いじゃないって聞いたし…手加減せずにやらせてもらっていい?」
「な、なにをっ…いやっ! 触らないでっ…!」
ティリアの手が胸に伸びると、郁未は鋭い声を上げた。しかし身体はまるで動かない。首を左右に振るのが精一杯のようで、そこから下は完全に動かなくなっているようだった。
ふにゅ、ふにゅっとティリアの手が動く。気のない手つきであるようでいて、緩急をしっかり踏まえた動きだった。7人もの少女を例外なく絶頂に導き、そこから加護の力を得てきたのは伊達ではない。
「や、やだ…何してるの…!」
郁未が必死にティリアから目をそらしながら叫ぶ。しかし胸の先の蕾をつつかれたり転がされたりすると、郁未の中から長らく忘れていた甘い感覚がよみがえってきた。
「…乳首、立ってきてるな」
「情報は間違ってないってことでしょうか…」
「い、いや、あなた達なにっ…見ないでよっ!」
郁未は完全に動けないと判断したのか、サラとエリアが寝台の方に近づいてくる。二人の平然と郁未の肢体をながめる平然とした目つきに、郁未は羞恥の感情を火のように燃え上がらせた。
「もっと、思いっきりやってやれよ。こんな風に」
ぐにゅ、ぐにゅう…
「いや、いやあっ…やめて…」
サラが片方の胸をつかんで乱暴に揉み回すと、郁未はすすり泣くような声を出して反応した。だが、既に興奮し始めた肉体はそんな乱暴な愛撫も快感として受け入れてしまった。数ヶ月間の禁欲も性に熟知した少女の愛撫の前には全く意味がなく、郁未は1分も持たずに快楽の中に取り込まれてしまう。
「サラ、そっちにしてあげていて。私はこっちをするから」
「オーケイ」
「やだっ…そこは…」
郁未はティリアの指がすーっと秘裂をなぞった瞬間、全身をぴくりと震わせる。ようやく少しは動き始めた身体も、快感に反応している事を示すくらいの役にしか立っていないようだった。
ぎしっ。
サラも寝台の上に飛び乗り、郁未の顔の上にヒップを押しつけるような位置から郁未の胸の膨らみを両方からぐいぐいと揉む。そして、先端の蕾をぴしっぴしっとさばくような手つきではじく。
ティリアの指の方はもう少しおとなしめの手つきだったが、敏感な粘膜に直接指が触れてきているのだから、快感でないわけがない。郁未はサラとティリアの身体に全身を覆い尽くされるような状態で、二重の快楽に悶え始める。
「顔が…真っ赤になってますね…」
エリアはサラのヒップの下敷きにされそうな郁未の顔を見つめながら言った。それは心配心から出てきたものだろうが、快感に歪み始めた顔を見られている郁未はたまったものではない。なまじエリアが本当に心配そうな顔をするものだから、ますます恥ずかしかった。
「そりゃそうだ。こいつ、感じまくってるみたいだよ」
サラが搾り取るように強く乳房を揉んで、それからピンピンと強く蕾をはじく。
「んっ…ふぅぅっ」
郁未が目を大きく見開いた。
くちゅくちゅ…
「あっ…この子、すごく濡れやすいみたい…」
ティリアが少し驚いた声で言って、愛液を粘膜の全体に絡めるような指の動きをする。
「しかも、今胸を思い切りやってやった時だったよな。Mっ気もあるんじゃねーのか?」
「やっぱり、ティリアさんとサラさん相手でも興奮しているんですね…」
エリアが言う。郁未は相対的には味方かと思っていたエリアにまで辱められる言葉を吐かれ、絶望的な表情で涙を流した。それでも、郁未はますます身体を興奮させてしまう。
「エリア、こっちに来て」
「は、はい」
ティリアの声に、エリアは寝台の頭の部分からティリアの横の辺りまで移動する。
つぶっ…!
「ひぃっ…あっ…あああーっ…!」
エリアの見守る前で、ティリアは指を郁未の中に思い切り突き刺した。
「すごい…締め付けてくる…」
つぶっ…くちゅ…くちゅっ
「あ…すごい…」
脇から二本目の指をティリアが入れてもやすやすと飲み込んでいく郁未の許容量に、エリアも目を丸くした。しかも、郁未は苦しむどころか、余計にあえぎの声を大きくしたようだ。
「エリアも…ココを触ってあげて」
「………」
こく…とエリアが唾を飲み込んだ。ティリアの指したのは、女の最も敏感な地点、三人の中では比較的奥手のエリアも十分に快感を感じられる事を知っている部分だ。そこを刺激したら、ティリアやサラよりも感度の点では勝っているかのように見える郁未はどうなってしまうのか。
「な、何をするのっ…!?」
郁未が叫んだ。エリアは、サラの身体が邪魔になって見えない郁未の顔の方を一度だけ見やる。
だが、知的な少女としてありがちな事に、エリアは自らの中に生まれた純粋な好奇心を内部にとどめおく事が出来なかった。細く真っ白な指が、郁未の充血した部分に近づいていく。ティリアが指を使って思い切り広げた割れ目の中に、綺麗な指先が恐る恐る侵入していく。
一瞬、全員が動きを止めて沈黙した。
…つんっ。
「うっ…ああっ…!」
郁未は軽い雷撃の魔法を受けたかのように身体をひくつかせる。
つんっ…つんっ。くりっくりっ…ぐにぐにぐにっ…
「い、いやあっ…やだ、やめて…そこは…そこはっ!」
「す、すごい大きくなってきましたね」
エリアは寝台の横から指だけを突き出して、郁未の秘核を指で振動させ続けた。繊細な指の腹は郁未の最も敏感な部分を完全に捉え、離さない。
ちゅぐちゅぐちゅぐ…
「そりゃそうよ、これだけ敏感な子があんまりした事がないなんて事があるわけないし」
「ティリアよりも好き者か…世の中は広いな…って、こいつは異世界の娘だったか」
動きを再開したティリアとサラも、それぞれに郁未の敏感さと淫乱さについて感想を口にする。もちろん、その間も全く動きは衰えていない。
「い、いや…もう許して」
郁未が喉をそらせて、力を失った声で言う。しかし、三人は申し合わせたかのように郁未を責め立てる手の動きを速めた。長い間共に戦ってきた三人のチームワークは、こんな場でも失われていないようだ。
特に、エリアの指は驚くほど熱心に郁未の肥大した秘核を転がし、潰し、つまみ上げる動きを加えていた。高ぶりきってしまった郁未の肢体を見つめる目も、恐ろしく真剣だ。
「だ、だめっ…もう…はああああっ…!」
郁未の声がうわずり、寝台に敷かれたシーツをつかんでメチャクチャにする。久しく感じていなかった強烈な快感が、眼前に迫りつつあった。三人の技巧的な少女に責められると言う郁未ですらもかつて味わった事のない攻撃に、郁未の身体は抵抗しきれない。ついに郁未はありたけの力を振り絞って自分の腰を持ち上げ、ティリアとエリアの指をより強く感じるように試み始めた。
「おっ…本性が出てきたみてーだな」
「だけど、もうイッちゃうみたいね」
「せっかくだから、これ以上ないくらいにしてあげましょう」
エリアが秘核を二本の指ではさみこんで、力一杯に押さえつける。
「あっ…うあああああーっ!」
非力な少女の指とはいえ、そんな所を思い切り刺激されて無事でいられるはずはない。郁未は全身をぐぐーっと収縮させて、そのまま達してしまった。
ビクン…ビクッ…ビクッ…
郁未は押さえつけられた中で全身を震わせ、あまりにも強いエクスタシーに身を委ねる。同時に郁未の全身が真っ白な光に包まれ、それが一気に膨れ上がって部屋中を満たした。
「あ…」
郁未にまたがっていたはずのティリアの腰が、かくんと寝台の上に落ちる。
「消えた…な。帰っちゃったのか?」
「え、ええ、そうです」
エリアは先だけが粘液に濡れた指を見つめながらうなずいた。
「あの子…加護が…」
「いや、久しぶりに楽しんだなっ…」
「八番目の…? でも、そんな」
ティリアは独り、何事かをつぶやき続ける。
「それが第一の目的じゃないんですからっ…」
「私の中に…加護が来たのは間違いないし…」
「いいじゃねーか、やる事は同じなんだから」
「何か…良くないことが…」
「そんな短絡的な…」
「私…ちょっと、調べたいことがあるから…しばらく、ここに戻ってこないかも…」
『…えっ?』
突然ティリアが放った言葉に、エリアとサラは素っ頓狂な声を出してティリアの顔を見つめた。
「今ので、次元のバランスは整ったはずですが…」
「そうじゃなくて…ちょっと嫌な予感が」
「なんだよ、ティリア…話せよ、水くさいだろ?」
「………」
ティリアは、何かの憂鬱な予感を顔に湛えながら、サラとエリアの顔をずっと見つめていた。
<END>
「え…ここ、どこ…?」
郁未がつぶやく。目の焦点がまだ合っていなかった。
「ど、どうする?押さえ込まないと、驚いて逃げ出す可能性もあるんじゃねーか?」
「い、いえ、次元転移した後ですから、そうそう身体を簡単に動かすことはできないのではないかと思います」
「そうか…」
「で、ティリアさん…」
「なに?」
真顔で見返されて、エリアは沈黙する。
「あの、なにと言われましても…あ、あの、どうぞ」
「どうぞって…」
「ティリアがあの娘をやっちゃえってことだろ」
「そ、そうですっ」
聞こえたなら理不尽に聞こえたに違いない台詞は、幸いなことに郁未の耳には届いていないようだった。郁未はまだ目の焦点すら合っていない状態で、高い天井をぼんやりと見つめているだけである。
「はぁ…わかったわよ」
「は、はいっ、頑張って下さいっ!」
「怖がらせるなよー」
二人の声を背に、ティリアは赤く統一された服を少々気怠そうな手つきで脱いでいった。
ぱさっ。
肌にぴったりと張りつくような下着を脱ぎ去ると、ティリアは寝台の上に郁未に向かって歩いていく。
「…あ…?」
その動きに、吸い込まれるようにして郁未の瞳の焦点が合った。
「気づいたかっ…」
サラが警戒した声を出して、飛び出せるような身構えをする。
「え、えっ…なんで…ここは…」
「ちっ…」
鞭を構えて舌打ちすると、サラは勢いよく地面を蹴りかけた。
「大丈夫です…! やっぱり動けないみたいです」
それをエリアが止めて、ひそひそ声で伝える。
「か、からだ…うごかないっ…」
郁未が怯えた声で言った事でそれは確認される。サラも鞭をしまい込んで、ティリアと郁未の動向をじっと見つめ始めた。
きっ…きぃっ…
ティリアが寝台の上に身を載せると、木の部分がきしむ音がする。
「だ、誰なの…あなたは…!」
「悪いけど…あなたも、こういうの、嫌いじゃないって聞いたし…手加減せずにやらせてもらっていい?」
「な、なにをっ…いやっ! 触らないでっ…!」
ティリアの手が胸に伸びると、郁未は鋭い声を上げた。しかし身体はまるで動かない。首を左右に振るのが精一杯のようで、そこから下は完全に動かなくなっているようだった。
ふにゅ、ふにゅっとティリアの手が動く。気のない手つきであるようでいて、緩急をしっかり踏まえた動きだった。7人もの少女を例外なく絶頂に導き、そこから加護の力を得てきたのは伊達ではない。
「や、やだ…何してるの…!」
郁未が必死にティリアから目をそらしながら叫ぶ。しかし胸の先の蕾をつつかれたり転がされたりすると、郁未の中から長らく忘れていた甘い感覚がよみがえってきた。
「…乳首、立ってきてるな」
「情報は間違ってないってことでしょうか…」
「い、いや、あなた達なにっ…見ないでよっ!」
郁未は完全に動けないと判断したのか、サラとエリアが寝台の方に近づいてくる。二人の平然と郁未の肢体をながめる平然とした目つきに、郁未は羞恥の感情を火のように燃え上がらせた。
「もっと、思いっきりやってやれよ。こんな風に」
ぐにゅ、ぐにゅう…
「いや、いやあっ…やめて…」
サラが片方の胸をつかんで乱暴に揉み回すと、郁未はすすり泣くような声を出して反応した。だが、既に興奮し始めた肉体はそんな乱暴な愛撫も快感として受け入れてしまった。数ヶ月間の禁欲も性に熟知した少女の愛撫の前には全く意味がなく、郁未は1分も持たずに快楽の中に取り込まれてしまう。
「サラ、そっちにしてあげていて。私はこっちをするから」
「オーケイ」
「やだっ…そこは…」
郁未はティリアの指がすーっと秘裂をなぞった瞬間、全身をぴくりと震わせる。ようやく少しは動き始めた身体も、快感に反応している事を示すくらいの役にしか立っていないようだった。
ぎしっ。
サラも寝台の上に飛び乗り、郁未の顔の上にヒップを押しつけるような位置から郁未の胸の膨らみを両方からぐいぐいと揉む。そして、先端の蕾をぴしっぴしっとさばくような手つきではじく。
ティリアの指の方はもう少しおとなしめの手つきだったが、敏感な粘膜に直接指が触れてきているのだから、快感でないわけがない。郁未はサラとティリアの身体に全身を覆い尽くされるような状態で、二重の快楽に悶え始める。
「顔が…真っ赤になってますね…」
エリアはサラのヒップの下敷きにされそうな郁未の顔を見つめながら言った。それは心配心から出てきたものだろうが、快感に歪み始めた顔を見られている郁未はたまったものではない。なまじエリアが本当に心配そうな顔をするものだから、ますます恥ずかしかった。
「そりゃそうだ。こいつ、感じまくってるみたいだよ」
サラが搾り取るように強く乳房を揉んで、それからピンピンと強く蕾をはじく。
「んっ…ふぅぅっ」
郁未が目を大きく見開いた。
くちゅくちゅ…
「あっ…この子、すごく濡れやすいみたい…」
ティリアが少し驚いた声で言って、愛液を粘膜の全体に絡めるような指の動きをする。
「しかも、今胸を思い切りやってやった時だったよな。Mっ気もあるんじゃねーのか?」
「やっぱり、ティリアさんとサラさん相手でも興奮しているんですね…」
エリアが言う。郁未は相対的には味方かと思っていたエリアにまで辱められる言葉を吐かれ、絶望的な表情で涙を流した。それでも、郁未はますます身体を興奮させてしまう。
「エリア、こっちに来て」
「は、はい」
ティリアの声に、エリアは寝台の頭の部分からティリアの横の辺りまで移動する。
つぶっ…!
「ひぃっ…あっ…あああーっ…!」
エリアの見守る前で、ティリアは指を郁未の中に思い切り突き刺した。
「すごい…締め付けてくる…」
つぶっ…くちゅ…くちゅっ
「あ…すごい…」
脇から二本目の指をティリアが入れてもやすやすと飲み込んでいく郁未の許容量に、エリアも目を丸くした。しかも、郁未は苦しむどころか、余計にあえぎの声を大きくしたようだ。
「エリアも…ココを触ってあげて」
「………」
こく…とエリアが唾を飲み込んだ。ティリアの指したのは、女の最も敏感な地点、三人の中では比較的奥手のエリアも十分に快感を感じられる事を知っている部分だ。そこを刺激したら、ティリアやサラよりも感度の点では勝っているかのように見える郁未はどうなってしまうのか。
「な、何をするのっ…!?」
郁未が叫んだ。エリアは、サラの身体が邪魔になって見えない郁未の顔の方を一度だけ見やる。
だが、知的な少女としてありがちな事に、エリアは自らの中に生まれた純粋な好奇心を内部にとどめおく事が出来なかった。細く真っ白な指が、郁未の充血した部分に近づいていく。ティリアが指を使って思い切り広げた割れ目の中に、綺麗な指先が恐る恐る侵入していく。
一瞬、全員が動きを止めて沈黙した。
…つんっ。
「うっ…ああっ…!」
郁未は軽い雷撃の魔法を受けたかのように身体をひくつかせる。
つんっ…つんっ。くりっくりっ…ぐにぐにぐにっ…
「い、いやあっ…やだ、やめて…そこは…そこはっ!」
「す、すごい大きくなってきましたね」
エリアは寝台の横から指だけを突き出して、郁未の秘核を指で振動させ続けた。繊細な指の腹は郁未の最も敏感な部分を完全に捉え、離さない。
ちゅぐちゅぐちゅぐ…
「そりゃそうよ、これだけ敏感な子があんまりした事がないなんて事があるわけないし」
「ティリアよりも好き者か…世の中は広いな…って、こいつは異世界の娘だったか」
動きを再開したティリアとサラも、それぞれに郁未の敏感さと淫乱さについて感想を口にする。もちろん、その間も全く動きは衰えていない。
「い、いや…もう許して」
郁未が喉をそらせて、力を失った声で言う。しかし、三人は申し合わせたかのように郁未を責め立てる手の動きを速めた。長い間共に戦ってきた三人のチームワークは、こんな場でも失われていないようだ。
特に、エリアの指は驚くほど熱心に郁未の肥大した秘核を転がし、潰し、つまみ上げる動きを加えていた。高ぶりきってしまった郁未の肢体を見つめる目も、恐ろしく真剣だ。
「だ、だめっ…もう…はああああっ…!」
郁未の声がうわずり、寝台に敷かれたシーツをつかんでメチャクチャにする。久しく感じていなかった強烈な快感が、眼前に迫りつつあった。三人の技巧的な少女に責められると言う郁未ですらもかつて味わった事のない攻撃に、郁未の身体は抵抗しきれない。ついに郁未はありたけの力を振り絞って自分の腰を持ち上げ、ティリアとエリアの指をより強く感じるように試み始めた。
「おっ…本性が出てきたみてーだな」
「だけど、もうイッちゃうみたいね」
「せっかくだから、これ以上ないくらいにしてあげましょう」
エリアが秘核を二本の指ではさみこんで、力一杯に押さえつける。
「あっ…うあああああーっ!」
非力な少女の指とはいえ、そんな所を思い切り刺激されて無事でいられるはずはない。郁未は全身をぐぐーっと収縮させて、そのまま達してしまった。
ビクン…ビクッ…ビクッ…
郁未は押さえつけられた中で全身を震わせ、あまりにも強いエクスタシーに身を委ねる。同時に郁未の全身が真っ白な光に包まれ、それが一気に膨れ上がって部屋中を満たした。
「あ…」
郁未にまたがっていたはずのティリアの腰が、かくんと寝台の上に落ちる。
「消えた…な。帰っちゃったのか?」
「え、ええ、そうです」
エリアは先だけが粘液に濡れた指を見つめながらうなずいた。
「あの子…加護が…」
「いや、久しぶりに楽しんだなっ…」
「八番目の…? でも、そんな」
ティリアは独り、何事かをつぶやき続ける。
「それが第一の目的じゃないんですからっ…」
「私の中に…加護が来たのは間違いないし…」
「いいじゃねーか、やる事は同じなんだから」
「何か…良くないことが…」
「そんな短絡的な…」
「私…ちょっと、調べたいことがあるから…しばらく、ここに戻ってこないかも…」
『…えっ?』
突然ティリアが放った言葉に、エリアとサラは素っ頓狂な声を出してティリアの顔を見つめた。
「今ので、次元のバランスは整ったはずですが…」
「そうじゃなくて…ちょっと嫌な予感が」
「なんだよ、ティリア…話せよ、水くさいだろ?」
「………」
ティリアは、何かの憂鬱な予感を顔に湛えながら、サラとエリアの顔をずっと見つめていた。
<END>