(9/16の続き)
「………」
それからしばらくの間、あゆは何か考えるような素振りをしながら祐一のペニスと自分の性器を見くらべていた。祐一は何も言わず、濡れたペニスが風に晒されるのにも必死で我慢して、あゆの次の行動をじっと待つ。
…さくっ。
そして、あゆが雪をふみしめて祐一の方に体をにじり寄せてくる。懸命に背のびをしながら、祐一の体と自分の体を密着させようとする。
ふさ…ふさっ
「く、くすぐったい…」
あゆのセーターの裾がペニスをくすぐる。
身長差のせいで、いくらあゆが背伸びしてもペニスのまん中の辺りにセーターの裾が来るので精一杯のようだった。あゆは祐一の体に手を回して、ぴょんぴょんと跳ね上がるような仕草も見せるが、一向にうまくいかない。
「ゆ、祐一君、もうちょっとしゃがんで…」
「こ、これくらいか?」
「少ししゃがみすぎだよ…」
「これくらい…」
「もうちょっと上でいいよ」
「ど、どうするつもりなんだ? それがわかんないと…」
祐一は目の前のあゆの顔を見て、訊く。
寒さのためか、さっきの祐一の口づけのためか、赤く染まっていたあゆの頬が真っ赤になった。
「こ、ここに、祐一君のを入れたいんだよ」
あゆは片方の手を自分の性器の所に持って行って、割れ目を大きく広げた。
「それだったら…」
「ち、違うよっ…もっと…ここの中」
指で広げた部分をあゆは祐一に見せようとするが、体が接近しすぎているためにうまくいかない。
「…ねぇ、祐一君…さっき、祐一君が舐めてくれた時…」
「………」
「最後に、おしっことは違うものが出たでしょ…?」
「…あ…ああ」
「あれが、出てきた所…そこに、祐一君のおち○ちんを入れるの」
「………そ、そんなの…」
「できる…はずだから、ボクを信じてよ…」
「………」
あゆの少しかすれた声に、祐一は神妙な様子でうなずいた。
だが、祐一にはどういう事なのかいまひとつイメージできない。酸っぱい液体が出てきた時に、祐一は夢中であゆの秘部の中をなめたが、何かが入っていくような穴があるとは思えなかったのだ。
しかし、そこに穴があったと思えば、どれくらいの位置まで祐一が腰を下げなくてはならないのかは想像できた。
「そ、そう…それくらい」
「ちょっと…辛い」
さっきなめていた時に続いて、また微妙な中腰を取らされるのは祐一にとってだいぶきつい。
「がまんしててね…」
しかし少し上の位置からあゆの目が真剣に祐一の顔を見下ろしてくると、ふわふわとした形の期待が全身を満たしてきて少しの苦痛などまるで気にならなくなってきた。こうして見ると、あゆの目も意外なほど大人っぽく見える。普段は祐一よりも年下に思えて仕方がないのに。
ぎゅっ。
「っ……」
そしてあゆが、祐一の体をしっかりと抱き留める。祐一はセーターのふんわりした感触の向こうから伝わってくる小さな胸の弾力に、祐一の前髪から目の辺りに掛かってくるあゆの温かい吐息に、めまいがしそうなほど魅了された。
ずる…ずる…
あゆが、そこから段々と体を滑り下ろし始める。ある程度まで下がると、祐一の背中に回していた手の片方を体の前の方に持ってきて、
「ううっ」
小さな指にペニスをつかまれると、祐一は思わず息を漏らした。勃起がますます強くなったような気がする。
「動いちゃダメだよ…」
ぬっ…
何かを柔らかく広げていく感触と共に、祐一のペニスはあゆの割れ目の中に導かれていった。ぬめっとした物を感じさせるあたたかな粘膜の感触と、さっきそこを自分で舐めていたという記憶だけで祐一は全身の力が抜けてしまいそうな気がしてしまう。倒れてしまわないよう、祐一は必死になって意識を集中させた。
はぁ…、とあゆが決意を思わせる吐息を漏らす。
ぬぐっ…
「んっ…」
あゆがペニスを指でつかんだまま、腰をさらに下ろし始めた。祐一はそのまま押されて、腰を下げてしまいそうになる。
「だ、だめっ、祐一君…もっとしっかり立っていてっ…」
「わかった…」
祐一は不安を覚えつつも、腰を元通りの位置に押し上げる。今圧力をかけられた限りでは、何もない所に祐一のペニスを無理矢理押しつけているようにしか思えなかったのだ。
ぐぐ…
あゆがまた腰を押し下げてくる。祐一は何とかしてそれを押し戻すような力を加える。不安定な体勢から腰を押し上げようとするのはかなり難しかったが、それでも何とか押し切られないように耐える。
ぐぐぐ…
「あ…」
「も、もっと…祐一君も、腰を上げるくらいにしてっ…!」
「ああ…」
祐一にも、どこかの隙間に先っぽが入りかかっているのが感じられ始めた。祐一は力の入れる方向が狂わないように、慎重に腰を押し上げる。少し間違えば、ペニスの先っぽがぬるっと滑って入り掛かった部分も抜けてしまいそうだった。
ぐぐっ…ぐぅっ…
「あ…あっ…」
「は、はいった」
ついに、祐一のペニスの先端の部分があゆの中をこじ開けるようにして侵入する。
「ま、まだだよ…全部、入るくらいまで…」
「…あゆ、痛いんじゃないのか?」
「へ、へいきっ…」
祐一は、あゆの目に涙が浮かんでいるのに今さらながら気がついた。
「あゆ…」
こんなに狭い所に何かを入れられているのだから、痛いであろうという事は祐一にも想像がつく。ただ起こっている事態のあまりのすごさに、あゆの事まで気が回らなかったのだ。
ぐぐぐ…
「ああっ…う…」
「む、無理するなっ」
「い、いいの…祐一君、気持ちいいでしょ…?」
「あ、ああ」
祐一のペニスは、一番敏感な部分を狭いあゆの媚肉に締め付けられて、先ほどのフェラチオに勝るとも劣らない快感を味わっていた。それに加えて、文字通りの結合感が祐一の心まで震わせる。あゆと一緒にいるという感情が、普段とは比べ物にならないほど強くなっている。
ぐ…ぐぐぐっ
「っ…くぅ…」
「あ、あゆ…」
自分のペニスが、あゆの中の何かを引き剥がしていくような感触だった。それと同時に、あゆの瞳から涙の粒が頬を伝う。
ぐぐっ!
「うっ」
あゆが目を固く閉じて、一気に腰を落とした。祐一は自分のペニスの先がこつんとどこかにぶつかるのを感じ、声を出してしまう。
「あ…あは…祐一君、全部入ったよ」
「…本当…だな…」
祐一は夢の中にでもいるようなぼうっとした声で言い、腰を伸ばして体を直立させた。ぴったりとつながってしまうと、あゆもぎりぎり地面に足が届くようだ。
ぽたっ。
「あっ…お前、血…」
「う、ううん、平気だよ」
「平気っ、て…」
ぽたっ。ぽたっ。
結合部分から垂れた血が、ズボンやキュロットに掛かり、いくらかは白い雪の上に落ちて真っ赤な点を作っていく。
「祐一君…ボクの中、気持ちいい?」
「ああ…」
「ボクも、祐一君のが入ってきていて、痛いけれどすごく嬉しいよ」
「ごめんな…」
「だって、すごく嬉しいんだもん…」
ぽたっ、ぽた…
また血が垂れる。雪の上に、契りの証が赤々と刻み込まれていく。
「祐一君、ボクの事を忘れないでいてくれる?」
「…約束したろ、今日…」
「そうだね…」
「俺はあゆのことを忘れないし、絶対にこの街に帰ってくる」
「うん…」
ずず…
「あっ…あゆ、痛いんだろ…? 無理するなって…」
「いいよ…祐一君が気持ちよくなってくれているって思えば、ボクは平気だよ」
ずず…ずず…
あゆはうっすらと汗を浮かべながらも、祐一の背中を思い切り強く抱いて腰を上下に少しずつ揺らす。
「む、無理するな」
「祐一君が中に出してくれないと、このおまじないは終わらないから…」
熱に浮かされたような顔をしてあゆが言う。
実際、この寒い中でずっと下半身を晒しているのだから、二人とも体調に影響が出てきているとしてもおかしくはない。つながった部分があまりにも熱かったため、祐一もあゆも寒さのことなど完全に忘れ去ってはいたが。
「祐一君がいやだって言っても、ボクはこのまま続けちゃうよ…」
「あゆ…」
ずる…ずずっ
祐一は、腰の奥に再び熱い物がわだかまってくるのを感じていた。血液と少しの愛液によってぬめった狭い柔壁にぎゅうぎゅうと敏感な部分を締め付けられ、しごかれているのだ。一回放出しているとは言え、それは祐一にとって生まれて初めての射精であり、祐一の中にはまだまだ大量の精液が溜まっている。あゆの献身的な動きに、射出が促されないわけがない。
「ごめんな」
あゆの苦痛を和らげようとして何ができるか祐一は考えたが、結局したのはあゆの体をぐぐっ…と力一杯に腕で抱きしめることだった。
「祐一君…」
それ自体は苦痛の軽減に何の効果もない事はわかっていたのだが、どうしてもそうすべきだと思ってしまったのだ。
「あ…ありがとう」
そう言うあゆの中は、心なしか潤いを増したようにも思える。気のせいなのかもしれなかったが、祐一はすがるようにしてあゆの体を抱きしめ続けた。
ずず…ずる…
その抱擁が、結合感をさらに高め、祐一の快感をさらに膨らませる。
「あ、あゆ…出る…」
「うん…」
祐一は、自分でも驚くほどの早さで射精感が破裂しかかっているのを感じた。
「あゆっ…ごめんな…本当に、ごめんな…」
「あっ」
ずっ。
最後に、祐一はあゆの中を自分の力で一突きした。
…びゅっ。
「祐一君…」
びゅっ。…びゅっ。…びゅぴゅっ
まだ幼いペニスから、半透明の液体があゆの中に飛び出していく。
「で、出てる…」
「うん…祐一君の、ボクの中にいっぱい出てる…」
あゆは抱きしめる力をますます強めた。
「これで、祐一君とボクはいつまで経っても一緒だから…」
びゅ……ぴゅっ。
「絶対に、だいじょうぶ…祐一君がどこに行っても、ボク、祐一君を離さないもんっ!!」
「あゆ…」
ぽろぽろと涙をこぼし始めたあゆを、夕映えに染まるあゆの体の全体を、祐一もありたけの力で抱き返した。
中に入ったペニスは、精液の射出が止まってもしばらくの間ビクビクと痙攣し続けていた。
「………」
それからしばらくの間、あゆは何か考えるような素振りをしながら祐一のペニスと自分の性器を見くらべていた。祐一は何も言わず、濡れたペニスが風に晒されるのにも必死で我慢して、あゆの次の行動をじっと待つ。
…さくっ。
そして、あゆが雪をふみしめて祐一の方に体をにじり寄せてくる。懸命に背のびをしながら、祐一の体と自分の体を密着させようとする。
ふさ…ふさっ
「く、くすぐったい…」
あゆのセーターの裾がペニスをくすぐる。
身長差のせいで、いくらあゆが背伸びしてもペニスのまん中の辺りにセーターの裾が来るので精一杯のようだった。あゆは祐一の体に手を回して、ぴょんぴょんと跳ね上がるような仕草も見せるが、一向にうまくいかない。
「ゆ、祐一君、もうちょっとしゃがんで…」
「こ、これくらいか?」
「少ししゃがみすぎだよ…」
「これくらい…」
「もうちょっと上でいいよ」
「ど、どうするつもりなんだ? それがわかんないと…」
祐一は目の前のあゆの顔を見て、訊く。
寒さのためか、さっきの祐一の口づけのためか、赤く染まっていたあゆの頬が真っ赤になった。
「こ、ここに、祐一君のを入れたいんだよ」
あゆは片方の手を自分の性器の所に持って行って、割れ目を大きく広げた。
「それだったら…」
「ち、違うよっ…もっと…ここの中」
指で広げた部分をあゆは祐一に見せようとするが、体が接近しすぎているためにうまくいかない。
「…ねぇ、祐一君…さっき、祐一君が舐めてくれた時…」
「………」
「最後に、おしっことは違うものが出たでしょ…?」
「…あ…ああ」
「あれが、出てきた所…そこに、祐一君のおち○ちんを入れるの」
「………そ、そんなの…」
「できる…はずだから、ボクを信じてよ…」
「………」
あゆの少しかすれた声に、祐一は神妙な様子でうなずいた。
だが、祐一にはどういう事なのかいまひとつイメージできない。酸っぱい液体が出てきた時に、祐一は夢中であゆの秘部の中をなめたが、何かが入っていくような穴があるとは思えなかったのだ。
しかし、そこに穴があったと思えば、どれくらいの位置まで祐一が腰を下げなくてはならないのかは想像できた。
「そ、そう…それくらい」
「ちょっと…辛い」
さっきなめていた時に続いて、また微妙な中腰を取らされるのは祐一にとってだいぶきつい。
「がまんしててね…」
しかし少し上の位置からあゆの目が真剣に祐一の顔を見下ろしてくると、ふわふわとした形の期待が全身を満たしてきて少しの苦痛などまるで気にならなくなってきた。こうして見ると、あゆの目も意外なほど大人っぽく見える。普段は祐一よりも年下に思えて仕方がないのに。
ぎゅっ。
「っ……」
そしてあゆが、祐一の体をしっかりと抱き留める。祐一はセーターのふんわりした感触の向こうから伝わってくる小さな胸の弾力に、祐一の前髪から目の辺りに掛かってくるあゆの温かい吐息に、めまいがしそうなほど魅了された。
ずる…ずる…
あゆが、そこから段々と体を滑り下ろし始める。ある程度まで下がると、祐一の背中に回していた手の片方を体の前の方に持ってきて、
「ううっ」
小さな指にペニスをつかまれると、祐一は思わず息を漏らした。勃起がますます強くなったような気がする。
「動いちゃダメだよ…」
ぬっ…
何かを柔らかく広げていく感触と共に、祐一のペニスはあゆの割れ目の中に導かれていった。ぬめっとした物を感じさせるあたたかな粘膜の感触と、さっきそこを自分で舐めていたという記憶だけで祐一は全身の力が抜けてしまいそうな気がしてしまう。倒れてしまわないよう、祐一は必死になって意識を集中させた。
はぁ…、とあゆが決意を思わせる吐息を漏らす。
ぬぐっ…
「んっ…」
あゆがペニスを指でつかんだまま、腰をさらに下ろし始めた。祐一はそのまま押されて、腰を下げてしまいそうになる。
「だ、だめっ、祐一君…もっとしっかり立っていてっ…」
「わかった…」
祐一は不安を覚えつつも、腰を元通りの位置に押し上げる。今圧力をかけられた限りでは、何もない所に祐一のペニスを無理矢理押しつけているようにしか思えなかったのだ。
ぐぐ…
あゆがまた腰を押し下げてくる。祐一は何とかしてそれを押し戻すような力を加える。不安定な体勢から腰を押し上げようとするのはかなり難しかったが、それでも何とか押し切られないように耐える。
ぐぐぐ…
「あ…」
「も、もっと…祐一君も、腰を上げるくらいにしてっ…!」
「ああ…」
祐一にも、どこかの隙間に先っぽが入りかかっているのが感じられ始めた。祐一は力の入れる方向が狂わないように、慎重に腰を押し上げる。少し間違えば、ペニスの先っぽがぬるっと滑って入り掛かった部分も抜けてしまいそうだった。
ぐぐっ…ぐぅっ…
「あ…あっ…」
「は、はいった」
ついに、祐一のペニスの先端の部分があゆの中をこじ開けるようにして侵入する。
「ま、まだだよ…全部、入るくらいまで…」
「…あゆ、痛いんじゃないのか?」
「へ、へいきっ…」
祐一は、あゆの目に涙が浮かんでいるのに今さらながら気がついた。
「あゆ…」
こんなに狭い所に何かを入れられているのだから、痛いであろうという事は祐一にも想像がつく。ただ起こっている事態のあまりのすごさに、あゆの事まで気が回らなかったのだ。
ぐぐぐ…
「ああっ…う…」
「む、無理するなっ」
「い、いいの…祐一君、気持ちいいでしょ…?」
「あ、ああ」
祐一のペニスは、一番敏感な部分を狭いあゆの媚肉に締め付けられて、先ほどのフェラチオに勝るとも劣らない快感を味わっていた。それに加えて、文字通りの結合感が祐一の心まで震わせる。あゆと一緒にいるという感情が、普段とは比べ物にならないほど強くなっている。
ぐ…ぐぐぐっ
「っ…くぅ…」
「あ、あゆ…」
自分のペニスが、あゆの中の何かを引き剥がしていくような感触だった。それと同時に、あゆの瞳から涙の粒が頬を伝う。
ぐぐっ!
「うっ」
あゆが目を固く閉じて、一気に腰を落とした。祐一は自分のペニスの先がこつんとどこかにぶつかるのを感じ、声を出してしまう。
「あ…あは…祐一君、全部入ったよ」
「…本当…だな…」
祐一は夢の中にでもいるようなぼうっとした声で言い、腰を伸ばして体を直立させた。ぴったりとつながってしまうと、あゆもぎりぎり地面に足が届くようだ。
ぽたっ。
「あっ…お前、血…」
「う、ううん、平気だよ」
「平気っ、て…」
ぽたっ。ぽたっ。
結合部分から垂れた血が、ズボンやキュロットに掛かり、いくらかは白い雪の上に落ちて真っ赤な点を作っていく。
「祐一君…ボクの中、気持ちいい?」
「ああ…」
「ボクも、祐一君のが入ってきていて、痛いけれどすごく嬉しいよ」
「ごめんな…」
「だって、すごく嬉しいんだもん…」
ぽたっ、ぽた…
また血が垂れる。雪の上に、契りの証が赤々と刻み込まれていく。
「祐一君、ボクの事を忘れないでいてくれる?」
「…約束したろ、今日…」
「そうだね…」
「俺はあゆのことを忘れないし、絶対にこの街に帰ってくる」
「うん…」
ずず…
「あっ…あゆ、痛いんだろ…? 無理するなって…」
「いいよ…祐一君が気持ちよくなってくれているって思えば、ボクは平気だよ」
ずず…ずず…
あゆはうっすらと汗を浮かべながらも、祐一の背中を思い切り強く抱いて腰を上下に少しずつ揺らす。
「む、無理するな」
「祐一君が中に出してくれないと、このおまじないは終わらないから…」
熱に浮かされたような顔をしてあゆが言う。
実際、この寒い中でずっと下半身を晒しているのだから、二人とも体調に影響が出てきているとしてもおかしくはない。つながった部分があまりにも熱かったため、祐一もあゆも寒さのことなど完全に忘れ去ってはいたが。
「祐一君がいやだって言っても、ボクはこのまま続けちゃうよ…」
「あゆ…」
ずる…ずずっ
祐一は、腰の奥に再び熱い物がわだかまってくるのを感じていた。血液と少しの愛液によってぬめった狭い柔壁にぎゅうぎゅうと敏感な部分を締め付けられ、しごかれているのだ。一回放出しているとは言え、それは祐一にとって生まれて初めての射精であり、祐一の中にはまだまだ大量の精液が溜まっている。あゆの献身的な動きに、射出が促されないわけがない。
「ごめんな」
あゆの苦痛を和らげようとして何ができるか祐一は考えたが、結局したのはあゆの体をぐぐっ…と力一杯に腕で抱きしめることだった。
「祐一君…」
それ自体は苦痛の軽減に何の効果もない事はわかっていたのだが、どうしてもそうすべきだと思ってしまったのだ。
「あ…ありがとう」
そう言うあゆの中は、心なしか潤いを増したようにも思える。気のせいなのかもしれなかったが、祐一はすがるようにしてあゆの体を抱きしめ続けた。
ずず…ずる…
その抱擁が、結合感をさらに高め、祐一の快感をさらに膨らませる。
「あ、あゆ…出る…」
「うん…」
祐一は、自分でも驚くほどの早さで射精感が破裂しかかっているのを感じた。
「あゆっ…ごめんな…本当に、ごめんな…」
「あっ」
ずっ。
最後に、祐一はあゆの中を自分の力で一突きした。
…びゅっ。
「祐一君…」
びゅっ。…びゅっ。…びゅぴゅっ
まだ幼いペニスから、半透明の液体があゆの中に飛び出していく。
「で、出てる…」
「うん…祐一君の、ボクの中にいっぱい出てる…」
あゆは抱きしめる力をますます強めた。
「これで、祐一君とボクはいつまで経っても一緒だから…」
びゅ……ぴゅっ。
「絶対に、だいじょうぶ…祐一君がどこに行っても、ボク、祐一君を離さないもんっ!!」
「あゆ…」
ぽろぽろと涙をこぼし始めたあゆを、夕映えに染まるあゆの体の全体を、祐一もありたけの力で抱き返した。
中に入ったペニスは、精液の射出が止まってもしばらくの間ビクビクと痙攣し続けていた。
ちゅぷ。
「ゆ、祐一君そんなに見ないでよっ」
祐一のペニスがあゆの秘部に侵入しようとした直前、あゆが動きを止める。
「なんでだ? いつも見ているんだからいいだろ」
「だ、だって、これじゃ丸見えだよ」
あゆは結合しようとしている部分を隠そうとしていたが、片方の手が祐一のペニスを固定していて、もう片方の手が秘裂を割り広げているという状況では隠しようがない。中途半端に腰を浮かしたまま、体を少しひねるのが関の山だ。
「別にいいじゃないか」
「うぐぅ…良くない」
「じゃあさっさと入れたらどうだ? その方が少しは見えにくいぞ」
「…うん…」
ぬちゅ…
あゆは、ねっとりとした自分の媚肉の中に祐一のペニスの先端を導き入れる。そのまま、手で固定したペニスの上に体重を落としていく。
ぬぢゅっ…ぢゅ
「んーっ…はぁ…」
一番奥まですっぽりと飲み込むと、あゆは祐一の腹の上に手をついてため息のような吐息を漏らす。
「や、やっぱり少しは見えちゃうよっ…」
「仕方ないだろ」
「…恥ずかしいよ」
隠すべき陰毛がない、つるつるとしたあゆの秘裂である。ちょうど祐一のペニスの太さの分だけ広がって、結合部分の上下に隙間が出来ていた。そこから、あゆのピンク色をした粘膜がきらきらと光っているのがはっきりと分かってしまう。
「あゆ、動いてくれ」
「…やだ」
「それじゃ進まないだろ」
「だって…ボク、もっと見えちゃうよっ…」
「あゆが生えてなくて濡れてるのがいけないんだろ」
「う、うぐぅ…そんな言い方ひどいよぅ…」
あゆは言いつつも、それなりに真実であることを認めざるを得なかった。情けない顔で、腰を持ち上げる。そして、落とす。
「んんーっ…」
祐一のペニスがヴァギナの中をこする感触に、あゆは顔を後ろに反らした。カチューシャをつけたままの髪の毛が、前髪だけを残してさらりと後ろに流れる。あゆは切なそうに目を閉じて、そのままはぁはぁと熱い呼吸をしていた。
「こら、あゆ、それだけで休むなよ」
「ボク、そんなに急に動けないもん…」
「あゆがエロいのがいけないんだぞ。俺がこうしてしてやってるのに、ひとりエッチまで隠れてしてるから感じすぎる体になるんだ」
「しっ! してないよぉっ! そんなことっ!」
「じゃあ腰を振れよ」
「…うぐ…」
ぬぢゅっ。
あゆは少し不安そうな顔で腰を上げ、また下に落とした。
「………」
「休んでたら意味ない」
「わ、わかってるよっ」
ぬぢゅっ…くぢゅっ、ぬぢゅっ…くぢゅっ
「…………」
あゆは顔を少ししかめながら、腰の上下運動を開始した。怪訝そうに何かを見つめているような表情にも見える。
ぬぢゅっ…ぬぢゅっ、ぬぢゅっ
すぅー…
しかし、何回か腰を振って、あゆが鼻腔から大きく息を吐き出した辺りから表情がゆるんでくる。祐一のペニスを口でしてあげている時のように、少し上を見つめながら怒っているような、困っているような表情をする。目がどんどん潤んで、はっきりと涙目になってくる。
「…んんーっ…んーっ…んー」
やがて、あゆは頬を膨らませた、すねているような表情になる。完全に祐一から目をそらして、天井から覗いている誰かと目を合わせているような位置に視線を向けていた。その瞳は潤みきって、今にも謝りだしそうに弱々しい。それでも、あゆは行動の上では同じペースで腰を振り続け、弱音を吐くことはしなかった。
だが、体の器官の反応を隠しきる事はできない。
「ぐちょぐちょだぞ、あゆの中」
それも、相手と直接合わさっている部分となれば。
「い、いやだっ! そんなことないよっ」
ぐぢゅぐぢゅっ…ぢゅぷっ。
「ほら。聞こえるだろ?」
祐一が寝転がったまま、小刻みに腰を突き上げる。
「い、いやいやっ、いやだぁっ! 祐一君、やめてよぉっ…!」
あゆの呼吸がどんどん速くなって、ビクッ…! ビクッ…! と震え始める。
「なんだ、イッちゃうのか…あゆ、早過ぎるぞ」
「だっ…だってっ…」
「俺はまだ満足してないってのに…あゆ、罰として普段どんな風にひとりエッチしているのか、このままの姿勢で見せてくれよ」
「ボ、ボク、そんなのしてないもんっ…そんなの、やり方、知らないよっ…」
あゆは官能に埋もれそうな顔に、必死になって怒っている表情をにじませた。
「じゃあ、俺が代わりにしてやるよ」
祐一は結合部分と秘裂の上半分によって出来た三角地帯に指を差し込む。
「ひっ」
あゆが、短く声を漏らした。
…ビク、ビク、ビクンッ! ビクビクッ…ビクン!
「うっ…うっ…うぐっ…うう…」
「な、なんだ…もう少し我慢してもいいじゃないか」
指の先が真珠の鞘に触れただけで、あゆは快感を爆発させてしまっていた。結合の前に祐一の舌で濃厚に愛撫されていたとは言え、少々敏感すぎる。あゆは、ウィークポイントを祐一に再確認された形になってしまった。
「毛も生えてないのに、こんなにでっかいクリってどういうことなんだろうな」
くりゅっ…
「あっ…祐一君、やめてぇっ!」
ビクン、ビクン、ビクン…
またあゆの体が痙攣する。あゆの目から涙がぽろぽろとこぼれた。
「…あゆがイッてる時って、すごい締まるんだよな…」
くりゅん。
「いやっ!」
ビクッ…ビクッ…!
「うっ…いい」
「う、うぐぅ…祐一君、もうやめて…ボク、おかしくなっちゃうぅ…」
「もう少しだけいいだろ」
くり、くりっ…
ビクン、ビクン、ビクン!
「っ、ひはっ…ああああ…」
あゆは力無く叫ぶと、糸の切れた人形のように祐一の上に崩れ落ちていった。
「ゆ、祐一君そんなに見ないでよっ」
祐一のペニスがあゆの秘部に侵入しようとした直前、あゆが動きを止める。
「なんでだ? いつも見ているんだからいいだろ」
「だ、だって、これじゃ丸見えだよ」
あゆは結合しようとしている部分を隠そうとしていたが、片方の手が祐一のペニスを固定していて、もう片方の手が秘裂を割り広げているという状況では隠しようがない。中途半端に腰を浮かしたまま、体を少しひねるのが関の山だ。
「別にいいじゃないか」
「うぐぅ…良くない」
「じゃあさっさと入れたらどうだ? その方が少しは見えにくいぞ」
「…うん…」
ぬちゅ…
あゆは、ねっとりとした自分の媚肉の中に祐一のペニスの先端を導き入れる。そのまま、手で固定したペニスの上に体重を落としていく。
ぬぢゅっ…ぢゅ
「んーっ…はぁ…」
一番奥まですっぽりと飲み込むと、あゆは祐一の腹の上に手をついてため息のような吐息を漏らす。
「や、やっぱり少しは見えちゃうよっ…」
「仕方ないだろ」
「…恥ずかしいよ」
隠すべき陰毛がない、つるつるとしたあゆの秘裂である。ちょうど祐一のペニスの太さの分だけ広がって、結合部分の上下に隙間が出来ていた。そこから、あゆのピンク色をした粘膜がきらきらと光っているのがはっきりと分かってしまう。
「あゆ、動いてくれ」
「…やだ」
「それじゃ進まないだろ」
「だって…ボク、もっと見えちゃうよっ…」
「あゆが生えてなくて濡れてるのがいけないんだろ」
「う、うぐぅ…そんな言い方ひどいよぅ…」
あゆは言いつつも、それなりに真実であることを認めざるを得なかった。情けない顔で、腰を持ち上げる。そして、落とす。
「んんーっ…」
祐一のペニスがヴァギナの中をこする感触に、あゆは顔を後ろに反らした。カチューシャをつけたままの髪の毛が、前髪だけを残してさらりと後ろに流れる。あゆは切なそうに目を閉じて、そのままはぁはぁと熱い呼吸をしていた。
「こら、あゆ、それだけで休むなよ」
「ボク、そんなに急に動けないもん…」
「あゆがエロいのがいけないんだぞ。俺がこうしてしてやってるのに、ひとりエッチまで隠れてしてるから感じすぎる体になるんだ」
「しっ! してないよぉっ! そんなことっ!」
「じゃあ腰を振れよ」
「…うぐ…」
ぬぢゅっ。
あゆは少し不安そうな顔で腰を上げ、また下に落とした。
「………」
「休んでたら意味ない」
「わ、わかってるよっ」
ぬぢゅっ…くぢゅっ、ぬぢゅっ…くぢゅっ
「…………」
あゆは顔を少ししかめながら、腰の上下運動を開始した。怪訝そうに何かを見つめているような表情にも見える。
ぬぢゅっ…ぬぢゅっ、ぬぢゅっ
すぅー…
しかし、何回か腰を振って、あゆが鼻腔から大きく息を吐き出した辺りから表情がゆるんでくる。祐一のペニスを口でしてあげている時のように、少し上を見つめながら怒っているような、困っているような表情をする。目がどんどん潤んで、はっきりと涙目になってくる。
「…んんーっ…んーっ…んー」
やがて、あゆは頬を膨らませた、すねているような表情になる。完全に祐一から目をそらして、天井から覗いている誰かと目を合わせているような位置に視線を向けていた。その瞳は潤みきって、今にも謝りだしそうに弱々しい。それでも、あゆは行動の上では同じペースで腰を振り続け、弱音を吐くことはしなかった。
だが、体の器官の反応を隠しきる事はできない。
「ぐちょぐちょだぞ、あゆの中」
それも、相手と直接合わさっている部分となれば。
「い、いやだっ! そんなことないよっ」
ぐぢゅぐぢゅっ…ぢゅぷっ。
「ほら。聞こえるだろ?」
祐一が寝転がったまま、小刻みに腰を突き上げる。
「い、いやいやっ、いやだぁっ! 祐一君、やめてよぉっ…!」
あゆの呼吸がどんどん速くなって、ビクッ…! ビクッ…! と震え始める。
「なんだ、イッちゃうのか…あゆ、早過ぎるぞ」
「だっ…だってっ…」
「俺はまだ満足してないってのに…あゆ、罰として普段どんな風にひとりエッチしているのか、このままの姿勢で見せてくれよ」
「ボ、ボク、そんなのしてないもんっ…そんなの、やり方、知らないよっ…」
あゆは官能に埋もれそうな顔に、必死になって怒っている表情をにじませた。
「じゃあ、俺が代わりにしてやるよ」
祐一は結合部分と秘裂の上半分によって出来た三角地帯に指を差し込む。
「ひっ」
あゆが、短く声を漏らした。
…ビク、ビク、ビクンッ! ビクビクッ…ビクン!
「うっ…うっ…うぐっ…うう…」
「な、なんだ…もう少し我慢してもいいじゃないか」
指の先が真珠の鞘に触れただけで、あゆは快感を爆発させてしまっていた。結合の前に祐一の舌で濃厚に愛撫されていたとは言え、少々敏感すぎる。あゆは、ウィークポイントを祐一に再確認された形になってしまった。
「毛も生えてないのに、こんなにでっかいクリってどういうことなんだろうな」
くりゅっ…
「あっ…祐一君、やめてぇっ!」
ビクン、ビクン、ビクン…
またあゆの体が痙攣する。あゆの目から涙がぽろぽろとこぼれた。
「…あゆがイッてる時って、すごい締まるんだよな…」
くりゅん。
「いやっ!」
ビクッ…ビクッ…!
「うっ…いい」
「う、うぐぅ…祐一君、もうやめて…ボク、おかしくなっちゃうぅ…」
「もう少しだけいいだろ」
くり、くりっ…
ビクン、ビクン、ビクン!
「っ、ひはっ…ああああ…」
あゆは力無く叫ぶと、糸の切れた人形のように祐一の上に崩れ落ちていった。
「見たんだよ…あゆちゃんが出てくるところ」
「し、知らないよ…たぶん、名雪さんが見間違えて」
「家にいるの、私以外は祐一とお母さんだけだよ。間違えるはずなんてないよ」
ごそごそ、と布団が動く音がする。名雪が横に寝たあゆの身体の上に乗ろうとしていた。
「何してたの?ふたりで」
「な、名雪さぁん…ちょっと…顔が怖いよ…」
月明かりの中ぼんやりと浮かび上がった名雪の顔を見て、あゆは目を伏せる。しかし、この状態では逃げ出しようもない。あゆに出来ることは、何とか誤魔化そうとすることだけだった。
「………」
名雪はあゆの事を見下ろしながら、馬乗りの姿勢になる。何か間違えれば首を絞められそうな勢いだった。普段名雪がぼうっとしているだけに、真剣な顔をされると何が起こるかわからない怖さがある。
「う…うぐぅ…べ、別にボク何もしてないよ…祐一くんと、ちょっと話をしてただけ…」
「あんな時間に男の子と女の子が一緒にいて、何もしていないなんてわけがないよ…」
「ほ、本当っ!本当にそうだよ」
「第一、うちにどうやって入ってきたの?私、あゆちゃんがいるの見て驚いたよ」
「そ、それは…寒かったから…祐一君の部屋の窓に…」
「…すごく怪しいよ」
名雪はじぃっとあゆの顔を見つめる。
「ボ、ボク何もしてないもん…」
あゆは頬を膨らませながら、そこから目をそらした。
「…あゆちゃん」
「な…名雪さん…?」
あゆは思わずぴくっと身体を震わせる。名雪の声のトーンが、1オクターブ下がっていた。恐る恐るあゆが視線を元に戻すと、名雪の目には明らかに怒りの色が浮かんでいる。
どうやら、子供のノリで誤魔化そうとしたのが逆鱗に触れたらしい。
「う…うぐっ…あ、あのあの…名雪さん…ごめんなさい」
「あゆちゃん。祐一と、何をしてたの?」
「………えっと…」
頭の中で、あゆは選択肢をぐるぐるとかき回す。どうするのが一番よい選択肢なのか、あゆは必死で考えていた。
「な、何もしてないけど…祐一くんの横で、寝かせてもらったよ」
考えた結果、結局あゆは誤魔化してしまう。本当のことを言ったときに、名雪がどれほど激怒するか想像がつかなかったのだ。
「ふぅん…」
「ほ、本当だよ…」
名雪の声に、早くもあゆはたじろぎ始める。やっぱり本当のことを最初から言った方がよかったかもしれないなどと思いつつも、あゆはもう後戻りできなかった。
「じゃあ、検査してあげるね」
「け、けん…?」
あゆは戸惑った声を上げたが、次に名雪が取った行動に表情を一変させる。
「い、いやあっ…!名雪さんっ!?」
「だめっ」
慌てて隠そうとするあゆの手を、名雪が素早く払った。
「ど、どうして…こんなっ」
あゆは淡い明かりの中に晒された自分の性器に、混乱する。羞恥心よりも、なぜそうされるのかという理由への混乱が先に立っていた。
「これから検査をするから、それであゆちゃんが何もしていないって分かったら許してあげるよ」
「や、やだよぉっ…やめてっ、名雪さんっ」
「あゆちゃんの言うこと、わたしもう信用できないから」
「ひ、ひどいよ…ボク、嘘なんて…」
後ろめたさは感じたが、あゆはまだそういう言葉を口にしてしまう。
「すぐに、わかるよ…まず、ひとつめの検査」
「………」
名雪が宣言すると、あゆは身体を凍らせた。逃げたい気持ちはやまやまだったが、叫び声をあげることもできない。それで秋子か祐一が来たとして、どう説明すればいいのか。常識とは真っ向から反する行動を取られると、常識的な対処をすることはできなくなるのだ。
「そう…おとなしくしていた方が早く終わるよ」
「うぐ…」
名雪は、顔を少しずつあゆの性器に近づけていく。あゆは生まれたままのつるつるした膨らみに息が当たるのを感じてくすぐったさを感じたが、どこを観察されているのかという事を考えるとくすぐったさに反応している余裕などなかった。
ぴろっ…
「あっ」
観察は表面だけにとどまらず、すぐ割れ目を広げられてしまう。
…ちゅっ
「…うっ…!?な、名雪さんっ…!?」
「じっとしてて」
「や、やだよ…やめて…」
「ここをなめて、あゆちゃんが感じたら祐一にいじってもらったのがわかるよ」
「い、いやだよぉっ…」
ちゅっ…ちゅる…
「ううっ…あ…」
名雪は言うだけ言って、また舌を動かし始める。なまあたたかい感触が動く度に、あゆはくすぐったさと羞恥に身を震わせた。
「…う…うぐぅっ…」
そして、舌がとあるポイントにたどりつくとあゆの反応が大きくなる。
ちゅっ。ちゅぅっ。れろれろっ…
「うぐぅ…うぐぅっ…!」
あゆは枕に乗せた頭をぐりぐりと動かしながら、身をよじらせた。カチューシャであげられていない前髪が目にかかっていたが、その瞳が見る見るうちに潤み始めたのは一目で瞭然(りょうぜん)だ。
ちゅっ。ちゅっ。
「あ…あ…う…うぐぅ」
とろ…
執拗な名雪の責め立てに、ついにあゆは力無く声を漏らして透明な雫をとろけ出させてしまった。
「んん…この酸っぱいの、なに?あゆちゃん」
舌をぐいぐいと押しつけるようにして舐め取りながら、名雪が問う。
「し、知らないよ…」
「あゆちゃんが今感じてた証拠だよ」
ちゅ…ちゅくっ
「ひ…ううっ」
名雪は再び、あゆの弱いところを吸い立てた。
「だから、あゆちゃんが祐一に触ってもらったんだって事がこれでわかったんだよ」
「ち、違うよ…本当だよっ…」
「…そうだね、あゆちゃんがひとりえっちをいつもしている女の子だったら、祐一に触ってもらった事がなくてもこうなるかもしれないよね」
名雪は顔を上げて、あゆのことを見下ろす。
「どっちなの?あゆちゃん」
「う…」
「答えて」
名雪はあゆに選択を迫る。
「…うぐぅ…ひとりえっち…している方…」
「…変態さんだね、あゆちゃん」
「うぐ…そんな…」
「普段からそんな事する女の子、祐一が好きになるわけないよ…」
名雪は口元に薄く笑いを浮かべながら、あゆを貶(おとし)めた。
「ひ、ひどいよ…」
「あゆちゃんが自分で言ったんだよ?」
「うぅ…」
あゆは泣きそうな目をして、名雪のことを見る。
「それじゃあ、ふたつめの検査」
「えっ…」
絶望的な表情を見せるあゆの前に、名雪は自分の人差し指を提示した。
「な、なにを…」
「もうわかるでしょ?」
名雪は再び閉じられたあゆの秘裂に、その指をあてがう。
「え、えっ…」
あゆが戸惑う間に名雪は指を突っ込み、雫があふれ出してくる地点にぴたりと指を当てた。
「血が出てきたらあゆちゃんがしてないってわかるし、そうじゃなければあゆちゃんは気持ちよくなるだけ。いいよね?」
「い、いいよねって……いやぁっ!やめて、名雪さん…ボク、祐一君としてないよっ!キスしてもらっただけ…まだはじめて、はじめてだよっ…信じて!」
「あゆちゃんの言葉、もう信じないって言ったよね?それに、あゆちゃん今もまた嘘をついていたんってことだよ」
「う、うぐ…ごめんなさい…だから許して…」
「うるさいよ。もう黙ってよ」
「………」
名雪の低い声に、あゆは完全に沈黙してしまった。
…ぬちゅ…
「あ…!」
無言で挿入を開始する名雪の指に、あゆが高い声を上げる。雫に濡れさせられたためか、痛みはまだそれほどではない。が、指が進むごとにどんどんきつい感触は強くなっていった。
ぷち…
「ひっ…!」
処女の証の所まで進んできても、名雪の指は全く止まろうとしない。
ぷち…ぷちっ…
「うぐっ…いたいっ…いたいよっ…」
肉が剥がされていく痛みに、あゆは悲痛な声を漏らす。人差し指一本だけとは言え、狭いあゆの中にとってはかなりの大きさなのだ。加えて名雪はあゆの苦痛を増そうとしているかのように指をぐりぐりと動かし、傷つけられた膣壁をこする。潤滑の役目を果たすはずの雫も、焼け石に水だった。
ずず…
「うぅ…はぁっ」
入るところまで入れてから、名雪は指を引く。
「…これであゆちゃん、もう祐一とえっちなんて出来ない体だよ」
名雪は自分の指についた血液を見つめた。憂鬱そうな、満足そうな極めて複雑な表情だ。
「ひど…いよ…ひどい…」
「痛いでしょ?あゆちゃんが祐一の部屋から出てきたのを見た時には、わたしもっと痛かったんだよ…」
「だ、だからって…えぐっ…ひどいよっ…えぐっ…こんなの…うぐぅっ…」
あゆは、身体を震わせて泣き始める。固く閉じた目から涙の粒がこぼれ、下がった前髪を濡らしていった。
「…なぐさめてあげるよ…えっちなあゆちゃんにふさわしいやり方でね」
かち。
そう言うと、名雪はベッドの近くに置いてあった読書灯らしい電気スタンドのスイッチを入れる。あゆの性器から血がにじんでいるのが、はっきりとした光の中で見えるようになった。
そして名雪は血に濡れた指をあゆの秘裂の中に差し入れ、珠のような突起を優しく転がし始める。
「えぐっ…うぐ…!?」
あゆは電気に打たれたように身体を震わせた。
「ほら…ほらっ、えっちなあゆちゃん?すっごくいいでしょ?」
名雪の複雑な表情は変わっていなかった。汗でべっとりと額に張り付いた長い髪が、名雪の憔悴を表しているようにも見える。
「うっ…えぐっ…うぐぅ…えぐっ…」
泣きながらも、あゆは見る間に膨らんでいく快感から逃れられない。名雪の指に無駄な動きは一切なかった。どこを責めればいいのか、名雪は同性として知り尽くしているのだ。
ちゅぷ…ちゅぷ…ちゅぷ
「いやぁ…やめてっ…名雪さんっ…やめてっ…ボクっ…いやだっ…いやだああっ!!」
無感情に動き続ける名雪の指。あゆの身体が段々と引きつり初め、何かに耐えているような表情になってくる。長く持たないと言うことを、全身で表現しているような状態だった。それでも名雪はあゆの珠を押し込み、転がし、つまみ、はじく。電気スタンドの明かりの中で一瞬見えたあゆの珠は名雪の指に左右からぎゅっとつままれて、てらてらとした光沢を放っていた。
「ボク…ボクっ…ああぁっ…!」
悲しそうな声がする。そして全身をぐぐっ…と伸ばしてあゆは昇天してしまった。
「あっ…うぐ…ふぁぁ…」
白熱電球のオレンジを帯びた光の中で、ピクピクと若魚のように身を震わせるあゆの幼い肢体と、指の先に感じられる固い珠。血と透明な雫によって、じとりと濡れたシーツ。そして、パジャマの下でしっとりと湿りを帯びてしまった名雪のショーツ。
「…おやすみなさい…」
自分自身の作り出した非現実的で暗い光景と身体感覚に、名雪はそうつぶやくことしかできなかった。
「し、知らないよ…たぶん、名雪さんが見間違えて」
「家にいるの、私以外は祐一とお母さんだけだよ。間違えるはずなんてないよ」
ごそごそ、と布団が動く音がする。名雪が横に寝たあゆの身体の上に乗ろうとしていた。
「何してたの?ふたりで」
「な、名雪さぁん…ちょっと…顔が怖いよ…」
月明かりの中ぼんやりと浮かび上がった名雪の顔を見て、あゆは目を伏せる。しかし、この状態では逃げ出しようもない。あゆに出来ることは、何とか誤魔化そうとすることだけだった。
「………」
名雪はあゆの事を見下ろしながら、馬乗りの姿勢になる。何か間違えれば首を絞められそうな勢いだった。普段名雪がぼうっとしているだけに、真剣な顔をされると何が起こるかわからない怖さがある。
「う…うぐぅ…べ、別にボク何もしてないよ…祐一くんと、ちょっと話をしてただけ…」
「あんな時間に男の子と女の子が一緒にいて、何もしていないなんてわけがないよ…」
「ほ、本当っ!本当にそうだよ」
「第一、うちにどうやって入ってきたの?私、あゆちゃんがいるの見て驚いたよ」
「そ、それは…寒かったから…祐一君の部屋の窓に…」
「…すごく怪しいよ」
名雪はじぃっとあゆの顔を見つめる。
「ボ、ボク何もしてないもん…」
あゆは頬を膨らませながら、そこから目をそらした。
「…あゆちゃん」
「な…名雪さん…?」
あゆは思わずぴくっと身体を震わせる。名雪の声のトーンが、1オクターブ下がっていた。恐る恐るあゆが視線を元に戻すと、名雪の目には明らかに怒りの色が浮かんでいる。
どうやら、子供のノリで誤魔化そうとしたのが逆鱗に触れたらしい。
「う…うぐっ…あ、あのあの…名雪さん…ごめんなさい」
「あゆちゃん。祐一と、何をしてたの?」
「………えっと…」
頭の中で、あゆは選択肢をぐるぐるとかき回す。どうするのが一番よい選択肢なのか、あゆは必死で考えていた。
「な、何もしてないけど…祐一くんの横で、寝かせてもらったよ」
考えた結果、結局あゆは誤魔化してしまう。本当のことを言ったときに、名雪がどれほど激怒するか想像がつかなかったのだ。
「ふぅん…」
「ほ、本当だよ…」
名雪の声に、早くもあゆはたじろぎ始める。やっぱり本当のことを最初から言った方がよかったかもしれないなどと思いつつも、あゆはもう後戻りできなかった。
「じゃあ、検査してあげるね」
「け、けん…?」
あゆは戸惑った声を上げたが、次に名雪が取った行動に表情を一変させる。
「い、いやあっ…!名雪さんっ!?」
「だめっ」
慌てて隠そうとするあゆの手を、名雪が素早く払った。
「ど、どうして…こんなっ」
あゆは淡い明かりの中に晒された自分の性器に、混乱する。羞恥心よりも、なぜそうされるのかという理由への混乱が先に立っていた。
「これから検査をするから、それであゆちゃんが何もしていないって分かったら許してあげるよ」
「や、やだよぉっ…やめてっ、名雪さんっ」
「あゆちゃんの言うこと、わたしもう信用できないから」
「ひ、ひどいよ…ボク、嘘なんて…」
後ろめたさは感じたが、あゆはまだそういう言葉を口にしてしまう。
「すぐに、わかるよ…まず、ひとつめの検査」
「………」
名雪が宣言すると、あゆは身体を凍らせた。逃げたい気持ちはやまやまだったが、叫び声をあげることもできない。それで秋子か祐一が来たとして、どう説明すればいいのか。常識とは真っ向から反する行動を取られると、常識的な対処をすることはできなくなるのだ。
「そう…おとなしくしていた方が早く終わるよ」
「うぐ…」
名雪は、顔を少しずつあゆの性器に近づけていく。あゆは生まれたままのつるつるした膨らみに息が当たるのを感じてくすぐったさを感じたが、どこを観察されているのかという事を考えるとくすぐったさに反応している余裕などなかった。
ぴろっ…
「あっ」
観察は表面だけにとどまらず、すぐ割れ目を広げられてしまう。
…ちゅっ
「…うっ…!?な、名雪さんっ…!?」
「じっとしてて」
「や、やだよ…やめて…」
「ここをなめて、あゆちゃんが感じたら祐一にいじってもらったのがわかるよ」
「い、いやだよぉっ…」
ちゅっ…ちゅる…
「ううっ…あ…」
名雪は言うだけ言って、また舌を動かし始める。なまあたたかい感触が動く度に、あゆはくすぐったさと羞恥に身を震わせた。
「…う…うぐぅっ…」
そして、舌がとあるポイントにたどりつくとあゆの反応が大きくなる。
ちゅっ。ちゅぅっ。れろれろっ…
「うぐぅ…うぐぅっ…!」
あゆは枕に乗せた頭をぐりぐりと動かしながら、身をよじらせた。カチューシャであげられていない前髪が目にかかっていたが、その瞳が見る見るうちに潤み始めたのは一目で瞭然(りょうぜん)だ。
ちゅっ。ちゅっ。
「あ…あ…う…うぐぅ」
とろ…
執拗な名雪の責め立てに、ついにあゆは力無く声を漏らして透明な雫をとろけ出させてしまった。
「んん…この酸っぱいの、なに?あゆちゃん」
舌をぐいぐいと押しつけるようにして舐め取りながら、名雪が問う。
「し、知らないよ…」
「あゆちゃんが今感じてた証拠だよ」
ちゅ…ちゅくっ
「ひ…ううっ」
名雪は再び、あゆの弱いところを吸い立てた。
「だから、あゆちゃんが祐一に触ってもらったんだって事がこれでわかったんだよ」
「ち、違うよ…本当だよっ…」
「…そうだね、あゆちゃんがひとりえっちをいつもしている女の子だったら、祐一に触ってもらった事がなくてもこうなるかもしれないよね」
名雪は顔を上げて、あゆのことを見下ろす。
「どっちなの?あゆちゃん」
「う…」
「答えて」
名雪はあゆに選択を迫る。
「…うぐぅ…ひとりえっち…している方…」
「…変態さんだね、あゆちゃん」
「うぐ…そんな…」
「普段からそんな事する女の子、祐一が好きになるわけないよ…」
名雪は口元に薄く笑いを浮かべながら、あゆを貶(おとし)めた。
「ひ、ひどいよ…」
「あゆちゃんが自分で言ったんだよ?」
「うぅ…」
あゆは泣きそうな目をして、名雪のことを見る。
「それじゃあ、ふたつめの検査」
「えっ…」
絶望的な表情を見せるあゆの前に、名雪は自分の人差し指を提示した。
「な、なにを…」
「もうわかるでしょ?」
名雪は再び閉じられたあゆの秘裂に、その指をあてがう。
「え、えっ…」
あゆが戸惑う間に名雪は指を突っ込み、雫があふれ出してくる地点にぴたりと指を当てた。
「血が出てきたらあゆちゃんがしてないってわかるし、そうじゃなければあゆちゃんは気持ちよくなるだけ。いいよね?」
「い、いいよねって……いやぁっ!やめて、名雪さん…ボク、祐一君としてないよっ!キスしてもらっただけ…まだはじめて、はじめてだよっ…信じて!」
「あゆちゃんの言葉、もう信じないって言ったよね?それに、あゆちゃん今もまた嘘をついていたんってことだよ」
「う、うぐ…ごめんなさい…だから許して…」
「うるさいよ。もう黙ってよ」
「………」
名雪の低い声に、あゆは完全に沈黙してしまった。
…ぬちゅ…
「あ…!」
無言で挿入を開始する名雪の指に、あゆが高い声を上げる。雫に濡れさせられたためか、痛みはまだそれほどではない。が、指が進むごとにどんどんきつい感触は強くなっていった。
ぷち…
「ひっ…!」
処女の証の所まで進んできても、名雪の指は全く止まろうとしない。
ぷち…ぷちっ…
「うぐっ…いたいっ…いたいよっ…」
肉が剥がされていく痛みに、あゆは悲痛な声を漏らす。人差し指一本だけとは言え、狭いあゆの中にとってはかなりの大きさなのだ。加えて名雪はあゆの苦痛を増そうとしているかのように指をぐりぐりと動かし、傷つけられた膣壁をこする。潤滑の役目を果たすはずの雫も、焼け石に水だった。
ずず…
「うぅ…はぁっ」
入るところまで入れてから、名雪は指を引く。
「…これであゆちゃん、もう祐一とえっちなんて出来ない体だよ」
名雪は自分の指についた血液を見つめた。憂鬱そうな、満足そうな極めて複雑な表情だ。
「ひど…いよ…ひどい…」
「痛いでしょ?あゆちゃんが祐一の部屋から出てきたのを見た時には、わたしもっと痛かったんだよ…」
「だ、だからって…えぐっ…ひどいよっ…えぐっ…こんなの…うぐぅっ…」
あゆは、身体を震わせて泣き始める。固く閉じた目から涙の粒がこぼれ、下がった前髪を濡らしていった。
「…なぐさめてあげるよ…えっちなあゆちゃんにふさわしいやり方でね」
かち。
そう言うと、名雪はベッドの近くに置いてあった読書灯らしい電気スタンドのスイッチを入れる。あゆの性器から血がにじんでいるのが、はっきりとした光の中で見えるようになった。
そして名雪は血に濡れた指をあゆの秘裂の中に差し入れ、珠のような突起を優しく転がし始める。
「えぐっ…うぐ…!?」
あゆは電気に打たれたように身体を震わせた。
「ほら…ほらっ、えっちなあゆちゃん?すっごくいいでしょ?」
名雪の複雑な表情は変わっていなかった。汗でべっとりと額に張り付いた長い髪が、名雪の憔悴を表しているようにも見える。
「うっ…えぐっ…うぐぅ…えぐっ…」
泣きながらも、あゆは見る間に膨らんでいく快感から逃れられない。名雪の指に無駄な動きは一切なかった。どこを責めればいいのか、名雪は同性として知り尽くしているのだ。
ちゅぷ…ちゅぷ…ちゅぷ
「いやぁ…やめてっ…名雪さんっ…やめてっ…ボクっ…いやだっ…いやだああっ!!」
無感情に動き続ける名雪の指。あゆの身体が段々と引きつり初め、何かに耐えているような表情になってくる。長く持たないと言うことを、全身で表現しているような状態だった。それでも名雪はあゆの珠を押し込み、転がし、つまみ、はじく。電気スタンドの明かりの中で一瞬見えたあゆの珠は名雪の指に左右からぎゅっとつままれて、てらてらとした光沢を放っていた。
「ボク…ボクっ…ああぁっ…!」
悲しそうな声がする。そして全身をぐぐっ…と伸ばしてあゆは昇天してしまった。
「あっ…うぐ…ふぁぁ…」
白熱電球のオレンジを帯びた光の中で、ピクピクと若魚のように身を震わせるあゆの幼い肢体と、指の先に感じられる固い珠。血と透明な雫によって、じとりと濡れたシーツ。そして、パジャマの下でしっとりと湿りを帯びてしまった名雪のショーツ。
「…おやすみなさい…」
自分自身の作り出した非現実的で暗い光景と身体感覚に、名雪はそうつぶやくことしかできなかった。
(6/1のあゆのの続きです)
「あ、あゆ?」
祐一は、かーっと頭の中が熱くなってくるのを感じていた。
「い、いやだって言ってもだめだよ」
あゆはぐっと祐一を下から見上げる。その目には一生懸命の強がりがあった。声が少し落ち着きをなくしているのは良く見れば明らかだったろうが、祐一にはそんな余裕はない。きゅっと閉じられたあゆの口元に白っぽい液体がついたままになっているのを見ただけで、頭の中が動かなくなってしまう。
「…ど、どうすれば…いいんだ?」
祐一は小声で言った。風の吹き抜ける森の中なのに、誰かに聞きつけられるのを恐れているような小さな声である。
「ボ、ボクが説明するよっ!しゃがんで!」
あゆが多少引きつった、大きな声を出す。祐一は思わずこくこくと頭を振って、土の上に座り込んでいた。最初は正座をしそうになったが、雪の降り積もった上にすねがつきそうになった瞬間、慌てて腰を上げる。そして、祐一は膝を抱えた姿勢になった。
「じゃ、じゃあ、ボクのを見せるよ」
「…わかった…」
あゆが緊張した声で言うと、祐一は神妙にうなずく。
…ぐ。
小さな手が、キュロットスカートの腰の部分をつかんだ。
祐一が食い入るように見つめる中、あゆはキュロットスカートと子供用のパンツを一緒に下ろしてしまった。セーターの裾の辺りまでは多少の躊躇もあったが、そこからは一瞬である。
ぱちっ…。
祐一がちょうどまばたきをして、目を開いた時にはあゆの下半身がすっかり露わになってしまっていた。
「………」
ごくり、と生唾を飲み込みながら祐一はあゆのそこを凝視する。そこが見え始める瞬間を見逃してしまったせいか、まばたきすらしないように目を見開いていた。風の吹く中、すぐに目が乾いて痛くなってくるが、それでも祐一は必死になってそこを見つめている。
「こうなってるんだよ…」
あゆは膝の辺りまで下げたキュロットから手を離すと、身を起こした。それによって、下がっていたセーターで隠されていた割れ目の一番上までが全部見えるようになる。
と言っても、あゆの性器は外から見ると完全に一本の筋に他ならなかった。それ以上に、どんな変化も違いもない。それでも、祐一は飽きもせずにずっとそこを見ていた。もちろん、実際に触れてみたいという欲求はむらむらと高まってきている。だが、祐一はあゆの促しなしに神秘の部分に手を伸ばすほど大胆にはなれなかった。
はぁぁぁ…と、あゆが深く息を吐き出す。祐一もつられて呼吸する。
「じゃあ、舐めてよ…」
「うっ…ああ」
祐一はぎごちなくうなずいた。
座ったままの姿勢で、ずりずりとあゆに向かって近づいていく。低い視線から見るあゆの身体は、これまで見てきたあゆとは全く違って見えた。あゆに真上から見下ろされるという経験も、あゆのパンツの下を見るという経験も祐一にはなかったし、その違いがこれほどの気持ちの違いを産み出すという事も知らなかった。
祐一はあゆの足の間を這い上がるようにして、身を起こしていく。すべすべとしたあゆの太股を触ると、未知のどきどきとした感覚が起こってきた。あゆと手をつないだ事はあっても、こんな所に触れた事はない。ただの足、人に見せても全然恥ずかしくないような所なのに、ここまで心が高鳴って来るという事を祐一は不思議に思った。
「祐一君…」
「…あ」
太股の所でとどまっていた祐一に、あゆが声をかけてくる。祐一はばつの悪そうな顔をして、もう一段顔を上げた。その眼前に、いきなりあゆのぴたりと閉じた割れ目が至近距離で飛び込んでくる。
「あっ…あ」
心の準備ができないままに突きつけられたそこに、祐一はどうすればよいのかわからなくなってしまった。太股の上にはそこがあるという事すら忘れていたのだ。見る場所、触る場所がどれも未経験すぎて、つながっているという事がうまく把握できなくなっている。
「い、いやなんて言わせないもん」
あゆが、ほんの少しだけ腰を前に出した。
元々ほとんど離れていなかった祐一の顔とあゆの割れ目は、もう少し動かすだけでくっつく所まで来ている。
祐一は、あゆの匂いを感じていた。普段でも少しは感じられる、名雪やあゆのそばにいる時に感じられる匂い。母親や秋子のそばにいる時ともちょっと違う、ふわっとした甘酸っぱさにも似た匂いだ。それが、今まで感じたことのないほどにはっきりと感じられていた。
その匂いに引かれるようにして、祐一は唇の間から出した舌の先をあゆの割れ目に触れさせた。
『………』
触れた瞬間は、二人とも無言だった。あゆは緊張しきった顔で祐一の頭を見下ろし、祐一は真っ白な頭であゆの匂いを感じている。
舌の先からはほとんど味は伝わってこなかったが、ぷにゅっとした柔らかい感触が感じられた。祐一はそれを確かめるように、少しだけ出した舌を上下に動かす。あゆの閉じた割れ目の上を、真っ赤な色をした祐一の舌が伝っていく。
やはり、二人とも無言だった。あゆの割れ目に少しずつ祐一の唾液が付着していっても、あゆも祐一もこれといった反応を返す事はなかった。そのまま、祐一は機械のように一定の動きで舌を上に下に動かしていく。何をしているのか、よくわからなかった。ただ、いけない事をしているという感覚と、楽しい事をしているという感覚が祐一を支配していた。
「…ボ、ボクはもっといろいろしてあげてたよ」
「………」
祐一がいつまで経っても同じ動きをしているのを見て、ついにあゆが祐一に声をかける。祐一は舌の動きを止めて、頭の動きを元に戻そうと試みた。
表面でないとすれば、中に行くしかない。祐一の意識に、俄然(がぜん)緊張が高まってくる、中がどうなっているのか、祐一には全く想像がつかなかった。
「…祐一君も、だよ…」
あゆが柔らかく腰を押し出す。少しずつ強まってくる圧迫感。祐一は数秒の間躊躇した後、思い切って舌をぐいっと突き出してあゆの割れ目の中に突き入れた。
「きゃ…」
思いも寄らぬ突然の動きに、あゆが声を上げる。
祐一は舌を突っ込んだまま、はぁはぁと息を荒くしていた。一線を踏み込んでしまったという思いがびんびんと背筋を突き抜けていく。それに加えて舌で舐めているという幼児的行為の連続が、祐一の頭から通常の感性を奪っていた。少ししょっぱい味は普段なら嫌なものに感じられたかもしれないが、今の祐一にとっては全く不快なものとしては感じられない。
ぬるん…
「んっ」
祐一が舌をぐるんと動かすと、あゆがわずかに眉をしかめた。そして、祐一と同じようにはぁはぁと熱い息を吐き出す。祐一は大丈夫かどうか訊きたかったが、今の状態ではムリだった。あゆがしていたのと同じ強さならいいはずだ、という思いでしていくしかない。
にゅるっ、ぬる…
祐一はあゆの割れ目の底の部分を、舌で丁寧に舐めていった。舌の先に、肌とは別の感触が感じられる。縦の方向に、少し肉が盛り上がっているようである。祐一はあゆの割れ目の表面を撫でていた時と同じような思いで、その部分を幾度も幾度も舐めた。
次第に耳に聞こえてくるあゆの喘ぎの息が大きくなってくるのが心地よかった。
「ゆ、祐一君、もっと奥っ…」
「……?」
「そ、そこのもっと中…」
そう言って、あゆは脚を大きく開いた。祐一は支えにしていた脚が動いて、バランスを崩しそうになる。
「…はぁっ」
祐一は一度顔を離した。目の前に、自分が今舐めていた部分がある。
「…あ」
「こ、ここ…」
確かに、あゆの割れ目の奥にある赤っぽい肉の部分が開けて、さらに奥の部分が見えていた。濃いピンク色のような、複雑にひだひだが絡み合っている部分。その入り口近くは、べとべとになっていた。自分の唾液がついているのだ。濡れた部分がぬらっとした光を帯びていて、祐一を誘うように光っていた。白い色をしたあゆの肌とは全然違う部分がある事に、祐一は改めて驚く。
「この辺り…」
あけすけもなく広げた自分の性器の中を、あゆは人差し指で指し示した。
祐一は小さくうなずくと、再びあゆの割れ目に顔をうずめる。そして、網膜に残る映像を頼りにしてあゆの割れ目の奥の奥、あゆの指し示した辺りに舌の先を届かせた。
「あっ!」
あゆがはっきりわかるほどに身体をびくつかせる。
「だ、大丈夫!祐一君っ、続けて…」
思わず舌を引っ込めた祐一に、あゆが言う。
「す、すごく気持ちいいだけだから…」
恥ずかしさに震えた声が、祐一を勇気づけた。祐一はさっきよりも慎重に舌を伸ばすと、あゆの奥にゆっくりと舌を差し入れる。
つんっ。
「うん…」
あゆが悩ましい声を出した。祐一はつんつんと幾度かそこをつつき、その後でちろちろと舌の先だけを使って小刻みに舐めてみる。
「も、もう少し上…」
祐一は声に従って、舌の刺激する部分を少しずつ上にスライドさせていった。
「そこっ!」
何か固いものに触ったと思った瞬間、あゆが鋭い声を出す。祐一は反応を確かめるため、舌を広めに出してその辺りをぐりんと舐めた。すると、そこに小さな固い粒のようなものがあるのに気づく。
直感的に、祐一はそこを激しく舌先で震わせてみた。
「あっ、あっ、あっ!」
あゆが大きな声を出して、ぐいっと祐一の頭を押さえ込む。祐一は頭が押し下げられそうになりながらも、それに抵抗して熱心にそこを舌先でいじめ続けた。
「あ、あっ!祐一くんっ、そこ…ボク、気持ちいいっ!」
あゆは顔を両手で押さえながら頭を振り始める。祐一にそれは見えなかったが、頭を押し下げられる力が無くなったのをいい事にありたけの力を込めてあゆの敏感な小粒をいじめていった。
「ボ、ボクっ…来るのっ!き、来ちゃうよ…も、もうだめっ…」
一瞬人が来たのかと祐一はどきりとするが、あゆが腰を振り続けているのを考えればそれはない事はわかった。むしろ、自分の経験と照らし合わせて、あゆの身体に何が起こっているのかを祐一は理解してしまう。
悲鳴のようなあゆの喘ぎ声にぞくぞくとするものを感じながら、祐一は一切の容赦なくあゆの最も弱い部分をピンポイントに舐めていった。
「あっ…あーっ、あーっ!!」
ビクッ!!
そして、あゆの身体が激しく震え上がる。それと同時に、祐一はぷちゅっと音がして何かが飛び出す音を聞いた。
ビクン、ビク…
「あ、あっ…ボク…あ…」
うわごとのようにつぶやくあゆ。祐一は頭がふらふらとしているのを感じつつ、頭を少し引いた。
「…これ」
あゆの中には、祐一の唾液とは明らかに違う何かの液体が吹き出していた。恐らく、絶頂の瞬間に飛び出してきた物であるのは間違いない。祐一のさっきの精通と照らし合わせれば、それは明白だった。
…ちゅっ。
「あぅっ…ゆ、祐一君…」
当然のように、祐一は唇を割れ目に押しつけて、あゆのジュースを舐め取る。温かくて酸っぱく、頭の中をくすぐられるような味がした。じゅるじゅると動物のような音を立てながら、祐一はそれを綺麗に舐め取っていく。
あゆは絶頂の直後で敏感な部分を刺激され、身体をくねらせて悶えていた。
「…ありがとう」
味が無くなるまですっかり舐め取って祐一が顔を上げると、あゆが言う。目元から少し涙がにじんで、顔は真っ赤だった。そして、いつものあゆと比べてひどく大人びて見えた。
「これで、おあいこ、だよな」
「…うん」
あゆがうなずくのを見て、祐一は腰を伸ばした。ずっと中腰のような姿勢でいたため、腰がひどく痛くなってしまっている。しかし、そんな事が全く気にならないほどの満足感が祐一を包んでいた。
「ねぇ、祐一君」
「なんだ?」
祐一が聞き返す。すっかり冷え切った下半身を、ズボンをずり上げて温めようとしていた手が止まった。
「ボク、祐一君の事が好きだよ…」
「………あゆ」
祐一は硬直する。
二人の性器が見える状態で言うような事じゃない、などと思いつつも、祐一はどうしようもなく気持ちが熱くなってくるのを感じる。普段なら軽口のひとつも叩いていたのかも知れないが、今の祐一はそんな事をする気分にはなれなかった。
「それでね、絶対、恋人同士でいられるおまじないを、ボク、知ってるよ」
あゆは臆面もなく、畳みかけるように続ける。
「………」
「だから、祐一君、もしボクの事を好きじゃないなら、途中で嫌だって言ってね」
「あゆ…」
「言わなかったら、ボク、最後までおまじないをしちゃうからね…」
祐一はまた新しい何かが起こる予感を感じながら、身を固くした。
「あ、あゆ?」
祐一は、かーっと頭の中が熱くなってくるのを感じていた。
「い、いやだって言ってもだめだよ」
あゆはぐっと祐一を下から見上げる。その目には一生懸命の強がりがあった。声が少し落ち着きをなくしているのは良く見れば明らかだったろうが、祐一にはそんな余裕はない。きゅっと閉じられたあゆの口元に白っぽい液体がついたままになっているのを見ただけで、頭の中が動かなくなってしまう。
「…ど、どうすれば…いいんだ?」
祐一は小声で言った。風の吹き抜ける森の中なのに、誰かに聞きつけられるのを恐れているような小さな声である。
「ボ、ボクが説明するよっ!しゃがんで!」
あゆが多少引きつった、大きな声を出す。祐一は思わずこくこくと頭を振って、土の上に座り込んでいた。最初は正座をしそうになったが、雪の降り積もった上にすねがつきそうになった瞬間、慌てて腰を上げる。そして、祐一は膝を抱えた姿勢になった。
「じゃ、じゃあ、ボクのを見せるよ」
「…わかった…」
あゆが緊張した声で言うと、祐一は神妙にうなずく。
…ぐ。
小さな手が、キュロットスカートの腰の部分をつかんだ。
祐一が食い入るように見つめる中、あゆはキュロットスカートと子供用のパンツを一緒に下ろしてしまった。セーターの裾の辺りまでは多少の躊躇もあったが、そこからは一瞬である。
ぱちっ…。
祐一がちょうどまばたきをして、目を開いた時にはあゆの下半身がすっかり露わになってしまっていた。
「………」
ごくり、と生唾を飲み込みながら祐一はあゆのそこを凝視する。そこが見え始める瞬間を見逃してしまったせいか、まばたきすらしないように目を見開いていた。風の吹く中、すぐに目が乾いて痛くなってくるが、それでも祐一は必死になってそこを見つめている。
「こうなってるんだよ…」
あゆは膝の辺りまで下げたキュロットから手を離すと、身を起こした。それによって、下がっていたセーターで隠されていた割れ目の一番上までが全部見えるようになる。
と言っても、あゆの性器は外から見ると完全に一本の筋に他ならなかった。それ以上に、どんな変化も違いもない。それでも、祐一は飽きもせずにずっとそこを見ていた。もちろん、実際に触れてみたいという欲求はむらむらと高まってきている。だが、祐一はあゆの促しなしに神秘の部分に手を伸ばすほど大胆にはなれなかった。
はぁぁぁ…と、あゆが深く息を吐き出す。祐一もつられて呼吸する。
「じゃあ、舐めてよ…」
「うっ…ああ」
祐一はぎごちなくうなずいた。
座ったままの姿勢で、ずりずりとあゆに向かって近づいていく。低い視線から見るあゆの身体は、これまで見てきたあゆとは全く違って見えた。あゆに真上から見下ろされるという経験も、あゆのパンツの下を見るという経験も祐一にはなかったし、その違いがこれほどの気持ちの違いを産み出すという事も知らなかった。
祐一はあゆの足の間を這い上がるようにして、身を起こしていく。すべすべとしたあゆの太股を触ると、未知のどきどきとした感覚が起こってきた。あゆと手をつないだ事はあっても、こんな所に触れた事はない。ただの足、人に見せても全然恥ずかしくないような所なのに、ここまで心が高鳴って来るという事を祐一は不思議に思った。
「祐一君…」
「…あ」
太股の所でとどまっていた祐一に、あゆが声をかけてくる。祐一はばつの悪そうな顔をして、もう一段顔を上げた。その眼前に、いきなりあゆのぴたりと閉じた割れ目が至近距離で飛び込んでくる。
「あっ…あ」
心の準備ができないままに突きつけられたそこに、祐一はどうすればよいのかわからなくなってしまった。太股の上にはそこがあるという事すら忘れていたのだ。見る場所、触る場所がどれも未経験すぎて、つながっているという事がうまく把握できなくなっている。
「い、いやなんて言わせないもん」
あゆが、ほんの少しだけ腰を前に出した。
元々ほとんど離れていなかった祐一の顔とあゆの割れ目は、もう少し動かすだけでくっつく所まで来ている。
祐一は、あゆの匂いを感じていた。普段でも少しは感じられる、名雪やあゆのそばにいる時に感じられる匂い。母親や秋子のそばにいる時ともちょっと違う、ふわっとした甘酸っぱさにも似た匂いだ。それが、今まで感じたことのないほどにはっきりと感じられていた。
その匂いに引かれるようにして、祐一は唇の間から出した舌の先をあゆの割れ目に触れさせた。
『………』
触れた瞬間は、二人とも無言だった。あゆは緊張しきった顔で祐一の頭を見下ろし、祐一は真っ白な頭であゆの匂いを感じている。
舌の先からはほとんど味は伝わってこなかったが、ぷにゅっとした柔らかい感触が感じられた。祐一はそれを確かめるように、少しだけ出した舌を上下に動かす。あゆの閉じた割れ目の上を、真っ赤な色をした祐一の舌が伝っていく。
やはり、二人とも無言だった。あゆの割れ目に少しずつ祐一の唾液が付着していっても、あゆも祐一もこれといった反応を返す事はなかった。そのまま、祐一は機械のように一定の動きで舌を上に下に動かしていく。何をしているのか、よくわからなかった。ただ、いけない事をしているという感覚と、楽しい事をしているという感覚が祐一を支配していた。
「…ボ、ボクはもっといろいろしてあげてたよ」
「………」
祐一がいつまで経っても同じ動きをしているのを見て、ついにあゆが祐一に声をかける。祐一は舌の動きを止めて、頭の動きを元に戻そうと試みた。
表面でないとすれば、中に行くしかない。祐一の意識に、俄然(がぜん)緊張が高まってくる、中がどうなっているのか、祐一には全く想像がつかなかった。
「…祐一君も、だよ…」
あゆが柔らかく腰を押し出す。少しずつ強まってくる圧迫感。祐一は数秒の間躊躇した後、思い切って舌をぐいっと突き出してあゆの割れ目の中に突き入れた。
「きゃ…」
思いも寄らぬ突然の動きに、あゆが声を上げる。
祐一は舌を突っ込んだまま、はぁはぁと息を荒くしていた。一線を踏み込んでしまったという思いがびんびんと背筋を突き抜けていく。それに加えて舌で舐めているという幼児的行為の連続が、祐一の頭から通常の感性を奪っていた。少ししょっぱい味は普段なら嫌なものに感じられたかもしれないが、今の祐一にとっては全く不快なものとしては感じられない。
ぬるん…
「んっ」
祐一が舌をぐるんと動かすと、あゆがわずかに眉をしかめた。そして、祐一と同じようにはぁはぁと熱い息を吐き出す。祐一は大丈夫かどうか訊きたかったが、今の状態ではムリだった。あゆがしていたのと同じ強さならいいはずだ、という思いでしていくしかない。
にゅるっ、ぬる…
祐一はあゆの割れ目の底の部分を、舌で丁寧に舐めていった。舌の先に、肌とは別の感触が感じられる。縦の方向に、少し肉が盛り上がっているようである。祐一はあゆの割れ目の表面を撫でていた時と同じような思いで、その部分を幾度も幾度も舐めた。
次第に耳に聞こえてくるあゆの喘ぎの息が大きくなってくるのが心地よかった。
「ゆ、祐一君、もっと奥っ…」
「……?」
「そ、そこのもっと中…」
そう言って、あゆは脚を大きく開いた。祐一は支えにしていた脚が動いて、バランスを崩しそうになる。
「…はぁっ」
祐一は一度顔を離した。目の前に、自分が今舐めていた部分がある。
「…あ」
「こ、ここ…」
確かに、あゆの割れ目の奥にある赤っぽい肉の部分が開けて、さらに奥の部分が見えていた。濃いピンク色のような、複雑にひだひだが絡み合っている部分。その入り口近くは、べとべとになっていた。自分の唾液がついているのだ。濡れた部分がぬらっとした光を帯びていて、祐一を誘うように光っていた。白い色をしたあゆの肌とは全然違う部分がある事に、祐一は改めて驚く。
「この辺り…」
あけすけもなく広げた自分の性器の中を、あゆは人差し指で指し示した。
祐一は小さくうなずくと、再びあゆの割れ目に顔をうずめる。そして、網膜に残る映像を頼りにしてあゆの割れ目の奥の奥、あゆの指し示した辺りに舌の先を届かせた。
「あっ!」
あゆがはっきりわかるほどに身体をびくつかせる。
「だ、大丈夫!祐一君っ、続けて…」
思わず舌を引っ込めた祐一に、あゆが言う。
「す、すごく気持ちいいだけだから…」
恥ずかしさに震えた声が、祐一を勇気づけた。祐一はさっきよりも慎重に舌を伸ばすと、あゆの奥にゆっくりと舌を差し入れる。
つんっ。
「うん…」
あゆが悩ましい声を出した。祐一はつんつんと幾度かそこをつつき、その後でちろちろと舌の先だけを使って小刻みに舐めてみる。
「も、もう少し上…」
祐一は声に従って、舌の刺激する部分を少しずつ上にスライドさせていった。
「そこっ!」
何か固いものに触ったと思った瞬間、あゆが鋭い声を出す。祐一は反応を確かめるため、舌を広めに出してその辺りをぐりんと舐めた。すると、そこに小さな固い粒のようなものがあるのに気づく。
直感的に、祐一はそこを激しく舌先で震わせてみた。
「あっ、あっ、あっ!」
あゆが大きな声を出して、ぐいっと祐一の頭を押さえ込む。祐一は頭が押し下げられそうになりながらも、それに抵抗して熱心にそこを舌先でいじめ続けた。
「あ、あっ!祐一くんっ、そこ…ボク、気持ちいいっ!」
あゆは顔を両手で押さえながら頭を振り始める。祐一にそれは見えなかったが、頭を押し下げられる力が無くなったのをいい事にありたけの力を込めてあゆの敏感な小粒をいじめていった。
「ボ、ボクっ…来るのっ!き、来ちゃうよ…も、もうだめっ…」
一瞬人が来たのかと祐一はどきりとするが、あゆが腰を振り続けているのを考えればそれはない事はわかった。むしろ、自分の経験と照らし合わせて、あゆの身体に何が起こっているのかを祐一は理解してしまう。
悲鳴のようなあゆの喘ぎ声にぞくぞくとするものを感じながら、祐一は一切の容赦なくあゆの最も弱い部分をピンポイントに舐めていった。
「あっ…あーっ、あーっ!!」
ビクッ!!
そして、あゆの身体が激しく震え上がる。それと同時に、祐一はぷちゅっと音がして何かが飛び出す音を聞いた。
ビクン、ビク…
「あ、あっ…ボク…あ…」
うわごとのようにつぶやくあゆ。祐一は頭がふらふらとしているのを感じつつ、頭を少し引いた。
「…これ」
あゆの中には、祐一の唾液とは明らかに違う何かの液体が吹き出していた。恐らく、絶頂の瞬間に飛び出してきた物であるのは間違いない。祐一のさっきの精通と照らし合わせれば、それは明白だった。
…ちゅっ。
「あぅっ…ゆ、祐一君…」
当然のように、祐一は唇を割れ目に押しつけて、あゆのジュースを舐め取る。温かくて酸っぱく、頭の中をくすぐられるような味がした。じゅるじゅると動物のような音を立てながら、祐一はそれを綺麗に舐め取っていく。
あゆは絶頂の直後で敏感な部分を刺激され、身体をくねらせて悶えていた。
「…ありがとう」
味が無くなるまですっかり舐め取って祐一が顔を上げると、あゆが言う。目元から少し涙がにじんで、顔は真っ赤だった。そして、いつものあゆと比べてひどく大人びて見えた。
「これで、おあいこ、だよな」
「…うん」
あゆがうなずくのを見て、祐一は腰を伸ばした。ずっと中腰のような姿勢でいたため、腰がひどく痛くなってしまっている。しかし、そんな事が全く気にならないほどの満足感が祐一を包んでいた。
「ねぇ、祐一君」
「なんだ?」
祐一が聞き返す。すっかり冷え切った下半身を、ズボンをずり上げて温めようとしていた手が止まった。
「ボク、祐一君の事が好きだよ…」
「………あゆ」
祐一は硬直する。
二人の性器が見える状態で言うような事じゃない、などと思いつつも、祐一はどうしようもなく気持ちが熱くなってくるのを感じる。普段なら軽口のひとつも叩いていたのかも知れないが、今の祐一はそんな事をする気分にはなれなかった。
「それでね、絶対、恋人同士でいられるおまじないを、ボク、知ってるよ」
あゆは臆面もなく、畳みかけるように続ける。
「………」
「だから、祐一君、もしボクの事を好きじゃないなら、途中で嫌だって言ってね」
「あゆ…」
「言わなかったら、ボク、最後までおまじないをしちゃうからね…」
祐一はまた新しい何かが起こる予感を感じながら、身を固くした。
「…なんでこんなもの着せるのっ」
「そのままの意味だ」
「わけわかんないよっ…」
あゆは自分の服と祐一を交互に見やりながら言う。フリルに富んだ清潔な色合いの服だった。カチューシャもいつもあゆのしている物とは違い、冴えた白のものになっている。
「それじゃ、何からしてもらおうか」
「ボク、祐一君に命令なんてされる覚えはないもん」
「お前はその服を着た時点で、俺の命令を聞かなくちゃならなくなったんだ」
「なんで?」
「その服を着ている人間は命令に従わなくちゃいけないって法律があるんだ」
「そんなものないよっ!ボク帰るっ!」
…がちゃっ。
「あれ?あれあれ?」
「気づくのが遅すぎるぞ」
あゆの足には手錠と鎖がつながれていた。それは重々しいベッドの脚にしっかりと固定されていて、とても取れそうにない。
もっとも重厚なのはベッドだけではなかった。部屋全体が古風ながらもしっかりした木材で統一されており、立派な屋敷の一室という印象を強くしている。窓には濃紅色のカーテンが掛けられていた。
「うぐぅ、ひ、ひどいよっ…ボクのことをなんだと思ってるの」
「あゆ」
「そうだよ…」
あゆは不満そうな目で祐一のことを見た。
そのまま数秒が経過する。
「…だ、だったら、これどうかしてよっ」
「どうもしない」
「なんでっ」
「だから、自分の格好を良く考えてみろ」
「……お手伝いさん?」
「ま、間違ってはいないだろ」
「うぐぅ…祐一君に雇われた覚えはないもん」
「でも、このままあゆを放って俺がこの部屋を出ていけばずーっとご飯抜きだぞ。トイレにも行けないし」
「う…うぐぅ」
あゆが頬に汗を浮かべる。
「な、何をしたら帰っていいの?」
「だから、帰っていいなんて誰も言ってないだろ。ご主人様がいるのにどこに帰る気だ」
「え、え…ごしゅじんさま?」
あゆはぱちくりと目をしばたたかせる。
「…祐一君が?」
「ああ」
「…ボクの?」
「ああ」
「祐一君、頭おかしいよ…」
「…言ったな」
多少離れた位置にいた祐一が、あゆに歩み寄っていく。
「ほ、本当のこと言っただけだもんっ!祐一君、おかしいよっ!」
「そーかそーか」
「だからこれ取ってよ…祐一君…これ…」
段々あゆの声が小さくなっていく。祐一が手の届くような位置まで来たのだ。足を拘束されている状況で、男女の体力差があることを考えれば何をされても抵抗しようがない。
「最初っからあゆに掃除とか料理とかしてもらおうと思ってなかったしな。かえって手間かかりそうだ」
「うぐぅ、そんなことないもん…」
頬を膨らせる。
「だから、あゆは最初からこっちの専門になってもらうか」
「こっち?」
祐一は自分のズボンに手をかけた。
「え…」
するっ。
「きゃ…」
一瞬であゆの顔が真っ赤になる。
「わーっ!祐一君っ、へんたいっ!へんたいっ!」
両手で顔を覆いながら叫び立てる。しかし視界を覆う直前に、あゆの目には黒みを帯びた大きな肉棒が立っているのがありありと飛び込んできていた。見たこともないそのシルエットは焼き付いて離れなかったが、あゆは必死にそれを思考から振り払おうとする。
「手をどけろ。見るんだ」
「いやだっ…」
「何度も言わせるなよ。素っ裸にして屋敷の外に放り出してもいいんだぞ」
「う…うぐ…」
明確な脅しの言葉。あゆは小さく震えながら、覆った手の指と指の隙間を少しずつ広げていく。ほんの少し視界が広がるだけでも、祐一の股間にそびえている肉棒ははっきりとあゆの目に入ってきた。
「舐めろ」
「???」
あゆにとって完全に予想外の命令。意味を考えるよりも、混乱の方が先に来る。
「これを、舐めろ」
「えっ…き、汚いよ…」
もう一度繰り返されてから、ようやくあゆは答える。それでも、あゆは意味を未だに理解していなかった。
「そんな事言ってる場合じゃないだろ。ご主人様の命令だ」
「い…いやだぁ…」
そう言いつつもあゆは目を覆う手をどけて、祐一の前にぺたんと膝立ちになった。
「じゃあ、しろ」
「うぐぅ…」
あゆは恐る恐る顔を前に出していく。匂いを感じてしまって一瞬動きを止めたが、口をぎゅっと閉じて何とか肉棒の至近距離にまで顔を寄せた。
「口を閉じたままじゃできないだろ」
「…うぐぅ」
そう言いながら、あゆは少しだけ口を開く。そして呼吸を可能な限り抑えながら、唇の間から真っ赤な舌をちろっと出した。
つん…
その先が、わずかだが肉棒にタッチする。
「そう、そのままもっとだ」
「………」
味はしなかった。あゆは次なる脅しの言葉が掛けられるのに恐怖し、嫌悪感を必死で押さえ込む。そして、舌をもっと長く出していく。
ちろ…
肉棒の側面を、あゆの舌が這い上がった。伝った所だけ、唾液で濡れてぬめりを帯びる。あゆの舌の動きはごくわずかだったため、その箇所は何かの印をつけたかのようにも見えた。
「そんな少しじゃいつまで経っても終わらないぞ。もっと思いっきりやれ」
「うぐぅ…」
あゆはまた舌を出し、今度は側面のカーブに沿ってぐるりと舐める。左から右へ、右から左へ。同じ箇所を何度も何度も左右に舐めていく。
「そう、そうやって。場所はおんなじとこだけじゃだめだ。もっと先の方もやるんだ」
「さ、先のほう」
「そうだ」
あゆは包皮に覆われていない先端の部分を見つめながら躊躇した。しかしそこで生じた様々な抵抗感をねじふせて、あゆは唇を先端の近くまで寄せる。そして舌を出した。
ぴとっ。
舌はまるで尿道口にふたをするかのようにぴったり覆いかぶさる。
「動かせ」
「………」
舌の中央を押しつけるような状態から、あゆは顔を左右に少しだけ揺らした。舌もそれに従って動き、先端を微妙に刺激する。舌を積極的に動かせないための苦肉の策だったが、祐一は満足しているようだった。
無論行為の意味をわかっていないあゆにとっては、しっかりと舐めていない事で怒鳴られるのではないかとひやひやものである。
「…よし。じゃあ仕上げだ」
「…はぁっ」
かなりの長時間続けさせてから、祐一はそう言った。あゆは慣れない行為に上がってしまった息を何とか整えて、次の言葉を不安そうに待つ。
「最後は口で全部くわえて、上下に口を動かせ」
「や、やだよぅ…」
表面だけに触れているのと、口に含むのでは嫌悪感の質も変わってくる。
「命令だ」
「ゆ、祐一君、ボクをそんなにいじめて楽しいのっ…?」
「…ああ。色々と楽しいぞ」
「うぐぅ…ひどすぎるよっ…」
あゆはうっすら涙すら浮かべていた。しかし口をゆっくりと開いたかと思うと、肉棒に向かって素直に顔を落としていく。
「口の奥までな」
「………」
あゆが開けた口の中に、肉棒が入っていく。と言っても、口を大きく開けた状態なので口腔の中の空間に肉棒が入っただけの話だ。肉棒自体に刺激が加えられているわけではない。
「…ふっ…んふぅっ…」
「口を閉じて、くわえるんだ」
「………」
はむっ。
やや苦しげな呼吸が止まったかと思うと、あゆがぱくりと肉棒をくわえこむ。その状態で、あゆはしばしの間ストップしていた。鼻の方からの息だけが部屋に響く。
「上下にな」
…ちゅくっ。
祐一がうながすと、あゆは顔をするっと持ち上げた。小さな水音がする。そこでもあゆはわずかな静止を見せたが、祐一に言われる前に口を下に落としていた。また小さな水音が立つ。
ちゅく…ちゅく…ちゅく…ちゅく…
その繰り返しの要領を、あゆは段々飲み込んでいった。次第にスピードも上がってくる。
「そうだ。そのまま。そういう感じで」
ロングヘアーがさらっと流れて肉棒や袋の部分を撫でたりする感触も楽しみつつ、祐一はあゆの行為を堪能していた。
あゆはどうすれば祐一が満足して解放してくれるのかわからず、ただ出来る限り速く大きく口を動かすだけである。熱中してくると、嫌悪感などはどこかに消えてしまっていた。ただ「もういい」の言葉を待って口を動かすだけである。
ちゅくちゅく…びゅくぅっ!
「…!!?」
あゆが思わず顔を跳ね上げる。突然ペニスが脈動し、何かが飛び出す感触があったのだ。前触れなど何もなかった。
びゅっ、びゅっ、びゅくっ…
「う…うぐぅっ…うぐぅ…」
逃げられないあゆの顔に、そのまま精液がかかっていく。大きな目の周りも、さらさらのロングヘアーのあちこちも白濁した液でどろどろになってしまった。
「うぐぅぅ…これ……なん…なの…?」
嫌悪感も感じている様子だったが、むしろ精液の意味の方が知りたいようだった。
「ふぅっ…。お前へのご褒美だ。喜べ」
「うぐぅ…嬉しくないよぅ…」
「つべこべいうな。これから毎日の日課になるんだからな。俺の部屋に朝一番に来て、これをして俺を起こすこと。わかったな」
「ひどいよ…」
あゆは手にもついてしまった精液を、指の間でにちゃにちゃとさせながらそう言った。
「そのままの意味だ」
「わけわかんないよっ…」
あゆは自分の服と祐一を交互に見やりながら言う。フリルに富んだ清潔な色合いの服だった。カチューシャもいつもあゆのしている物とは違い、冴えた白のものになっている。
「それじゃ、何からしてもらおうか」
「ボク、祐一君に命令なんてされる覚えはないもん」
「お前はその服を着た時点で、俺の命令を聞かなくちゃならなくなったんだ」
「なんで?」
「その服を着ている人間は命令に従わなくちゃいけないって法律があるんだ」
「そんなものないよっ!ボク帰るっ!」
…がちゃっ。
「あれ?あれあれ?」
「気づくのが遅すぎるぞ」
あゆの足には手錠と鎖がつながれていた。それは重々しいベッドの脚にしっかりと固定されていて、とても取れそうにない。
もっとも重厚なのはベッドだけではなかった。部屋全体が古風ながらもしっかりした木材で統一されており、立派な屋敷の一室という印象を強くしている。窓には濃紅色のカーテンが掛けられていた。
「うぐぅ、ひ、ひどいよっ…ボクのことをなんだと思ってるの」
「あゆ」
「そうだよ…」
あゆは不満そうな目で祐一のことを見た。
そのまま数秒が経過する。
「…だ、だったら、これどうかしてよっ」
「どうもしない」
「なんでっ」
「だから、自分の格好を良く考えてみろ」
「……お手伝いさん?」
「ま、間違ってはいないだろ」
「うぐぅ…祐一君に雇われた覚えはないもん」
「でも、このままあゆを放って俺がこの部屋を出ていけばずーっとご飯抜きだぞ。トイレにも行けないし」
「う…うぐぅ」
あゆが頬に汗を浮かべる。
「な、何をしたら帰っていいの?」
「だから、帰っていいなんて誰も言ってないだろ。ご主人様がいるのにどこに帰る気だ」
「え、え…ごしゅじんさま?」
あゆはぱちくりと目をしばたたかせる。
「…祐一君が?」
「ああ」
「…ボクの?」
「ああ」
「祐一君、頭おかしいよ…」
「…言ったな」
多少離れた位置にいた祐一が、あゆに歩み寄っていく。
「ほ、本当のこと言っただけだもんっ!祐一君、おかしいよっ!」
「そーかそーか」
「だからこれ取ってよ…祐一君…これ…」
段々あゆの声が小さくなっていく。祐一が手の届くような位置まで来たのだ。足を拘束されている状況で、男女の体力差があることを考えれば何をされても抵抗しようがない。
「最初っからあゆに掃除とか料理とかしてもらおうと思ってなかったしな。かえって手間かかりそうだ」
「うぐぅ、そんなことないもん…」
頬を膨らせる。
「だから、あゆは最初からこっちの専門になってもらうか」
「こっち?」
祐一は自分のズボンに手をかけた。
「え…」
するっ。
「きゃ…」
一瞬であゆの顔が真っ赤になる。
「わーっ!祐一君っ、へんたいっ!へんたいっ!」
両手で顔を覆いながら叫び立てる。しかし視界を覆う直前に、あゆの目には黒みを帯びた大きな肉棒が立っているのがありありと飛び込んできていた。見たこともないそのシルエットは焼き付いて離れなかったが、あゆは必死にそれを思考から振り払おうとする。
「手をどけろ。見るんだ」
「いやだっ…」
「何度も言わせるなよ。素っ裸にして屋敷の外に放り出してもいいんだぞ」
「う…うぐ…」
明確な脅しの言葉。あゆは小さく震えながら、覆った手の指と指の隙間を少しずつ広げていく。ほんの少し視界が広がるだけでも、祐一の股間にそびえている肉棒ははっきりとあゆの目に入ってきた。
「舐めろ」
「???」
あゆにとって完全に予想外の命令。意味を考えるよりも、混乱の方が先に来る。
「これを、舐めろ」
「えっ…き、汚いよ…」
もう一度繰り返されてから、ようやくあゆは答える。それでも、あゆは意味を未だに理解していなかった。
「そんな事言ってる場合じゃないだろ。ご主人様の命令だ」
「い…いやだぁ…」
そう言いつつもあゆは目を覆う手をどけて、祐一の前にぺたんと膝立ちになった。
「じゃあ、しろ」
「うぐぅ…」
あゆは恐る恐る顔を前に出していく。匂いを感じてしまって一瞬動きを止めたが、口をぎゅっと閉じて何とか肉棒の至近距離にまで顔を寄せた。
「口を閉じたままじゃできないだろ」
「…うぐぅ」
そう言いながら、あゆは少しだけ口を開く。そして呼吸を可能な限り抑えながら、唇の間から真っ赤な舌をちろっと出した。
つん…
その先が、わずかだが肉棒にタッチする。
「そう、そのままもっとだ」
「………」
味はしなかった。あゆは次なる脅しの言葉が掛けられるのに恐怖し、嫌悪感を必死で押さえ込む。そして、舌をもっと長く出していく。
ちろ…
肉棒の側面を、あゆの舌が這い上がった。伝った所だけ、唾液で濡れてぬめりを帯びる。あゆの舌の動きはごくわずかだったため、その箇所は何かの印をつけたかのようにも見えた。
「そんな少しじゃいつまで経っても終わらないぞ。もっと思いっきりやれ」
「うぐぅ…」
あゆはまた舌を出し、今度は側面のカーブに沿ってぐるりと舐める。左から右へ、右から左へ。同じ箇所を何度も何度も左右に舐めていく。
「そう、そうやって。場所はおんなじとこだけじゃだめだ。もっと先の方もやるんだ」
「さ、先のほう」
「そうだ」
あゆは包皮に覆われていない先端の部分を見つめながら躊躇した。しかしそこで生じた様々な抵抗感をねじふせて、あゆは唇を先端の近くまで寄せる。そして舌を出した。
ぴとっ。
舌はまるで尿道口にふたをするかのようにぴったり覆いかぶさる。
「動かせ」
「………」
舌の中央を押しつけるような状態から、あゆは顔を左右に少しだけ揺らした。舌もそれに従って動き、先端を微妙に刺激する。舌を積極的に動かせないための苦肉の策だったが、祐一は満足しているようだった。
無論行為の意味をわかっていないあゆにとっては、しっかりと舐めていない事で怒鳴られるのではないかとひやひやものである。
「…よし。じゃあ仕上げだ」
「…はぁっ」
かなりの長時間続けさせてから、祐一はそう言った。あゆは慣れない行為に上がってしまった息を何とか整えて、次の言葉を不安そうに待つ。
「最後は口で全部くわえて、上下に口を動かせ」
「や、やだよぅ…」
表面だけに触れているのと、口に含むのでは嫌悪感の質も変わってくる。
「命令だ」
「ゆ、祐一君、ボクをそんなにいじめて楽しいのっ…?」
「…ああ。色々と楽しいぞ」
「うぐぅ…ひどすぎるよっ…」
あゆはうっすら涙すら浮かべていた。しかし口をゆっくりと開いたかと思うと、肉棒に向かって素直に顔を落としていく。
「口の奥までな」
「………」
あゆが開けた口の中に、肉棒が入っていく。と言っても、口を大きく開けた状態なので口腔の中の空間に肉棒が入っただけの話だ。肉棒自体に刺激が加えられているわけではない。
「…ふっ…んふぅっ…」
「口を閉じて、くわえるんだ」
「………」
はむっ。
やや苦しげな呼吸が止まったかと思うと、あゆがぱくりと肉棒をくわえこむ。その状態で、あゆはしばしの間ストップしていた。鼻の方からの息だけが部屋に響く。
「上下にな」
…ちゅくっ。
祐一がうながすと、あゆは顔をするっと持ち上げた。小さな水音がする。そこでもあゆはわずかな静止を見せたが、祐一に言われる前に口を下に落としていた。また小さな水音が立つ。
ちゅく…ちゅく…ちゅく…ちゅく…
その繰り返しの要領を、あゆは段々飲み込んでいった。次第にスピードも上がってくる。
「そうだ。そのまま。そういう感じで」
ロングヘアーがさらっと流れて肉棒や袋の部分を撫でたりする感触も楽しみつつ、祐一はあゆの行為を堪能していた。
あゆはどうすれば祐一が満足して解放してくれるのかわからず、ただ出来る限り速く大きく口を動かすだけである。熱中してくると、嫌悪感などはどこかに消えてしまっていた。ただ「もういい」の言葉を待って口を動かすだけである。
ちゅくちゅく…びゅくぅっ!
「…!!?」
あゆが思わず顔を跳ね上げる。突然ペニスが脈動し、何かが飛び出す感触があったのだ。前触れなど何もなかった。
びゅっ、びゅっ、びゅくっ…
「う…うぐぅっ…うぐぅ…」
逃げられないあゆの顔に、そのまま精液がかかっていく。大きな目の周りも、さらさらのロングヘアーのあちこちも白濁した液でどろどろになってしまった。
「うぐぅぅ…これ……なん…なの…?」
嫌悪感も感じている様子だったが、むしろ精液の意味の方が知りたいようだった。
「ふぅっ…。お前へのご褒美だ。喜べ」
「うぐぅ…嬉しくないよぅ…」
「つべこべいうな。これから毎日の日課になるんだからな。俺の部屋に朝一番に来て、これをして俺を起こすこと。わかったな」
「ひどいよ…」
あゆは手にもついてしまった精液を、指の間でにちゃにちゃとさせながらそう言った。
(既にシリーズ化してきちゃったな、これ…過去ログで香里の辺りを参照してくださいませ)
カラ…
小さな音だった。引き戸をゆっくりとずらす音。喧噪に満ちた教室の中に、その音が聞こえるはずもない。
そして教室の中に、ふたりの少女が入ってきた。栞とあゆである。制服のリボンの色を見れば、1年生なのは明白だった。
無言で、しかもふたりで入ってきた下級生に、ドアの近くにいた生徒が少しだけ注意を向ける。しかし声を掛ける事はしなかった。二人とも思い詰めたような表情をして、黒板の前を教卓の方へまっすぐ歩いていたからだ。
たん、たん、たん。
「………」
だが、それと同時に響いていく別の足音には、数人の生徒が注意を向け始めていた。香里である。
音の大きさという意味では栞とあゆの足音とそう変わるわけではない。ただ、形容しがたい威圧感がそう聞こえさせるのだ。幾人かの生徒が静かになったことで、ますます香里の足音が通るようになる。それは段々と周囲に波及していって、香里に注目する生徒の数はどんどん多くなっていった。
たん。
教壇の上に足を乗せる、決定的な音によって教室は完全に静まり返る。7時間目のホームルーム直後の喧噪が嘘のようだった。
一部の生徒は、何か知った様子で目配(めくば)せしあっている。残りの生徒は、何事が始まるのかと、興味よりも不安が先行した表情で見ている。教壇の下で佇む二人の下級生の姿も、謎を大きくしている原因だった。
「あゆ」
「う…うぐぅ…」
短く香里が言うと、あゆが泣きそうな顔になった。しかし香里は冷ややかにその顔を見つめるだけである。栞は心配そうな表情をしつつも、顔は伏せたままだった。
たん…
あゆが震えた足を教壇の上に乗せる。かなり大きい教壇だ。人が乗っても、教卓に隠れてしまうという事はなく、高くなった部分から全身を提示できるスペースがしっかりとある。
たん…
栞は、下を向いたままあゆに続いた。
「…うぐぅ」
あゆは、今にも泣き出しそうに、教室の中央へと向き直る。ただでさえ背の低い身体は、教壇の上に立っても全く大きく見えなかった。それは栞も同じことである。
それだけに、香里の教室中を見下ろすような威圧感が際だっていた。
ちら、と香里があゆの方を見る。それだけで、あゆはピクン…と身体を震わせた。普段から感じている上下関係に加えて、この雰囲気に完全に飲まれてしまっている。
ぎゅっとあゆが自分の制服の上着をつかんだ。まるで、誰か別の人間の服をつかんでいるかのように、力加減の合っていないつかみ方だ。緊張しきっている。
…ばさっ。
無理矢理にそれをまくり上げて、あゆは制服を頭から脱いでしまった。カチューシャでまとめられていた長いブラウンヘアーが大きく乱れる。
その下は、下着すらつけていなかった。小さな乳房が、数十人の視線の下に露わになる。
「う…うぐっ…」
しかも、その乳房の先端には、ピンク色をしたローターがテープで貼り付けられていた。伸びたコードは背中の方に回されている。
沈黙は守られていたが、教室の中の空気が一気に色めき立った。露骨に動揺を表す者、目をそらす者、硬直して食い入るように見つめる者。最初から知った顔をしていた生徒達は取り立てた反応を返していなかった。また、あゆが服を脱いだことで、状況を把握したかに見える生徒が増えたようだった。
あゆは涙を目に滲ませながら、スカートに手をかけて、一気に下ろす。何もかもかなぐり捨てたような乱暴な動きだ。だが、その後には隠すことすらせずに全裸の身体を晒した。当然のように、下半身にも下着はつけられていない。
秘部からは、ローターと同じ色をしたバイブが生えている。長すぎて、あゆの中に収まりきっていないのだ。そのコードとスイッチボックスは、あゆの脚に回された黒いバンドで固定されていた。
少女達の視線があゆの肢体に向けられる。この特異な環境の女子校においては、性玩具を目にした経験のあるものは多いだろう。かと言って、それが衆人環視の場で使われているのを見る事など絶対にあり得ない。
「栞?」
「は、はいっ」
カチ。カチ、カチ。
「う…うぐぅっ…うぐぅっ!」
名前を呼ばれた栞は、ビクッと身体を震わせて、手の中にあった3つのスイッチを立て続けにONにした。
ヴヴ…ヴ…
くぐもった振動音が教室の中に響く。身体に無理矢理密着させられているぶん低い音だったが、それが淫靡さを強調していた。
「ひ…ひぅっ…ううっ…」
あゆはたまらず身体をくねらせ始めるが、隠したり、目を閉じたり、視線をそらしたりする事は許されていない。ぽたぽたと涙を流しながら、異常な辱めに耐えるだけである。
いや、それだけでは済まされなかった。
「あゆ」
「うぐっ…うぐぅっ」
「あゆっ!」
「あ…」
香里の叱責にあゆは身を震わせる。そして、一瞬の躊躇の後に指を秘裂に向かって伸ばしていった。
「うっ…」
暴れ回るバイブの上の、秘裂の間に埋もれたクリトリスを指で探る。
見ている少女達に秘裂の中の様子は見えないが、ほぼ全ての少女にとって経験済みの行為であるはずだ。何をしているかは明らかである。
「うぐぅっ…」
あゆがそこを何度もこすっていると、たまらずにバイブの隙間から透明な雫が垂れ始めた。バイブの立てる振動音も、よりぬめりを帯びたいやらしい物になってくる。
しかし、あゆは行為をゆるめず、むしろ段々と激しくしていった。
完全に香里に言いなりのあゆの姿に、教室内の数十の視線が集中している。ついでに言えば、他人の自慰など滅多に見られる物ではない。初めは気の毒そうにしていた視線やそらされていた視線も、もうあゆの痴態に向けられて動かなかった。
「私は」
しかし突如香里が口を開くと、注目が一気にあゆから香里に動く。
「美坂香里は…生徒会長に立候補します。クラスのみんなの応援をお願いするわ」
ざわっ、とまた空気が動く。
状況を把握している人間達にとっては、ついに来たかという確認。知っていない人間にとっては、香里の言葉と行為の間の関連性が見いだせない事による混乱だ。
「そ…」
「イ…イキます」
何か香里が続けようとした所に、あゆが突然言う。
確かに、太股を伝って落ちる愛液の量は相当なものになってきていたし、クリトリスを刺激する強さもスピードも激しくなっている。元々敏感なあゆが、そう耐えられるわけもない。
「うっ…うぐぅっ…イクぅぅっ…」
ビクンッ!
あゆは立ったまま身体を跳ね上がらせた。
ビクン、ビクン、ビクン…
上履きと靴下しか身につけていない肢体を、弾けるように痙攣させる。露出されたオナニーの絶頂を、あゆはとどめる事も出来ずに晒し続ける。
カチカチ…カチ…
栞は静かに玩具のスイッチを切った。最初からずっと、視線は下に向けられたままである。
だんだんだんっ。
余韻の感覚に未だ震えているあゆの横を、不機嫌そうな香里が通り過ぎた。
「あ…おねえちゃ…」
「うぐっ…うぐぅ…」
それを栞は追おうとしたが、あゆの姿を見て立ち止まる。
ガラっ…ビシャっ!
香里が引き戸を開け、乱暴に閉めて教室を出ていく。
「あ、あゆちゃん、服着ないと…」
「えぐっ…うぐぅ…」
あゆは泣きながら教卓の陰に隠れ、栞の差し出した服を身につけていった。バイブとローターを外すことはできなかったが、垂れた愛液を拭いて処置をする。
教室の中には、ようやく喧噪が戻り始めていた。その内容に耳を閉ざしながら、あゆと栞はそそくさと教室を出て香里を追った。
カラ…
小さな音だった。引き戸をゆっくりとずらす音。喧噪に満ちた教室の中に、その音が聞こえるはずもない。
そして教室の中に、ふたりの少女が入ってきた。栞とあゆである。制服のリボンの色を見れば、1年生なのは明白だった。
無言で、しかもふたりで入ってきた下級生に、ドアの近くにいた生徒が少しだけ注意を向ける。しかし声を掛ける事はしなかった。二人とも思い詰めたような表情をして、黒板の前を教卓の方へまっすぐ歩いていたからだ。
たん、たん、たん。
「………」
だが、それと同時に響いていく別の足音には、数人の生徒が注意を向け始めていた。香里である。
音の大きさという意味では栞とあゆの足音とそう変わるわけではない。ただ、形容しがたい威圧感がそう聞こえさせるのだ。幾人かの生徒が静かになったことで、ますます香里の足音が通るようになる。それは段々と周囲に波及していって、香里に注目する生徒の数はどんどん多くなっていった。
たん。
教壇の上に足を乗せる、決定的な音によって教室は完全に静まり返る。7時間目のホームルーム直後の喧噪が嘘のようだった。
一部の生徒は、何か知った様子で目配(めくば)せしあっている。残りの生徒は、何事が始まるのかと、興味よりも不安が先行した表情で見ている。教壇の下で佇む二人の下級生の姿も、謎を大きくしている原因だった。
「あゆ」
「う…うぐぅ…」
短く香里が言うと、あゆが泣きそうな顔になった。しかし香里は冷ややかにその顔を見つめるだけである。栞は心配そうな表情をしつつも、顔は伏せたままだった。
たん…
あゆが震えた足を教壇の上に乗せる。かなり大きい教壇だ。人が乗っても、教卓に隠れてしまうという事はなく、高くなった部分から全身を提示できるスペースがしっかりとある。
たん…
栞は、下を向いたままあゆに続いた。
「…うぐぅ」
あゆは、今にも泣き出しそうに、教室の中央へと向き直る。ただでさえ背の低い身体は、教壇の上に立っても全く大きく見えなかった。それは栞も同じことである。
それだけに、香里の教室中を見下ろすような威圧感が際だっていた。
ちら、と香里があゆの方を見る。それだけで、あゆはピクン…と身体を震わせた。普段から感じている上下関係に加えて、この雰囲気に完全に飲まれてしまっている。
ぎゅっとあゆが自分の制服の上着をつかんだ。まるで、誰か別の人間の服をつかんでいるかのように、力加減の合っていないつかみ方だ。緊張しきっている。
…ばさっ。
無理矢理にそれをまくり上げて、あゆは制服を頭から脱いでしまった。カチューシャでまとめられていた長いブラウンヘアーが大きく乱れる。
その下は、下着すらつけていなかった。小さな乳房が、数十人の視線の下に露わになる。
「う…うぐっ…」
しかも、その乳房の先端には、ピンク色をしたローターがテープで貼り付けられていた。伸びたコードは背中の方に回されている。
沈黙は守られていたが、教室の中の空気が一気に色めき立った。露骨に動揺を表す者、目をそらす者、硬直して食い入るように見つめる者。最初から知った顔をしていた生徒達は取り立てた反応を返していなかった。また、あゆが服を脱いだことで、状況を把握したかに見える生徒が増えたようだった。
あゆは涙を目に滲ませながら、スカートに手をかけて、一気に下ろす。何もかもかなぐり捨てたような乱暴な動きだ。だが、その後には隠すことすらせずに全裸の身体を晒した。当然のように、下半身にも下着はつけられていない。
秘部からは、ローターと同じ色をしたバイブが生えている。長すぎて、あゆの中に収まりきっていないのだ。そのコードとスイッチボックスは、あゆの脚に回された黒いバンドで固定されていた。
少女達の視線があゆの肢体に向けられる。この特異な環境の女子校においては、性玩具を目にした経験のあるものは多いだろう。かと言って、それが衆人環視の場で使われているのを見る事など絶対にあり得ない。
「栞?」
「は、はいっ」
カチ。カチ、カチ。
「う…うぐぅっ…うぐぅっ!」
名前を呼ばれた栞は、ビクッと身体を震わせて、手の中にあった3つのスイッチを立て続けにONにした。
ヴヴ…ヴ…
くぐもった振動音が教室の中に響く。身体に無理矢理密着させられているぶん低い音だったが、それが淫靡さを強調していた。
「ひ…ひぅっ…ううっ…」
あゆはたまらず身体をくねらせ始めるが、隠したり、目を閉じたり、視線をそらしたりする事は許されていない。ぽたぽたと涙を流しながら、異常な辱めに耐えるだけである。
いや、それだけでは済まされなかった。
「あゆ」
「うぐっ…うぐぅっ」
「あゆっ!」
「あ…」
香里の叱責にあゆは身を震わせる。そして、一瞬の躊躇の後に指を秘裂に向かって伸ばしていった。
「うっ…」
暴れ回るバイブの上の、秘裂の間に埋もれたクリトリスを指で探る。
見ている少女達に秘裂の中の様子は見えないが、ほぼ全ての少女にとって経験済みの行為であるはずだ。何をしているかは明らかである。
「うぐぅっ…」
あゆがそこを何度もこすっていると、たまらずにバイブの隙間から透明な雫が垂れ始めた。バイブの立てる振動音も、よりぬめりを帯びたいやらしい物になってくる。
しかし、あゆは行為をゆるめず、むしろ段々と激しくしていった。
完全に香里に言いなりのあゆの姿に、教室内の数十の視線が集中している。ついでに言えば、他人の自慰など滅多に見られる物ではない。初めは気の毒そうにしていた視線やそらされていた視線も、もうあゆの痴態に向けられて動かなかった。
「私は」
しかし突如香里が口を開くと、注目が一気にあゆから香里に動く。
「美坂香里は…生徒会長に立候補します。クラスのみんなの応援をお願いするわ」
ざわっ、とまた空気が動く。
状況を把握している人間達にとっては、ついに来たかという確認。知っていない人間にとっては、香里の言葉と行為の間の関連性が見いだせない事による混乱だ。
「そ…」
「イ…イキます」
何か香里が続けようとした所に、あゆが突然言う。
確かに、太股を伝って落ちる愛液の量は相当なものになってきていたし、クリトリスを刺激する強さもスピードも激しくなっている。元々敏感なあゆが、そう耐えられるわけもない。
「うっ…うぐぅっ…イクぅぅっ…」
ビクンッ!
あゆは立ったまま身体を跳ね上がらせた。
ビクン、ビクン、ビクン…
上履きと靴下しか身につけていない肢体を、弾けるように痙攣させる。露出されたオナニーの絶頂を、あゆはとどめる事も出来ずに晒し続ける。
カチカチ…カチ…
栞は静かに玩具のスイッチを切った。最初からずっと、視線は下に向けられたままである。
だんだんだんっ。
余韻の感覚に未だ震えているあゆの横を、不機嫌そうな香里が通り過ぎた。
「あ…おねえちゃ…」
「うぐっ…うぐぅ…」
それを栞は追おうとしたが、あゆの姿を見て立ち止まる。
ガラっ…ビシャっ!
香里が引き戸を開け、乱暴に閉めて教室を出ていく。
「あ、あゆちゃん、服着ないと…」
「えぐっ…うぐぅ…」
あゆは泣きながら教卓の陰に隠れ、栞の差し出した服を身につけていった。バイブとローターを外すことはできなかったが、垂れた愛液を拭いて処置をする。
教室の中には、ようやく喧噪が戻り始めていた。その内容に耳を閉ざしながら、あゆと栞はそそくさと教室を出て香里を追った。
がちゃ…
「あ…あ…ごめんなさいっ…ボク、あやまりますから…こ、これを…」
「…随分と素直になったわね」
「ごめんなさいっ、ボクが悪かったんですぅぅっ…だ、だから、もう、助けてください…」
あゆは後ろ手に縛られて、足首も拘束された状態で床に転がされていた。ロープは香里の机の脚につながっており、ロクに動くことは出来ない状況である。
「あ、あゆちゃん、このままじゃ…早く抜いてあげないと…」
「いいのよ栞。もう少し思い知らせてやりましょ」
「い、いやだぁっ!謝りますっ、なんでもしますっ…こ、このままじゃボクおかしくなっちゃう…」
あゆの秘裂からは…ピンク色のバイブレータが生えている。あゆの中で強烈な振動とうねりが発生しているのは、くぐもってはいるがかなり大きめのモーター音を聞くだけで明らかだ。
最初は破瓜の激痛をもたらしたそれも、栞の丁寧な愛撫とクンニリングスを経て、すっかり快楽の道具と化してしまっていた。
「お、お姉ちゃん…このままじゃあゆちゃんが」
「うぐぅ…栞ちゃん、助けて…」
思い切りバイブを突っ込まれたまま、スイッチを最強にされて数十分もの間放っておかれたのだ。あゆの顔は涎と涙でくしゃくしゃになっていたし、フローリングの床には愛液が水たまりを作ってしまっている。全身が小刻みにふるふると震えて止まらないようだった。
「頼む相手が間違っているわよ。栞は関係ないわ」
「あっ…。…お願いです、美坂先輩…ボクを許してください…」
「それ相応の誠意が必要ね」
「なんでもします、おち○ちんをなめるのもざーめんを飲むのもいやじゃありません…ボクの中に入れてもらってもいいです…」
「当たり前でしょ、そんなこと」
香里は冷ややかに言い放った。
「じゃ、じゃあ…んああっ…」
あゆが腰をよじる。
「お、おなにーを美坂先輩の前でしたり…」
「普通ね」
「そんな…あ、あの、外でおなにーしたり…」
「外の、どこ?」
「ひ、ひとがいなければ学校とか…夜の公園とか…ひぅっ…」
あゆがまた腰をくねらせる。そのまま、しきりに身体をくねらせ始めた。
「……そうね」
「あっ…じゃあ、これを抜いて…」
「気が早いわよ。まず、私は美坂先輩の言うことならなんでも従いますって言うのが先ね」
「そっ、そんなこと言ったら…うぅ…何を言われても…」
「口答えする気?」
「ちっ、違いますっ…はあぁんっ…わ、わたっ、私はっ、美坂せんぱいのっ、言うことなら…あ…ぁ…!」
あゆの息が急に荒くなる。全身がひくつき始め、あゆは何かに耐えるかのように身を固くしていく。
「最後にイカせるのも悪くないわね…どうせ今から抜いても、もう間に合わないし」
「た、助けて…」
あゆがかすれた声で言うが、香里は冷たく笑みを浮かべてそれを見つめるだけだった。栞は心配そうに見ているが、口を挟んだりあゆを助けに駆け寄ったりする様子はない。
「うぅ…イクぅ…」
ビクンッ…
あゆが力無く背中を反らせた。
ビクン!ビクン!
あゆ自身に体力はほとんど残っていなかったようで、ぐったりとしたままにあゆは悶えた。だが、身体は勝手に痙攣したし、その痙攣の度に透明な雫がバイブの隙間から勢い良く吹き出している。数十分の責め立ての後にこうなるのだから、性への耐性はかなり持っているらしい。
「…気絶したみたいね」
そしてついに動かなくなったあゆに歩み寄りながら、香里が言う。そして秘裂から引き抜いたバイブは、べっとりと初々しい愛液に濡れて光っていた。
「…あゆちゃん、このままで大丈夫なんでしょうか」
「いいんじゃない。とりあえず、セレモニーにはこの子を使うわよ」
「セレモニー…?」
「そろそろ、本格的に戦いが始まるって事よ…栞」
香里は不敵な笑みを浮かべながら、ぺろりとバイブに付いた愛液を舐め取った。
「あ…あ…ごめんなさいっ…ボク、あやまりますから…こ、これを…」
「…随分と素直になったわね」
「ごめんなさいっ、ボクが悪かったんですぅぅっ…だ、だから、もう、助けてください…」
あゆは後ろ手に縛られて、足首も拘束された状態で床に転がされていた。ロープは香里の机の脚につながっており、ロクに動くことは出来ない状況である。
「あ、あゆちゃん、このままじゃ…早く抜いてあげないと…」
「いいのよ栞。もう少し思い知らせてやりましょ」
「い、いやだぁっ!謝りますっ、なんでもしますっ…こ、このままじゃボクおかしくなっちゃう…」
あゆの秘裂からは…ピンク色のバイブレータが生えている。あゆの中で強烈な振動とうねりが発生しているのは、くぐもってはいるがかなり大きめのモーター音を聞くだけで明らかだ。
最初は破瓜の激痛をもたらしたそれも、栞の丁寧な愛撫とクンニリングスを経て、すっかり快楽の道具と化してしまっていた。
「お、お姉ちゃん…このままじゃあゆちゃんが」
「うぐぅ…栞ちゃん、助けて…」
思い切りバイブを突っ込まれたまま、スイッチを最強にされて数十分もの間放っておかれたのだ。あゆの顔は涎と涙でくしゃくしゃになっていたし、フローリングの床には愛液が水たまりを作ってしまっている。全身が小刻みにふるふると震えて止まらないようだった。
「頼む相手が間違っているわよ。栞は関係ないわ」
「あっ…。…お願いです、美坂先輩…ボクを許してください…」
「それ相応の誠意が必要ね」
「なんでもします、おち○ちんをなめるのもざーめんを飲むのもいやじゃありません…ボクの中に入れてもらってもいいです…」
「当たり前でしょ、そんなこと」
香里は冷ややかに言い放った。
「じゃ、じゃあ…んああっ…」
あゆが腰をよじる。
「お、おなにーを美坂先輩の前でしたり…」
「普通ね」
「そんな…あ、あの、外でおなにーしたり…」
「外の、どこ?」
「ひ、ひとがいなければ学校とか…夜の公園とか…ひぅっ…」
あゆがまた腰をくねらせる。そのまま、しきりに身体をくねらせ始めた。
「……そうね」
「あっ…じゃあ、これを抜いて…」
「気が早いわよ。まず、私は美坂先輩の言うことならなんでも従いますって言うのが先ね」
「そっ、そんなこと言ったら…うぅ…何を言われても…」
「口答えする気?」
「ちっ、違いますっ…はあぁんっ…わ、わたっ、私はっ、美坂せんぱいのっ、言うことなら…あ…ぁ…!」
あゆの息が急に荒くなる。全身がひくつき始め、あゆは何かに耐えるかのように身を固くしていく。
「最後にイカせるのも悪くないわね…どうせ今から抜いても、もう間に合わないし」
「た、助けて…」
あゆがかすれた声で言うが、香里は冷たく笑みを浮かべてそれを見つめるだけだった。栞は心配そうに見ているが、口を挟んだりあゆを助けに駆け寄ったりする様子はない。
「うぅ…イクぅ…」
ビクンッ…
あゆが力無く背中を反らせた。
ビクン!ビクン!
あゆ自身に体力はほとんど残っていなかったようで、ぐったりとしたままにあゆは悶えた。だが、身体は勝手に痙攣したし、その痙攣の度に透明な雫がバイブの隙間から勢い良く吹き出している。数十分の責め立ての後にこうなるのだから、性への耐性はかなり持っているらしい。
「…気絶したみたいね」
そしてついに動かなくなったあゆに歩み寄りながら、香里が言う。そして秘裂から引き抜いたバイブは、べっとりと初々しい愛液に濡れて光っていた。
「…あゆちゃん、このままで大丈夫なんでしょうか」
「いいんじゃない。とりあえず、セレモニーにはこの子を使うわよ」
「セレモニー…?」
「そろそろ、本格的に戦いが始まるって事よ…栞」
香里は不敵な笑みを浮かべながら、ぺろりとバイブに付いた愛液を舐め取った。
「あ…あゆちゃ…」
「名雪さん、寝てなくちゃ駄目だよ…」
「う…うん…で、でも、なんだか」
名雪は不安そうな顔をしてあゆの事を見つめる。
「熱があるんだから、身体がおかしくてもしょうがないよ」
「で、でもね、あゆちゃん、なんだか熱だけじゃないみたい」
「そう?なんなんだろう…」
「そ、それとあゆちゃん、なんでずっと私の額に手を置きっぱなしなの?」
「うーん…なんとなくだよ」
「なんだか…頭がちょっとふらふらするから、離してくれると私嬉しいんだけど…」
「………うん、わかったよ」
名雪の声からある程度経ったところで、あゆはやっと手を離す。そして、その自らの手の平をじっと見つめた。
「ふぅ…」
名雪は一息ついたといった様子だった。いつもの半纏姿のまま、ベッドに寝転がって天井を見つめている。
そのまま、少しだけ沈黙の時間が過ぎた。
「…名雪さん、調子どう?」
「うん…」
要領を得ない返事を返す。名雪はあゆの方をちらちらと伺ったりと、落ち着かない素振りを見せ始めていた。
「名雪さん」
あゆは言いながら、ベッドの上に上がっていく。
「あ…」
名雪はぼやけた瞳であゆの事を見た。
「うつっちゃうよ…」
「ちょっと、いい?」
あゆは名雪の制止を気にせず、さらに名雪の身体に近づいていく。
「あ…だめ、だめだよ、あゆちゃん」
力無い声だったが、名雪はやや慌て気味に言う。
「どうして?」
あゆはにっこり微笑んだ。
「どうしてって…風邪、うつっちゃうよ」
「ボク、そんなの気にしないよ」
「気にしないって…」
名雪はどう反応すればわからずに、まごまごする。その名雪のパジャマを、あゆは突然ぐいとつかんだ。
「え」
ずるっ…と、次の瞬間にはそれがショーツと一緒に下ろされる。
「………!」
名雪は信じられないといった目をして飛び退こうとした。だが、身体は極めて緩慢にしか動かない。いつの間にか、身体は全く名雪の言うことを聞かなくなっていたのだ。
「な、なんで、あゆちゃん!?」
しかし発声は普通にできる。
「名雪さん、これなぁに?」
名雪の慌てぶりをむしろ楽しむような声を出しながら、あゆが名雪の秘裂をなぞる。果たしてそこには、ぬるりとした粘液の感触が生まれていた。
「う…」
「これってエッチな気分になっている証拠だよね?ボク、名雪さんがこんなにエッチなんて知らなかったよ」
「ち、ちがうの…それは…」
「ちがわないよ…」
あゆが秘裂の中に指を差し込んで、ぐりぐりと動かす。そこは名雪の吐き出した液体でいっぱいになっていた。まるで温かいプールの中を指が泳いでいるような感触は、そのまま名雪に伝わっていく。
「だ、だめ…あゆちゃん、やめて…」
泣き出しそうな声で名雪が懇願する。しかしあゆは残酷すぎる微笑みを浮かべたまま、次々と名雪の感じる部分を刺激していった。性的に全く無垢な少女から明確な性感を引き出すという困難な試みを、あゆはいとも簡単に達成していく。
名雪はぎゅっと瞳を閉じ、身体を小さく震わせながらも、そこに自らが快楽を感じているという事実を認めずにはいられなかった。未だ何物をも受け入れた事がない所から愛液があふれ出しているのは理解できたし、あゆの細い指が動く度に、腰の奥まで沈み込むような甘い感覚が生まれるのも否定できないのだ。
「名雪さん、自分でこういうのした事あるんだ」
「な…ないよ…」
頭を左右に振る。本当に身に覚えがない事だったからだ。
「はじめてでこんなになる女の子なんていないよ、名雪さん嘘ついてるでしょ」
「ほ、ほんとうだよ」
「素直に言わないと、こうしちゃうよ」
ぐりゅっ。
「!」
名雪はびくっと身体を震わせる。あゆがおもむろにクリトリスをつまんだのだ。
「い、いたいっ!知らないの、本当に知らないの、あゆちゃん」
ぐりゅっ。
「ひっ!」
ぐりゅっ。ぐりゅっ。
「あーっ!ご、ごめんなさい!してます!だから、やめて、あゆちゃん!」
「何を?」
「オ、オナニーです…」
言葉の上でしか知らない行為を、偽って認めさせられる。名雪は屈辱に涙を流した。
「名雪さん、エッチ…」
あゆは打って変わって優しいタッチでクリトリスを転がす。
「あ…ああ」
触られ方が変わるだけで、それはとろけるような快感に変わった。既に十分高められていた名雪の身体は、いよいよ頂点に向かって追いつめられていく。
「ふ…ふぅぅっ」
「ねぇ、名雪さん気持ちいいでしょ?ボクの指で、もっと感じて…」
「あ、あっ」
名雪は思考がどんどん薄れていくのを感じていた。全身を駆け巡る性感に完全に支配されていく。あゆの指戯に支配されていく。
「はぁぁっ!」
最後にひときわ高い声を上げて、名雪は完全に悶絶した。
「名雪さん、寝てなくちゃ駄目だよ…」
「う…うん…で、でも、なんだか」
名雪は不安そうな顔をしてあゆの事を見つめる。
「熱があるんだから、身体がおかしくてもしょうがないよ」
「で、でもね、あゆちゃん、なんだか熱だけじゃないみたい」
「そう?なんなんだろう…」
「そ、それとあゆちゃん、なんでずっと私の額に手を置きっぱなしなの?」
「うーん…なんとなくだよ」
「なんだか…頭がちょっとふらふらするから、離してくれると私嬉しいんだけど…」
「………うん、わかったよ」
名雪の声からある程度経ったところで、あゆはやっと手を離す。そして、その自らの手の平をじっと見つめた。
「ふぅ…」
名雪は一息ついたといった様子だった。いつもの半纏姿のまま、ベッドに寝転がって天井を見つめている。
そのまま、少しだけ沈黙の時間が過ぎた。
「…名雪さん、調子どう?」
「うん…」
要領を得ない返事を返す。名雪はあゆの方をちらちらと伺ったりと、落ち着かない素振りを見せ始めていた。
「名雪さん」
あゆは言いながら、ベッドの上に上がっていく。
「あ…」
名雪はぼやけた瞳であゆの事を見た。
「うつっちゃうよ…」
「ちょっと、いい?」
あゆは名雪の制止を気にせず、さらに名雪の身体に近づいていく。
「あ…だめ、だめだよ、あゆちゃん」
力無い声だったが、名雪はやや慌て気味に言う。
「どうして?」
あゆはにっこり微笑んだ。
「どうしてって…風邪、うつっちゃうよ」
「ボク、そんなの気にしないよ」
「気にしないって…」
名雪はどう反応すればわからずに、まごまごする。その名雪のパジャマを、あゆは突然ぐいとつかんだ。
「え」
ずるっ…と、次の瞬間にはそれがショーツと一緒に下ろされる。
「………!」
名雪は信じられないといった目をして飛び退こうとした。だが、身体は極めて緩慢にしか動かない。いつの間にか、身体は全く名雪の言うことを聞かなくなっていたのだ。
「な、なんで、あゆちゃん!?」
しかし発声は普通にできる。
「名雪さん、これなぁに?」
名雪の慌てぶりをむしろ楽しむような声を出しながら、あゆが名雪の秘裂をなぞる。果たしてそこには、ぬるりとした粘液の感触が生まれていた。
「う…」
「これってエッチな気分になっている証拠だよね?ボク、名雪さんがこんなにエッチなんて知らなかったよ」
「ち、ちがうの…それは…」
「ちがわないよ…」
あゆが秘裂の中に指を差し込んで、ぐりぐりと動かす。そこは名雪の吐き出した液体でいっぱいになっていた。まるで温かいプールの中を指が泳いでいるような感触は、そのまま名雪に伝わっていく。
「だ、だめ…あゆちゃん、やめて…」
泣き出しそうな声で名雪が懇願する。しかしあゆは残酷すぎる微笑みを浮かべたまま、次々と名雪の感じる部分を刺激していった。性的に全く無垢な少女から明確な性感を引き出すという困難な試みを、あゆはいとも簡単に達成していく。
名雪はぎゅっと瞳を閉じ、身体を小さく震わせながらも、そこに自らが快楽を感じているという事実を認めずにはいられなかった。未だ何物をも受け入れた事がない所から愛液があふれ出しているのは理解できたし、あゆの細い指が動く度に、腰の奥まで沈み込むような甘い感覚が生まれるのも否定できないのだ。
「名雪さん、自分でこういうのした事あるんだ」
「な…ないよ…」
頭を左右に振る。本当に身に覚えがない事だったからだ。
「はじめてでこんなになる女の子なんていないよ、名雪さん嘘ついてるでしょ」
「ほ、ほんとうだよ」
「素直に言わないと、こうしちゃうよ」
ぐりゅっ。
「!」
名雪はびくっと身体を震わせる。あゆがおもむろにクリトリスをつまんだのだ。
「い、いたいっ!知らないの、本当に知らないの、あゆちゃん」
ぐりゅっ。
「ひっ!」
ぐりゅっ。ぐりゅっ。
「あーっ!ご、ごめんなさい!してます!だから、やめて、あゆちゃん!」
「何を?」
「オ、オナニーです…」
言葉の上でしか知らない行為を、偽って認めさせられる。名雪は屈辱に涙を流した。
「名雪さん、エッチ…」
あゆは打って変わって優しいタッチでクリトリスを転がす。
「あ…ああ」
触られ方が変わるだけで、それはとろけるような快感に変わった。既に十分高められていた名雪の身体は、いよいよ頂点に向かって追いつめられていく。
「ふ…ふぅぅっ」
「ねぇ、名雪さん気持ちいいでしょ?ボクの指で、もっと感じて…」
「あ、あっ」
名雪は思考がどんどん薄れていくのを感じていた。全身を駆け巡る性感に完全に支配されていく。あゆの指戯に支配されていく。
「はぁぁっ!」
最後にひときわ高い声を上げて、名雪は完全に悶絶した。
「い…いやだいやだぁっ!ほどいてっ!これ、ほどいて!」
あゆは必死になって拘束を解こうとする。しかし、ぎりぎりで足が石畳の床につくような状況で、力を入れられるわけもない。バランスを崩して、ますますどうしようもなくなるだけである。
「やだよっ、これ、なんなのっ、ねぇ、誰か答えてよっ!ボクを助けて…」
あゆの太股の辺りには、深緑の色をした粘液質の物体がべったりとくっついていた。しかも、それが蠢きながら少しずつ這い上がってきている。まるで意志を持った生物であるかのように。
「ひ、ひーっ、誰かっ、誰かっ!」
どれだけもがいても駄目だと知ったのか、あゆは暴れる動きを止める。引きつった顔で、ぶるぶると震えながら助けを請い始めた。しかし、薄暗くて広さすらもわからない部屋には、誰か助けが来る様子などまるでない。そもそも、あゆを拘束した人間とこの物体を差し向けた人間は同じなのだろうから、助けを請うなどという考えがナンセンスなのだろうが。
「うぐぅ…いや、やだ…」
ついに物体はあゆの脚の付け根のところまでやってくる。それが性器に触れた瞬間、あゆは生理的な嫌悪感を覚えた。しかし、あゆはその物質がもっと上まで来るのだろうと思っており、
ぐぢゅっ…
「……!?い…!?な、なにっ!?」
その物体があゆの秘裂の中に侵入してきたときは、大きな戸惑いと驚きの声を上げた。嫌悪感よりもそういった感情が先に立ったのだ。
「え……あ……」
しかし、それ以上に別の感覚があゆの中に生まれ始める。それはあゆにとって完全に未知の感覚だった。だが、物体が秘裂の中に吸い込まれていった後には…その物体は、決して小さなものではなかったのだが…あゆの身体の中には、これまで全く知らなかった感覚が満ちていた。
「ふ…ふぁっ…」
あゆが完全に惚けた、理性を失った声と表情になる。そして、腰をしきりによじらせ始めた。
「んあ…い、いいっ…ボ、ボク、もう…だめ」
粘液は、もはや影も形も見えない。そして、あゆの秘裂の中で蠢いているといった様子もない。にも拘わらず、あゆはそこを何かに刺激されているような反応を返していた。
実際に秘裂を広げてみたなら、まだ幼いクリトリスがピンと尖っているのは誰の目にも明らかだったろう。
「んんっ…はぁ…」
ついには、未だ汚されたことのない部分から、透明な液体がしたたり落ちるようになる。それはぽたぽたと石畳の上に落ちて、みるみる間に水たまりと化していった。
誰も、何もしていないようであるのに、
「駄目ぇっ!ボク、イッちゃうぅぅっ!!」
びゅくんっ!
最後にあゆは絶叫し、激しく全身を痙攣させて果てた。
そもそも、あゆが絶頂を表す語彙を認知していたかどうかすら、怪しいのだが…
ぷちっ。
その瞬間、あゆを縛めていたロープが切れた。
ストン、と地面に降り立ったあゆの目には、爛々とした不気味な光が宿っている。その蠱惑的で欲望に満ちた瞳は、どう見てもあゆのものではなかった。
「うふふ…50年間我慢していたんだから…ボク、この身体気に入っちゃったし、好きなだけ楽しんでやろうっと…」
あゆは必死になって拘束を解こうとする。しかし、ぎりぎりで足が石畳の床につくような状況で、力を入れられるわけもない。バランスを崩して、ますますどうしようもなくなるだけである。
「やだよっ、これ、なんなのっ、ねぇ、誰か答えてよっ!ボクを助けて…」
あゆの太股の辺りには、深緑の色をした粘液質の物体がべったりとくっついていた。しかも、それが蠢きながら少しずつ這い上がってきている。まるで意志を持った生物であるかのように。
「ひ、ひーっ、誰かっ、誰かっ!」
どれだけもがいても駄目だと知ったのか、あゆは暴れる動きを止める。引きつった顔で、ぶるぶると震えながら助けを請い始めた。しかし、薄暗くて広さすらもわからない部屋には、誰か助けが来る様子などまるでない。そもそも、あゆを拘束した人間とこの物体を差し向けた人間は同じなのだろうから、助けを請うなどという考えがナンセンスなのだろうが。
「うぐぅ…いや、やだ…」
ついに物体はあゆの脚の付け根のところまでやってくる。それが性器に触れた瞬間、あゆは生理的な嫌悪感を覚えた。しかし、あゆはその物質がもっと上まで来るのだろうと思っており、
ぐぢゅっ…
「……!?い…!?な、なにっ!?」
その物体があゆの秘裂の中に侵入してきたときは、大きな戸惑いと驚きの声を上げた。嫌悪感よりもそういった感情が先に立ったのだ。
「え……あ……」
しかし、それ以上に別の感覚があゆの中に生まれ始める。それはあゆにとって完全に未知の感覚だった。だが、物体が秘裂の中に吸い込まれていった後には…その物体は、決して小さなものではなかったのだが…あゆの身体の中には、これまで全く知らなかった感覚が満ちていた。
「ふ…ふぁっ…」
あゆが完全に惚けた、理性を失った声と表情になる。そして、腰をしきりによじらせ始めた。
「んあ…い、いいっ…ボ、ボク、もう…だめ」
粘液は、もはや影も形も見えない。そして、あゆの秘裂の中で蠢いているといった様子もない。にも拘わらず、あゆはそこを何かに刺激されているような反応を返していた。
実際に秘裂を広げてみたなら、まだ幼いクリトリスがピンと尖っているのは誰の目にも明らかだったろう。
「んんっ…はぁ…」
ついには、未だ汚されたことのない部分から、透明な液体がしたたり落ちるようになる。それはぽたぽたと石畳の上に落ちて、みるみる間に水たまりと化していった。
誰も、何もしていないようであるのに、
「駄目ぇっ!ボク、イッちゃうぅぅっ!!」
びゅくんっ!
最後にあゆは絶叫し、激しく全身を痙攣させて果てた。
そもそも、あゆが絶頂を表す語彙を認知していたかどうかすら、怪しいのだが…
ぷちっ。
その瞬間、あゆを縛めていたロープが切れた。
ストン、と地面に降り立ったあゆの目には、爛々とした不気味な光が宿っている。その蠱惑的で欲望に満ちた瞳は、どう見てもあゆのものではなかった。
「うふふ…50年間我慢していたんだから…ボク、この身体気に入っちゃったし、好きなだけ楽しんでやろうっと…」
ヴ…
「いっ、いやだよっ…こんな変なの」
「でも、ここは嫌そうにしてないよな」
「うぐぅ…言わないで」
情けない声を上げて、あゆは自らの身体がくわえこんで離さないピンクの玩具に目をやる。自らめくり上げたスカートを持ったまま。
脚をすり合わせたり腰を上下に動かしたり、あゆも色々としていたが、結局あゆの身体は鈍い振動音を立てるそれをしっかりと締め付けてしまう。
「抜けないよ…これ」
「あゆが締め付けてるからだろ」
「だ、だって、自然にそうなっちゃうんだから仕方ないよ」
「それだけあゆがやらしいって事だろ」
「うぐぅ…女の子の普通の反応だもん」
段々潤んできた瞳で、あゆはすねた表情を見せる。
「普通じゃないと思うけどな…」
祐一は、玩具とあゆの秘部が接している辺りに指を当てて、なぞる。そこには、玩具とあゆのヴァギナの狭い隙間からあふれ出した透明な液体で濡れていた。粘りの少ない、さらっとした液体だったが、それはあゆの興奮を証す徴(しるし)に他ならない。
「普通だよ、こんな事されたら濡れてきちゃうのだって」
「そうだな、あゆが一番好きなココにもきちんと当たっているもんな」
「だ…だって、そこが女の子の一番気持ちよくなっちゃうところなんだよ」
玩具は双頭だった。
「自分で言うことか?」
「うぐぅ…祐一君が言わせたんだもん…」
「違うだろ」
「だ、だって、だって」
あゆは祐一を見たり視線をそらせたり、落ち着かない様子を見せる。
「今度、名雪に聞いてみるか。女の子なら誰でもこうなるのか」
「そ、そんなのいやだよっ!」
「なんでだ?」
「ボクの事、名雪さんにバレちゃう」
「もう半分は気づいているんじゃないのか?この家に来る回数増えすぎだもんな」
「こ、恋人同士なんだから当然だもんっ」
「名雪がどう思うかは別問題だろ」
「うぐぅ…言わないでよぉっ…はぁ…」
あゆが熱くなった息を吐く。目は完全に涙目になっていた。
「どうなってきた?」
「うぐぅ、イッちゃいそう」
「普通、そんなに簡単にな」
「こんなもの使ったらそうなっちゃうよ…ふぅん…」
鼻に掛かった声を出して、あゆは身体をよじらせる。
「要するに、気に入ったんだな」
「ち、ちがうよっ」
「言い逃れ出来ないと思うぞ」
「気持ちよくなっちゃうのと好きになるのは別だようっ…あ…あっ」
あゆはスカートの生地を持ったまま、ぴょんぴょんと飛び跳ねる。
「だ、だめ…ボク、イッちゃう」
飛び跳ねた拍子に、ぽたっと愛液の雫がこぼれ落ちる。だが、玩具の方はまるで落ちる様子がない。
ついにあゆはぐっと身体を縮める。
「あ…あーっ!」
そして、高い声を上げて、あゆが昇天したことを伝えた。
「いっ、いやだよっ…こんな変なの」
「でも、ここは嫌そうにしてないよな」
「うぐぅ…言わないで」
情けない声を上げて、あゆは自らの身体がくわえこんで離さないピンクの玩具に目をやる。自らめくり上げたスカートを持ったまま。
脚をすり合わせたり腰を上下に動かしたり、あゆも色々としていたが、結局あゆの身体は鈍い振動音を立てるそれをしっかりと締め付けてしまう。
「抜けないよ…これ」
「あゆが締め付けてるからだろ」
「だ、だって、自然にそうなっちゃうんだから仕方ないよ」
「それだけあゆがやらしいって事だろ」
「うぐぅ…女の子の普通の反応だもん」
段々潤んできた瞳で、あゆはすねた表情を見せる。
「普通じゃないと思うけどな…」
祐一は、玩具とあゆの秘部が接している辺りに指を当てて、なぞる。そこには、玩具とあゆのヴァギナの狭い隙間からあふれ出した透明な液体で濡れていた。粘りの少ない、さらっとした液体だったが、それはあゆの興奮を証す徴(しるし)に他ならない。
「普通だよ、こんな事されたら濡れてきちゃうのだって」
「そうだな、あゆが一番好きなココにもきちんと当たっているもんな」
「だ…だって、そこが女の子の一番気持ちよくなっちゃうところなんだよ」
玩具は双頭だった。
「自分で言うことか?」
「うぐぅ…祐一君が言わせたんだもん…」
「違うだろ」
「だ、だって、だって」
あゆは祐一を見たり視線をそらせたり、落ち着かない様子を見せる。
「今度、名雪に聞いてみるか。女の子なら誰でもこうなるのか」
「そ、そんなのいやだよっ!」
「なんでだ?」
「ボクの事、名雪さんにバレちゃう」
「もう半分は気づいているんじゃないのか?この家に来る回数増えすぎだもんな」
「こ、恋人同士なんだから当然だもんっ」
「名雪がどう思うかは別問題だろ」
「うぐぅ…言わないでよぉっ…はぁ…」
あゆが熱くなった息を吐く。目は完全に涙目になっていた。
「どうなってきた?」
「うぐぅ、イッちゃいそう」
「普通、そんなに簡単にな」
「こんなもの使ったらそうなっちゃうよ…ふぅん…」
鼻に掛かった声を出して、あゆは身体をよじらせる。
「要するに、気に入ったんだな」
「ち、ちがうよっ」
「言い逃れ出来ないと思うぞ」
「気持ちよくなっちゃうのと好きになるのは別だようっ…あ…あっ」
あゆはスカートの生地を持ったまま、ぴょんぴょんと飛び跳ねる。
「だ、だめ…ボク、イッちゃう」
飛び跳ねた拍子に、ぽたっと愛液の雫がこぼれ落ちる。だが、玩具の方はまるで落ちる様子がない。
ついにあゆはぐっと身体を縮める。
「あ…あーっ!」
そして、高い声を上げて、あゆが昇天したことを伝えた。
あゆはゆっくりと自分のスカートを持ち上げていった。
「み、美坂先輩に、ボクのこと抱いてもらいたいんです」
その前にいるのは香里だった。人気のない夕方の女子校の空き教室。あゆも香里も、同じこの高校の制服を着ていた。
「………」
「ボクのはじめて、あげます…だから」
「悪いけど、お断りするわ」
「あ…」
香里はあゆに一瞥をくれると、横をすり抜けて教室を出ていく。
「美坂せんぱいっ!」
あゆが悲しそうな声を上げるが、その時にはもう香里は教室の外だった。
やや不自然な情景にも見える。だが、この女子高校においてはそれほど珍しい話でもなかった。あゆが「はじめてをあげる」と形容した事も。
「んしょっ…わ、わっ!」
あゆはバランスを崩しかけて、慌てて近くにあった雨樋(あまどい)をつかむ。
「うぐぅ…怖い」
泣き出しそうな表情をしながら、あゆは恐る恐る屋根を伝っていく。向こうに見えるのはひとつのベランダつきの窓。どうやらそこを目指しているらしい。道路や家の入り口からは見えにくい位置になっているとは言え、見つかれば厄介な事になるのは間違いないだろう。
だが、あゆはその窓に掛かっているカーテンが、隅のところをわずかに残して閉められているのを見て、俄然元気を出す。
「ひょっとしてっ…い、一日目から大当たりかな…?」
音を立てないように注意しながら屋根の上を歩き、やがて窓のところに手が触れそうな所までたどりつく。運動神経の鈍いあゆでも、何とか移動する事が出来そうだった。
「こ、怖いけど…」
思い切って、ベランダに飛び移る。柵を越える時にも、何とか音を立てないで済んだ。
「うぐぅ…怖かったよ」
ひとしきり胸を撫で下ろしてから、忍び足で窓に近づく。そして、そぅっと部屋の中をのぞき込んだ。
「わ…!」
あゆの望んだもの…香里の裸がそこにはあった。何度も夢想したその姿に、あゆは生唾を飲み込む。
しかし様子がおかしい。どうやら一人ではないらしい。
「そんな…美坂先輩、つき合っている人なんていないはずなのに」
愕然としつつも、あゆは狭いカーテンの隙間から、何とかしてそれが誰なのか確かめようとする。
「えっ」
香里が体勢を変えた瞬間、あゆの目にはっきりと飛び込んでくる。香里に組み敷かれて恍惚とした表情を浮かべているのは、香里の妹の栞だった。同時に、あゆのクラスメイトでもある。
「そ、そんな」
呆然としたあゆに、声が聞こえてくる。窓越しとはいえ、十分に会話の内容は聞いて取れた。
「どう?栞」
「い、いいです…お姉ちゃん、私をもっとメチャクチャにしてください」
「仕方ない子ね。いやらしい」
「そ、そうです、私はお姉ちゃんのおち○ちんがなければ生きていけない、いやらしい女の子です」
「嘘おっしゃい、こないだはバイブであんなによがっていたくせに」
「それは…ああっ」
激しい香里のストロークに、栞はしゃべる余裕を無くす。
「栞ちゃん…」
あゆはつぶやいた。普段のおとなしく礼儀正しい素振りからはまるで想像出来ない姿だ。受け答えの内容を聞けば、香里がどれほど栞に性行為を強要してきたのかよくわかる。しかも、実の姉妹だ。
「不潔だよっ」
あゆは吐き捨てるように言って、
「助けてあげなきゃ」
決意の言葉と共に、肩から掛けていたピンク色のポシェットの中身を探る。そこからあゆが取り出したものは、銀色に光る小さなデジタルカメラだった。あまりあゆには似合っていなかったが、フラッシュを切って、カーテンの隙間から中の行為に焦点を合わせる。
ファインダー越しに見える扇情的な性交を、あゆは次々とカメラに収めていった。本来、香里の自慰行為を撮影する事を目的として持ってきたカメラだった。香里がひとりなら、そのまま窓を開けてその場で証拠写真を突きつけても良いとさえ思っていたのだが。
そして、香里が何事か叫んで、一気に栞のヴァギナから肉棒を引き抜くと、栞の顔前に突きつける。次の瞬間、栞の顔を勢い良く放出された白濁の液が襲った。
「すごい…」
香里の肉棒が脈動する度、栞の顔に粘液が叩きつけられる。あっという間に、栞の顔はべとべとに汚れてしまった。髪の毛から口元まで構わず、放出された液体が垂れている。
「あれが、ざーめんなんだ」
栞は放出された液体を指で丁寧にすくっては、それを口でくわえて飲み下していく。その敬虔な仕草を、あゆは大いに興奮してカメラに収めていった。撮るべき対象が間違っているのにも気づかない。既にあゆは自らの性器をいじりたくてたまらない衝動に駆られているほどであったから。
とても全てを舐め尽くすことは出来なかったが、一通り舐めてしまうと今度は愛おしそうに香里の肉棒を舐めていく。自らの愛液と飛び散った白濁の液に濡れたそれを、綺麗に清めていく。
「まだまだ、こんなもんじゃ済まないわよ」
「はい…私も、もっとお姉ちゃんにいじめてもらいたいです」
まだするんだ…
あゆはカメラをゆっくりとポシェットの中にしまっていった。証拠写真は十分すぎるほどに撮っている。それよりも、自分の身体の疼きを処理しないとどうしようもない…
そんな、肉欲の方に頭が行っていたからだろうか。
がしゃん!
「!」
「誰っ!?」
カメラを落とした音に、香里の鋭い声が上がる。
「あ…あっ!」
慌ててカメラを拾い上げた時には、香里は窓まで来ていた。そしてあゆの姿を確認すると、裸のまま臆面もなく窓を開けてあゆの前に姿を現す。
「とんだ泥棒ネコがいたものね…」
「ご、ごめんなさい、ボク、そんなつもりじゃっ」
凛々しく天を仰いだ肉棒が、ますますあゆを怯えさせる。
「言い逃れは出来ないわよ。こっちにいらっしゃい」
「うぐぅ…」
あゆはびくびくしながら部屋の中に足を踏み入れる。部屋の中には生臭い性臭が漂っていた。
「あ…あゆちゃん!?」
「栞ちゃん…」
「このコ、のぞきしてたのよ。しかも栞の友達とはね…栞、友達はもっと選びなさいよ」
「あ、あゆちゃん」
「ごめん…ごめんなさい、許して下さい…」
あゆは震える声で許しを請う。
「お仕置きしてあげなきゃいけないわね」
冷たい声でそう言うと、香里は自分の机の引き出しを開けて何かを取り出した。それを床に放る。
「栞、それでこの子やっちゃいなさい」
「そ、そんな」
「や…いやだよっ!」
グロテスクな隆起のついたバイブレータに、あゆはおののく。
「この子はじめてなんてどうでもいいらしいから、栞がそれでやってあげれば十分よ」
「そんな…ひどいよっ!」
「その写真で何をしようとしていたのかおっしゃい?これは当然の報復よ」
「う…うぐぅ」
「あ、あゆちゃんごめんなさい」
栞はバイブレータを持ち上げると、身体を起こしてあゆに近づいてきた。
「し、栞ちゃんっ!」
「私、逆らえないんです…ごめんなさい」
「や、いやぁ…うぷっ!」
絶叫を上げようとしたあゆの口を、香里がふさぐ。栞は素早くあゆのスカートに手を伸ばしていった…
「み、美坂先輩に、ボクのこと抱いてもらいたいんです」
その前にいるのは香里だった。人気のない夕方の女子校の空き教室。あゆも香里も、同じこの高校の制服を着ていた。
「………」
「ボクのはじめて、あげます…だから」
「悪いけど、お断りするわ」
「あ…」
香里はあゆに一瞥をくれると、横をすり抜けて教室を出ていく。
「美坂せんぱいっ!」
あゆが悲しそうな声を上げるが、その時にはもう香里は教室の外だった。
やや不自然な情景にも見える。だが、この女子高校においてはそれほど珍しい話でもなかった。あゆが「はじめてをあげる」と形容した事も。
「んしょっ…わ、わっ!」
あゆはバランスを崩しかけて、慌てて近くにあった雨樋(あまどい)をつかむ。
「うぐぅ…怖い」
泣き出しそうな表情をしながら、あゆは恐る恐る屋根を伝っていく。向こうに見えるのはひとつのベランダつきの窓。どうやらそこを目指しているらしい。道路や家の入り口からは見えにくい位置になっているとは言え、見つかれば厄介な事になるのは間違いないだろう。
だが、あゆはその窓に掛かっているカーテンが、隅のところをわずかに残して閉められているのを見て、俄然元気を出す。
「ひょっとしてっ…い、一日目から大当たりかな…?」
音を立てないように注意しながら屋根の上を歩き、やがて窓のところに手が触れそうな所までたどりつく。運動神経の鈍いあゆでも、何とか移動する事が出来そうだった。
「こ、怖いけど…」
思い切って、ベランダに飛び移る。柵を越える時にも、何とか音を立てないで済んだ。
「うぐぅ…怖かったよ」
ひとしきり胸を撫で下ろしてから、忍び足で窓に近づく。そして、そぅっと部屋の中をのぞき込んだ。
「わ…!」
あゆの望んだもの…香里の裸がそこにはあった。何度も夢想したその姿に、あゆは生唾を飲み込む。
しかし様子がおかしい。どうやら一人ではないらしい。
「そんな…美坂先輩、つき合っている人なんていないはずなのに」
愕然としつつも、あゆは狭いカーテンの隙間から、何とかしてそれが誰なのか確かめようとする。
「えっ」
香里が体勢を変えた瞬間、あゆの目にはっきりと飛び込んでくる。香里に組み敷かれて恍惚とした表情を浮かべているのは、香里の妹の栞だった。同時に、あゆのクラスメイトでもある。
「そ、そんな」
呆然としたあゆに、声が聞こえてくる。窓越しとはいえ、十分に会話の内容は聞いて取れた。
「どう?栞」
「い、いいです…お姉ちゃん、私をもっとメチャクチャにしてください」
「仕方ない子ね。いやらしい」
「そ、そうです、私はお姉ちゃんのおち○ちんがなければ生きていけない、いやらしい女の子です」
「嘘おっしゃい、こないだはバイブであんなによがっていたくせに」
「それは…ああっ」
激しい香里のストロークに、栞はしゃべる余裕を無くす。
「栞ちゃん…」
あゆはつぶやいた。普段のおとなしく礼儀正しい素振りからはまるで想像出来ない姿だ。受け答えの内容を聞けば、香里がどれほど栞に性行為を強要してきたのかよくわかる。しかも、実の姉妹だ。
「不潔だよっ」
あゆは吐き捨てるように言って、
「助けてあげなきゃ」
決意の言葉と共に、肩から掛けていたピンク色のポシェットの中身を探る。そこからあゆが取り出したものは、銀色に光る小さなデジタルカメラだった。あまりあゆには似合っていなかったが、フラッシュを切って、カーテンの隙間から中の行為に焦点を合わせる。
ファインダー越しに見える扇情的な性交を、あゆは次々とカメラに収めていった。本来、香里の自慰行為を撮影する事を目的として持ってきたカメラだった。香里がひとりなら、そのまま窓を開けてその場で証拠写真を突きつけても良いとさえ思っていたのだが。
そして、香里が何事か叫んで、一気に栞のヴァギナから肉棒を引き抜くと、栞の顔前に突きつける。次の瞬間、栞の顔を勢い良く放出された白濁の液が襲った。
「すごい…」
香里の肉棒が脈動する度、栞の顔に粘液が叩きつけられる。あっという間に、栞の顔はべとべとに汚れてしまった。髪の毛から口元まで構わず、放出された液体が垂れている。
「あれが、ざーめんなんだ」
栞は放出された液体を指で丁寧にすくっては、それを口でくわえて飲み下していく。その敬虔な仕草を、あゆは大いに興奮してカメラに収めていった。撮るべき対象が間違っているのにも気づかない。既にあゆは自らの性器をいじりたくてたまらない衝動に駆られているほどであったから。
とても全てを舐め尽くすことは出来なかったが、一通り舐めてしまうと今度は愛おしそうに香里の肉棒を舐めていく。自らの愛液と飛び散った白濁の液に濡れたそれを、綺麗に清めていく。
「まだまだ、こんなもんじゃ済まないわよ」
「はい…私も、もっとお姉ちゃんにいじめてもらいたいです」
まだするんだ…
あゆはカメラをゆっくりとポシェットの中にしまっていった。証拠写真は十分すぎるほどに撮っている。それよりも、自分の身体の疼きを処理しないとどうしようもない…
そんな、肉欲の方に頭が行っていたからだろうか。
がしゃん!
「!」
「誰っ!?」
カメラを落とした音に、香里の鋭い声が上がる。
「あ…あっ!」
慌ててカメラを拾い上げた時には、香里は窓まで来ていた。そしてあゆの姿を確認すると、裸のまま臆面もなく窓を開けてあゆの前に姿を現す。
「とんだ泥棒ネコがいたものね…」
「ご、ごめんなさい、ボク、そんなつもりじゃっ」
凛々しく天を仰いだ肉棒が、ますますあゆを怯えさせる。
「言い逃れは出来ないわよ。こっちにいらっしゃい」
「うぐぅ…」
あゆはびくびくしながら部屋の中に足を踏み入れる。部屋の中には生臭い性臭が漂っていた。
「あ…あゆちゃん!?」
「栞ちゃん…」
「このコ、のぞきしてたのよ。しかも栞の友達とはね…栞、友達はもっと選びなさいよ」
「あ、あゆちゃん」
「ごめん…ごめんなさい、許して下さい…」
あゆは震える声で許しを請う。
「お仕置きしてあげなきゃいけないわね」
冷たい声でそう言うと、香里は自分の机の引き出しを開けて何かを取り出した。それを床に放る。
「栞、それでこの子やっちゃいなさい」
「そ、そんな」
「や…いやだよっ!」
グロテスクな隆起のついたバイブレータに、あゆはおののく。
「この子はじめてなんてどうでもいいらしいから、栞がそれでやってあげれば十分よ」
「そんな…ひどいよっ!」
「その写真で何をしようとしていたのかおっしゃい?これは当然の報復よ」
「う…うぐぅ」
「あ、あゆちゃんごめんなさい」
栞はバイブレータを持ち上げると、身体を起こしてあゆに近づいてきた。
「し、栞ちゃんっ!」
「私、逆らえないんです…ごめんなさい」
「や、いやぁ…うぷっ!」
絶叫を上げようとしたあゆの口を、香里がふさぐ。栞は素早くあゆのスカートに手を伸ばしていった…
「ど、どうしてボクのこと…」
あゆは怯えた目をしながら、同時に身を動かして必死に逃げようと試みる。
「ほ、ほどいてよっ!」
脱出が出来ないことにはすぐ気づいたようだった。あゆは目の前にいる男の事をちらちらと気にしながら、訴えかける。だが、段々と自らの露わにされている下半身の方が気になってきてしまったようだ。
「ど、どうして?ボクのこと、どうしてわかったの…」
あゆが言う意味は、セーターの下から見えているあゆの股間の部分を見ればわかる。既に下半身の着衣は下着まで含めて全て脱がされていた。セーターとシャツの裾が、中途半端に覆い隠している股間には多少の隆起が見られる。
もっと扁平(へんぺい)であるべき部分に、確かな膨らみが見られる。いや、もう少し観察すればそこについているものが何なのかは一目瞭然だった。
「み、見ないで…お願いだからっ」
あゆは懇願した。脚と脚をすりあわせるようにして誤魔化しているが、その程度で隠れるはずもない。
そして、あゆが隠している事実はそこに肉棒がついているという事にとどまらないようだった。
「やだ…やだよっ」
その肉棒は少しずつサイズを大きくし、ついには明確な勃起を見せ始めている…セーターとシャツを押し上げるようにして、段々と小さな屹立がはっきりと見えるようになってくる。
「だ…だめぇぇ…」
あゆは顔を真っ赤にして言った。だが、その意思をまるで無視して、肉棒はぴんと張りつめた勃起を見せる。多少サイズが小さく、やや桃色がかっているという事はあったが、立派にペニスの形状をしていた。
その完全な勃起を待ちかまえていたかのように、男の指がそこに添えられていく。
「やだ、ボク、やだよっ、やめてっ!」
無論そんな声など無いもののように、男は環状にした指であゆのペニスをくるむ。
「う…うあぁっ」
それだけであゆは声をうわずらせた。
ゆっくりとした上下のしごき立てが始まる。激しさはなかったが、指先で握りしめる強弱もつけた微細な刺激だ。
「ひ…ひぅぅっ」
すぐにあゆは情けない声を上げて悶え始める。先端から透明な液がにじんで垂れてくると、男のしごき立てににちゃにちゃという水音が加わるようになった。そのすべりを利用して、男はますます刺激の与え方を多彩にしていく。単にしごくだけではなく、撫でたり弾いたりするような動きも加える。そちらの刺激自体は小さいのだろうが、強い刺激と組み合わされる事であゆの性感はますます高まった。
「ゆ…許してぇ…ボク…もう、だめだよぉ…」
あゆが腰を引いて、懇願する。だが、男はそれを追うようにして肉棒をぐっとつかむと、激しく上下にしごき上げ始めた。
「あ…かっ…かはぁっ…やめ、やめてぇぇっ!こんなの、ボクいやだよぉっ!」
ひとたまりもなく、あゆがびくんと肉棒を震わせる。
びゅびゅっ…
なま暖かい白濁の液が飛び出した。それは男の手にかかったと同時に、あゆの太股や腹にもかかって、あゆ自身を汚した。
「や…いやだよ…」
放出の脱力感。それに加えて、自らが快感を感じていたという逃れる事が出来ない証拠。あゆは疲れ果てた声を上げた。
しかし、肉棒は未だ衰えを見せようとしていなかった。
あゆは怯えた目をしながら、同時に身を動かして必死に逃げようと試みる。
「ほ、ほどいてよっ!」
脱出が出来ないことにはすぐ気づいたようだった。あゆは目の前にいる男の事をちらちらと気にしながら、訴えかける。だが、段々と自らの露わにされている下半身の方が気になってきてしまったようだ。
「ど、どうして?ボクのこと、どうしてわかったの…」
あゆが言う意味は、セーターの下から見えているあゆの股間の部分を見ればわかる。既に下半身の着衣は下着まで含めて全て脱がされていた。セーターとシャツの裾が、中途半端に覆い隠している股間には多少の隆起が見られる。
もっと扁平(へんぺい)であるべき部分に、確かな膨らみが見られる。いや、もう少し観察すればそこについているものが何なのかは一目瞭然だった。
「み、見ないで…お願いだからっ」
あゆは懇願した。脚と脚をすりあわせるようにして誤魔化しているが、その程度で隠れるはずもない。
そして、あゆが隠している事実はそこに肉棒がついているという事にとどまらないようだった。
「やだ…やだよっ」
その肉棒は少しずつサイズを大きくし、ついには明確な勃起を見せ始めている…セーターとシャツを押し上げるようにして、段々と小さな屹立がはっきりと見えるようになってくる。
「だ…だめぇぇ…」
あゆは顔を真っ赤にして言った。だが、その意思をまるで無視して、肉棒はぴんと張りつめた勃起を見せる。多少サイズが小さく、やや桃色がかっているという事はあったが、立派にペニスの形状をしていた。
その完全な勃起を待ちかまえていたかのように、男の指がそこに添えられていく。
「やだ、ボク、やだよっ、やめてっ!」
無論そんな声など無いもののように、男は環状にした指であゆのペニスをくるむ。
「う…うあぁっ」
それだけであゆは声をうわずらせた。
ゆっくりとした上下のしごき立てが始まる。激しさはなかったが、指先で握りしめる強弱もつけた微細な刺激だ。
「ひ…ひぅぅっ」
すぐにあゆは情けない声を上げて悶え始める。先端から透明な液がにじんで垂れてくると、男のしごき立てににちゃにちゃという水音が加わるようになった。そのすべりを利用して、男はますます刺激の与え方を多彩にしていく。単にしごくだけではなく、撫でたり弾いたりするような動きも加える。そちらの刺激自体は小さいのだろうが、強い刺激と組み合わされる事であゆの性感はますます高まった。
「ゆ…許してぇ…ボク…もう、だめだよぉ…」
あゆが腰を引いて、懇願する。だが、男はそれを追うようにして肉棒をぐっとつかむと、激しく上下にしごき上げ始めた。
「あ…かっ…かはぁっ…やめ、やめてぇぇっ!こんなの、ボクいやだよぉっ!」
ひとたまりもなく、あゆがびくんと肉棒を震わせる。
びゅびゅっ…
なま暖かい白濁の液が飛び出した。それは男の手にかかったと同時に、あゆの太股や腹にもかかって、あゆ自身を汚した。
「や…いやだよ…」
放出の脱力感。それに加えて、自らが快感を感じていたという逃れる事が出来ない証拠。あゆは疲れ果てた声を上げた。
しかし、肉棒は未だ衰えを見せようとしていなかった。
「………」
一瞬、祐一は何が起こったのかわからなかった。
視界がまっくらな中で、ズボンの生地に突然感じた柔らかい圧力…ふにゅふにゅとした、とても優しいさわり方。
ゆっくりと目を開けると、顔のすぐ近くにあゆの顔が迫っていた。ただしその目は祐一の顔を見ておらず、ずっと下の方をじーっと見ている。つられて祐一も視線をずらすと、あゆの指が揃えられて自分の股間にぴったり当てられていた。
「なにしてるんだ」
「ちょっと…」
そう言って、あゆは指を上下にゆるゆると動かす。祐一は、股間の柔らかい部分が圧力を受けて転がされる感覚を感じていた。今日祐一がはいているのは、ジーンズではなく柔らかい綿のズボンだったのだ。
「やめろっ」
祐一は言い様のない不安感を感じた。蹴り上げられたりすれば吐き気をもよおすほど痛い部分だ。単に転がされるだけでも、加減を間違えば痛いのは間違いない。
しかしあゆは何も言わず、自分の指が触っている部分だけを熱心に見つめて指を動かしていた。祐一は、段々と変な気分になってくる。
「あ、あゆ、気持ち悪い」
「祐一君…かたくなってきた」
「なんだって」
「かたい…」
あゆはくいくいと祐一の股間を押し込んだ。それによって、祐一自身も自分のペニスがこりこりとしこってきているのを否応なく認識させられてしまう。
「あ、あゆ、何したんだ」
「さわっただけだよ…」
「うそだ!なにか変なことをしたな」
「違うもん」
あゆは、小さくふくらんだ祐一のズボンの一番高いところを、ひとさし指で丸を描くようになでる。
「ううっ…」
祐一はびりびりとしびれるような感覚を感じた。それは全く未知の感覚で、どうすればいいのかわからない。くすぐったさを凝縮したような感じでありながら、それとは全く別の不思議な感覚を伴っていた。痛みも少しあったが、祐一はなぜか腰を動かして逃げることができない。
「ねぇ、祐一くん、祐一くんのおち○ちん、見てもいい?」
「い…いやだ、寒い」
「すぐに寒くないようにするから」
「………」
「ぬがすよ」
あゆが身体を低くする。祐一は二本の足で立ったまま、どうする事もできなかった。
指が、ズボンのホックにかかる。ぷちっ、とそれが簡単に外されると、じーっ、と音を立ててジッパーが下ろされていく。
すとん、と綿のゆったりしたズボンは地面に落ちてしまった。風が素足に吹き付ける。
「さ、さむい」
祐一は硬直するが、あゆはすぐにブリーフのところに手をかける。そして、ブリーフの生地を突き上げているペニスをぷるん、と震わせながら一気に脱がしてしまった。
「わ…」
「………」
祐一のペニスはあゆの顔にくっつくほど近くにあった。寒さもひどかったが、それ以上に本能的な背徳感のようなものが感じられる。それが、とてもどきどきした感情になっていく。服を脱いでいるのに、ペニスのところだけは熱くなっていく。
あゆは何を使ってペニスを風から守ろうとしているのか、祐一は色々と考えていたが、次にあゆが取った行動は祐一の想像を超えていた。
はむっ
「…!?」
とろけるような感覚が、祐一を襲った。
あゆがペニスの先っぽを口でくわえた…!
そのまま上目遣いに祐一の反応をうかがっている。祐一のペニスには、あゆの口の中のあたたかくてぬるっとした感覚や、あゆの舌先の柔らかい感触が張り付いていた。
「ひっ」
あゆが、ぬぷーっと口の中に頬張る部分を大きくしていく。祐一の小さなペニスが、あゆの口の中に飲み込まれていく。そこにあるのは、何かを越えてしまったという罪悪感と、はっきりとした快感だった。生まれて初めて感じる、性の悦びだった。
祐一は仔猫のようにおとなしくなり、あゆの次なる行動を待つ。このゲームの行く末は、あゆが全て握っているのだ。祐一は、あゆが何を要求しても喜んで従う気になっていた。
あゆはしばらくペニスをくわえたままちろちろと舌先を動かしていた。さらさらと揺れる長い髪の毛が睾丸の辺りをくすぐり、ますます快感を煽る。
しかし、あゆはやがてちゅぽんと口を離してしまった。あゆの口元から、つつーっとよだれが垂れていった。
祐一はここで行為を終わらされるのではないかという危惧を抱きつつ、濡れたペニスに当たる寒風に必死で耐える。
「へんなあじ…」
「…ごめんな」
「でも、祐一くんだから、ボクはいいよ」
あゆは祐一の目を見ずに、頬を真っ赤にして言った。
そして、今度は舌を思い切り突き出し、ぴんぴんに立っているペニスの先端をじゅるっと舐める。
「くぅっ」
思わず声が漏れる。不安そうにあゆが目を上げた。
だが、祐一はぶんぶんと頭を振った。ここでやめられてはたまらない。
じゅる、じゅると唾液の音を思い切り立てながら、あゆは祐一のペニスを舐め回した。まるでソフトクリームか何かを舐めているみたいだ、と祐一は思う。今度から、アイスを食べているのを見ただけで恥ずかしくなってしまいそうだった。
あゆは飽きもせず、口の周りを唾液でべとべとにしながら舌戯に励んだ。時折、ふくろをさわさわと撫でてみたりもする。
そうする間に、祐一は段々と腰の奥から何かが膨らんでくるのを感じる。怖かったが、あゆにやめてくれとは言えなかった。歯を食いしばって、必死に耐える。しかし、耐えれば耐えるほどにその感覚は膨らんで膨らんで、抑えられなくなっていった。
もじ、もじと祐一が脚をすりあわせたがあゆは気にせず舐め続ける。
だめだっ…
ぴゅっ!
次の瞬間、祐一は自分のペニスが脈動するのを感じていた。
「きゃ」
びく、びく…
果てしない脱力感を感じながら、祐一は得体の知れない感覚に耐えていた。
それが、やがて収まる。あゆの顔を見ると…口元に、半透明の白い液がくっついていた。
「え…」
祐一のペニスは、いつの間にかふにゃふにゃになっている。すると…
「びっくりした…」
「ご、ごめんな」
「………」
あゆは困ったような目で自分の口に付着していた液体を見ていたが、思い切ったように指でそれをぬぐい、口の中に入れる。
「あ、あゆ…」
「…すっごい変なあじ…」
「………」
「勝手に出すんだもん」
「ごめん…あゆ」
「罰だよ」
「…わかった」
「ボクのも、舐めて、くれる…?」
あゆは顔を真っ赤にしながら、真下を向いていた。
一瞬、祐一は何が起こったのかわからなかった。
視界がまっくらな中で、ズボンの生地に突然感じた柔らかい圧力…ふにゅふにゅとした、とても優しいさわり方。
ゆっくりと目を開けると、顔のすぐ近くにあゆの顔が迫っていた。ただしその目は祐一の顔を見ておらず、ずっと下の方をじーっと見ている。つられて祐一も視線をずらすと、あゆの指が揃えられて自分の股間にぴったり当てられていた。
「なにしてるんだ」
「ちょっと…」
そう言って、あゆは指を上下にゆるゆると動かす。祐一は、股間の柔らかい部分が圧力を受けて転がされる感覚を感じていた。今日祐一がはいているのは、ジーンズではなく柔らかい綿のズボンだったのだ。
「やめろっ」
祐一は言い様のない不安感を感じた。蹴り上げられたりすれば吐き気をもよおすほど痛い部分だ。単に転がされるだけでも、加減を間違えば痛いのは間違いない。
しかしあゆは何も言わず、自分の指が触っている部分だけを熱心に見つめて指を動かしていた。祐一は、段々と変な気分になってくる。
「あ、あゆ、気持ち悪い」
「祐一君…かたくなってきた」
「なんだって」
「かたい…」
あゆはくいくいと祐一の股間を押し込んだ。それによって、祐一自身も自分のペニスがこりこりとしこってきているのを否応なく認識させられてしまう。
「あ、あゆ、何したんだ」
「さわっただけだよ…」
「うそだ!なにか変なことをしたな」
「違うもん」
あゆは、小さくふくらんだ祐一のズボンの一番高いところを、ひとさし指で丸を描くようになでる。
「ううっ…」
祐一はびりびりとしびれるような感覚を感じた。それは全く未知の感覚で、どうすればいいのかわからない。くすぐったさを凝縮したような感じでありながら、それとは全く別の不思議な感覚を伴っていた。痛みも少しあったが、祐一はなぜか腰を動かして逃げることができない。
「ねぇ、祐一くん、祐一くんのおち○ちん、見てもいい?」
「い…いやだ、寒い」
「すぐに寒くないようにするから」
「………」
「ぬがすよ」
あゆが身体を低くする。祐一は二本の足で立ったまま、どうする事もできなかった。
指が、ズボンのホックにかかる。ぷちっ、とそれが簡単に外されると、じーっ、と音を立ててジッパーが下ろされていく。
すとん、と綿のゆったりしたズボンは地面に落ちてしまった。風が素足に吹き付ける。
「さ、さむい」
祐一は硬直するが、あゆはすぐにブリーフのところに手をかける。そして、ブリーフの生地を突き上げているペニスをぷるん、と震わせながら一気に脱がしてしまった。
「わ…」
「………」
祐一のペニスはあゆの顔にくっつくほど近くにあった。寒さもひどかったが、それ以上に本能的な背徳感のようなものが感じられる。それが、とてもどきどきした感情になっていく。服を脱いでいるのに、ペニスのところだけは熱くなっていく。
あゆは何を使ってペニスを風から守ろうとしているのか、祐一は色々と考えていたが、次にあゆが取った行動は祐一の想像を超えていた。
はむっ
「…!?」
とろけるような感覚が、祐一を襲った。
あゆがペニスの先っぽを口でくわえた…!
そのまま上目遣いに祐一の反応をうかがっている。祐一のペニスには、あゆの口の中のあたたかくてぬるっとした感覚や、あゆの舌先の柔らかい感触が張り付いていた。
「ひっ」
あゆが、ぬぷーっと口の中に頬張る部分を大きくしていく。祐一の小さなペニスが、あゆの口の中に飲み込まれていく。そこにあるのは、何かを越えてしまったという罪悪感と、はっきりとした快感だった。生まれて初めて感じる、性の悦びだった。
祐一は仔猫のようにおとなしくなり、あゆの次なる行動を待つ。このゲームの行く末は、あゆが全て握っているのだ。祐一は、あゆが何を要求しても喜んで従う気になっていた。
あゆはしばらくペニスをくわえたままちろちろと舌先を動かしていた。さらさらと揺れる長い髪の毛が睾丸の辺りをくすぐり、ますます快感を煽る。
しかし、あゆはやがてちゅぽんと口を離してしまった。あゆの口元から、つつーっとよだれが垂れていった。
祐一はここで行為を終わらされるのではないかという危惧を抱きつつ、濡れたペニスに当たる寒風に必死で耐える。
「へんなあじ…」
「…ごめんな」
「でも、祐一くんだから、ボクはいいよ」
あゆは祐一の目を見ずに、頬を真っ赤にして言った。
そして、今度は舌を思い切り突き出し、ぴんぴんに立っているペニスの先端をじゅるっと舐める。
「くぅっ」
思わず声が漏れる。不安そうにあゆが目を上げた。
だが、祐一はぶんぶんと頭を振った。ここでやめられてはたまらない。
じゅる、じゅると唾液の音を思い切り立てながら、あゆは祐一のペニスを舐め回した。まるでソフトクリームか何かを舐めているみたいだ、と祐一は思う。今度から、アイスを食べているのを見ただけで恥ずかしくなってしまいそうだった。
あゆは飽きもせず、口の周りを唾液でべとべとにしながら舌戯に励んだ。時折、ふくろをさわさわと撫でてみたりもする。
そうする間に、祐一は段々と腰の奥から何かが膨らんでくるのを感じる。怖かったが、あゆにやめてくれとは言えなかった。歯を食いしばって、必死に耐える。しかし、耐えれば耐えるほどにその感覚は膨らんで膨らんで、抑えられなくなっていった。
もじ、もじと祐一が脚をすりあわせたがあゆは気にせず舐め続ける。
だめだっ…
ぴゅっ!
次の瞬間、祐一は自分のペニスが脈動するのを感じていた。
「きゃ」
びく、びく…
果てしない脱力感を感じながら、祐一は得体の知れない感覚に耐えていた。
それが、やがて収まる。あゆの顔を見ると…口元に、半透明の白い液がくっついていた。
「え…」
祐一のペニスは、いつの間にかふにゃふにゃになっている。すると…
「びっくりした…」
「ご、ごめんな」
「………」
あゆは困ったような目で自分の口に付着していた液体を見ていたが、思い切ったように指でそれをぬぐい、口の中に入れる。
「あ、あゆ…」
「…すっごい変なあじ…」
「………」
「勝手に出すんだもん」
「ごめん…あゆ」
「罰だよ」
「…わかった」
「ボクのも、舐めて、くれる…?」
あゆは顔を真っ赤にしながら、真下を向いていた。
ぺちゅっ、ぷちゅ、ぐぢゅっ…
淫靡な水音がハーモニーを奏でる。
なぜなら、ここにいる少女達はシックス・ナインに励んでいるからだ。
くりゅっ…
「ひっ」
クリトリスを舐められた。下になっていたあゆが小さな声を上げる。もちろん、その間舌の動きの方はおろそかになってしまう。
くりゅくりゅ、くりゅっ…
「………!」
間断無き舌の攻撃に腰をぴくつかせながらも、あゆは懸命に佐祐理の秘部に舌を割り入れて闇雲に動かした。佐祐理はぎゅっと目を閉じ、眉をしかめてその刺激に耐えながらも、一度捉えたあゆの幼い突起を執拗になめ回して離さない。
「あ、あ」
あゆがまた舌の動きを止めた。その機に、佐祐理は半開きに目を開けて人差し指をあゆの中に勢い良く挿入する。
つぶっ…
「ううーっ!」
もはやあゆの意識は朦朧として、佐祐理の秘裂を舐めるどころではなくなっている。佐祐理のクンニリングスは、恐ろしく上手かった。
「だ…だめ…」
あゆが観念しても、佐祐理は容赦ない舌の動きを全く緩めようとしなかった。尋常ではなく大きな波があゆの細腰に迫ってくる。
「…ああっ!」
びくんっ!びくん、びくんっ!びくんっ!
その瞬間、あゆの全身が激しく痙攣した。指が挿入されていたにも拘わらずヴァギナの隙間からは愛液がほとばしり、佐祐理の頬を濡らした。
ヴーッ…ヴーッ…
そして、低い音のブザーが鳴り響く。同時にプシューという空気音がして、壁の一部が開く。佐祐理の後ろの方に部屋の出口ができていた。
佐祐理は立ち上がり、気絶したようになってぴくぴくと震えるあゆを見下ろした。良く見ると、二人とも剃られたように秘部がつるつるとしている事がわかる。
「ご、ごめんなさい…佐祐理は、ここから出て、会わなきゃいけない人がいるんです…」
小さく頭を下げながら、佐祐理は部屋から出ていく。
佐祐理が部屋を出た瞬間、また空気音がする。それは佐祐理の出ていった出口が閉まった音であると同時に、逆側に入り口が出来た音だ。
「あ…あゆちゃん!?」
それは聞いた事のある声だった…
「な、名雪さん…」
倒れたままの姿勢であゆはつぶやく。
やがてあゆの視界に入ってきたのは、果たして全裸の名雪の姿だった…。無論、秘部にはわずかなヘアすら生える事を許されていない。
「い、いやだよ…ボク、名雪さんとこんな事したくないよ…」
「………」
「ねぇ、名雪さんもそうでしょっ!?ねぇ、答えてよっ!」
「ご、ごめん、あゆちゃん…私…ここから出るの…家に帰るの…」
「名雪さんっ!?」
絶望的な声。
「ごめんね…本当にごめんね…」
泣きそうな声。同時に、ピピッ…と電子音がどこからともなく響く。さっきのブザーから、きっかり30秒後だ。
名雪はかがみ込んで、倒れ込んだあゆの秘部に思い切り顔を近づける。
ぬち…
「いやっ!」
舌が秘裂に侵入してくる。絶頂を迎えたばかりのあゆにとって、それは激烈すぎる刺激だった。
佐祐理に比べれば稚拙な動きなのは否めない。しかし、身体は興奮しきっており、愛液もたっぷりとあふれ返っているのだから、あっという間に快感の渦が巻き起こってくる。それを知ってか知らずか、名雪の舌は最初からピンピンに膨れ上がったクリトリスを責めていた。
「だ、だめ…ボク、またイッちゃうよぉっ!」
快感のボルテージが下がりきらないうちに刺激を受けているのだ。あゆは、すぐに絶頂の崖っぷちまで追いやられてしまう。必死で踏みとどまろうと耐えるが、名雪の攻撃が続く限り時間の問題なのは明らかだった。
「ゆ、許して、名雪さん…ボク、これでイッちゃうと『三回目』だから…だめ…なの…」
名雪は聞こえていないとばかりに指をヴァギナに突き刺す。
「ああっ!だめ!な、名雪さん、助けてっ!一緒にここから出ようよっ!」
あゆの腰がひゅくひゅくと震え始める。あゆは最後の坂道を一気に押し上げられていく。もはや、名雪が舌の動きを止めても絶頂を避ける事はできないだろう。
「ボ、ボク…イっちゃううっ…!」
淫靡な水音がハーモニーを奏でる。
なぜなら、ここにいる少女達はシックス・ナインに励んでいるからだ。
くりゅっ…
「ひっ」
クリトリスを舐められた。下になっていたあゆが小さな声を上げる。もちろん、その間舌の動きの方はおろそかになってしまう。
くりゅくりゅ、くりゅっ…
「………!」
間断無き舌の攻撃に腰をぴくつかせながらも、あゆは懸命に佐祐理の秘部に舌を割り入れて闇雲に動かした。佐祐理はぎゅっと目を閉じ、眉をしかめてその刺激に耐えながらも、一度捉えたあゆの幼い突起を執拗になめ回して離さない。
「あ、あ」
あゆがまた舌の動きを止めた。その機に、佐祐理は半開きに目を開けて人差し指をあゆの中に勢い良く挿入する。
つぶっ…
「ううーっ!」
もはやあゆの意識は朦朧として、佐祐理の秘裂を舐めるどころではなくなっている。佐祐理のクンニリングスは、恐ろしく上手かった。
「だ…だめ…」
あゆが観念しても、佐祐理は容赦ない舌の動きを全く緩めようとしなかった。尋常ではなく大きな波があゆの細腰に迫ってくる。
「…ああっ!」
びくんっ!びくん、びくんっ!びくんっ!
その瞬間、あゆの全身が激しく痙攣した。指が挿入されていたにも拘わらずヴァギナの隙間からは愛液がほとばしり、佐祐理の頬を濡らした。
ヴーッ…ヴーッ…
そして、低い音のブザーが鳴り響く。同時にプシューという空気音がして、壁の一部が開く。佐祐理の後ろの方に部屋の出口ができていた。
佐祐理は立ち上がり、気絶したようになってぴくぴくと震えるあゆを見下ろした。良く見ると、二人とも剃られたように秘部がつるつるとしている事がわかる。
「ご、ごめんなさい…佐祐理は、ここから出て、会わなきゃいけない人がいるんです…」
小さく頭を下げながら、佐祐理は部屋から出ていく。
佐祐理が部屋を出た瞬間、また空気音がする。それは佐祐理の出ていった出口が閉まった音であると同時に、逆側に入り口が出来た音だ。
「あ…あゆちゃん!?」
それは聞いた事のある声だった…
「な、名雪さん…」
倒れたままの姿勢であゆはつぶやく。
やがてあゆの視界に入ってきたのは、果たして全裸の名雪の姿だった…。無論、秘部にはわずかなヘアすら生える事を許されていない。
「い、いやだよ…ボク、名雪さんとこんな事したくないよ…」
「………」
「ねぇ、名雪さんもそうでしょっ!?ねぇ、答えてよっ!」
「ご、ごめん、あゆちゃん…私…ここから出るの…家に帰るの…」
「名雪さんっ!?」
絶望的な声。
「ごめんね…本当にごめんね…」
泣きそうな声。同時に、ピピッ…と電子音がどこからともなく響く。さっきのブザーから、きっかり30秒後だ。
名雪はかがみ込んで、倒れ込んだあゆの秘部に思い切り顔を近づける。
ぬち…
「いやっ!」
舌が秘裂に侵入してくる。絶頂を迎えたばかりのあゆにとって、それは激烈すぎる刺激だった。
佐祐理に比べれば稚拙な動きなのは否めない。しかし、身体は興奮しきっており、愛液もたっぷりとあふれ返っているのだから、あっという間に快感の渦が巻き起こってくる。それを知ってか知らずか、名雪の舌は最初からピンピンに膨れ上がったクリトリスを責めていた。
「だ、だめ…ボク、またイッちゃうよぉっ!」
快感のボルテージが下がりきらないうちに刺激を受けているのだ。あゆは、すぐに絶頂の崖っぷちまで追いやられてしまう。必死で踏みとどまろうと耐えるが、名雪の攻撃が続く限り時間の問題なのは明らかだった。
「ゆ、許して、名雪さん…ボク、これでイッちゃうと『三回目』だから…だめ…なの…」
名雪は聞こえていないとばかりに指をヴァギナに突き刺す。
「ああっ!だめ!な、名雪さん、助けてっ!一緒にここから出ようよっ!」
あゆの腰がひゅくひゅくと震え始める。あゆは最後の坂道を一気に押し上げられていく。もはや、名雪が舌の動きを止めても絶頂を避ける事はできないだろう。
「ボ、ボク…イっちゃううっ…!」
ちろ…
「うくっ…」
高く鋭い声が漏れる。
ちゅる…ちゅ…
「あ…しおり…ちゃ…」
がしっ。
震える声と共に、あゆの腕が栞のショートカットをぎゅっと抱え込んだ。
「ふむっ…」
「あっ」
それは、あゆの秘部に口づけている栞の顔をより深く近づける結果になる。栞はやや苦しげな声を漏らしたが、舌の動きを止める事はなかった。あくまでも優しいタッチではあるが、極めて積極的。唾液で滑らせた舌が、生き物のようにうごめいていた。
しかし、栞の口の膨らみを見ると、クンニリングスにしては不自然である事がわかる。栞の半開きになった唇はあゆの秘裂に隙間なくぴったりと押しつけられていたが、それ以上侵入していこうとしない。その状態では、秘裂の中に舌だけを滑り込まそうとしても、舌の長さが足りなくてほとんど入っていかないはずだ。
ずる…
だが栞が唇を秘裂から少し離した瞬間、栞の行為がただの焦らしではなかったが事がわかる。栞の唇とあゆの秘裂の間に垣間見えたものは、まるでペニスのようなピンク色の肉棒。
ぬちゅ…ぬちゅっ、ぬちゅ…
「ひ…あぅ…栞ちゃん、強すぎるよっ…」
根元付近での小刻みなピストン運動だったが、あゆは腰をぴくぴく震わせながら官能に喘いだ。同時に、秘裂の間から透明な液体がとろりと流れ始める。
栞は半開きになった妖艶な瞳でそれを確認すると、指で愛液をすくい、あゆの肉棒にそうっとなすりつけていった。
「いっ…いっ…あっ…」
唾液と愛液に光る肉棒に、栞はさらなる舌の攻撃を加えていく。時折ピストン運動を止めていたが、それは休んでいるわけではない。口腔の中では、激しく舌を暴れ回らせているのだ。男のそれと同じように先端が最も敏感であるらしく、あゆは栞の舌が先端を撫で上げる度に悲鳴にも似た嬌声を上げていた。
それに加えて、あゆのヴァギナに指を突き刺す事も忘れない。熱く透明な液体は、栞の指の動きに応えてにちゃにちゃとした感触と音を返す。
「あ…栞ちゃん、ボク、もうだめだよっ…!」
「………」
栞の返事は、唇での激しいしごき立てと、指をもう一本挿入しヴァギナの責め立てだった。
「ボ、ボク、もうがまんできないっ!」
びくんっ。
「きゃ…」
栞が驚いたような声を上げて、顔を離す。脈動の大きさが予想以上だったらしい。
ぴゅ…ぴゅっ…ぴゅるっ
「あ…あゆさんのが…」
「う…ううっ」
あゆは脱力したようになって、ただ放出の快感を感じていた。吐き出された液体は、栞の顔中を汚し、髪にまで飛び掛かっていく。
「ご、ごめんね、栞ちゃん」
一通り放出し終わると、未だひくひくと震えるピンク色の肉棒を晒したままにあゆは謝った。
「ひどいです、あゆさん」
唇や目に垂れてきた液体をこそげ取りながら栞は言う。飲む気は、ないらしい。
「今度は、私の番です…」
栞は足元にあった小さなローターを手に取り、あゆのヴァギナにあてがう。それは極めてスムーズにあゆの中に飲み込まれていった。
ぶぶ…
「あっ…」
あゆは峻烈な快感に眉をしかめながらも、ぱたんと仰向けに倒れる。
「あゆさん…いきますよ」
その秘部から突き出た、未だ屹立しているピンク色の肉棒に栞がまたがっていった。
「き、来て、栞ちゃん」
「うくっ…」
高く鋭い声が漏れる。
ちゅる…ちゅ…
「あ…しおり…ちゃ…」
がしっ。
震える声と共に、あゆの腕が栞のショートカットをぎゅっと抱え込んだ。
「ふむっ…」
「あっ」
それは、あゆの秘部に口づけている栞の顔をより深く近づける結果になる。栞はやや苦しげな声を漏らしたが、舌の動きを止める事はなかった。あくまでも優しいタッチではあるが、極めて積極的。唾液で滑らせた舌が、生き物のようにうごめいていた。
しかし、栞の口の膨らみを見ると、クンニリングスにしては不自然である事がわかる。栞の半開きになった唇はあゆの秘裂に隙間なくぴったりと押しつけられていたが、それ以上侵入していこうとしない。その状態では、秘裂の中に舌だけを滑り込まそうとしても、舌の長さが足りなくてほとんど入っていかないはずだ。
ずる…
だが栞が唇を秘裂から少し離した瞬間、栞の行為がただの焦らしではなかったが事がわかる。栞の唇とあゆの秘裂の間に垣間見えたものは、まるでペニスのようなピンク色の肉棒。
ぬちゅ…ぬちゅっ、ぬちゅ…
「ひ…あぅ…栞ちゃん、強すぎるよっ…」
根元付近での小刻みなピストン運動だったが、あゆは腰をぴくぴく震わせながら官能に喘いだ。同時に、秘裂の間から透明な液体がとろりと流れ始める。
栞は半開きになった妖艶な瞳でそれを確認すると、指で愛液をすくい、あゆの肉棒にそうっとなすりつけていった。
「いっ…いっ…あっ…」
唾液と愛液に光る肉棒に、栞はさらなる舌の攻撃を加えていく。時折ピストン運動を止めていたが、それは休んでいるわけではない。口腔の中では、激しく舌を暴れ回らせているのだ。男のそれと同じように先端が最も敏感であるらしく、あゆは栞の舌が先端を撫で上げる度に悲鳴にも似た嬌声を上げていた。
それに加えて、あゆのヴァギナに指を突き刺す事も忘れない。熱く透明な液体は、栞の指の動きに応えてにちゃにちゃとした感触と音を返す。
「あ…栞ちゃん、ボク、もうだめだよっ…!」
「………」
栞の返事は、唇での激しいしごき立てと、指をもう一本挿入しヴァギナの責め立てだった。
「ボ、ボク、もうがまんできないっ!」
びくんっ。
「きゃ…」
栞が驚いたような声を上げて、顔を離す。脈動の大きさが予想以上だったらしい。
ぴゅ…ぴゅっ…ぴゅるっ
「あ…あゆさんのが…」
「う…ううっ」
あゆは脱力したようになって、ただ放出の快感を感じていた。吐き出された液体は、栞の顔中を汚し、髪にまで飛び掛かっていく。
「ご、ごめんね、栞ちゃん」
一通り放出し終わると、未だひくひくと震えるピンク色の肉棒を晒したままにあゆは謝った。
「ひどいです、あゆさん」
唇や目に垂れてきた液体をこそげ取りながら栞は言う。飲む気は、ないらしい。
「今度は、私の番です…」
栞は足元にあった小さなローターを手に取り、あゆのヴァギナにあてがう。それは極めてスムーズにあゆの中に飲み込まれていった。
ぶぶ…
「あっ…」
あゆは峻烈な快感に眉をしかめながらも、ぱたんと仰向けに倒れる。
「あゆさん…いきますよ」
その秘部から突き出た、未だ屹立しているピンク色の肉棒に栞がまたがっていった。
「き、来て、栞ちゃん」